岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2011年7月

と き:2011年7月20日(水)

コース:岡山市役所~早島町役場

概 要:

  本日は岡山市役所前大供公園に集合し出発式を行いました。出発式では地域実行委を代表して県労会議の花田雅行議長が挨拶をしました。花田雅行さんは、「東日本大震災による福島原発事故を受けて、放射能汚染に対する国民の意識は高まっています。このような現状で平和行進を行うことはとても意義のあることです。がんばって歩きましょう」と話しました。また、岡山市からは岸保健局長が市長にメッセージを代読する形で、挨拶をしました。局長は、「岡山市平和都市宣言で核兵器廃絶を願っている。6月29日のおかやま空襲の日は平和の日としています。身体に気をつけて頑張って下さい」と激励しました。また、岡山市被爆者会の平末さんも駆けつけ、挨拶をしました。

 天候は曇りがちで、蒸し暑い中での行進となりましたが70人が行進に参加費ました。途中、西市公園で休憩を取りました。西市公園からは元気っ子保育園の子どもたちが行進に加わりましたお子どもたちを先頭にして行進団は元気よく進みました。また、シュプレッヒコールに子どもたちが続いて、「戦争はイヤだ!」と訴える姿を見た沿道の人たちは、この子どもたちのためにも平和な世界を残さなければならないと感じたのではないでしょうか。

本日沿道の人たちからの支援カンパがあり、合計8,000円の支援カンパをもらいました。

 早島町役場に15:00に到着し、全国通し行進者と県内通し行進者が挨拶をしました。県内通し行進者の中務愛子さん(岡山県医労連)は、「昨日は台風の影響で最後まで歩くことができませんでした。しかし、今日はこうして歩ききることが出来ました。また、子どもたちの姿に励まされました。まだまだ先は長いですが頑張ります」と話しました。また、弓田盛樹さん(県労会議)は、「今日の行進に小さな子どもたちが参加しているのを見て、この子たちのためにも戦争という悲劇は繰り返してはいけないと感じた。明日からの行進も精一杯歩きます」としました。全国通し行進者の石崎忠雄さんは、「東京を出発して今日で76日目になり、残すところ後わずかの日程です。私は定年退職後、平和行進の全国通しをしたいと思っていました。そして、その夢もあと少しで達成できそうです」と話しました。

明日は早島町役場から倉敷市役所まで行進します。

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と き:2011年7月19日(火)

コース:岡山県庁~オルガ

概 要:

 岡山で平和行進が始まって4日目の本日は、岡山県庁を出発してオルガホールまで歩きました。予定では岡山市役所まで歩くはずだったのですが、台風の影響により午後からの平和行進は中止となってしまいました。

 9時30分に岡山県庁に集合し、出発式を行いました。岡山市職労の大平さんが司会を担当し、実行委員会を代表して氏平美穂子県議(共産党)が挨拶をし、「台風の影響で荒れ模様の天気ですが、みなさんの声で台風を吹き飛ばしてください。平和行進がんばりましょう」と参加者を励ましてくれました。

また、岡山県庁の職員の方々からは、「台風の影響で風が非常に強くなっています。台風に負けることなく頑張ってください」と激励の言葉をいただきました。

県内通し行進者の弓田盛樹さんは、「台風が接近し風が非常に強くなっていますが、天候に負けることなく平和を願う思いを叫び続けます」と本日の平和行進への意欲を語りました。

同じく県内通し行進者の中務愛子さんは、「昨日は雨が降る中で、平和行進を歩きました。本日もあいにくの天候ですが、一生懸命がんばります」と元気よく話しました。本日の平和行進には、天候が悪いにも関わらず67人が参加しました。

行進団は中務愛子さんのシュプレヒコールを中心に元気よく行進しました。沿道の人たちか励ましのエールをもらい、行進は盛り上がりを見せました。

 オルガに到着後、岡山被団協の小野田ヒサコさんが自身の被爆体験を話してくれました。小野田ヒサコさんは、「当時私は中等教育を1年早く卒業させられタイピストとして働いていました。戦時中の日本ではとにかくすべてが戦争に勝つためと言った感じでした。タイピング機もかなり傷んでいて、日本の物資がいかに不足していたかを物語っていました」とし、「働き始めてしばらくするとB29が頻繁に襲来するようになりました。夜中であろうと関係なく、B29が襲来したら職場の重要書類をまとめて防空壕に逃げました」と戦時中の職場の様子を話しました。

原爆が投下された8月6日、小野田ヒサコさんはたまたま休暇を取り、家でくつろいでいたそうです。その時のことを小野田ヒサコさんは、「窓に目をやると太陽が近づいてきているのかと思うくらい、大きなオレンジ色のかたまりが目の前に迫っていました。姉が後ろで苦しんでいる声が聞こえましたが、私は何があったのかわからず自分のことで精一杯でした」と話しました。

平和行進について、「戦争は絶対にしてはいけません。みなさんが平和行進を歩いている姿を見ると本当に感激します。日本の平和を守ってください」と行進参加者に訴えました。

 明日は岡山市役所から早島町役場まで行進します。皆さんも平和を伝える行進に一歩でも参加しませんか?

