岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

と き:2012年5月10日(木)18:30~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

 第83期岡山労働学校がいよいよ開講しました。今回は「働くて、なんだ?教室」というテーマで働く権利について2ヶ月間学びます。入学式には40人が参加し、前期の労働学校で大好評だった沢山美果子さん(岡山大学大学院客員研究員)をお呼びしての記念講演が行われました。

 県学習協会長の伊原潔さんは、学ぶことで初めて見えてくるものがあるとし、「2ヶ月間一緒に労働学校で学んでいきましょう」とあいさつを行いました。続いて、沢山美果子さんによる講演が「自分の『不安』と向き合って」というテーマで行われました。 

 

  沢山美果子さんは、「〝35歳のわたし″というレポートを学生に書いてもらったことがあります。そこにはいくつか特徴が見えます。ほとんどの学生が白い家に住んでいて幸せな生活を送っていると書いています。また、女性と男性のライフスコープは全く違います。女性の場合、卒業後すぐに就職できると思っている人は少なく。男性は、自身が身を立てないと結婚できないと考えているようです」と話しました。また、最近では就職できるかどうか入学早々から不安感を抱く学生が増えていることや、日本生産性本部の調査ではデートよりも仕事を優先する人の割合が過去最高の87.0%であることを紹介しました。沢山美果子さんは働くことは生きること、働き方は生き方の問題だとし、漫画「働きマン」(安野モヨコ)の中から多様な働き方を取り上げ、「働き方に悩んだら、自分はどう生きたいのかというところまで考えることです。しかし、今は早さばかりが求められすぎており、学校のテストでもいかに早く答えを出すかが重視されます。焦らずにじっくり物事を考え、本質をつかむことが大切です」と話しました。最後に沢山美果子さんは、「自分の中の違和感や迷い、居心地の悪さ、不安感を問いにしてください。問う主体は自分自身です。考え続けるプロセスの蓄積に意味があります」とまとめました。

 沢山美果子さんの講演を聞いて、今期の労働学校でみなさんと学び、ネットワークを作っていくことを大切にしたい。そんな風に思いました。自分はどうありたいのか。何を大切にしているのかもっと深めていきたいです。

 みなさんも一緒に労働学校で学びませんか?来週の労働学校は一味違います。来週テーマは「偏愛交流」です。自分の好きなもの、こだわっていることなどを、ドンドン紙に書いて交流します。ぜひ参加してください(^_^)/

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と き:2012年5月9日(水)

ところ:倉敷、笠岡、岡山市内

概要:

 5月9日、社会保障推進協議会は消費税増税を柱とする「税と社会保障の一体改革」の関連法案が8日の衆議院本会議で審議入りしたのを契機に反撃の県内一斉宣伝を開始しました。

岡山市駅前通りをデモ行進

早朝より倉敷・笠岡をはじめ県下11駅頭で宣伝のチラシ配布をはじめ、岡山市では市内中心街のデモ行進と駅前宣伝を行いました。デモ行進では60人が参加したのをはじめ、その後の宣伝では15名が参加して30分間の行動で11筆を集約しました。社会保障制度の改悪内容が分かり辛く、消費税増税反対の署名と話すと立ち止まる人もいましたが市民の反応には戸惑いが見られました。

駅前宣伝署名行動

署名後は7人が6月6日の4月2日から数えて3回目の宣伝に向けて、市内の大手スーパーへ消費税増税反対宣伝・署名への協力要請に出かけました。

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と き:2012年5月7日(月)19:00~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 昨年12月から県労会議は学習協と協同で「学習の友」読書会を開いています。徐々にこの読書会も定着しつつあり、コアメンバーも確立されてきています。今回の参加者は6人で、学習の友5月号を読み合わせました。

 最初に読み合わせたのは、「ありえない!原発再稼働 オール日本で脱原発を―原発問題の岐路に立つ今」(小川英雄)です。読書後の感想交流では、「なぜ電力会社は自然エネルギーの開発に投資をしないのか」「停止した原発は解体できるのか」「原発を解体するために新しい雇用が生まれるのでは」といったことを話し合いました。

