岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2011年11月

イレブンアクション岡山実行委員会は12月の企画をご案内しています。

12月11日(日)、自然エネルギーのまちモデル地区・高知県梼原町(ゆすはらちょう)を訪問します。

詳しくはチラシを見て、申し込んでください。

チラシはココ梼原訪問チラシ

申込書はココイレブンアクション岡山12月の企画ご案内

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とき:2011年11月29日(火)17時

概要:以下のマスコミ報道が流されています。

一川保夫防衛相は29日、田中聡沖縄防衛局長が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の環境影響評価書の提出時期に絡み「(女性を)犯すときに『これから犯しますよ』と言うか」と発言した問題について、事実関係を確認した上で、田中氏を更迭する方針だ。沖縄県民や女性を侮辱する発言の有無をただし、厳正に処分を決める。

安保破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会(事務局・岡山県労会議)はただちに内閣総理大臣に抗議し罷免を要求しました。

要請書はココ田中沖縄防衛局長発言抗議11.29

詳しい背景はココ2011.11.29沖縄防衛局長・辺野古評価者提出をめぐり暴言

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と き:2011年11月24日(木)18:30~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

 

 「ジェンダー」をテーマとした第82期岡山労働学校もいよいよ大詰めに差しかかってきました。第7講義では「女性史を学ぶPartⅡ」として岡山大学大学院客員研究員の沢山美果子さんを講師に招きました。

 沢山美果子さんは冒頭で自身の故郷福島が3.11東日本大震災以降「フクシマ」になったと話し、「私の息子は昨年福島の書店に転勤したばかり。職場に対して避難勧告を出してくださいと頼んだが、本が売れたためにお店を閉店することはできないと避難勧告がでませんでした。私の息子は仕事を辞めて、京都に転職し家族全員で暮らしています」と話しました。

沢山美果子さんは過去と現代の対話を通して未来を考えることが重要だという考えから、大学でのジェンダー講義の経験を振り返りました。「私が大学で講義をしていて男子学生に多いのが『所詮男と女は身体的に違いがあるのだから、色々な場面で違いがあって当然だ』という意見です。このような意見は工学部の学生に多くありました」と話し、「所詮」で終わってしまうとそこから次への進歩がなくなってしまうとしました。時代と学びと社会が男性たちの考えを変えることについて、ある学生のレポートの紹介がありました。「男性は男性社会の中で女性を差別し、女性は女性社会の中で男性を差別している」という内容のもので、「ある男子学生は幼稚園で働きたかったのですが、男性であるということから保育園への就職を拒まれていました。やっとのことで保育園に就職して男性であるということで0歳児を担当させてもらえないという差別がありました」という事例を話し、あたりまえのように抱いている「私は女」「私は男」という意識の問い直しが大切だと示しました。

続いて、沢山美果子さんは江戸時代の「生むこと・育てること」をジェンダーの視点から見て、現代に生きる中で問いをもつことを話しました。「江戸時代の津山を調べると出産にかかわる資料が多数見つかりました。そこから、男性が出産に関わっていたことが浮き彫りになりました」と話し、「江戸時代の産むことと産まないことの背景には『家』の存続と農業労働が多きく影響していました」と家の存続のため、産まれてきた赤ちゃんをその場で殺してしまうこともあったことを示しました。また、農繁期の出産を避けるため、1月~3月の農閑期の出産が多いことも示しました。

ジェンダーの視点で歴史をみることについて、「性別を人間社会の生み出した可変的な制度であり言説の装置の1つとしてみれば、男女間のより柔軟なパートナーシップのあり方を模索でき、自分のとらわれに気付くことができます」と締めくくりました。

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と き:2011年11月25日(金)~27日(日)

ところ:沖縄県

概 要:

 

 「沖縄から全国へ 広げよう平和の流れ -米軍基地も軍事同盟もない憲法の輝く日本を」をテーマにした日本平和大会が沖縄県で開催されました。全国から1300人が集結し、平和への願いを一つにしました。岡山県からは23人が参加しました。

