岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2011年10月

と き:2011年10月13日(木)18:30~

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 

 先週の入学式に引き続いて、今回から講義が始まります。第1講義は「働く女性の現状」と題して、仕事におけるジェンダーギャップについて考えました。講義には20人が参加し、とても活気にあふれました。

 講師の長久啓太さんは資料データを示しながら、「働く女性の現状」について傾向と特徴を講義しました。「就職活動の際、面接でのセクハラ発言、容姿が採用基準など女性はじきは未だにあります。苦労して就職しても、これは女性の仕事だからと補助業務しかさせてもらえない。また、男性と同じ業務を担当しているのに女性だけ給料が低いなど働く女性の現場には女性差別がはびこっています」と実例を交えながら説明しました。20代半~30代後半までの女性の雇用者数が低いことについて、「日本には労働時間を規制する法律がなく、日本独特の異常な長時間労働を生み出しています。さらに、男は仕事、女は家事という伝統的な性別役割分業論が重なり、男性の会社人間化を助長しています。保育園に入れないなど子育てに対する社会的支援の遅れも日本は顕著です」と育児と仕事を両立できない社会的要因があることを示しました。

長久啓太さんは財界の戦略として、企業にとって都合のいい労働力として女性が働かされているとし、「現在、非正規労働者の7割が女性です。一方、妊娠・出産、育児休業を理由とした解雇が行われ、正規での再就職は非常に難しいため非正規で働かざるを得ません。これも、非正規で働く女性が増加する原因の1つです」と話し、「働き続ける女性を低賃金に追いやり、女性労働者の賃金抑制を配偶者控除制度で誘導するなど、男女間に経済力の格差が生まれています。女性だけに対する若年退職の強要は男性労働者に過剰な労働を強いることにもなります」と締めくくりました。

 これらの問題の解決のためにはどうしたらいいのでしょうか。現在女性の社会進出が進んでいます。「男の生きざま」という言葉など日本には男性と女性の関係に「養う、養われる」という関係が伝統のように根強くあります。今後の講義や討論で課題と展望を深めましょう。

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と き:2011年10月11日(火)13:30~

ところ:勤労者福祉センター4F

概 要:

 194県民アクション実行委員会は福島から岡山県に避難されて来られた、杉岡洋子さんを招いて懇談会を行いました。

 杉岡洋子さんは、「3月11日はちょうど中学3年生の長男の卒業式が行われていました。私は小学校の教員として働いていますが、その日は息子の卒業式のため仕事を休みました。卒業式終了後、先に私と夫は車で帰ることにし、帰りの車の中で地震に合いました」と震災直後を振り返り、「私たち夫婦はすぐに離れたところに子どもたちのことを心配しました。私たち夫婦には小学校に通う次男と娘もいるのでそちらを先に迎えに行くことにしました。小学校で二男と娘を見つけることができ、その後、長男も夫が無事に見つけてきました」と話しました。

福島第1原発が爆発事故を起こしたことを受けて、「原発事故後、25km圏内は避難・自宅待機と勧告されました。しかし、チェルノブイリでは35km圏内は今でも放射能汚染により危険とされています。私はこのことを知ったとき、子どもたちに被ばくの恐れがあると感じました」と放射能汚染による恐怖を話しました。その後、3号機が爆発事故を起こしたとき、杉岡洋子さんは子どもたちに放射能の恐ろしさについて説明し、「被ばくをしてもう助からないかもしれないけど、逃げることをせず、笑顔で頑張ろう」と子どもたちに福島に残ることを促しました。しかい、長男に、「オレはイヤだ。死にたくない。オレだけでも逃がしてくれ!」と言われ、子どもたちだけでも福島から避難させることを決意したと涙ながらに話しました。兄弟を頼って東京へ行った杉岡洋子さんたちでしたが、「東京も放射能汚染の危険がある」と言われたことから、親戚のいる静岡へ行くことにしました。静岡では浜岡原発反対の運動が行われている真最中でしたが、静岡でも地震が発生し、危険を感じた杉岡洋子さんたちは友人を通じて岡山県に避難することができました。

最後に杉岡洋子さんは、「現在は岡山でも仕事に就くことができ感謝の毎日です。しかし、福島での生活のすべてを投げ出してきたような気がしてならず、今でも葛藤しています。原発事故による汚染は全てを引き裂きます。私は、当事者でないみなさんが原発反対の運動・被災地の福島の子どもたちを助ける運動を行っていることはとてもすごいことだと思います。これからもがんばってください」と激励しました。

