月別 2015年8月
と き:2015年8月26日(水)18:00~
コース:第一セントラルビル前~大供公園
概 要
ストップ戦争法!総がかり岡山実行委員会は第2弾市民行動を行いました。夕方の行動ということもあり、仕事帰りの人や、子供連れでの参加者もいました。参加者は全体で150人でした。
出発前の意思統一では、実行委員会を代表して花田雅行さんがあいさつを行いました。花田さんは、「安倍暴走政治は戦争案強行を辞さない構えでいる。衆議院の60日ルール適用を許さず、私たちの運動で戦争法を廃案に追い込もう」と力説しました。
デモ行進は、岡山イオンの前を通りながら、「や~っぱ、やっぱ~戦争する国 イケンじゃろ~」「強行採決 おかしいよ」「大切なのは 民主主義」とコールしました。
国会論争の中で明らかにされた自衛隊の内分文書では、自衛隊を「軍」と呼び、米軍との「軍間調整所」設置、日米共同の作戦計画のもとに自衛隊に活動させることなどが明記されていました。しかも、法律が「8月中の成立」され、「来年2月施行」を前提にしており、これは憲法無視、民主主義の否定に他なりません。私たちの運動で戦争法を廃案にしましょう。
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と き:2015年8月25日(火)7:45~
ところ:岡山駅西口さんすて前
概 要
岡山高教組はゆきとどいた教育を求める中国ブロックキャラバンにとりくみ、そうちょう宣伝を行いました。国内の貧困・格差は深刻で、一生涯派遣労働を可能にする労働者派遣法の改悪など、低賃金労働の拡大が懸念されます。高校生や若者の就職難は深刻で、国や地域の未来が危ぶまれます。早朝の宣伝には12人が参加し、チラシ500枚を配布しました。
マイクを握ったのは三上委員長で、「さまざま課題を抱えた子どもたちが増えていく中、一人ひとりにゆきとどいた教育を保障するため、全国の多くの自治体が独自に少人数学級を実施してきた。岡山県は2012年4月からは35人学級が小学校2年生へ実現、また県独自で小学校3年生・4年生へも35人学級が拡大し、条件付きではありますが小学校5年生から中学校3年生まで35人学級が可能となっている。しかし、安倍政権に代わった2013年度以降、国は35人以下学級の前進を見送っている。教職員定数改善計画についても1959年に開始して以来初めて、自然減を上回る教職員定数の純減が2年連続で強行された。2月23日の衆議院予算委員会で、『さらに35人学級の実現に向けて鋭意努力をしていきたい』との安倍首相は答弁し、小・中・高校の35人以下学級の拡充を求める圧倒的多数の父母・教職員・地域住民の強い願いが反映されている。地方から『国の責任で35人学級の実現』を求める声を上げることが重要だ」と訴えました。
続いて、有馬書記長がマイクをとり、「高校では2014年4月の入学生から無償化に所得制限が導入された。OECD諸国の大半は高校無償化を実現しており、所得制限を導入している国はほかにない。また、公私間格差是正のために、私立高校生に対する就学支援金を国は加算したが、約4分の3の自治体が独自の授業料補助を削減し、保護者負担の軽減につながらないなどの状況もうまれている。今春の新規高卒者の就職内定率は改善が報じられているが、その詳細を見ると、介護や建設など特定の職種に求人が偏り、非正規も増えているのが実情だ。依然として厳しい地元就職など、地域社会の担い手となる青年の進路をめぐる環境は、改善というにはほど遠い状況にある。児童・生徒の就修学・進路保障に責任を持つ立場から、ともに知恵を出し合い、児童・生徒・青年と地域の未来のためにゆきとだいた教育を求めている」と述べました。
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と き:2015年8月22日(土)13:30~
ところ:岡山労働福祉事業会館
概 要
岡山県社会保障推進協議会(岡山県社保協)は第22回総会を開催しました。総会に先駆けて、都留民子さん(県立広島大学・教授)による記念講演が行われました。
都留さんは「貧困と社会保障―新自由主義・緊縮財政との闘い」というテーマでお話をされ、社会保障とは何かについて歴史的背景から説明しました。「近代的貧困とは単なる貧しさを指すのではない。生産性が非常に高い、豊かな国での経済的不平等を意味する。そして、近代において支配的なのは勤勉勤労奨励という労働礼賛イデオロギーだ。そこから、貧困は個人の怠慢、道徳的堕落という考えが発生し、生活保護の劣等処遇を容認させている」とし、「本来、社会保障制度は弱者救済ではなく、競争的市場からの保護機能だ。そして、過剰な賃金依存の生活から脱却させる機能がある。貧困克服のためにはり労働の権利を守ることが大切だ。最低賃金・労働時間の短縮は労働組合では要求として取り上げられることが少ないが、とても重要な課題だ。社会的富を平等に分配されるよう市場経済の構造を変えていこう」と激励しました。
