岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2012年5月

と き:2012年5月15日(火)12:00~

ところ:岡山市内

概 要: 

 岡山市の産廃問題を考える会(御津地域の地元の住民団体や岡山市内の民主団体など6団体で構成)は、5月15日に御津地域で予定されている「産業廃棄物最終処分場」建設に対する昼宣伝とデモ行進を行いました。

 今回の行動は、今年の3月に岡山市議会で「御津河内産廃処分場建設反対」の請願が議決されたことで、御津虎倉地域に続いて市議会が「建設反対ノー」を決めたため高谷市長に御津河内での建設許可を出させないこと、虎倉の建設許可も撤回することなどを求めての行動です。

 産廃処分場建設を巡っては、岡山市は「法定受託事務」だから市の裁量権は限られているとの論法で住民の声に十分、耳を傾けていない実態も明らかになっています。しかし、現実には安定型処分場は、法の理念と裏腹に粗雑な運用がなされ、多くの問題を引き起こし、国も、安定型処分場の問題点を認識し、度重なる汚染事故や不法投棄を契機として、1997年以降、度々関係法令の改正を行ってきました。こうした中、日弁連も「いくら規制を厳しくしても、完全に安定5品目とそれ以外とを分別することは極めて困難である」などから、新たな安定型処分場の建設許可をしないようにとの意見書を発表するなど大きく情勢が変化しています。さらに、熊本などで行政と住民が一緒になって運動するなどの先進的な事例もうまれています。

 こうした情勢の変化と運動の大きな広がりによって岡山市も慎重姿勢を取らざるを得ない状況になっています。今回の行動を契機に「岡山市の産廃問題を考える会」では、産廃処分場建設反対の署名を集めたり、高谷市長への懇談の要請など引き続き運動を強化していきます。

(作成:加藤雄一・県労おかやま)

, , ,

と き:2012年5月12日(土)13:30~

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 

 岡山県原水協は2012年度総会を開催し、30人が出席しました。今回の総会には日本原水協から前川史朗さん(原水協通信編集長)を招いての記念講演も行われました。

 岡山県原水協代表委員の中尾元重さんは、「アメリカの核兵器に依存した体制をまず変えさせることが国際間で大きな問題となっています。変えさせるためは私たちの日常的な草の根の運動が大きくならなければいけません」と開会に先駆けて激励のあいさつを行いました。

 県原水協の平井事務局長は2011年度の運動のまとめで、「2011年3.1ビキニデー集会には12の県組織、地域原水協から21人が参加しました。参加者の62%が20~30代という若さにあふれた参加者でした。私たちの運動を若い世代に引き継いでいかないといけません」と青年の活動が活発になってきていることに触れました。2012年度方針案について、「“核兵器の全面禁止のアピール”署名を10月の国連総会に提出する予定です。岡山県原水協として石原知喜事務局次長を代表として派遣します。派遣の意義についての学習、NPT学習、原爆と人間パネル展などと併せて、全体で派遣募金運動にとりくみます」としました。その他、平和行進へのとりくみ。新署名20万筆を目標に署名活動にとりくむこと。原水爆禁止世界大会へのとりくみなど6つの方針が提案されました。

その後の発言・討論で各地域の活動報告に続き、石原知喜事務局次長は、「この間Peace Piece おかやま(PPO)での4年間の活動を通して、核兵器はとても恐ろしい兵器であり、核兵器が使われるようなことは2度とあってはならないと学びました。核兵器をなくしたいという思いはみんなが持っています。署名を集めることは核兵器の廃絶に確実につながっています」と決意を表明しました。

 「核兵器のない平和で公正な世界のために―いま私にできること―」というテーマで前川史朗さんによる記念講演は行われました。前川史朗さんは、「被爆67年を迎える2012年、核兵器をめぐる世界の動きは逆流や抵抗を含みながらも、核兵器全面禁止・廃絶の方向へと確実に流れています」と国際政治の場では核兵器禁止が99%を占めていることを紹介しました。情勢の大きな変化の背景には原水履き禁止運動の力があるとし、「2012年4月30日現在の新アピール署名の到達数は全国で178万9511筆です。この署名は地域を変え、日本の方向を正しくします」と私たちの草の根の運動には世界を変える力があると話しました。

