岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2011年11月

と き:2011年11月11日(金)19:30~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 第6回県労会議青年部準備会が11月11日(金)に開催されました。各組合から6人の青年が集まりました。

 いま、青年たちは県労会議青年部正規発足に向けて本格的に学習しています。今回は全労連が作成した「組合員教科書」を利用して学習をしました。学習の前の経過報告では、10月23日に開催された全国青年大集会や秋闘についての報告がされました。垣内啓くん(JMIU)は、「全国青年大集会に初めて参加することができてよかった。集会での発言は知らないことだらけで、本当に勉強になりました」と話し、来年の集会にも期待感を膨らませていました。橋本隆司くん(JMIU)は、「秋闘が終わりました。要求通りとはいかないまでも、まずまずの結果を得ることができたのでよかった」と話しました。

岡崎加奈子さん(自治労連)は、「自治労連青年部の総会が開催されました。今年は青年の参加者が多く活気に溢れました。倉敷市職労の方から全国青年大集会についての発言がありました。青年大集会に参加して勉強になった。これから組合運動をがんばりたいという前向きな発言がとてもうれしかった」と話しました。

中務愛子さん(医労連)は、「全国青年大集会には前日の交流企画から参加しました。中国地方全体での連帯感を感じました。集会では被災地からの発言がとても印象的でした」としました。

坪井晶子さん(岡山医療生協労組)は、「全国青年大集会の発言がとても勉強になりました。とくに、日航の人たちの発言が印象的でした。後の人たちのことを考えると行動に出るしかないと思ったという発言に感動。自分たちのしていることは社会をよくする運動なのだと確信して闘っているのだと考えさせられました」と話しました。

 経過報告終了後、「組合員教科書」の読み合わせに移りました。今回は第1章「人間らしく生き働くことと労働組合」を題材に選びました。労働組合は初めからあったのではなく、長い歴史のなかで誕生したこと。どんなに弾圧されても、生活と権利を守るためには労働組合とストライキを中心とした団体行動しかないことを学びました。組合員教科書から弓田盛樹くん(県労会議)は、「現代社会は資本主義社会です。人間らしい労働と生活を守るためには、一人ひとりがバラバラでいるのはよくありません。労働組合の役割は労働者同士の競争から、労働者が団結できるように環境をつくることです」と話しました。

参加者からは、「労働組は今では当たり前の風潮だが、権利として確立されるまでの歴史を知って驚いた」「現在の日本と昔のヨーロッパを重ねると現代日本がより深刻に思える」との発言がありました。

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とき:2011年11月12日(土)13時30分~15時30分

ところ:勤労者福祉センター4階第2階会議室

主催:2011日本平和大会岡山県実行委員会

概要:

2011日本平和大会in沖縄岡山県実行委員会は11月12日(土)、日本共産党奈義町町議会議員の森藤政憲さんを招いて、事前学習会を開きました。学習会には13人が参加をし、奈義町の米軍施設(自衛隊駐屯基地)の施設使用の実態や課題についてお聞きしました。

司会の伊原事務局長

森藤さんは日本共産党の議員として、議会では一貫して軍事演習に反対し、住民の安全を守れと主張しています。森藤さんは奈義町と演習場との関係を町長の言葉を借りて、「自衛隊との共存共栄の町」という町民の意識があると話しました。その背景には森藤さんが実施した基地アンケートの中で、日米共同訓練をやむを得ないとする答えが52%、反対は42%だった事を紹介しました。ただ、やむを得ないとする人の中にも、少しずつ考え方に変化が現れ、「なぜ日本原に米軍が来るのかが分からない」とする意見もあるとお話いただきました。奈義町は自衛隊の町を宣伝するために、庁舎のホールに、震災で救援に出かけた自衛隊の写真が掛けられ自衛隊に感謝する言葉が掛けられている、と紹介されました。自衛隊員は福島県直方市の新地町に310人が派遣されており、癌にならないか心配する自衛隊員や家族の声もあるとしました。