また、貧困とファシズムの関係についても言及し、「1918年ドイツはワイマール憲法によって生存権が保障された。しかし、第1次大戦敗北による莫大な賠償に加え、大恐慌による緊縮財政策によって失業と貧困が放置された。そのことがナチスの台頭と独裁を許してしまう」と述べ、一方で、不況時に緊縮財政策をとらなかった国はファシズムに傾かなかったとし、「アメリカは、1929年バブルが崩壊し大恐慌が訪れる。失業率は25%、政府債務はGDP比300%に達する。ルーズベルトのニューディール政策が実行されることで、850万人雇用、食糧補助制度、社会保障法などが整備されていく。フランスでは、大恐慌により極右が台頭してくるが、人民戦線政府が週40時間労働制、週休2日制、2週間有給休暇の法制化、公共事業による公的雇用、失業基金・年金を拡大したことで、賃金は平均12%上昇する。イギリスは、1942年ドイツ軍の侵攻におびえる中、ベバリッジ・レポートが提出され、5つの巨悪に対するナショナルミニマムが実行され、正規雇用を基本とした雇用政策、全国一律最賃制度、社会保障の拡充が行われる。結果、どの国も債務は減少し景気回復を達成する。不況時には緊縮財政策を行うより、積極的に財政を拠出していくことが社会の公正さを守り、景気回復のためにも効果的だ」と力を込めて説明しました。
講演終了後、総会に移りました。川谷事務局長から議案の提案が行われました。討論では5名の方から発言がありました。生健会の大西さんは、「いま私たちは生活保護の引下げに抗議し、生活保護裁判を闘っている。私たちの講義に対して、国は引下げは妥当であるとの一点張りだ。裁判に勝ち、生活保護を充実させるためにはより多くの人に裁判の意義に気付いてもらうことが重要だ。運動を広げるために今後も奮闘していく」と発言しました。
障岡連の吉田さんは、「浅田裁判が3年目に突入した。裁判の中では総合支援法と介護支援の違いを強調している。裁判を通して岡山市に意見を求めているが返答がない。引き続き裁判闘争支援をお願いします」と訴えました。
赤坂さんは、「子どもの医療費が和気町で18歳まで無料化となった。その他、高梁・奈義・美咲・久米南・吉備中央で医療費無償化が進んでいる。総社、瀬戸内では署名運動がとりくまれ、大きな力を発揮している」と報告しました。
年金者組合の近藤さんは、「年金問題は高齢者だけの問題ではない。年金は今後30年間引下げられようとしている。支給開始年齢の引き上げなどこれ以上の改悪は許せない。最低保障年金がなければ安心した老後の生活は不可能だ。一緒に年金制度の充実を求めて奮闘していこう」と会場に訴えました。
討論終了後、議案の採択が行われ満場の拍手で採択されました。県労会議は、労働者一人ひとりの生活を守るためには社会保障の充実は不可欠との観点から、岡山県社保協の運動に連帯してきます。
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9月11日には衆議院60日ルールの適用で強行採決も報道されています。
国民世論で止めよう戦争法。ダメ押しデモ行進にご参加ください。
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と き:2015年8月21日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山が毎週行っている金曜アクションは本日で150回目を迎えました。本日の行動には34人が参加し、原発ゼロ、再稼働反対を訴えました。
11日に再稼働した川内原発では早速トラブルが起きています。復水ポンプ(蒸気が発電タービンを回した後に蒸気を冷やし水に戻して循環させる装置)出口で水質を監視する「電気伝導率」の数値が異常値を示したとのことです。万全を期していると言いながら、早速のトラブルです。地元住民の不安は高まるばかりです。
川内原発再稼働は避難計画など山積した問題を放置したままで、まさに暴挙です。福島原発事故などなかったかのように政府・電力会社は安全神話を振りまいています。「直ちに再稼働中止!」の声を上げましょう。
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と き:2015年8月20日(木)12時15分∼
ところ:岡山駅西口さんすて
8月20日(木)最賃宣伝。7月28日に中央答申が出てわずか9日後の8月6日の岡山労働局最賃審議会は答申通り、16円引き上げとする専門部会の意見を支持した。労働局によると労使、公益委員の全会一致です。この結果は大変残念です。私たちの異議申し出が通らなければ岡山県の最賃額は735円となります。10月5日には発効されるでしょう。政府はいつになったら1000円の最賃を実現するのでしょうか?その計画も見通しもないまま最賃額の意見が出されたことに私たちが「異議あり」と言いたくなるのは当然です。確かに3年連続して2ケタの引き上げがされています。それまでの1ケタの引き上げ額に比べれば確かに上げ幅は増えています。しかし、消費税増税や度重なる社会保障費の削減で実質賃金は下がるばかりです。最低賃金に近い労働者の生活は極端に下がり続けています。岡山の経済に労働局の責任がないとは言わせません。