 25日に開会集会が行われ、全労連議長・大黒作治さんが、「沖縄での闘いに連帯し、全国的な闘いへと大きく発展させましょう」と開会あいさつを行いました。開催地を代表して琉球大学名誉教授・矢ヶ崎克馬さんは、「沖縄では米軍基地移設問題、オスプレイ配備の問題が民意を無視する形で行われようとしている。沖縄で平和大会が開催されることは、アメリカいいなりの政府に対して主権者である国民の強大な民意を示すことになります」と力強いあいさつをしました。その後、各界からの来賓から集会成功に向けてのメッセージがありました。

開会集会フィナーレでは駐日米軍兵犯罪と闘う遺族の方々からの報告、ヘリパット建設に反対する高江からの訴え、横須賀港の米原潜母港化と闘う神奈川の代表の発言など各県の代表団が次々に登壇し、それぞれの活動の報告と決意を表しました。岡山県代表団は津山平和委員会・葛原智さんを先頭に、3月2日に米軍戦闘機が津山市上空を低空飛行し民家に被害があったことの謝罪と保障を日本政府、米軍に求める運動について発言しました。

 26日は各分科会に分かれて集会が行われました。第7分科会は青年が中心となり、「君は、日米地位協定を知っているか」というテーマで青年分科会が開催されました。青年分科会には各県の青年が100人参加しました。

分科会開催に先駆け、主催者を代表して日本原水協・前川史朗さんは、「沖縄を蹂躪する米軍基地の問題をみなさんに自分のこととして考えてもらいたい。また、日本全体の問題としてとらえることで終えるのではなく、アジア全域の平和問題として考えることが必要だと思います」と参加者に伝えました。また、「沖縄の実態」と題したDVDが上映され、沖縄の青年が基地のない沖縄、平和な沖縄をめざして活動している様子が映しだされました。

 2011年1月12日、沖縄市を走行中の與儀功貴さんの車に、米海兵隊所属の車が対向車線から飛び出して正面衝突し、與儀功貴さんは亡くなりました。與儀功貴さんの同級生でで「遺族を支える会」の新垣翔士さんからの発言がありました。新垣翔士さんは、「ぼくが功貴の事故のことを知ったとき全く信じることができませんでした。ウソだろと何度も自分に言い聞かせました」と涙を流しながら話しました。「功貴の死によって人の命について深く考えるようになりました。同時に日米地位協定の存在を知り、米軍属・日本政府に対する怒りを感じました。いったい法律ってなん何ですか。どうして日本政府は沖縄県民の人権を守ってくれないのですか。これからもこのような事件を見て見ぬふりをするのは許せません。日本政府は日米地位協により国の安全が守れるとしています。しかし、国の安全を守っているつもりでも、住民の安全が守られていません」と怒りの思いを表しました。最後に、「過去も現在も大きな危険にさらされているのは住民です。日米地位協定を盾に不運な事故で終わらせてほしくありません。大事な家族を失いたくない思いはみんな一緒です。他人事ではありません。一人ひとりが真剣に考えなければいけません」とこれからも平和を求めて闘い続けることを表明しました。

その後、沖縄国際大学教授・前泊博盛さんから「日米地位協定」問題に関する講演が行われました。前泊博盛さんは日米地位協定の最大の問題点は、①協定が守られていない②協定が不完全③法の下の不平等の三点であるとしました。日米地位協定問題が解決できない背景には、「官僚・政治家は無知と無能力、戦意喪失状態にあり、対米従属外交を行っている」と大胆に話しました。「日米地位協定改定のポイントは主権なき国家から主権国家に転換することです。抜本改定には国民を守るという強い意志と深い知識、アメリカを凌駕するほどの外交力を発揮するための豊かな知恵が必要です」と締めくくりました。

各県の青年から活動報告が行われました。県労会議・弓田盛樹さんは9月26日に岡山県南部を米軍機が低空飛行し、抗議の要請を行ったこと。そして、なぜ低空飛行が行われるのかにつて学習活動を行っていることを発言しました。