 平和な世界を実現するためには一人ひとりができることをやっていくことが大切です。小さいかもしれませんが、私たちの運動が大きな変化につながります。

, , , ,

5月晴れの下、憲法改悪反対岡山県共同センターは宣伝行動にとりくみました。本日は、議員定数削減に反対する署名を集めました。本日の宣伝には9人が参加し、チラシの配布を行いました。

 県労会議の伊原事務局長がマイクを取り、「野田首相はまずは自ら身を切らなければいけないと議員定数の削減を行おうとしています。国会議員の数が減らされたら、私たち国民の声は増々届かなくなってしまいます。民意が削られるのです」と議員定数削減反対を訴えました。「身を切るというのなら、まず政党助成金を廃止すべきです。また、アメリカ、大企業いいなりの政治姿勢を改め、国民に根差した政治への転換こそいま必要です。消費税増税など国民にばかり負担を押し付けることは許せません」と伊原事務局長は訴えました。

 いま政府は憲法9条を中心とした憲法改正を目論んでいます。憲法9条をなし崩し、日本を戦争が出来る国にしようというのです。国会議員の定数が削減された場合、多数派政党が政権の中心となり、戦争に反対する私たち国民の声は揉消されてしまいます。一緒に議員定数削減反対の声を上げましょう。

, , , ,

と き:2012年5月10日(木)18:30~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

 第83期岡山労働学校がいよいよ開講しました。今回は「働くて、なんだ?教室」というテーマで働く権利について2ヶ月間学びます。入学式には40人が参加し、前期の労働学校で大好評だった沢山美果子さん(岡山大学大学院客員研究員)をお呼びしての記念講演が行われました。

 県学習協会長の伊原潔さんは、学ぶことで初めて見えてくるものがあるとし、「2ヶ月間一緒に労働学校で学んでいきましょう」とあいさつを行いました。続いて、沢山美果子さんによる講演が「自分の『不安』と向き合って」というテーマで行われました。 

 

  沢山美果子さんは、「〝35歳のわたし″というレポートを学生に書いてもらったことがあります。そこにはいくつか特徴が見えます。ほとんどの学生が白い家に住んでいて幸せな生活を送っていると書いています。また、女性と男性のライフスコープは全く違います。女性の場合、卒業後すぐに就職できると思っている人は少なく。男性は、自身が身を立てないと結婚できないと考えているようです」と話しました。また、最近では就職できるかどうか入学早々から不安感を抱く学生が増えていることや、日本生産性本部の調査ではデートよりも仕事を優先する人の割合が過去最高の87.0%であることを紹介しました。沢山美果子さんは働くことは生きること、働き方は生き方の問題だとし、漫画「働きマン」(安野モヨコ)の中から多様な働き方を取り上げ、「働き方に悩んだら、自分はどう生きたいのかというところまで考えることです。しかし、今は早さばかりが求められすぎており、学校のテストでもいかに早く答えを出すかが重視されます。焦らずにじっくり物事を考え、本質をつかむことが大切です」と話しました。最後に沢山美果子さんは、「自分の中の違和感や迷い、居心地の悪さ、不安感を問いにしてください。問う主体は自分自身です。考え続けるプロセスの蓄積に意味があります」とまとめました。

 沢山美果子さんの講演を聞いて、今期の労働学校でみなさんと学び、ネットワークを作っていくことを大切にしたい。そんな風に思いました。自分はどうありたいのか。何を大切にしているのかもっと深めていきたいです。

 みなさんも一緒に労働学校で学びませんか?来週の労働学校は一味違います。来週テーマは「偏愛交流」です。自分の好きなもの、こだわっていることなどを、ドンドン紙に書いて交流します。ぜひ参加してください(^_^)/