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とき:2011年7月18日(月・祝)8時30分~

出発は東区役所、到着は県庁

概要:

 平和行進3日目は東区所(西大寺)から岡山県庁までの12kmの道のりです。今日は雨で一日傘をさして歩きました。出発式では岡山市実行委員会責任者の村上(生協労組おかやま)さんの司会で始まり、実行委員会を代表して竹永市議(共産党)があいさつを行いました。

出発集会

 竹永市議は、「今日は氏平県議、石村智子さんともども参加している。3月11日、東日本大震災と原発事故で、大変な思いをされている方がいる。原発からの離脱と共に、核兵器と人類は共存できないという思いを届けて行きたい。次の世代へ平和をバトンタッチしたい」と話しました。

竹永市議

 東区の河野区長は、「台風が近づいている。気を付けて頑張ってほしい。節電が言われているが、脱原発を言い始めた菅総理はビジョンも示さずお得意のパフォーマンスをしている。安定的な電力の確保や企業活動の活性化などの議論がされないのは残念だ。東日本の震災ではできることを一生懸命している。福島原発事故を一日も早く収束してほしい。想定外という言い訳は通らない。原発と原爆は同じ原理。使い方を誤ってはいけない。原爆のない世界に向けて団結して頑張りたい」と話し、通し行進者に募金とペナントが贈られました。

東区の河野区長

手渡された募金とペナント

 通し行進者が紹介されると、最初に全国通し行進で鎌倉出身の石崎さんが、「夢の島を出発して74日になる。退職して自由の身になって行進を始めた。行進をするきっかけは30歳の時に原爆ドームを訪れ、影だけ残った展示物にショックを受けたことだ」話しました。この後、弓田君と中務さんが紹介され、中務さんは、「今日は青年デー。若い人たちと頑張って行進したい。原爆体験を聞ける最後の世代だと思う。しっかりと受け継ぎたい」と元気よく発言しました。

出発式の行進参加者

 

 東山慰霊行動で情勢報告をする中尾代表(県原水協)

県庁までの道のりでは医療生協の皆さんが2か所で、湯茶の接待や冷たい麦茶、凍ったポッキー、冷えたトマトなどを提供してくれました。15時には東山の被爆者慰霊碑前では集会と慰霊行動が行われました。集会では県原水協代表の中尾さんが最新情報として、「現在世界には20,500発の核兵器が存在、4800発の戦略核があり、いつでも発射可能な状態だ」と説明しました。

岡山市被爆者会を代表して挨拶する平末さん

慰霊碑まで線香を立てる行進者達

16時。県庁では終結集会が行われ、通し行進者達は、それぞれ東山の慰霊行動などの感想を述べました。

終結集会で

「明日もがんばります」と弓田君

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と き:2011年7月17日(日)9:30.~

コース:備前市役所~東区役所

概 要:

 2011年5月6日に東京夢の島を出発した平和行進は本日で23日目を迎えました。本日は35度を超える暑さの中、県内行進で最長の距離となる備前市役所から東区役所までを歩きました。

JMIUの仲間

午前9時に備前市役所で出発式が行われ、職員の方々からは、「連日猛暑が続いていますが、暑さに負けずに歩き抜いて下さい」と激励の言葉をかけてもらいました。また、平和行進を支援するカンパを備前市役所からいただきました。

その後、県内通し行進者の弓田盛樹さん(県労会議)と中務愛子さん(医労連)が出発に際して挨拶をしました。弓田盛樹さんは、「僕は広島県の出身です。大学生の頃は平和サークルなどに参加し、平和問題に取組んでいました。今でも平和への思いは変わっていません」と平和の願いを込めて歩くことを伝えました。横断幕を掲げ先頭を歩きました。中務愛子さんは、「猛暑が続いていますが、暑さに負けないくらい平和への熱い思いを伝えます」と話しました。

 全国通し行進の石崎忠雄さんと県内通し行進者の2人を先頭に、行進団は、「核兵器をなくそう!」、「戦争をなくそう!」、「基地はいらない!」と元気よくシュプレッヒコールを行いながら歩きました。ときおり歌を交えながら行進をしていると、沿道の高校生や中学生など若い人たちが手を振って応えてくれました。