ルアンによるオープニング演奏♪

分科会終了後、青年集会「ピースシャウト2011in沖縄」が開催されました。海外代表からの連帯のあいさつに続き、集会に参加している全国の青年が各々の平和への思いを壇上でアピールし、会場は熱気に溢れました。

海外からの青年が発言(*^^)v

 27日は那覇新都心公園に約1600人が集結し閉会集会が開催されました。マイクを握った海外代表が「基地いらない」とピースサインでアピールをし、参加者から拍手が溢れました。名護市市長・稲嶺進さんは、「辺野古の海にも陸にも基地はつくらせてはいけない」と全国と連帯して運動することを発言しました。その後、全国の代表団がリレートークをし、「基地NO!」「辺野古へ新基地ダメ!」と意思表示し、ピースパレードを行いました。

基地NO!と集会参加者全員で声をあげました(^_^)/

ピースパレードの様子☆

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とき:2011年11月26日(土)18時~19時30分

ところ:岡山県労働組合会議会議室

概要

 11月26日、岡山県保育団体連絡会、自治労連岡山県本部保育部会、学童保育指導員労働組合、新日本婦人の会岡山県本部、保育を充実させる岡山市民の会、岡山県労働組合会議の6団体が10月23日に行った県民集会とパレード、ならびに署名行動の総括会議が開かれました。

会議では11月2日~3日にかけて取り組まれた国会要請行動や全国集会の様子が報告され、岡山から7名が参加して議員要請行動をする中で、公明党や自民党の議員が署名を受け取ってくれたと運動の広がりが紹介されました。反対に、民主党の議員からは、「署名は党議拘束で受け取れない。財源がない、どうすればいいと考えているのか」など逆に質問されたとする報告もありました。10.23集会の感想では「子ども達が喜ぶ企画もあり、署名を頑張ろうと思った」「講演は分かり易かった」「新スステムが理解できた。良い保育がでるように頑張りたい」「楽しく親しみやすかった」と好評だったとの報告でした。実行委員会では、「先生の講演では導入部分が長くて何時になったら本題に入るのかと、ハラハラしたが、かえってその方がよかったのかな?」「元気っこの子ども達が盛り上げてくれた」「保護者が自主的に衣装や道具など工夫して参加してくれた」「署名が沢山集まって良かった」など、集会の成功を歓迎するアンケートの書き込みが紹介されました。現在、この署名は6団体で約6万集約されています。

ぎりぎりいっぱいに撮れました。この中には保育士でないのは5人(私を含む)います。

 総括会議後は懇親会となり、駅前の居酒屋に15人が集まりました。白鳩保育園の仲間も加わり、会は大いに盛り上がりました。参加者の大半は保育士になり、今後の運動の抱負や職場をめぐる状況などを楽しく交流しました。

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と き:2011年19日(土)~21日(月)

ところ:静岡県浜松市

概 要:

 

開催地から歓迎の和太鼓演奏♪

 「集い、語り、未来へ!安定した雇用と社会保障の充実を」をテーマとした2010年代の全労連運動と組織を語る大集会が静岡県浜松市で開催されました。全国から700人が結集し、これからの全労連運動についてともに考えました。

静岡県評議長・林克さん

 開催地を代表して静岡県評議長・林克さんから、「静岡県民は福島原発事故を目の当たりにして、県民世論が浜岡原発の停止を実現させました。このような中で全労連が全国集会を開催することに大きな期待をしています」との力強い挨拶がありました。浜松市市長代理・村田克弘さんは、「いまは大変厳しい時代にあります。労使双方が努力を惜しまないことが大切です」としました。

主催者を代表して全労連議長・大黒作治さんは、「①全労連22年の歴史から何を学び活かすのかを考えてもらいたい。②同時に、3.11東日本大震災以降からの復興と原発をなくすための闘いはすでに始まっていることに心を寄せてください。③国民春闘の復活の3点を今回の集会で考えてもらいたい」と集会参加者に伝えました。