, , , , , ,

と き:2012年5月9日(水)

ところ:倉敷、笠岡、岡山市内

概要:

 5月9日、社会保障推進協議会は消費税増税を柱とする「税と社会保障の一体改革」の関連法案が8日の衆議院本会議で審議入りしたのを契機に反撃の県内一斉宣伝を開始しました。

岡山市駅前通りをデモ行進

早朝より倉敷・笠岡をはじめ県下11駅頭で宣伝のチラシ配布をはじめ、岡山市では市内中心街のデモ行進と駅前宣伝を行いました。デモ行進では60人が参加したのをはじめ、その後の宣伝では15名が参加して30分間の行動で11筆を集約しました。社会保障制度の改悪内容が分かり辛く、消費税増税反対の署名と話すと立ち止まる人もいましたが市民の反応には戸惑いが見られました。

駅前宣伝署名行動

署名後は7人が6月6日の4月2日から数えて3回目の宣伝に向けて、市内の大手スーパーへ消費税増税反対宣伝・署名への協力要請に出かけました。

, ,

と き:2012年5月7日(月)19:00~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 昨年12月から県労会議は学習協と協同で「学習の友」読書会を開いています。徐々にこの読書会も定着しつつあり、コアメンバーも確立されてきています。今回の参加者は6人で、学習の友5月号を読み合わせました。

 最初に読み合わせたのは、「ありえない!原発再稼働 オール日本で脱原発を―原発問題の岐路に立つ今」(小川英雄)です。読書後の感想交流では、「なぜ電力会社は自然エネルギーの開発に投資をしないのか」「停止した原発は解体できるのか」「原発を解体するために新しい雇用が生まれるのでは」といったことを話し合いました。

 次に読み合わせたのは、「第2の地球を探す」(前田利夫)です。1000億個の恒星があるとされますが、地球外生命体はいるのでしょうか。読み合わせの後、みんなで地球外生命体の存在について意見を交わしました。その他、光の速度、惑星と恒星の違いについてなど話題は尽きませんでした。話は広がりタイムマシンは可能かということにまで議論が及びました(^_^;)

 今回の読み合わせ会は科学的な話題が中心となり普段とは一味違った雰囲気で楽しむことができました。

, , , ,

と き:2012年5月6日(日)13:00~

ところ:イトーヨーカドー前

概 要:

 Ring Link Zero実行委員会の呼びかけにより、「核兵器ゼロ全国青年いっせい行動デー」が全国各地で行われました。岡山では民主団体を中心とする青年9人が集まり、核兵器廃絶署名、折り鶴宣伝、シール投票を行いました。署名は6筆集めることができました。

 最初にマイクを取ったのは弓田盛樹さん(県労会議)で、「5月5日23時をもって国内で稼働している原発がなくなりました。子どもたちのためにも原発はなくさなければいけません。原発は核兵器と同じです。核兵器開発の延長線上で開発、普及されたのが原発です。そして、今なお世界には2万発以上の核兵器が存在します。核兵器と人類は共存できません。みなさんの思いを署名に寄せてください」と訴えました。

続いて、石原友喜さん(PPO)がマイクを握り、「僕たちはいま核兵器ゼロをめざす署名を集めています。世界にある2万発の核兵器はなくさないといけません。この署名は国連に届けます。みなさんの一人ひとりの思いが世界から核兵器をなくします」と署名への協力を呼びかけました。

 また、5月6日に国民平和大行進がスタートしました。東京・夢の島を出発して広島・平和記念公園まで3ヶ月間歩きつづけます。7月16日に岡山入りをします。誰でも、気軽に参加できます。みなさんのご声援をお願いします。

, , , ,

と き:2012年5月4日(金)17:00~

ところ:西川緑道公園

概 要:

 

 NPO法人タブララサが主催する西川キャンドルナイトが開催されました。今回で8回目を迎えるキャンドルナイト。西川に2000個のキャンドルの明かりが灯されました。今年の西川キャンドルナイトは、西川の街灯が消えるこの日、キャンドルの「あかり」を通して「あたりまえにある贅沢」を感じることのできる空間づくりをテーマに開催されました。