議員ならではの議会や住民の意識についても話されました。

11月はじめに「小さくとも輝く町」として奈義町で自治体フォーラムが開催されましたが、奈義町には自衛隊の中部方面隊第13旅団の特科隊が常駐しています。740名の隊員が駐屯し、その内400名~500名が隊員。奈義町の人口は6500人くらいなので、その1割近い住民が自隊員であり、輝く町として紹介するには少々無理があるという顔をされていました。演習場は1900ヘクタールで、甲子園球場が15個、ディズニーランドとディズニーシーが19個入る計算になること。最近は訓練回数が増え年間で300日以上となり、実弾演習は年間130~140回(最近のデータでは178回)になること。また、地域住民の演習場への出入りも厳しくなり、周辺はカギの掛った柵で囲まれていること。最年、演習場に出入りする自衛隊員も増えて123,220人(年間)となり、14万人の時もあるなど、銃火器の種類も増え、確実に日本原での演習強化が図られていると紹介されました。

豊富な資料や写真を使って説明する森藤さん

問題となっている日米共同訓練は2006年2月、2007年11月、2010年2月の3回行われていることや、日本原が自衛隊の施設だと知っている人はいても米軍の施設でもあることを知っている人は少ないと思うと話しました。日本平和大会では岡山にも米軍施設があることをアピールしてほしいと強調されました。共同訓練の狙いは「米軍と自衛隊がそれぞれをよく理解し、ともに闘えるようにする」というもので、アフガニスタンの気候を想定した寒冷地や山岳地帯での訓練が想定されているとして、日米共同作戦上の日本原の位置づけが紹介されました。さて、奈義町が自衛隊との共存共栄とする根拠は、地元にお金が落ちることで町の繁栄をはかることですが、住民の不安な面持ちに変わりはないとしました。演習を拒否できない町として住民の気持ちは複雑であるが、町財政42億円の8~9%が自衛隊関連の財源になり、原発交付金と同じ構図があると話されました。事業交付金の6000万円、固定資産税5000万円は規模として大きなものではなくなってきていること。最近は背後地料といって地元の9地区が持っている土地の迷惑料(総額2800万円)の引き上げ要求が出ていること。このお金は災害時の見舞金としても使われ、地域住民の共有資金として、役立っている面もあると話しました。森藤議員には地元の議員でないと聞けない豊富な知識と活動をもとに、日本原基地の様子を詳しく話していただきました。

日本平和大会の異議や目的を話す中尾実行委員長

最後に、平和大会実行委員長の中尾さんは、今回の沖縄で開かれる平和大会の意義や日米共同訓練の最重要拠点である沖縄の実態をつかみ、今後の運動に活かしてほしいと話し、豊富な資料を提供しながら、手短に状況を報告し参加者を激励しました。

森藤さんの学習会メモはココ2011.11.12日本平和大会事前学習会・森藤講師のメモ

中尾代表の資料はココ2011.11.12中尾さんの資料

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と き:2011年11月11日(金)18時30分~20時

ところ:岡山市勤労者福祉センター5階体育集会室

講師:大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク)

概要:

11月11日(金)、194万県民アクション実行委員会(仮称)は大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク)を招き、大塚さんが原発事故によって福島県の生活を離れ、岡山県に引っ越してこられた経緯や岡山県での活動の展望などをお聞きしました。集会には33人が参加しました。

   挨拶をされる大塚愛さん

大塚さんは、事務局の想像とは違い(たくましくがっしりとしたイメージ)、若くて小柄で綺麗な、おっとりとした女性でした。その大塚さんは24歳の時の農業研修を契機に、福島県の川内村で自給自足の生活を始めたそうです。以下、かいつまんでお話を紹介します。

パワーポイント使って、川内村での生活をご紹介いただきました。

そこは電気も水道も電話もない山奥で、地主さんに頼んで土地を借り、彼女は小さな小屋を建て生活を始めました。田畑を自分で耕し、沢の水を頼りに暮らすなど、若い女性の生き方として、とても考えられない暮らしでした。一年の就業を経て大工となり設計士のご主人と一緒になってから、自分の力で新居を建て、自然の中でゆったりとした生活を楽しまれていたそうです。子どもさんも生まれ、当初は嫌がっていた御主人も自然な生き方に慣れ親しみ、幸せな12年間続きました。さすがに電気もない生活では困ることもあり、ご主人が勉強して太陽パネルを使った発電に取り組み、初めて電気の有難味を感じたというエピソードも話に加わりました。