小さな参加者もいました

 午後4時50分、無事に目的地である東区役所に到着しました。県労会議青年部のメンバーも参加してくれ、本日の行進を通して結束力が強まったことを感じました。

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とき:2011年7月16日(土)12時30分~

ところ:備前市寒河

概要:

7月16日、国民平和大行進が兵庫県から岡山県に引き継がれました。引き継ぎ場所となった備前市寒河には岡山県原水協の仲間120人が兵庫県の行進団80人を出迎えしました。今年の平和行進は、東日本大震災で日本中を放射能汚染の恐怖に陥れた福島第1原発事故で、核廃絶の世論が世界的にも大きく盛り上がる中で行われ、「これ以上被爆者をつくってはならない、と言う思いを政府に届けよう」と、梅雨明けの猛暑の中ですが引き継ぎ集会には作年以上(昨年は100人)の参加が見られました。

寒河に到着した兵庫県の行進団

司会の平井さんに紹介され、兵庫県原水協の西岡さんが、「兵庫県は梅雨と梅雨明けの猛暑の中で行進を続けた。16年前の阪神淡路大震災では、どさくさにまぎれて、救援と称して入港しようとした航空母艦インディペンデンスデイの入港を阻止して非核神戸方式を守った経験から、この闘いの前進を訴えたい」と話しました。

兵庫県原水協の西岡さん

岡山県を代表して河重ひろ子さんは、「兵庫県の皆さんお疲れ様でした。今年の世界大会は、昨年のNPT再検討会議の成果をさらに大きく前進させる重要な大会となる。アピール署名を訴える中で嬉しい経験をした。今までは署名をしても無理かと思っていた人が、運動が前進してうれしい。原発をゼロにする運動にもつながる、と言う声を聞きました。新しいアピール署名をさらに広げましょう」と訴えました。

歓迎のあいさつをする河重さん

全国通し行進の石崎忠雄さんは、「5月6日に東京夢の島を出発して今日で72日目となる」と話し、出身県が神奈川県であることから、「横須賀の米軍の海軍基地があり、ジョージワシントンという航空母艦が停泊している。原始炉を2つも積んでおり、事故が起きないという保障はない。核の脅威をなくしたい」と訴えました。

全国通し行進の石崎忠雄さん(72日目)

今年は県内通し行進者として、中務愛子(県医労連)さんと弓田盛樹(県労会議)くんが、元気よく通し行進の決意を述べました。中務さんは、「昨年行進に参加して、元気をもらった。今度は自分の番だと思った」、弓田くんは「何か貢献できないかと思っていたが、通し行進をしないかと誘われ快く引き受けた」とそれぞれが平和への思いを語りました。

県内通し行進者の中務さん(右)、弓田くん(左)

横断幕が引き継がれました。

さあ、出発です。

日生支所では、ペットボトルに入った募金が県内通し行進者の中務さんに手渡され、行進団は疲れを吹き飛ばすように大きな拍手を送りました。また住吉神社では地元、憲法9条を守る会の皆さんが、湯茶の接待で歓迎してくれ、飴やチョコレートが振る舞われました。午後1時に寒河を出発した行進団は4時50分に備前市役所に無事到着しました。太陽が照りつく猛暑の中での行進でしたが、原発事故でこれからの日本を支えるエネルギーの源だと思うと、ありがたくも思える暑さでした。

と き:2011年7月14日(木) 18:30~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要: 

 第81期岡山労働学校も7月14日の第10講義をもちまして終了です。今回は12人が参加し、「時代の変革者として-世界観をみがきつづけて-」と題して、岡山労働者学習協会の長久啓太さんが講師を担当しました。

 長久啓太さんは史的唯物論の見方について、「社会は変化し発展してきました。そして、社会の発展には法則があります」と話しました。社会をどう見ていくかについて、「社会の土台は、人間の経済生活です。どんな社会でも、衣食住、人間生活に必要な物質やサービスを生産する活動を抜きにしては、社会は成り立ちません」とし、「経済関係の段階的な発展が歴史の時代を区分します。生活に必要な物質やサービスをどのように生産し、そのなかで人間がどのような関係をもつのか。この点に歴史発展の核心があります」と話しました。長久啓太さんは、「社会を動かす主役は人間の集団です。英雄・豪傑・偉人たちの活躍が社会を動かす原動力になっているわけではありません」と話し今ここにいるみんなが社会を動かす主役であることを訴えました。

また、これまでの講義を振り返り、「私がここで話したことはほんの一部分にすぎません。私自身哲学者でもなければ学者でもありません。学問とは既成の知識を一定量身につけることではなく、真実を掴みたいという不断の努力そのものです」と熱弁を振るいました。

 今回の労働学校のテーマは「哲学」でした。講師の長久啓太さんも言っていますが、今回労働学校で学んだことはほんの一部でしかありません。今後どのように学びを深めていくかは、みなさん次第です。普段から少しだけ学ぶことを意識してみませんか?