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と き:2011年10月11日(火)12:15~

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

  震災発生から本日で7ヶ月が経過しました。野田内閣は政争に明け暮れ、大企業優先・アメリカの追従の政治を強行しています。原発維持を宣言するなど、国民の思いは政治に届くことなく、住民本位の震災復興がなされているとは言えません。

県労会議は毎月11日を「イレブンアクション」デーと定め、震災からの復興と原発からの撤退を求める運動に取り組むことにしました。

 本日の宣伝には10人が参加し、「ふくしまの子どもたちを放射能被害から守るため」の署名23筆を集めました。伊原事務局長は、「現在、学校や幼稚園などの除染は徐々に行われています。しかし、子どもたちが過ごすのは学校や園舎だけではありません。地域全体の除染が必要です。そのためにも専門家の助言を受けるなどして、1日でも早い除染に取り組んでもらいたい」と署名への協力を呼びかけました。「今回の原発事故は、地震・津波対策の強化を求める警告を無視し、原発は安全だという安全神話に固執したために起こった人災です。事故直後、どれだけの子どもたちが被ばくしたのでしょうか。今でも、線量は低いとはいえ、被ばくは続いています。政府は直ちに人体に影響はないとしていますが、実に無責任な発言です。検査・治療が受けられる体制を国の責任で整え、事故さえ起らなければ発生しなかった被害・損害の賠償を求めます」と力強く訴えました。

 本日はシールアンケートも行いました。アンケートには13人が協力してくれました。原発に反対と答えたのは12人でした。「原発に対する不安は何ですか?」という質問に対して、「政治が信用できない」、「人体への影響」がそれぞれ5人と最も多く、続いて「首相が頼りない」が4人という結果でした。今回アンケートには高校生、大学生が中心になって協力してくれました。3.11の東日本大震災以降、若い人の間では政治への不信感がいっそう高まっているということを感じさせられました。

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とき:2011年10月9日(日)10時~15時

ところ:勤労者福祉センター5階体育集会室

概要:

岡山県労働組合会議は10月9日、第23回定期大会を勤労者福祉センターで開きました。冒頭、3月11日の震災犠牲者への黙祷から始まり、花田県労議長が挨拶に立ちました。「ジャパンドリームの実現として財界に歓迎された野田政権が誕生した。しかし、対立を装いながらの自公との事実上の連立は2大政党制の崩壊を示している。日本経済の根幹の問題でもある派遣法は議論もされない状態が続いており、税と社会保障の一体改革も含めて労働者・国民に負担と犠牲を求める政治が続いている。原発は未だに収束していないし、被害は拡大するばかりだ。原発ゼロの運動が盛り上がっているが、エネルギー政策をはじめ、県民の理解を深めるきめ細かい学習や運動を求められている」と話しました。

議長団選出までの司会の任に立つ後藤副議長

花田県労議長の挨拶

来賓挨拶では日本共産党の森脇県議が3点に絞って、①米軍の低空飛行問題では県民の運動が県を前向きに動かしている。②一方で県知事は子どもの教育問題で5年以内に10位の学力をめざすとして、学校のいじめや荒れの問題を学力にすり替えている。③地域主権改革で国は地方交付税で絞りながらも国の責任を県に押し付けている。と話しました。

来賓の森脇県議

 討論では議案を補強する立場から13人が発言し、討論のまとめを伊原事務局長が行った後、満場一致で提案された議案は採択されました。

 討論では、最賃問題での機敏で県労会議の組織を挙げた取り組みを生協労組の代議員が求め、特に2年に一度の最賃審議会委員の推薦ができなかったことは遺憾としました。また、地域労組からは谷本代議員がナイスプランニング【派遣会社】に雇用されたブラジル人労働者の労災隠しなどの労働実態の改善を求めて2度のストライキが実施された一連の経過が報告されました。組合員3名が参加して、闘争への協力が求められ参加者らは拍手で応えました。県労美作からは湘南運輸の職員が待遇改善を求めて相談があり、組合加入に結びつき学習をしながら組織の体制確立に力を入れていると、本人も含めた発言がされました。JMIUの代議員は組織強化と青年の学習強化で組織拡大をしたいと決意が語られました。自治労連からは震災支援の教訓から自治体の役割が見直されているとしながらも、公務員攻撃の中で公務員に対する間違った認識も広がっている、として市民に真実を知らせる運動を強化したいとの決意が述べられました。青年問題では平和活動を通じての青年運動の広がりと青年集会に向けての取り組みなど、非正規労働者の実態に迫るシールアンケート活動の結果なども紹介されました。