森岡孝二さん(関西大学教授)による「働きすぎをなくし経済・環境危機を乗り越える」と題した記念講演が行われ、「1970年代後半から正社員、会社人間という言葉が誕生し、過労死が一般に認識され始めました。現在、雇用労働者総数は増加していますが、同時に非正規労働者数も増加しています。増加分が非正規労働者ということです。今日ほど若者が弱い立場に置かれている時代はありません。日本の労働者全体が悪い労働環境にあることが根本の問題です」と日本の労働運動が転換期を迎えていることが示されました。

 「全国集会2011」問題提起が全労連事務局長・小田川義和さんからあり、「全労連らしさ(22年の運動)」を活かす4つの挑戦が提起されました。第1の挑戦、労働者の状態を直視可視化する。労働者・国民の状態悪化の根源にある多国籍大企業中心の政治と社会の構造を「可視化」し、転換を求める世論と運動を組織する。第2の挑戦、非正規労働者の状況改善。日本ですべての労働者にディーセントワークを実現する中心課題は非正規労働者の安定した良質な雇用の実現すること。第3の挑戦、「働いて人間らしい生活が保障される社会」の確立。第4の挑戦、総対話と共同、全労連の強化・拡大。「目に見える全労連」「信頼される全労連」をつくることに挑戦する。以上4つの挑戦が提起されました。小田川義和さんは、「4つの挑戦を2012年春闘から実践します」と力強く集会参加者に伝えました。

真剣な面持ちで問題提起を聞く岡山メンバー(*^^)v

 その後、特別報告が行われ3名が壇上に立ちました。宮城県労連事務局長・鎌内秀穂さんは3.11東日本大震災の被害状況を説明したのち、「政府の支援は被災者・被災地が主体とされておらず、上からの押し付けられた不十分な支援となっています」と発言しました。愛労連事務局長・吉良多喜夫さんは、「中小企業の競争力強化や大企業の誘致ではなく、地域での仕事おこし・地域での雇用拡大など地域経済活性化の方向こそ重大課題であるという意思統一のもと、名古屋中小企業実態調査活動にとりくみました」と活動報告がありました。日本医労連・森上恵子さんは、「私たちは中身のある執行委員会をつくることを重要視し、話し合うことに重点を置いた学習会を行ってきました。労働組合に参加することは闘いに参加することです」と力強さと自信に満ちた発言でした。フランス労働総同盟国際局長・ジャン=ミシェル・ジュビエさんから、「全国集会2011での実り多い討論と、集会の成功を願います」との連帯の挨拶がありました。

集会2日目はグループに分かれて分科会が開催されました。全労連青年部が主催する青年分科会も開催され50人の青年が参加し、「今後の青年運動をどう進めるのか」「青年を組織するにはどうしたらいいのか」が議論されました。どの組織でも「青年が集まらない」「職場に青年が少ない」の2点が共通していました。「青年を結集するためのイベントも必要だが、現時点で組合に結集している青年が春闘でどれだけ活躍できるかが今後の青年運動に大きく影響する」とまとまりました。

最終日は「雇用の安定と社会保障拡充へ、全労連運動の新たな飛躍をめざして」をテーマとしたシンポジウムが開催されました。シンポジウム助言者一橋大学名誉教授・渡辺治さんは、「新自由主義からの転換、反貧困運動、構造改革路線からの撤退を国民は求めています。運動が雇用と社会保障を前進させる大きな力になることから、安定雇用と強い社会保障を実現する展望とプロセスを私たちは示さなければなりません」と発言しました。大阪労連幹事・嘉満智子さんは、非正規労働者の待遇改善が急務であると「ディーセントワークと非正規分野の運動前進」の重要性について話しました。北海道労連事務局長・出口慶次さんは、「エイトマン運動を提起し、来年の春闘を闘おうとしています。どんな人にも唯一平等に与えられているのは時間です。正規・非正規、官民に共通しているのは帰れない、休めないという要求です。8時間労働制を求めようという運動がエイトマン運動であり、ディーセントワーク運動の入り口になると思います」と発言しました。自治労連中央執行委員長の野村幸裕さんは、「原発ゼロ、TPP参加阻止、税と社会保障の一体改革の政治に終止符を打つ、福祉国家型対案の発表を4大課題として運動にとりくむ」との発言がありました。会場からも発言が相次ぎ、それぞれの職場の現状と課題が発表されました。