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と き:2011年7月13日(水)12:15~

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

  梅雨明けを迎え、岡山県では最高気温が30度を超える日々が続いています。7月も半ば、いよいよこれからが夏本番です。岡山県労会議は最賃宣伝を天満屋アリスの広場前で行いました。本日は14人が参加し、署名7筆を集めました。

 暑さに負けることなく伊原事務局長はマイクを握り、「現在岡山県の最低賃金は683円です。最低賃金では普通に働いても、生活保護水準を満たしません。そのため、普通に働いて生活するより、生活保護を受けて生活しているという社会問題も起こっています」と話しました。7月11日から岡山地方最賃審議会が開始されました。県労会議は最低賃金1000円の実現を求めて意見書を今後提出します。伊原事務局長は、「人間らしいまともな生活を送るためには最低でも月23万円が必要だとされています。どうか皆さんの思いを署名に込めてください」と訴えました。

 また、今回の宣伝からシールアンケートを取り入れることにしました。本日のシールアンケートには13人の方々が協力してくれました。アンケート結果は「岡山県の最低賃金はいくらか知っていますか?」という問いに対して、13人の内6人が知らないと回答しました。「職場での悩みは?」という問いに対しては、「給料が安い」、「休みが取れない」、「人間関係について」にそれぞれ4人が回答しています。「残業が多い」と3人が回答しました。

シールアンケートの様子

アンケートに回答してくれた30代会社員の方は、「サービス残業が多い上に、休みが取れないため体力的にきつい」と話してくれました。また、20代男性は、「最低賃金が683円だとは知らなかった」との話してくれました。

 今回のシールアンケートの結果、6人もの人が、最低賃金がいくらであるかを知らないと回答していることには驚きました。これでは、最低賃金を1000円に引き上げることの必要性を感じとることはできないのではないでしょうか。今後も継続してシールアンケートに取り組み、対話を深めることで課題を明確にしていこうと思います。

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 と き:2011年7月10日(日)12:30~

ところ:エデュカス東京7F

概 要: 

 「何とかしよう!就活・就職難」と題した青年の手づくりによる就活フェスタがエデュカス東京7Fにて開催され、48人が参加しました。

 第1部では4人の青年がそれぞれ「就活にお役立ち講座」と題して講演を行いました。その中で、首都圏青年ユニオンの山田真吾さんが労働者の権利について話しました。山田真吾さんは、「労基法を1つでも守らない会社をブラック企業だとするなら、日本にある全ての会社がブラック企業になってしまいます。本当のブラック企業は、人を使い潰すことを前提としている会社のことです。例えば、残業代未払い・社会保険の加入なし・暴力は当然といったような会社がブラック企業といえるのではないでしょうか」とし、「間違ったことを間違っていると思えない人が多いのも事実です。それは労働法を知らなすぎることが原因ではないでしょうか」と自分に与えられている権利について考えること促しました。

 第2部では法政大学キャリアデザイン学部教授児美川孝一郎さんと中小企業同友会全国協議会平田美穂さんの2人を招いての討論会を行いました。

討論に先立って児美川孝一郎は、「日本人の多くは就職するのは大学を卒業してすぐと思い込んでいます。企業側の採用が大学新卒者に偏っているのも問題です。この構図はどのようにしてできたのか。そして、このままでいいのかを真剣に考えないといけません」と話しました。また、平田美穂さんは、「中小企業でも若い人を積極的に成長させようと取り組みを進めている会社はあります。大手、大企業だけが取り組んでいるわけではありません」と話しました。参加者からは、「自分は中小企業でもいいと思っているが周りが許してくれない」、「大学を卒業後就職できなかったら、負け組扱いにされる」などの意見がありました。討論のまとめで児美川孝一郎さんは、「高校生・大学生がもっと主体的に運動しなければいけません。何もしなければ現状を変えることはできません」と話しました。

岡山労働局が県内の大学の報告をまとめた結果、県内の大学を卒業した大学生の就職内定率は87.7%(3月末現在)で、1991年度以来、3番目の低さになりました。また、大学生の就職希望者4646人に対し内定者は4074人。572人の就職が決まっていない状況です。就職活動開始の時期が早すぎて大学で十分学べないなどの弊害も発生しています。この現状にどう変えていくのか、またどうやって学生たちに伝えたらいいのか。活動上の課題が1つが見えてきました。