 次に読み合わせたのは、「第2の地球を探す」(前田利夫)です。1000億個の恒星があるとされますが、地球外生命体はいるのでしょうか。読み合わせの後、みんなで地球外生命体の存在について意見を交わしました。その他、光の速度、惑星と恒星の違いについてなど話題は尽きませんでした。話は広がりタイムマシンは可能かということにまで議論が及びました(^_^;)

 今回の読み合わせ会は科学的な話題が中心となり普段とは一味違った雰囲気で楽しむことができました。

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と き:2012年5月6日(日)13:00~

ところ:イトーヨーカドー前

概 要:

 Ring Link Zero実行委員会の呼びかけにより、「核兵器ゼロ全国青年いっせい行動デー」が全国各地で行われました。岡山では民主団体を中心とする青年9人が集まり、核兵器廃絶署名、折り鶴宣伝、シール投票を行いました。署名は6筆集めることができました。

 最初にマイクを取ったのは弓田盛樹さん(県労会議)で、「5月5日23時をもって国内で稼働している原発がなくなりました。子どもたちのためにも原発はなくさなければいけません。原発は核兵器と同じです。核兵器開発の延長線上で開発、普及されたのが原発です。そして、今なお世界には2万発以上の核兵器が存在します。核兵器と人類は共存できません。みなさんの思いを署名に寄せてください」と訴えました。

続いて、石原友喜さん(PPO)がマイクを握り、「僕たちはいま核兵器ゼロをめざす署名を集めています。世界にある2万発の核兵器はなくさないといけません。この署名は国連に届けます。みなさんの一人ひとりの思いが世界から核兵器をなくします」と署名への協力を呼びかけました。

 また、5月6日に国民平和大行進がスタートしました。東京・夢の島を出発して広島・平和記念公園まで3ヶ月間歩きつづけます。7月16日に岡山入りをします。誰でも、気軽に参加できます。みなさんのご声援をお願いします。

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と き:2012年5月4日(金)17:00~

ところ:西川緑道公園

概 要:

 

 NPO法人タブララサが主催する西川キャンドルナイトが開催されました。今回で8回目を迎えるキャンドルナイト。西川に2000個のキャンドルの明かりが灯されました。今年の西川キャンドルナイトは、西川の街灯が消えるこの日、キャンドルの「あかり」を通して「あたりまえにある贅沢」を感じることのできる空間づくりをテーマに開催されました。

「お姉さんが一緒」のみなさん♪

「夢弦」のみなさん♪

「猿楽」さん♪

17時からライブが行われ、カフェバーも出店するなど賑わいを見せていました。

音楽と川のせせらぎ、キャンドルの優しい明り、そして人の温かさを感じました。「岡山にもこんな風景があったんだ!」と訪れた人は感じたのではないでしょうか。

タブララサのみなさんのプロディースにも感心します。普段何気なく目にする景色の中に新しい空間が生み出されていました。来年が楽しみです(*^_^*)

(作成:弓田盛樹)

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と き:2012年5月3日(木)13:15~

ところ:三木記念ホール

概 要:

 

 GWの後半は恒例の憲法集会で始まりまりです。今年の憲法集会は日本国憲法が施行されて65周年目になります。今年は沢知恵さんによるライブ「いのちのうたこころのうた」、アーサー・ビナードさんによるトーク「ヒロシマとフクシマどっちが遠い?」の豪華2本立てで、会場は満席となりました。

 山口和秀さんは主催者を代表して、「ご存知のように日本国憲法は65年前の今日施行されました。以来、日本国憲法は私たち国民の暮らしや権利を守り、日本の平和を擁護する運動の支えとなってきました。本日の集会を通じて参加者のみなさんが改めて日本国憲法を考え、憲法に基づき私たちの暮らしと生活を守る政治になるようさらにいっそうの努力を進める決意です」とあいさつしました。

 その後、岡山詩人会議の広藤キシノさん、かわかみよしこさんによる詩の朗読が行われました。

続いて、岡山合唱団により「原発はいらない」「食べるということ」の2曲が合唱されました。 そして、沢知恵さんのライブが行われました。聞く者に、明日を生きる勇気を与えるような力強い歌声でした。