「お姉さんが一緒」のみなさん♪

「夢弦」のみなさん♪

「猿楽」さん♪

17時からライブが行われ、カフェバーも出店するなど賑わいを見せていました。

音楽と川のせせらぎ、キャンドルの優しい明り、そして人の温かさを感じました。「岡山にもこんな風景があったんだ!」と訪れた人は感じたのではないでしょうか。

タブララサのみなさんのプロディースにも感心します。普段何気なく目にする景色の中に新しい空間が生み出されていました。来年が楽しみです(*^_^*)

(作成:弓田盛樹)

と き:2012年5月3日(木)13:15~

ところ:三木記念ホール

概 要:

 

 GWの後半は恒例の憲法集会で始まりまりです。今年の憲法集会は日本国憲法が施行されて65周年目になります。今年は沢知恵さんによるライブ「いのちのうたこころのうた」、アーサー・ビナードさんによるトーク「ヒロシマとフクシマどっちが遠い?」の豪華2本立てで、会場は満席となりました。

 山口和秀さんは主催者を代表して、「ご存知のように日本国憲法は65年前の今日施行されました。以来、日本国憲法は私たち国民の暮らしや権利を守り、日本の平和を擁護する運動の支えとなってきました。本日の集会を通じて参加者のみなさんが改めて日本国憲法を考え、憲法に基づき私たちの暮らしと生活を守る政治になるようさらにいっそうの努力を進める決意です」とあいさつしました。

 その後、岡山詩人会議の広藤キシノさん、かわかみよしこさんによる詩の朗読が行われました。

続いて、岡山合唱団により「原発はいらない」「食べるということ」の2曲が合唱されました。 そして、沢知恵さんのライブが行われました。聞く者に、明日を生きる勇気を与えるような力強い歌声でした。

 沢知恵さんに続き登壇したのがアーサー・ビナードさんです。アーサー・ビナードさんの話はユーモアが豊富で、とてもわかりやすい内容でした。「1940年代になって核兵器開発が本格化しました。成功したアメリカは広島と長崎に原爆を落としました。しかし、1945年7月18日のトルーマン大統領の直筆日記には、日本の天皇から終戦をアメリカに申し入れがあったことが書かれていました。トルーマン大統領はそれを無視して原爆を投下したのです」と話し、その理由について、「トルーマン大統領が進めていたマンハッタン計画(核開発計画)は合衆国憲法にすべて違反していました。マンハッタン計画では戦争のどさくさに紛れて、アメリカ国民の富を秘密入りに引き出していました。戦争が終結したらすべてが明るみになってしまいます。そうなると、トルーマン大統領をはじめとする政権中枢人物たちは憲法違反で罰せられることになります。そのため、彼らからしたら原爆を投下するしかなかったのです」としました。

戦争が終結し、ソ連の崩壊で冷戦が終焉を迎えると、核兵器は不要となってきました。国民の間にも核兵器は悪魔の兵器だという認識が浸透していきました。そこで貼られたキャンペーンが「核の平和利用」です。原子炉を電力の供給に利用したのです。アーサー・ビナードさんは、「日本も核保有国です。原子炉は原爆とそっくり同じです。フクシマは決して遠くありません。フクシマは伊方です。フクシマはネバダです。フクシマはチェルノブイリです。原爆で電力を作っているということ見抜くことが大切です」と締めくくりました。

 閉会あいさつを行ったのは高教組の岩佐委員長で、憲法を生活にあてはめて考えることの大切さを訴えました。

今年の憲法集会は本当に豪華でした。長年の積み重ねでマンネリ化しているのではないかとの意見もありましたが、大きく集会のイメージを変えることができたのではないでしょうか。今後のさらなる発展を期待します(^_^)/

, , ,

<< Latest posts

Older posts >>

Find it!

Theme Design by devolux.org

アーカイブ

To top