集会のまとめとして小田川義和さんは、「今回4つの挑戦として提起したことは労働組合として当り前のことだというしてきもありました。しかし、過密・加重な労働が強いられ、孤立化する労働者の増加し、当り前なことすら困難になっているのが実態です」と労働組合の本流に立ち戻る運動の必要を話しました。全労連副議長・柴田真佐子さんが閉会あいさつを行い、「私たち労働者の要求を実現する闘いをどう広げるのかが議論され実り多い集会になりました。集会で得たことをみなさんの地域・組織で活かしてください」と集会を締めくくりました。

いま、私たち労働組合の運動は非常に困難な状況に置かれています。産別・単組との連帯、意思統一を強化した組織づくりが必要とされていると感じます。

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と き:2011年11月22日(火)12:15~

ところ:岡山駅前ビックカメラ前

概 要:

 安保条約破棄岡山県実行委員会は、安保条約の破棄を求める宣伝を行いました。あわせて馬毛島への米軍訓練基地移転に反対する署名を集めました。一気に気温が下がり、冬の訪れを感じる日々が続く中、11人が参加し、署名7筆を集めました。

 県労会議の弓田さんが冒頭マイクを握り、「沖縄では米兵による犯罪が後を絶ちません。19歳の青年が運転する車が、米兵の運転する車と正面衝突し青年は命を落としました。米兵側に明らかな過失があったにも関わらず、不起訴処分とされました。在日米兵の犯罪を日本で裁くことができない背景には、日米地位協定があります」と安保条約を一刻も早くに破棄し、日米地位協定の撤回を訴えました。

平和委員会の谷口朋美さんは、「馬毛島に米軍訓練基地を移転しようとする動きがあります。馬毛島は自然が豊かで、世界から自然保護の対象とされています。このような豊かな自然環境を戦争の訓練のために汚すことは許せません。子どもたちに豊かな自然と平和な日本を残しましょう」と署名への協力を求めました。

 25日から日本平和大会2011が沖縄で開催されます。岡山からも代表団が参加します。岡山県でも米軍機による低空飛行で民家の土蔵が倒壊、周辺住民からは子どもたちが怖がっているとの苦情が県と自衛隊に相次ぎました。このような岡山県の状況を踏まえながら、米軍基地も軍事同盟もない日本をめざして呼応し、平和の思いを訴えます。

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と き:2011年11月17日(木)18:00~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 県労会議では毎月11日をイレブンアクションデーと定め、宣伝と署名行動、学習活動を行っています。現在、各地で原発ゼロをめざす運動が展開され、原発からの撤退は全国民の7割が賛成していると報道されています。しかし、「原発をなくしたら電力が不足する」「企業が海外に出て行ってしまう」という意見がまだまだ多数を占めているというのが街頭宣伝、署名にとりくんでの感想です。原発のない日本を実現するには、世論を形成し国民の意思を表さなければいけません。

 このような現状のなか、原発ゼロをめざす恒常的組織の立ち上げ実行委員会が開催され、「原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会」が結成されました。実行委員会は原発ゼロをめざすあらゆる個人・団体で構成されています。第1回実行委員会には岡山市職員労働組合、岡山県地域人権運動連絡協議会、原水爆禁止岡山県協議会、岡山県商工団体連合会などの団体が参加し、個人も含め8人が出席しました。

当面の活動を議論し、12月の11日に高知県梼原町の風力発電施設を視察するフィールドワークを行うことを決定しました。現在、企画を進めています。

「原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会」は原子力発電所が存続し続けることへの危機感を共有し、原発の廃止、原発依存のエネルギー政策の転換の世論を形成することを大きな目的とし活動を開始します。