 沢知恵さんに続き登壇したのがアーサー・ビナードさんです。アーサー・ビナードさんの話はユーモアが豊富で、とてもわかりやすい内容でした。「1940年代になって核兵器開発が本格化しました。成功したアメリカは広島と長崎に原爆を落としました。しかし、1945年7月18日のトルーマン大統領の直筆日記には、日本の天皇から終戦をアメリカに申し入れがあったことが書かれていました。トルーマン大統領はそれを無視して原爆を投下したのです」と話し、その理由について、「トルーマン大統領が進めていたマンハッタン計画(核開発計画)は合衆国憲法にすべて違反していました。マンハッタン計画では戦争のどさくさに紛れて、アメリカ国民の富を秘密入りに引き出していました。戦争が終結したらすべてが明るみになってしまいます。そうなると、トルーマン大統領をはじめとする政権中枢人物たちは憲法違反で罰せられることになります。そのため、彼らからしたら原爆を投下するしかなかったのです」としました。

戦争が終結し、ソ連の崩壊で冷戦が終焉を迎えると、核兵器は不要となってきました。国民の間にも核兵器は悪魔の兵器だという認識が浸透していきました。そこで貼られたキャンペーンが「核の平和利用」です。原子炉を電力の供給に利用したのです。アーサー・ビナードさんは、「日本も核保有国です。原子炉は原爆とそっくり同じです。フクシマは決して遠くありません。フクシマは伊方です。フクシマはネバダです。フクシマはチェルノブイリです。原爆で電力を作っているということ見抜くことが大切です」と締めくくりました。

 閉会あいさつを行ったのは高教組の岩佐委員長で、憲法を生活にあてはめて考えることの大切さを訴えました。

今年の憲法集会は本当に豪華でした。長年の積み重ねでマンネリ化しているのではないかとの意見もありましたが、大きく集会のイメージを変えることができたのではないでしょうか。今後のさらなる発展を期待します(^_^)/

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と き:2012年5月1日(火)10:00~

ところ:三光荘前河川敷

概 要:

 

 五月晴れの中、第83回岡山県中央メーデーが開催されました。労働組合と民主団体から42団体、530人が参加しました。

 主催者を代表して県労会議の花田議長は、「昨年3月11日に東日本大震災が発生しました。5月5日には国内にある原発がすべて停止します。これからも引き続き幅広い運動を広げていきたいと考えています。さて、野田内閣は税と社会保障の一体改革称して、消費税増税を閣議決定しました。増税・年金・子育て・共通番号制・人権に関する重要なことを一括して審議するという暴挙を許すわけにはいきません。全国での取組、岡山での取組を大きくしていきましょう」とあいさつを行いました。

 主催者あいさつにつづき来賓3名からあいさつがありました。髙谷茂男市長の代理として出席された、岡山市経済局長・高次秀明さんは震災から1年2ヶ月が経過しましたが、市被災地の復興支援、岡山市内の防災政策の強化に今後もとりくんでいきます。岡山県の雇用情勢は、緩やかに改善していますが、新規学卒者をはじめとし、厳しい状況が続いています。勤労者のみなさんが安心して働くことのできる環境づくりに努めていきます」と市長からのメッセージを代読しました。 

日本共産党・国民運動委員長の石村智子さんは、「民主党・自民党・公明党の合意で労働者派遣法は骨抜きにされ、大企業は首切り自由の非正規雇用を増やし、正社員の大量解雇にまで手を出しています。大企業がため込んでいる内部留保266兆円を社会に還元させ、暮らしと経済を回復させる動きを起こしていきましょう」と力のこもったあいさつでした。

「3.11震災祈念のつどい」で協同が実現した子ども・未来・愛ネットワークから大塚愛さんが来賓として駆け付けてくれました。大塚愛さんは、「たった1つの原発事故により、福島県から関東に及ぶ広い範囲の環境が破壊されました。もう2度と、こうした悲しいことが起こらないように原発を使わない社会になることを願っています。原発のない社会にするためには、訴えることと私たち自身が変わっていくことが大切だと思います」と話しました。

 その後、6団体が登壇し各自の思いを訴えました。

TPP参加は日本経済を破壊すると怒りを込めて訴えたのは農民連で、「いま民主党政権はTPP参加を進めるために、農家が農業をやめれば30万円~50万円の補償金を支払うという新しい政策を打ち出しています。地域ごとにだれが農業をやめるかを話し合えと言っています。食の安全が脅かされている今日、日本の農業をつぶしてもいいのでしょうか。TPPは農業だけでなく、医療・福祉まで破壊します。私たちは全力でTPP阻止のためにがんばります。ご一緒に力を合わせましょう」と話しました。

