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11.12日本平和大会in沖縄事前学習会

とき:2011年11月12日(土)13時30分~15時30分

ところ:勤労者福祉センター4階第2階会議室

主催:2011日本平和大会岡山県実行委員会

概要:

2011日本平和大会in沖縄岡山県実行委員会は11月12日(土)、日本共産党奈義町町議会議員の森藤政憲さんを招いて、事前学習会を開きました。学習会には13人が参加をし、奈義町の米軍施設(自衛隊駐屯基地)の施設使用の実態や課題についてお聞きしました。

司会の伊原事務局長

森藤さんは日本共産党の議員として、議会では一貫して軍事演習に反対し、住民の安全を守れと主張しています。森藤さんは奈義町と演習場との関係を町長の言葉を借りて、「自衛隊との共存共栄の町」という町民の意識があると話しました。その背景には森藤さんが実施した基地アンケートの中で、日米共同訓練をやむを得ないとする答えが52%、反対は42%だった事を紹介しました。ただ、やむを得ないとする人の中にも、少しずつ考え方に変化が現れ、「なぜ日本原に米軍が来るのかが分からない」とする意見もあるとお話いただきました。奈義町は自衛隊の町を宣伝するために、庁舎のホールに、震災で救援に出かけた自衛隊の写真が掛けられ自衛隊に感謝する言葉が掛けられている、と紹介されました。自衛隊員は福島県直方市の新地町に310人が派遣されており、癌にならないか心配する自衛隊員や家族の声もあるとしました。

議員ならではの議会や住民の意識についても話されました。

11月はじめに「小さくとも輝く町」として奈義町で自治体フォーラムが開催されましたが、奈義町には自衛隊の中部方面隊第13旅団の特科隊が常駐しています。740名の隊員が駐屯し、その内400名~500名が隊員。奈義町の人口は6500人くらいなので、その1割近い住民が自隊員であり、輝く町として紹介するには少々無理があるという顔をされていました。演習場は1900ヘクタールで、甲子園球場が15個、ディズニーランドとディズニーシーが19個入る計算になること。最近は訓練回数が増え年間で300日以上となり、実弾演習は年間130~140回(最近のデータでは178回)になること。また、地域住民の演習場への出入りも厳しくなり、周辺はカギの掛った柵で囲まれていること。最年、演習場に出入りする自衛隊員も増えて123,220人(年間)となり、14万人の時もあるなど、銃火器の種類も増え、確実に日本原での演習強化が図られていると紹介されました。

豊富な資料や写真を使って説明する森藤さん

問題となっている日米共同訓練は2006年2月、2007年11月、2010年2月の3回行われていることや、日本原が自衛隊の施設だと知っている人はいても米軍の施設でもあることを知っている人は少ないと思うと話しました。日本平和大会では岡山にも米軍施設があることをアピールしてほしいと強調されました。共同訓練の狙いは「米軍と自衛隊がそれぞれをよく理解し、ともに闘えるようにする」というもので、アフガニスタンの気候を想定した寒冷地や山岳地帯での訓練が想定されているとして、日米共同作戦上の日本原の位置づけが紹介されました。さて、奈義町が自衛隊との共存共栄とする根拠は、地元にお金が落ちることで町の繁栄をはかることですが、住民の不安な面持ちに変わりはないとしました。演習を拒否できない町として住民の気持ちは複雑であるが、町財政42億円の8~9%が自衛隊関連の財源になり、原発交付金と同じ構図があると話されました。事業交付金の6000万円、固定資産税5000万円は規模として大きなものではなくなってきていること。最近は背後地料といって地元の9地区が持っている土地の迷惑料(総額2800万円)の引き上げ要求が出ていること。このお金は災害時の見舞金としても使われ、地域住民の共有資金として、役立っている面もあると話しました。森藤議員には地元の議員でないと聞けない豊富な知識と活動をもとに、日本原基地の様子を詳しく話していただきました。

日本平和大会の異議や目的を話す中尾実行委員長

最後に、平和大会実行委員長の中尾さんは、今回の沖縄で開かれる平和大会の意義や日米共同訓練の最重要拠点である沖縄の実態をつかみ、今後の運動に活かしてほしいと話し、豊富な資料を提供しながら、手短に状況を報告し参加者を激励しました。

森藤さんの学習会メモはココ2011.11.12日本平和大会事前学習会・森藤講師のメモ

中尾代表の資料はココ2011.11.12中尾さんの資料

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