                                                                                           

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と き:2011年11月16日(水)12:15~

ところ:岡山駅前ビックカメラ前

概 要:

  朝晩がすっかり冷え込んできました。季節は冬になろうとしていますが、原水爆禁止岡山県・岡山市実行委員会は核兵器廃絶宣伝を元気に行いました。本日は11人が参加しました。

 平井代表がマイクをとり、「一昨年のオバマ大統領のプラハ演説以降、核兵器廃絶の流れは全世界に広がりました。こうした情勢をつくりだしたのは、私たち被爆国の草の根の声です」と署名の力が世界を動かしたと力強くアピールしました。「核兵器は人間と共生できません。核兵器は人類と地球上のすべての生物にとって脅威です。核の惨事を防ぐ唯一の方法は核兵器の廃絶しかありません」と話しました。また、「私たちの行っている署名は、国連パン・ギムン事務総長も賛同している核兵器全面禁止のアピール署名です」と署名への協力を訴えました。

 本日は1時間にも満たない短時間でしたが18筆の署名を集めました。「がんばってください」と署名に協力してくれた人がおり、とても励まされました。

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と き:2011年11月12日~13日

ところ:山口県上関市

概 要:

祝島の全体像

東日本大震災による原発事故は日本だけでなく世界を震撼させました。ドイツでは国内にある原発17基の全廃を柱とする原子力法改正案を閣議決定されました。また、イタリアでは原発からの撤退が国民投票により決定されました。しかし、日本政府は未だに原発に固執し続けています。岡山県人権連は現在原発の建設を巡り、反対運動が盛んに行われている祝島を視察し、現地の状況を知るための企画を開催しました。今回の企画には7人が参加し、なぜ日本は原発に固執するのかを学びました。

真剣な面持ちで講義をされる田中照久さん

上関町にある漁村・四代からフェリーで祝島まで移動しました。途中、四代で風景を撮影していると、「勝手に写真を撮るな!お前らは勝手なことしか書かない。とっとと帰れ」と地元漁師の方に罵られました。後にわかったことですが、四代は上関原発建設を巡り賛成派と反対派が大きく対立していることから住民はかなり敏感になっているそうです。

祝島到着後、講師に田中照久さんを迎え学習を開始しました。田中照久さんは、「私はこれまで、原発推進派の人たちと意見交換をしました。そこからわかったのは原発を推進するのは単純にお金のためだということです」と力を込めて話し、「原発工事に着工すれば1機ごとに85億円の誘致交付金が国から支払われます。上関町では年間約2億円の税収があり、今年の予算は40億円が計上されました。上関町の税収状況ではありえないことです。これは建設工事に着工する前から交付金が支払われるシステムを政府が作っているためです」とひとたび原発を誘致すると決めると、抜け出せなくする政府の思惑について説明しました。

上関原発建設予定地

原発推進派の人たちの実情について、「上関は小さな町です。地域のリーダーが原発推進派だとその地域に所属している人は嫌でも反対できない風潮があります。また、ある推進派の人は原発がこんなに恐ろしいものだとは思わなかったと本音を聞かせてくれたこともあります」と話しました。「上関は昔から海運業で栄えてきました。現在も75%が自然海岸で自然環境が優れていることから、海外からは生物多様性ホットスポットとして保護することが求められていること。中国電力は島根原発の点検漏れの多さから最低ランクの安全性と言われているに反省の姿勢が全くないこと。何より、原発の技術は未完成で、津波・地震に対する対策が十分でない」と原発をつくってはいけない理由を話しました。

 野田首相は福島原発事故がどれだけ深刻な事態を招いているかを知っているはずなのに、原発推進を改めません。普通なら原発がどれほど危険であるかを考え、建設に反対するはずです。原発からの利益を優先する財界・大企業のしわ寄せが、弱い立場の地方に押し付けら、さらに弱い立場の住民が巻き込まれるという資本主義社会の矛盾を肌で感じるひと時でした。

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