県革新懇は、「民主党野田内閣は消費税増税の前段階として、衆議院議員比例定数80削減に固執しています。これは、生活破壊の消費税増税を国民に押し付け、反対する国民の声を切り捨てるもの他なりません。闘いと協同の輪を広げて打ち破りましょう」と訴えました。

医労連のみなさんは税と社会保障の一体改革反対を訴え、「野田民主党内閣は2年前の公約を完全に裏切り、消費税増税を行おうとしています。今回の一体改革では社会保障はよくなるどころか、大幅に切り捨てられてしまいます。無駄な公共事業、米軍への思いやり予算などをやめれば20兆円もの財源を生み出すことができます。なんとしても一体改革を阻止しなければいけません。私たちは民医連と協力して1万7千筆の反対署名を集めました。みなさん協力してがんばりましょう」とまとめました。

高教組は恒例の寸劇で会場を沸かせました。今回は「公務員攻撃に気を付けろ」というテーマで、公務員の数や給料が削減されても住民生活がよくなることはないことを訴え、「いま公務員給与の引下げ、削減が叫ばれています。しかし、日本の公務員数は先進諸外国と比較しても非常に少なく、公務員給与を削減すれば、財政赤字が改善すると言われていますが、一向に良くなっていません。公務員の賃金が下がれば、民間も下がります。公務員数が削減されれば、住民サービスが低下します。公務員バッシングは消費税増税をはじめとする国民に負担を押し付けんがためのまやかしです」とまとめました。

橋下大阪市長は労働組合や政治活動に関する「職員アンケート」を実施し、各界から批判を受け、アンケートの回収データを破棄しながらも、未だに謝罪を拒否しています。こうした橋下市政に対し、抗議の訴えをしたのは自治労連のみなさんでした。歌に合わせながら、「自分の考えと違う人はやめてもらって結構。市民に対しては、住んでもらわなくて結構と聞こえます!」「正規職員が減らされ、代わりに非正規職員が増え、官製ワーキングプアといわれる仲間が増えています!」「もうすぐ日本中の原発が停止します。それでも、再稼働に向けて動き出しています。あんなことがあったのに何も変わらないことが悲しくて仕方ありません」と訴えました。

最後に民青同盟が登壇し、原発ゼロについて訴えました。「いま原発ゼロへの道が重要なポイントに来ています。5月5日には日本中の原発が停止します。被災者の追悼と復興、原発ゼロを訴えた青年の連帯と行動。全国各地で行われた集会やパレードが原発に固執している勢力を追い詰めています。しかし、政府は原発をなくす決断をしようとしていません。民青同盟では青年の実態を聞きながら、人間らしい生活を求めた署名などを集めています」と反しました。

今年のプラカードコンクールの最優秀賞は自治労連(岡山市職労)でした。 

JMIUの牧野通広さんがメーデー宣言を読み上げ、議長団からメーデースローガンが提案され会場の拍手で承認されました。

県国公の武幸稔議長が、「民主党野田政権の行っていることは労働者、国民に痛みを押し付けるものであり、許すことはできません。すべての国民が安心して暮らせるよう声を上げていきましょう」と閉会あいさつを行い、ガンバローで締めくくりました。

元気よくシュプレッヒコールしながらパレードです(*^^)v

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と き:2012年4月28日13時30分~

ところ:津山市総合福祉会館

主催:津山農業協同組合、おかやま酪農業協同組合、津山森林組合、津山医療生活協同組合

 概要

県北津山の農協・酪農業・医寮生活の3協同組合と森林組合は4月28日、「TPPから命と暮らし・医療と食を守るシンポジウム」を開き住民約200名が参加しました。冒頭、津山農業協同組合代表理事の最上忠さんは「TPP問題が正しく伝わっていない。野田首相は30日の日米会談でのTPP参加決断は中止されたとはいえ、予断は許されない。国民の中にも物が安くなるのであれば歓迎するとの声も聞かれるが、食品の安全は保障されない。農牛や経済に大きな打撃を与えることを知らせましょう」と挨拶しました。集会へは津山市長や議会議長、JAおかやま、岡山県酪農政治連盟、日本共産党志位委員長からメッセージが寄せられました。