団結ガンバロウと大会方針を全会一致で決めました。

閉会挨拶を行う岩佐副議長

承認された大会議案はココ県労会議第23回定期大会議案(10月9日)

 どの発言も情勢を変えたいとする積極的な内容で、活気のある大会となりました。

と き:2011年10月7日(金)

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

  季節も秋に移り変わり、すごしやすい天候が続いています。憲法改悪反対岡山県共同センターは天満屋アリスの広場前で宣伝、署名を行いました。9人が参加し、18筆の署名を集めました。

 県労会議の伊原事務局長がマイクを取り、「今政治はいったい何をしているのでしょうか。国会では政争に明け暮れるばかりで、震災からの復興を名目とした、大増税を国民に押し付けようとしています」と政治の姿勢を批判し、「この間、自公政権と民主党政権により、国民の暮らしや福祉は改悪され、人権よりも大企業の利益優先。基地問題をはじめ、アメリカいいなりの政策ばかりが行われました。非正規切り、残業代未払い、高すぎる国保料、就職難など私たちの暮らしがよくなる政策はなされてきませんでした。このような現状でやるべきことが庶民への大増税しょうか」と話しました。「憲法は政府や国会が尊重しなければならない最大のルールです。国民の権利を制限し、大企業の利益のため、アメリカとともに戦争ができる国に道を開くことは許されません。憲法を活かした救援・復興、一人ひとりが大切にされる社会を実現しましょう」と締めくくりました。

 10月5日の報道では、防衛省は今年度の当初予算の0.6%を上乗せした4兆6906億円にのぼる2012年度予算案を提出しました。震災復興にお金が必要な時にこのようなことが許されるのでしょうか。みさんはどう考えますか?

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と き:2011年10月6日(木)18:30~

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 第82期岡山労働学校「女と男のジェンダー論教室」が開講されました。

岡山県労働者学習協会を代表して伊原会長があいさつをしました。「近年ジェンダーに対する意識が高まっています。いま、社会は男性を中心としており、女性の管理職や国会議員はほとんどいません。ジェンダーバッシングもはびこっています。しっかり学んで、それらに負けないだけの知識を蓄えてください」と受講者にエールを送りました。

 その後、眞鍋彩紀さん(岡山県民青同盟県委員長)によるワンポイント講座が行われ、眞鍋彩紀さんは「マンガから見るジェンダー」と題して話をしました。「私はマンガが好きでよく読みます。特に気にっいているのは女性の働き方・生き方をテーマとしたマンガです」といくつかのマンガを紹介し、「この中にはドラマ化されたマンガもあります。しかし、ドラマになると仕事と恋愛のどちらを優先するのかが強調される、原作とはかけ離れた内容になっています。女性と仕事よりも女性と結婚を強調する社会に違和感を覚えます」と話しました。

岡山県労働者学習協会事務局長・長久啓太さんから今期カリキュラムの説明がなされました。「今期の講師は女性を中心とした講師陣となっています。ジェンダーとは社会的・文化的につくられた性を指します。このジェンダーを仕事、家族、歴史など様々な視点から学びましょう」と参加者に呼びかけました。

入学式では、受講者同士が交流しながら自己紹介をすることが恒例となっています。初参加者の人もおられ、交流は盛り上がりました。

 最後に、82期運営員会から労働学校の紹介がありました。運営委員長の西本菜美さんは、「ジェンダーは自分の気付かない身近なところに隠れていると思います。受講生のみなさんと一緒に楽しく学んで、自分の周りのジェンダーをたくさん見つけてみようと思います。労働学校では受講者同士で討論もできます。自分の発見を共有できるはずです」としました。

 労働学校は10月6日~12月15日の間、毎週木曜日18時30分から開校されます。講義終了後は「なごみ」という有志の交流タイムもあります。毎回の講義で新しい発見に出会うことができます。新しい視点で生き方を見つめてみましょう。

あなたもぜひ労働学校へ(^_^)/

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と き:2011年10月6日(木)12:15~

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概 要:

  原水爆禁止岡山県・岡山市実行委員会は、秋晴れのもと核兵器の廃絶を求める宣伝と署名活動を行いました。本日は18人が参加し、署名11筆を集めました。

 原水爆禁止岡山県・岡山市実行委員会の平井代表は、「核兵器全面禁止に向かって具体的な協議へと足を踏み出すことは、ほんの一部の核保有国が決断すればすぐにでも可能です」と話し、「秋の国連総会の核軍縮問題の審議が10月3日からはじまりました。最大の焦点は核兵器禁止条約の交渉に速やかに踏みだすことです」と訴えました。日本政府は核兵器禁止条約の交渉には消極的態度をとり続けています。この点について平井代表は、「日本は国の安全をアメリカとの軍事同盟、とりわけアメリカの核の傘下に求める対米追従の姿勢があります」と話しました。「日本政府に対してアメリカ追従路線からの離脱を宣言し、国連総会で核兵器禁止条約の交渉開始の提案を行うなど、被爆国としてふさわしい役割の発揮を求めましょう」と締めくくりました。

