岡山県労働組合会議

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8.26 早朝宣伝

と き:2014年8月26日(火)7:45~

ところ:岡山駅西口さんすて前

概 要

 県労会議は高教組と共同で教育予算の増額と教育条件整備の充実を求める街頭宣伝を行いました。宣伝には13人が参加し、チラシを配布しました。

 マイクを握った三上さん(高教組委員長)は、「日本の奨学金制度は,いずれ返さねばならないという世界から見れば非常識な制度だ。有利子奨学金という名前のローンにすぎない。大学生の平均学生生活費は年間188万円。大学に進学しようとすれば多くの家庭が奨学金を借りることになるのが現実だ。月12万円を4年間借りて3%の金利がついた場合,843万円の返還の義務を負い、大学に行くために奨学金を借りるということは,人生で2番目に高い買い物をし,社会に出ると同時に債務者となることを意味している」と訴え、「2010年から回収強化策が導入され,延滞3か月でブラックリストに登録されることになった。消費者金融とそう変わらないものになっている。返還猶予をひろげることはもちろんだが,返す必要のない奨学金制度,給付制奨学金制度をつくりひろめることが必要だと私たちは考えている」と述べました。

 続いて、マイクを握ったのは松本さん(高教組)で、「安倍政権の言う『教育再生』とは,ほんの一握りのエリートを育成することを目的とし,残る多くの人たちは切り捨てるという,今も進みつつある格差をさらに進めるものと言わざるをえない。勝者はとことん優遇し、その他大勢は死なない程度に生かす。『グローバル化』『世界と戦う』という言葉で覆い隠されているが、実態は子どもたちを過剰な競争に駆り立てることになっている」と今の教育実態を話し、「小学校と中学校では全国学力テストが実施されているが、こどもの学びのつまづきを把握するという本来の趣旨を外れ、まるで自治体対抗の学力合戦の様相を呈している。岡山県でも、新しく「がんばる学校応援事業」が進められ、成果を上げた学校にご褒美ともいえる奨励金を出すとしている。しかし、すべての学校が目の前の子どもたちのために日々努力し、悩んだり工夫したりしている。この事業に対して、疑問を表明している市や教育委員会も出てきている。この事業の在り方をしっかり注目していかなければならない」と訴えました。

 宣伝終了後、岡山県教育委員会との懇談が行われました。高教組が目指している教育は、ひとりの子どもも見捨てない、見逃さないゆきとどいた教育です。未来を担う子どもたち一人ひとりに十分で豊な学びを保障し、お金の心配なく教育が受けられるよう社会や国のあり方を変えていきましょう。

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