原発事故で汚染された地図を示しながらの説明

当時から原発に反対する運動に取り組まれていたお二人は、3月11日の震災以降、原発事故のニュース(爆発する前)を知ると同時に、急いで川内村から脱出したそうです。幸い震災で家はダメージもなく、コップが2個割れた程度でしたが、大塚さんは当初、村を離れることに躊躇したそうです。ご主人に急かされて(御主人は原発職員だった方から地震の際の危険性を聞いていました)逃げるように西に向かったと言います。途中で爆発の話を聞いて、「遂に放射能が降ってきた」と思い、逃げることに踏ん切りが付いたと、涙ぐむように話を続けました。ご主人の実家は横浜でしたが、震災の影響が大きいと聞き、結局、実家の岡山に越してきた。岡山に来てからは何かできないかと、様々な繋がりをもとに「子ども未来・愛ネットワーク」を立ち上げ、ご主人と2人で活動されるようになりました。

アロハで廃炉というフラダンスを披露していただきました

6.11のさよなら原発1000万人アクションで知り合った方々と一緒に活動するようになり、ホームステイや住宅を借りる運動、野菜を福島県に贈る運動を進めています。おいでんせー岡山など活発な活動をしているグループもあると教えていただきました。今、全国から避難してきている方は、夏で900人くらい、今は登録者だけで500人で、ほとんどが小さなお子さんを連れた母子疎開避難だと話されました。価値観が共有できず自分だけで避難してきた人もいて、6月頃から交流会もはじめ、8~10回くらいになると話しました。いっぽ一歩からはじめ、いずれは大きな運動に発展できればと抱負を語っていただきました。子ども未来ネットワークとしては、できれば怒りや悲しみはあるものの、反対の次に来るメッセージを届けたいと語っていただけたことが印象的でした。最後に趣味から生まれた、フラダンスでジョンレノンの音楽で踊る「アロハで廃炉」を披露していただきました。

フラダンスを踊る大塚さんは、楽しそうでより輝いて見えました。

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と き:2011年11月11日(金)12:15~

ところ:岡山駅前ビックカメラ前

概 要:

 11月も半ば肌寒い日が続いています。季節が秋から冬に変わり始めていることを感じます。県労会議は上関原発の建設に反対し、自然エネルギーへの転換を求める署名と宣伝を行いました。本日は9人が参加し、署名30筆を集めました。

 伊原事務局長は、「私たちは東日本大震災の被害を忘れないために、毎月11日をイレブンアクションデーと定めて早期復興と原発ゼロの日本を求める運動にとりくんでいます。いま、福島から岡山に避難された人の数は500名にのぼります。多くの場合、母親と子供が避難し、父親は福島に残り仕事をしています。原発事故により家族が離れ離れとならなければならい悲劇が生まれています」と被災者の現状を伝えました。

東日本大震災による福島原発事故以降、中国電力は上関原発の建設計画を一時中断しました。しかし、国と中国電力が正式に建設中止を表明したわけではありません。伊原事務局長はマイクを通し、「福島原発の事故は収束のめどはついていません。放射性物質は放出されています。チェルノブイリ原発事故から25年経過していますが、周辺地域は今現在立ち入り禁止の危険区域となっています。放射能が完全に除去されるまでには1万~2万年もかかります。子どもたちに放射能で汚染された日本を残すわけにはいきません」と力強く原発建設に反対しました。

 本日の署名には多くの通行人の方が積極的に協力してくれました。瀬戸内海に面した上関に原発が建設された場合、周辺海域は放射能で汚染され環境は破壊されてしまします。原発事故が発生すれば、岡山県も放射能汚染の危険区域となります。このように、重大な不安と懸念が抱かれています。

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と き:2011年11月10日(木)18:30~

ところ:岡山医療生協 会館「コムコム」

概 要:

  岡山医療生協労組は2011年秋闘全員団交を行いました。今回、年末一時金要求に対して「11月15日までの回答延期」との回答で、有額回答を得ることができませんでした。

交渉参加者は真剣な面持です

橋本瑞代執行委員長は、「今回の岡山医療生活協同組合の対応には非常に怒りを感じます。働きがいのある職場をめざすとしながら、このような回答では私たちの労働は報われません」と理事会に対して抗議しました。医労連の川谷書記長は、「春闘時は震災直後であったが、有額回答が出た。約束していた回答指定日に回答しないことは不誠実です。労使関係を壊すような対応は許すことができない」と怒りを込めて抗議しました。交渉参加者からは、「今回の回答からは毎月1600万円の剰余を出せとの数字しか見えない」「累積損失が返せないのは私たちの責任ではない」との抗議が殺到しました。

働きがいのある職場をつくれと抗議する橋本瑞代執行委員長

理事会側からは、「一時金は経営状況に応じて変動します。要求通りに一時金を出すとしたら、再度理事会内で議論しなければいけない」との発言があり、有額回答は示されませんでした。

岡山医療生協労組は回答がないならストライキに訴えるしかないとして、団体交渉は決裂しました。

 回答指定日に回答できないという理事会の対応は労働組合軽視であり、このような対応は断じて許せないものです。森本忠春書記長は、「このような不誠実な回答は受け取ることができない。私たちは堂々とストライキに入ります」と理事会に通告しました。

次回団体交渉は11月15日(火)となりました。誠実回答が求められます。

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とき:2011年11月9日(水)12時15分~50分

集会:岡山市石山公園

デモ行進:石山公園~岡山駅中銀ビル前

主催:TPPに反対する共同行動実行委員会

概要:

 TPP参加に反対する共同行動実行委員会は、11月9日の昼休み緊急の昼休み集会とデモ行進を行いました。集会では花田議長は主催者を代表して挨拶を行い、「野田首相は12日からのAPECまでに参加を決めるとしていますが、情報開示もされていません。農業や雇用破壊で地域経済がさらに悪化するTPPへの参加は認められません。実行委員会ではこれまでに県医師会や漁業協同組合など11団体に連絡、懇談を申し入れ、3団体と懇談してきた中でJA岡山からメッセージが届きました。TPP反対の連帯行動は広がっています」と報告しました。

花田県労会議・実行委員長の主催者挨拶

農民連の坪井貞夫会長は、鬼の面をかぶって赤い衣装をまとい、「国民にも知らせずに、TPP参加を決めることは絶対に許せません。TPPによって農業は壊滅打撃を受けます。TPPは最初、4カ国だけだったのです。それに目を付けたのがアメリカです。日本を巻き込んで自国の利益を推し進めようとしているのがTPPの本質です。ご一緒に阻止するまで頑張りましょう」と訴えました。

怒りをまとい、鬼の面と共に訴えを行った坪井会長

最後に、JA岡山からの激励メッセージが読み上げられ、「JAグループがTPP交渉参加阻止に向けて1千万人署名に取り組み、最終集計で1166万人を超えたことや、今政府が取り組むことは東日本大震災と原発事故からの復旧・復興である」として、「それぞれが持つ力を結集して、TPP不参加を勝ち取りましょう」と呼びかけられていることが紹介されました。

訴えに聞き入る集会参加者

怒りの鬼を先頭にデモ行進

TPP参加hン対のシュプレヒコール

集会の最後になると参加者は主催者の予想を超えて130名となり、坪井会長の扮する鬼を先頭に、「TPP反対」「地域経済を守れ」などと唱和しながら駅前までデモ行進が行われました。

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と き:2011年11月7日(月)12時15分~12時45分

ところ:天満屋アリスの広場前

概要:

憲法改悪反対岡山県共同センターは11月7日(月)12時15分から30分間。天満屋アリスの広場前で定例の憲法宣伝を行いました。参加者は10人、署名は17筆を集めました。