 国連総会が核兵器禁止条約の即時開始と速やかな締結への合意を生み出せるように、日本政府と世界各国に働きかけましょう。ぜひ、「核兵器全面禁止のアピール」署名に協力してください。

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と き:2011年10月5日(水)7時30分~

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概 要:

 10月になり肌寒い季節となりましたが、県労会議は定例の早朝宣伝を行いました。本日の宣伝には8人が参加し、出勤・通学途中のみなさんにティッシュ、チラシの配布を行いました。

伊原事務局長がマイクを握り、国家公務員法の分限免職(解雇)処分そして、年金・社会保障改悪について訴えました。「国から日本年金機構に年金業務はそのまま引き継がれ、年金制度には変化はありませんでした。しかし、運営主体を国から民営化するに当たり、社保庁職員の雇用を引き継ぐ規定は設けられませんでした。社保庁の分限免職は、行政組織の廃止を理由としたものです。これは一般企業でいう整理解雇にあたります」と説明し、「国民の信頼回復を最大限の課題に発足したのが日本年金機構です。しかし、多くの経験のある職員が排除され、新規採用等が繰り返されているために、経験と知識が蓄積されずサービスの低下が深刻化しています。また、年金機構職員の内6割が非正規職員です。研修やフォローが十分でなく、1年半経過した現在でも事務処理の誤りが多発しています」と民営化された職場の実態を話し、「国民年金の収納業務を民間委託して納付率アップを狙いましたが、年々納付率は低下し、2010年度は過去最低となりました。複雑な制度の理解なしに単に委託を単に拡大するだけでは、かえって信頼を損なうことになります。安定的な業務運営とサービスを確保し、経験者の雇用が不可欠です。また、従来通り国の機関が直接業務を行ってこそ信頼回復になります」と締めくくりました。

 社保庁職員の解雇、JALの解雇もルールを無視した乱暴な大量解雇です。公務員の乱暴な解雇がまかり通り、大企業でもルールを無視した解雇が許されると解雇の規制はなくなってしまいます。官民の区別なく「解雇の自由化」という財界の狙いは何としても阻止しなければなりません。

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と き:2011年10月2日(日)11:00~3日(月)12:30

ところ:鷲羽山ハイランドホテル

概 要:

 2日目の初級講座では「青年は労働組合に何を求めるか」をテーマとしたパネルディスカッションが行われました。五十嵐建一さん(全労連)をコディネーターとし、平野竜也さん(岐阜県労連)、龍尾由美子さん(愛知労連)、弓田盛樹さん(岡山県労会議)の3人をパネラーとして迎えました。

 平野竜也さんは、「建交労の書記長や岐阜教祖の役員などから、男女の出会いの場を提供してほしいとの要請がありました。そこで、恋するBBQという企画を立てました」と話しました。「せっかくやるのだから労働組合がない職場の人にも参加してもらいたいと思い、実行委員会形式で参加を呼びかけました。第1回実行委員会では女性参加者が少ないことが指摘され、職場訪問が必要となりました。初めはどうなることかと不安でしたが、実行委員は臆することなくどんどん職場に入り、青年にチラシを配っていました。ある実行委員は早朝、職場の前でチラシを配っていました。労働組合は内にこもり気味ですが、それではいけないということを痛感しました」と恋するBBQの実践から話をしました。

龍尾由美子さんは9月に静岡県で開催した「サマーセミナー」の経験から話をしました。サマーセミナーは青年アンケートで浮き彫りになった「学びたい」、「交流したい」という2つの要求を発端にスタートしたと説明し、「青年の間では自分を知ってほしい、話したいという要求が年々強くなっていると思います。要求はないのではなく、出し方を知らないのではないでしょうか」と青年の実態にも触れました。「サマーセミナーでは青年たちに役割を幅広く分け、すべてを一任しました。そうすることで、それぞれの青年の力が予想以上に発揮され、誰もが必ず1つは、誰にも負けない個性を持っているということに気が付きます」と経験を話しました。また、龍尾由美子さんは「聞く」ことよりも「実感」して覚えることが大切だとし、「仲間と実際に議論したことの方がより心に残ります。サマーセミナーでは分科会に模擬団交を取り入れ、青年に議論の場を提供しています」としました。