主催者を代表して挨拶をする最上忠(津山農業協同組合理事長)さん

シンポジウムでの発言の趣旨はこちら最上忠さんの発言要旨

シンポジウムでは、JA津山の最上さんを含めて千葉靖代(おかやま酪農業協同組合代表理事)さんと垣内顕治(津山医寮生活協同組合・平福診療所所長・医師)さんの3人が務め、今日のTPPをめぐる情勢を報告しながら、それぞれの立場からTPPに参加した場合の地域経済に与える影響や誰のためのTPPか?などを詳しく報告しました。コーディネーターには津山医療生活協同組合理事長の中西考さんが勤めました。

千葉靖代(おかやま酪農理事長)さん 発言の趣旨はこちら最上忠さんの発言要旨

中西さんは各団体への協力要請など、シンポジウム成功のために尽力されました。会場からは6人が発言を行いました。県北経済の実態を報告する人や、屋根から落ちて複雑骨折をしたが無事回復することができたとして、公的医療保険制度の大切さを訴える人など、「日本をアメリカのようにしてはならない」「TPP参加で県北の経済は成り立たない」「TPPだけでなくすでに日本の農業は厳しい。どうすれば生き残れるのか」などと意見交換がなされました。このシンポジウムの中で津山農協の最上さんは、「日本の経済は8割が内需。農業生産額はアメリカへの輸出額と同じ。政府は意図的に農業を小さく見せようとしている」と話し、「TPPに参加しても影響が少ないかのような宣伝がされている」と警告しました。酪農家の千葉さんは酪農家の厳しい現状を報告しながら、「国会議員320名、44都道府県の反対、民主党の穀物自給率向上の公約にも拘らず、なぜ野田首相はTPP参加を進めるのか?納得できない」と報告に怒りを込めて野田政権を批判しました。

垣内顕治(津山医療生活協同組合・平福診療所所長)

発言の趣旨はこちら垣内顕治さんの発言要旨

垣内さんは、「TPPはアメリカや日本の民間保険会社と製薬会社の儲けが狙い。公的な保険制度ではなく自由診療が広がり、医者は儲かっても国民にとってはいいことではない」と話しました。県北津山地域では、地域の経済を心配する住民の協同が広がっています。今後の活動が期待されます。

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と き:2012年4月27日(金)19:00~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

 全国学習交流集会を10月にひかえ、「学習の友」にも岡山県の特集が組まれるなど全国的な注目が集まる中、岡山県労働者学習協会の第47回総会が開催されました。15人が参加し、それぞれの学習運動の実践を出し合いました。

 開会にあたり伊原会長は、「大半の人はマスコミが報道したことをそのまま信じてしまいます。原発がないと大変なことになると思い込んでいる人は多く、消費税増税や公務員バッシングについても同じです」とし、学習運動を強化してこそ運動の前進があると話しました。

 その後、長久事務局長から2011年度の活動報告が行われました。長久事務局長は、「『学習の友』を継続して前進させる難しさを感じました。しかし、岡山医療生協労組での学習会が3年経過した現在でも粘り強く継続され、教訓を作り出しています。昨年の12月からは新たに県労会議と共催でスタートさせた読書会は現在5回を数えており、新鮮な学びと交流の場になっています」と学習の友の活用が広がっていることを報告しました。労働学校について、「82期労働学校ではジェンダーをテーマとしました。全国でもジェンダーに焦点をあてて労働学校を開催するというのは初めての試みでした。女性講師陣の講義がどれも大好評で、自らの経験がたくさん出され、最後まで盛り上がりました」と話し、今後も労働学校運営委員の力量向上のために、責任を持って指導・援助することが必要だとしました。

2012年度活動方針について長久事務局長は、「まずは半年後に迫った、全国学習交流集会in倉敷の成功に向けた取組が最大の課題です。学習の友、労働学校、勤労者通信大学、講師派遣など学習運動のあらゆる活動を、集会成功のために結び付けます」と提案しました。参加者による討論では、学ぶことの大切さ、学習のあり方、労働組合内で学習運動が弱くなっていることなどが出されました。最後に拍手で第47回総会方針案が採択されました。

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