岡山県労働組合会議

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日付 2011年10月24日

とき:2011年10月23日(日)13時~17時

ところ:岡山県勤労者福祉センター1階ホール

デモ行進:石山公園~柳川交差点

署名・宣伝:岡山駅ビックカメラ前&中銀前

10月23日、保育新システムに反対する岡山県実行委員会は県総合福祉会館にて、274人が参加する集会を開き、石山公園から柳川交差点までパレードを行いました。パレード終了後は岡山駅前で2グループに分かれて署名と宣伝を行いました。

垣内国光先生(明星大学)

集会では明星大学の垣内国光さんが3.11の震災を通して見えてきた保育園の役割を自らの体験に基づいて話しました。また、福祉としての保育園だからこそ守れる子どもの命は、保育を金儲けの産業と考える新システムでは絶対にできないと熱く語りました。垣内さんは健やかさの条件として食育は欠かせないとし、最近は家庭で料理がされず、食材は挟みで切るものと考えているお母さんがいること、美味しいと感じる食事には集団や様々な食材を口にすることが必要とも話しました。また、賢く生きるためには、子どもが遊びきることが大切で、楽しいからこそ話したいという要求が溢れ、一生懸命になって話すことでコミュニケーション能力が育つと優しく語りかけました。その上で保育新システムが子どもの豊かな発達を阻害するだけでなく、保育園を子ども園に変え、介護のように保育サービスを切り売りする産業に変質させようとしていると怒りを込めて説明しました。これまでにも保育を福祉から外して、市場原理に任せようとする制度が提案されてきたが、今回だけは反対する勢力が圧倒している。12月までに法案を通すと野田内閣は言っているが、国会議員の数や地方議会も反対ばかりでごり押しできる状況ではなく、運動をさらに盛り上げて廃案に追い込もうと話しました。

石山公園~柳川交差点までパレード

参加者は集会アピールを採択し、イメージカラーの黄色をまとい、ぬいぐるみも登場してにぎやかにラップ調の掛け合いで、「保育の市場化反対、新システムでは子どもは守れない」と訴えました。岡山駅前の署名行動では30分で371筆の署名を集めることができました。

署名には人だかりも

子どもたちはちょっと疲れ気味

夕暮れ時の駅前は、「政府の子どもを金儲けの対象とする保育新システムに反対」の声が響き合い、11月3日の全国集会に向けた『子ども子育て新システム』に反対する運動は、岡山市内で大きな波紋を広げました。

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