岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

連想分類語  学習協

と き:2013年5月9日(木)18:30~

ところ:勤労者福祉センター4F

概 要

 85期岡山労働学校の入学式・記念講演が行われ34人が参加しました。今期のテーマは「社会と生き方を考える教室」です。私たちの生きている社会とは何か。どんな生き方がしたいか。このような視点から「社会」と「生き方」について学んでいきます。

 主催者を代表して伊原潔さん(岡山県労働者学習協会・会長)があいさつを行い、「読んで学ぶよりもテレビを見て学ぶ方がわかりやすい。そして、テレビで学ぶよりも実際に当事者の方の話を直接聞く方がはるかにわかりやすい。まさにライヴな学びだ。受講生のみなさんにはライヴな学びを大切にしてもらいたい」と話しました。

 そして記念講演が行われました。講師は神瀬麻里子さん。JAL不当解雇撤回裁判の原告であり、日本航空キャビンクルーユニオンの組合員です。神瀬麻里子さんは、「私たちは165名が2010年大晦日に解雇になり、148名が裁判に立ち上がった。JALの中にはたくさんの組合がある。しかし、しっかりと職場にモノを言っているのは5つしかない。解雇された165名の内、10名ほど労使協調路線で連合加盟のJALFIOという労働組合に所属している人がいた。相談に行くと、『あなたは解雇されたからうちの労働組合員ではない』と何もしてもらえなかったそうだ」とJAL内の労働組について説明しました。

「1977年12月1日に客室乗務員としてJALに採用された。それから2010年までずっと働いており、このまま定年まで勤務できると思っていた矢先に経営破綻が原因で解雇されることになった。しかし、その責任は労働者にはない。5年間で4780億円かけて38機もの航空機を導入し、米貴国との貿易不均衡でジャンボ機113機購入するなどの航空行政の誤りと、放漫経営にある。解雇時点での1586億円もの営業利益があり、2011年は2049億円という史上最高の営業利益を得ていた。1500名の整理解雇が必要と言われていたが、1600名を超える人が退職した。それにもかかわらず、私たちは解雇されることになった」と述べ、「真の目的はたたかう労働組合つぶしだ。解雇された人の中には、航空連・日乗連・安全会議の議長や副議長など、組合活動の中心を担ってきた人たちが大勢いた。私たちキャビンクルーユニオンは長い間、女性の権利向上や労働条件のためにがんばってきた。そして、過去事故を多く経験してきたことから安全について会社にきちんと物申していた。そのため、長い間昇差別や賃金差別を受け、最終的に経営破綻を原因に整理解雇されることになった」と解雇の不当性を訴えました。

 会社に対してきちんと物言う人がいなくなったJALでは、安全よりも利益最優先の経営が行われています。稲盛会長は、「利益なくして安全なし」と発言し、加藤管財人は、「1兆円の利益を上げてから安全を語れ」と言っています。中には、骨折した機長がそのままの状態で飛行機を操縦したことまで報告されています。

 JAL不当解雇のたたかいは日本の企業のあり方を問うたたかいでもあります。みなさんのご支援をよろしくお願いします。

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と き:2012年4月27日(金)19:00~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

 全国学習交流集会を10月にひかえ、「学習の友」にも岡山県の特集が組まれるなど全国的な注目が集まる中、岡山県労働者学習協会の第47回総会が開催されました。15人が参加し、それぞれの学習運動の実践を出し合いました。

 開会にあたり伊原会長は、「大半の人はマスコミが報道したことをそのまま信じてしまいます。原発がないと大変なことになると思い込んでいる人は多く、消費税増税や公務員バッシングについても同じです」とし、学習運動を強化してこそ運動の前進があると話しました。

 その後、長久事務局長から2011年度の活動報告が行われました。長久事務局長は、「『学習の友』を継続して前進させる難しさを感じました。しかし、岡山医療生協労組での学習会が3年経過した現在でも粘り強く継続され、教訓を作り出しています。昨年の12月からは新たに県労会議と共催でスタートさせた読書会は現在5回を数えており、新鮮な学びと交流の場になっています」と学習の友の活用が広がっていることを報告しました。労働学校について、「82期労働学校ではジェンダーをテーマとしました。全国でもジェンダーに焦点をあてて労働学校を開催するというのは初めての試みでした。女性講師陣の講義がどれも大好評で、自らの経験がたくさん出され、最後まで盛り上がりました」と話し、今後も労働学校運営委員の力量向上のために、責任を持って指導・援助することが必要だとしました。