若い方の署名は頼もしいです

宣伝では伊原事務局長が、「震災から8カ月が来ようとしているが、復興税とする増税だけが国民に示され、現実的な復興政策が見えない状態が続いています。憲法が暮らしに活かされているとは言えない状況です。震災の復興に全力を上げなければいけない時に、政府は憲法審査会始動のために具体的な手続きに入りました。また、政権党に有利な選挙制度に変えようとしています。しかも、民主主義にふさわしい比例定数を80議席も減らそうとしています。ご一緒に憲法の精神が活かされる政治の実現に向けて頑張りましょう」と訴えました。年配の男性は、「テレビで見たから署名をする」と言って応じてくれました。マスコミの効果は高いにも関わらず、本質的な報道がされないことは非常に残念です。

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と き:2011年11月4日(金)

ところ:岡山市勤労者福祉センター4F

概 要:

  今期のテーマ「ジェンダー」を学んでいく中、世の中の流れの多くが男性を中心としたものであることに気づき、問題意識を高める受講者が増えています。第4講義では看護学校で講師をされている崎本敏子さんを招き、「女性を活用する国、しない国」と題して講義を行ってもらいました。

 崎本敏子さんは、「日本は男女差別撤廃条約を締結しています。それにもかかわらず、女性の活用が進んでいません。欧米諸国との違いは何なのでしょうか」と疑問を示しました。現在、国連の女性差別撤廃員会から日本は「雇用主、学校、夫(男性)がこれまでの態度を改める必要がある。しかし、こうした変化については日本人のほとんどがまだまじめに考えていない」との指摘を受けており、海外からの強い批判があります。崎本敏子さんは統計データを示し、「2008年の時点で全体の労働人口に対する男性の割合は72.8%。女性の割合は48.2%です。女性の働き方を見ると、正規職員約30%、パート90%、アルバイト50%、非正規約70%となっています。男性は約80%が正規労働者です」と話し、世界からの批判は当然だとしました。

終わりに、「女性を都合よく利用するための活用ではなく、女性自身をよりよく活かすための活用が必要です。そのためには、女性自身が意思決定をきちんとすることが大切です」と話し、岡山市さんかく計画、岡山県ウィズプランを紹介しました。憲法を活かし、必要な法律を整備し、日常化していくことが盛り込まれています。

 今回の講義では「男女共同参画計画」についても触れられました。男女雇用機会均等法や女性差別撤廃条約がいくら締結されても、男性自身が変わらないことにはどうにもならない問題です。女性だけではなく、男性が考え方を変えることが特に必要とされているのではないでしょうか。

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とき:2011年11月3日(木・祝)13時30分~

ところ:岡山県総合福祉会館1階ホール

概要:11月3日、「憲法公布記念のつどい」が県総合福祉センターで開かれ130人が参加しました。つどいでは主催者を代表して、山口和秀さんがあいさつ。岡山大学職員合唱団による合唱に続いて、コメディー小説「ズッコケ3人組」で知られる児童文学作家・那須正幹(なすまさとも)さんが講演を行いました。

主催者挨拶をする山口和秀さん

山口さんは、「民主党政権のもとで、憲法審査会が始動され憲法改悪の動きが慌ただしくなっている。自衛隊がPKOと称して南スーダンに派遣されようとしている。国民は民主党政権に対して警戒心を持ち始めている」と話しました。合唱では、「小さい秋みつけた」「千の風になって」「見上げてごらん夜の星を」など5曲が歌われ、3.11で被災した3県に思いを寄せた静かな歌声が会場に響きました。

岡山大学職員合唱団の皆さん

 講演では、那須さんがズッコケ3人組誕生の裏話をされ、もともとの題名は「ずっこけ三銃士」だったが、単行本になる過程で編集者が勝手に変えたそうです。結果的にそれがよかったようで、子どもたちの間で爆発的に広がったと言います。シリーズの中で、那須さんはファンレターで、「3人組がうらやましい」とか、「3人組のような友達が欲しい」「もうちゃんはほっとする」などの声が聞かれはじめ、読者が変わってきたと感じるようになったと話しました。今では小学校には3人組はいなくなり、2人で信頼できるトモダチだけの子どもが増えたと学校の先生も言います。喧嘩をしても仲裁をしない子や自分の意見を言わない子が増え、おせっかいな子もいない。静観している子が増えるなど、人間関係が希薄になっている。社会が変質してきたという話には、共感する参加者の相槌が感じられました。