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と き:2011年7月8日(金)

ところ:県労会議会議室

概 要:

  第2回県労会議青年部準備会が開催されました。各労組から合わせて10人が参加しました。新たに2人の仲間を迎えることができ、青年部の発展に期待が高まります。

 本日は「お仕事交流」と題して、自分たちがしている仕事について語りあい、とても盛り上がりました。JUIU光軽金属支部の垣内さんは、「金属を溶かして、型にはめ込む部署を担当しています。700度の高温で、とても暑いです」と過酷な仕事であることを話してくれました。しかし、仕事に対するやりがいを感じているようで、「杓のような道具を使って型に金属を流し込みます。簡単なようですが、とても熟練度のいる仕事です。もっと熟練度を高めたいです」と話しました。岡山医療生協労組の坪井晶子さんは、「私は岡山協立病院で事務の仕事をしています。岡山医療生協労組の青年部でもがんばっています」と話してくれました。

生協関連一般労組の長尾和孝さんは、「僕は生協で請負として働いています。生協の社員と仕事の内容は同じです。しかし、比較すると休みは少ないし給料も全く違います。僕が労働組合に加入したのはその矛盾を解決するためです」と力強く話してくれました。生協労組おかやまの内田和隆さんは、「僕は生協で配達部門を担当しています。配達を担当するのは生協の社員と請負業務として配達をしている人がいます。違いはどこにあるのかわからない。同一労働同一賃金であるべきだ」と訴えました。

 前回と比べると格段に県労会議青年部は成長しています。メンバー同士の交流も今回の「お仕事交流」を通して深まったのではないでしょうか。8月5日~6日に開催される原水爆禁止広島大会に参加したいとの声があり、県労会議青年部としての参加を検討することになりました。

 次回県労会議青年部は8月12日(金)19:30から開催されます。多くの青年の参加を待っています。

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と き:2011年7月7日(木)

ところ:岡山協立病院コムコム会館

概 要:

岡山医療生活協同組合法人平和環境委員会は「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会を行いました。この映画は瀬戸内海祝島での上関原発建設計画に、28年間反対して闘い続けている地元住民の姿を追ったドキュメンタリー映画です。

映画を見て感じるのは、祝島の島民一人ひとりが主体性を持って行動しているということです。一本釣りにこだわり漁業を営む漁師が紹介されています。網を使った方が効率はいいはずです。しかし、周辺海域の環境を考えて一本釣りにこだわっているそうです。また、豚を利用して畑を耕す農家の様子が映されました。島で栽培されているビワや野菜で商品として出荷できないものを豚のエサとして再利用していました。祝島では循環型の農魚業が営まれています。自然は豊かで、多様な生物が生息しています。今まで環境を維持できているのはこのような地元住民の努力の成果です。

祝島の住民が原発建設に反対するのは、自分たちの生活が立ち行かなくなるだけでなく、祝島そのものが崩壊してしまうからです。中国電力が行った環境アセスメント調査の結果では、環境への影響は全くないとされています。映画の中で、原発建設反対の声を上げている住民に対して中国電力側は、「原発は絶対に安全です」、「皆さんの生活は必ず豊かになります」と発言しています。原発安全神話の恐ろしさを感じます。

鎌仲ひとみ監督

映画終了後、この映画を製作した鎌仲ひとみ監督の講演が行われました。鎌仲ひとみ監督は、「東日本大震災による福島原発事故以降、原発を建設することは困難になっています。今まさに、日本中が原発をめぐって揺れ動いています」と話し、「人間の結束は分断されたら弱まります。原発に関する正確な情報は伝えられず、政府は自然エネルギーへの転換を、マスコミなどを利用して潰し続けています」としました。「今回の福島原発事故により日本のエネルギー政策はボロボロです。今こそエネルギーについて見直さなければなりません」と訴え、「原発が安全というからには、安全を立証できる正確な情報を公開すべきです。安全が立証されて安心できるのです。原発に関して隠ぺいを繰り返す政府に情報を開示させることで、安心と安全を掴みとりましょう」と締めくくりました。

「ミツバチの羽音と地球の回転」を観て日々の生活が否応なしに政治につながっていることを感じました。多くの国民がテレビ、新聞でマスコミのいうことはすべて正しいと思い込んでいます。県労会議にできることはミツバチのようにブンブン飛び回って、声を伝えることではないでしょうか。

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