弓田盛樹さんは、インターネットを通じての組織活動について話しました。「ホームページによる活動報告だけではなく、facebookやtwitterを利用した活動報告にも取り組んでいます」と話し、「当初はインターネット・ツールを利用することには抵抗がありました。しかし、労働組合は開かれた場でなければいけないと思い、幅広い人たちに私たちの活動を知らせることを目指して取り組みを開始しました」と話しました。

 会場からは、「恋するBBQ、サマーセミナーにおいて次の世代の担い手としての青年はいくせいできているのですか」という質問が出ました。

この質問に対して平野竜也さんは、「参加者1人ひとりに組合活動に興味を持ってもらうことは大切です。しかし、色んな人が集まれる環境をつくることがより重要だと感じています。団塊世代の方が20代のときにどのような運動されていたのかは詳しくは知りません。しかし、労働組合活動と通じて他の職場の人との出会いがあったという話をよく聞きます。そういった意味では恋するBBQは成功したと言えると思います」と回答しました。

龍尾由美子さんは、「サマーセミナーでは必ずしも労働組合的な学習にこだわらず、知りたいこと・やりたいことを柔軟に取り入れています。遊びを大切にし、企画から当日の運営までのすべてを青年が担いました。すると中心となるリーダー的な青年が自然発生的に生まれます。そういった意味では成功していると思います」としました。

 最後に「青年は労働組合に何を求めるか」についてそれぞれ話しました。平野竜也さんは、「要求は多様です。労働組合ってこんなこともやる。岐阜県労連・全労連には色々な職場の仲間が集まっているからこそできることがあるのではないでしょうか。何より、青年の要求は出会いから始まるかもしれません」とまとめました。龍尾由美子さんは、「労働組合は特殊な団体ではなく、身近なものであると理解されないといけません。いくつになっても、思いを共有できる場所と仲間の存在が求められているのだと思います」としました。弓田盛樹さんは、「青年の間には労働組合ってダサい、暗い、事務所が汚いというイメージが蔓延しているのではないでしょうか。カフェのようにおしゃれでスタイリッシュな場所。なおかつ、仕事や生活をめぐる1人ひとりの切実な願いを持ち寄ることができる場所であることが求められていると思います」と話しました。 

修了証が受講者に授与されました。

 今回の初級講座では考えさせられることの多い内容でした。全国各地から集まった仲間たちもそれは同じです。参加した青年それぞれが労働組合運動の担い手としてどう成長するのかを考えさせられたのではないでしょうか。

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とき:2011年10月4日15時~

ところ:議会棟205応接室

概要:

10月4日、米軍機の低空飛行問題で県労会議など4団体7名が岡山県に対して、県民の生活と安全を守る立場からの飛行禁止を求めました。この申し入れは、9月26日午後2時45分頃に岡山県南の人口密集地を米軍機が2機、西から東に轟音と共に低空で飛び去ったことを受けて、政府と在日米軍に飛行禁止と3月に起こった津山市内の民家の土蔵崩壊事件に対して早急に損害賠償をするように岡山県に求めたものです。申し入れは岡山県労会議、岡山県平和委員会、平和・民主・革新をめざす岡山の会、安保破棄諸要求関越岡山県実行委員会が連名で行いました。

申し入れ書を手渡す花田県労会議議長

この申し入れに対応した危機管理室の小倉危機管理課課長は、「県民から情報が寄せられ国に伝えている」と話しました。参加者から、「県は国と米軍に抗議すべき。低空飛行という認識があるのか?問題に対する認識は如何か?」等の質問が相次ぎましたが、小倉課長は、「国に伝えている」との返事を繰り返しました。また、3月発生した津山市の民家の土蔵崩壊に関しては、「国には早く返事をいただけるよう催促している」と話しました。事件後6ヵ月も経過して本人にも県民にも何らの説明もなく政府の対応は無責任であり、県がしっかりと要請を行うよう再度申し入れました。

話し合いの様子

県革新懇の氏平さんは「県に責任は重い。県民の生活といのちを守ることは危機管理室の重要な任務であり、国と米軍に対して厳しく意見を言って欲しい。沖縄県でできていることがなぜ岡山でできないのか。低空飛行かどうかも県が調べるべきではないか。県民は怒っており、この声に応えるのが責任だ」と厳しく危機管理室の姿勢を追求しました。

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