ユーモアたっぷりに話す那須正幹(なすまさもと)さん

 那須さんは、3人組が平和で民主的な社会から生まれて時代の申し子だとしながら、実は戦争の作品は書いているとして、自身が3歳で原爆に被災したことや中学の検診で血液異常が見つかってから、命と原爆に関心を持つようになったと話しました。作家を志してからは、友達の勧めもあって「原爆の子の像」をテーマにした、「折り鶴の子どもたち」という本を書いた時のエピソードを紹介してくれました。当時の同級生に集まってもらって取材をして描いたそうですが、貞子と折り鶴の話は実話ではなく、美談にすり替えられた本当の貞子像ではないと、原爆のことに無知だったことや被爆者や原爆症という言葉もいつから使われ出したかなど知らないことが多いことに気がついたと話しました。また、修学旅行で広島に修学旅行で来た子どもたちが被ばく体験を聞いて、「平和でよかった」と言いながら、原爆の被害を天災であるかのように考えていると聞いて、どうやって原爆の被害を伝えるのか考え、「広島の原爆」という絵本を出した。「広島お好み焼き物語」を書いた時は、戦後の広島で被爆しながらもしたたかに生きる女性を3部作で描いたと話し、広島や平和への思いを語ってくれました。

広島の原爆(絵本)を開きながら、原爆は天災ではないと

那須さんは続けて、震災の時に日本はナショナリズム一色だった。「日本人は誇りを持とう」とか、「自衛隊さんありがとう」「日本は一つ」など、まるで戦時中のようだったと言います。「生半可な知識で放射能汚染を怖がって、東京の人が沖縄まで避難する人がいる。逃げる前に、もっと怖い原発や核兵器に反対運動をすることの方が大切だ」と話しました。

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と き:2011年11月2日(水)7:30~

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概 要:

  季節もすっかり秋になり、朝の冷え込みが厳しくなりました。駅前ではポケットに手を入れて通勤する人を見受けるようになりました。県労会議はTPP参加に反対する宣伝行動を行いました。

 伊原事務局長は、「野田首相は11月中旬にハワイで開かれるAPEC首脳会議の際、関係国にTPP交渉参加を伝達する方針を表明しました。テレビ等ではTPPに参加しなければ日本は世界から取り残されてしまうという報道がされていますが、TPP交渉にはアメリカを含め9ヶ国しか参加していません」と政府見解と実際の規模には大きな差があることを指摘しました。TPPに参加すると日本の農業は壊滅的打撃を受けます。食料自給率は現在の40%から13%に低下、雇用が350万人も減少することになります。「政府は農家に対する補てんを十分するとしています。しかし、差額補てんに必要な額は2兆5千億円にもなり、現実的とは言えません。TPP参加に対する十分な説明もされておらず、これでは国民の理解を得ることはできません」と訴えました。

日本の医療は国民がすべて加入する公的医療保険によって公平に提供されています。アメリカは公的医療保険を廃止し、製薬会社や保険会社が日本の医療に参入できるように規制撤廃を要求しています。TPPに参加すれば医療の公共性が破壊されてしまいます。 伊原事務局長はマイクを通して、「公的医療保険制度は社会保険制度の最後の砦です。TPPに参加すれば医療現場に外国資本企業が参入し、医療・福祉がもうけの場になってしまいます」と力強く話しました。

 現在、各地でTPP参加に反対する集会が開催され、多くの共感が寄せられています。TPPはアメリカの利益のみが優先され日本には「百害あって一利なし」です。国民生活を顧みない政治に対して声を上げましょう。

県労会議では県内の民主団体や労働組合と一緒に、TPPに反対する共同行動実行委員会をつくりました。11月9日には昼休み集会とデモ行進を行います。どうぞご一緒に運動を盛り上げましょう。

チラシはココTPP参加反対チラシ

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