2012年度活動方針について長久事務局長は、「まずは半年後に迫った、全国学習交流集会in倉敷の成功に向けた取組が最大の課題です。学習の友、労働学校、勤労者通信大学、講師派遣など学習運動のあらゆる活動を、集会成功のために結び付けます」と提案しました。参加者による討論では、学ぶことの大切さ、学習のあり方、労働組合内で学習運動が弱くなっていることなどが出されました。最後に拍手で第47回総会方針案が採択されました。

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 季節はすっかり春ですね(*^_^*)大好評「学習の友」読書会の案内です。

学習の友5月号には「やりがい、イッパイ、労働組合」という特集があり、労働組合に集まっている青年からの実践報告や活動に対する悩みへのヒントなどが掲載されています。今回は「青年」に焦点をあて、参加者のみなさんとディベートしていきたいと思います。労働組合に結集している人も、そうでない人もどなたでも参加できます(^_^)/毎回個性豊かなメンバーが集う、おもしろいこと間違いなしの読書会ですヽ(^o^)丿ぜひぜひ参加してください!!

と  き:2012年5月7日(月)19:00~20:30

と こ ろ:県労会議会議室

参加費:無料

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と き:2012年1月20日(金)~21日(土)

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 県労会議と岡山県学習協が共催で行った今回の企画は、来る2012年10月6日~8日に開催される「全国学習交流集会in倉敷」の成功に向けての事前学習会でもあります。山田敬男労働者教育協会会長を講師に招いて、学習運動のあり方について講演してもらいました。

懇談会の様子(*^^)v

 学習企画の前に、県労会議と懇談したいという山田会長のたっての願いもあり、学習運動についての意見交換を行いました。山田会長は10月に開催される全国学習交流集会を成功させるために、「当日までのプロセスを大切にしたい。特に青年を中心として、集会の中身を作りたい」と話しました。学習運動について伊原事務局長は、「労働組合での学習運動の位置づけが弱くなっている。さらに、自らの人生に自信を持つことのできない青年が増えているように感じる。自分の長所に気が付けるような学習が大切だと思います」と自らの問題意識を話しました。山田会長は、「労働組合の歴史を知らない若い活動家が増えている状況で、学習することの意義は深いと思う。労働組合、青年にとって学習がどういう意味を持っているのかを考えてほしい」と答えました。

開催前に花田議長があいさつをしました。
いい笑顔です(^_^)/

 1日目の学習会は「全国交流集会in倉敷を成功させるために」というテーマで開催され、17人が参加しました。山田会長はまず情勢に触れ、新しく誕生した民主党・野田政権は自民党でもできなかった悪政を強行しているとしました。「いま、マスメディアと財界が一体になって消費税増税やむなしというキャンペーンをしています。しかし、15日に発表された各紙世論調査では消費税増税反対が多数を占めていました。マスメディアをそのまま信じ込む国民ではなくなっています」と国民の動向について話しました。大衆学習運動の課題について、「重要なのが“そもそも論”です。要求とは何なのか、社会の仕組みとは、生き方に関するものなど哲学的な見地が大切です」と話しました。学習運動を妨げる問題としては、「権利意識と社会的関心を弱体化させる自己責任論の影響が大きいと言えます。競争を強いる学校教育により、それは仕方ない、当たり前という政治的無教養が生み出されています」と話しました。私たちがこのような状況を打開し運動を前進させるためには、社会運動の主体形成に貢献することが求められます。山田会長は、「地域と職場に学ぶ場を形成し、集団的関係を再構築すること。そうして、まともな人間関係を回復することが大切です」と締めくくりました。

力強い講演でしたヽ(^o^)丿

 2日目の学習会では「大衆的学習運動と私」というテーマで自身の半生を振り返りながらのお話でした。山田会長は、「当初の私は保守的で右翼的傾向が強い青年でした。しかし、大学時代に左翼的活動をする先輩に出会い、考え方が変わってきました。決定的だったのは、共産党の選挙ビラを貼っていた時に逮捕されたことです。留置場に入れられたとき外からは仲間が、私が逮捕されたことに対して抗議する声が聞こえてきました。その経験は人生の転機となりました」と話しました。学習運動を行うようになってからも様々な困難に直面したそうで、講義がつまらないと学生や運営委員から猛烈に批判されたことがあり、学生との交流やマンガなどのわかりやすい題材を講義に取り入れるなどして工夫をされたとのこと。終わりに現段階での問題意識として、「①開かれた創造的な科学的社会主義にこだわることが大切であること。②人間の可能性と変革にこだわること。③現実の闘いに寄与する開かれた組織であること」の3点をあげました。

 山田会長の講演は、私たちが運動をしていく中で困難に直面することがありますが、その時こそ「科学の目」「変革の精神」に基づいて判断をすることが重要になるのだと励まされる内容でした。

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