日本の経済は労働者の賃金を低く抑えていてはいつまでも良くなりません。使用者側の抵抗が大きいのは分かりますが、労使で厳しい議論をやって、その展望を示さずに安易な答申を出すことは許されません。最近の審議会の傍聴や意見陳述の報告を聞いていると、労働側の主張が聞こえてきません。使用者側の意見の中に「我々も競争社会で経営をしている。賃金を上げていては生き残れない」という主張があったと聞きます。以前からある意見だが、労働側の意見や岡山の経済をどう再生するのかの議論がなされ、見通しのある賃金の展望を示すことが必要です。自分の我を通すだけの委員会ならその役割を果たしていません。ましてや中央答申のままを受け入れるだけの最賃審議会など無用です。今回の引き上げでは東京都の差をさらに広げました。今回、東京は907円ですからその差は172円となり昨年と比べて3円の開きとなりました。労働の東京集中が言われる中で地方が疲弊する賃金を自らが選択するなどあり得ないことです。明らかに労働者の願いから乖離しているのが現審議会の姿勢です。
最賃の制度を知らない人が多い。20日の宣伝では400枚のチラシを配布しました。若い女性が話し掛けてきましたが「倉敷で働いているが最賃額を少し上回る賃金だ」と言っています。今回の引き額はご存じのようでした。賃金の低い女性の関心は高く、チラシを受けとるのは女性が多い。多くの人に最賃制度を知らせ、審議会を動かす世論をつくりたいというのが私たちの願いです。
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とき:2015年8月18日(火)12時15分∼45分
ところ:岡山駅西口さんすて
日本航空(JAL)整理解雇者の職場復帰を求めて闘う労働者の支援活動としてJAL解雇撤回闘争も2010年の12月から数えて5年目に入っています。毎月とはいきませんでしたが、忙しい時期を除いて支援の宣伝活動を継続してきました。今年は御巣鷹山のJAL機墜落事故から30年となりました。すでに8月12日は過ぎていますが、この日の宣伝では追悼と空の安全を願いを込めた訴えになりました。
30周年を迎えた御巣鷹山の墜落事故はお盆ということもあって、多くの人がテレビをご覧になっていたと思います。この墜落事故は過去の問題でしょうか?「二度と過ちは繰り返さない」そう誓った日本航空でしたが、本当にその決意を胸に刻んだのは労働者だけでした。経営者は誰ひとり事故の責任を取らず、また経営破たんの時も同じで、その犠牲はすべて職員に負わせてきました。職員がどんな気持ちで日本航空の再生を願ってきたでしょうか?そんなことはお構いなしで放漫経営を続け、破たんを契機に稲森会長は「儲けが一番、安全は二の次」とはっきりと言っています。よくぞこんなことが言えたものかと耳を疑いたくなります。
労働者165名の整理解雇が強行されのは2010年の年末でした。その後は解雇撤回の裁判が続きましたが、政府と司法が後ろ盾となる日本航空は解雇者の悔し涙をあざけるように、卑劣でまともとは言えない裁判を経て地裁、高裁でその責任を逃れてきました。どうして、30年の過酷な歴史を胸に空の安全を訴えてきた労働者が負れる事になったのでしょうか?空の公共交通を利用するものとしても不安です。解雇者を元の職場に戻して「安全を確保するための議論を続けてほしい」と願う日々は日増しに強くなります。毎年200人の退職者がいます。パイロットもこれまでに185名が職場を去っています。それでも解雇者を職場に戻さない会社の姿勢はやはり社会の常識ではない。毎日続く飛行機のトラブルはいつか御巣鷹山の事故につながるでしょう。私たち国民がこの問題に向き合うことが今ほど求められている時はありません。今日はいつになく反応がいい宣伝でした。じっと横断幕を見ながら、訴えにも耳を貸して下さった通行人の姿が印象的でした。今後もこの訴えを続け、労働者が安心して働き、利用者の安全が保障される社会をめざしてがんばります。
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と き:2015年8月16日(日)10時∼
ところ:瀬戸内市中央公民館
主催:瀬戸内市平和をつなぐ会
8月16日(日)、瀬戸内市で戦争法案に反対する集会が開かれ250人が参加、その後、市内パレードが行われました。
集会は「戦争イケン平和をつなぐ瀬戸内市民大集会」と手書の看板が掲げられ、集会は「手をつなごう」の歌唱指導に続き、発言者として古謝愛彦弁護士、民主党・津村啓介衆議院議員、日本共産党・春名直章元衆議院議員、戦争体験を語った・平野五香さん、被爆者の戦争体験を話した・安家邦子さん、母親の立場から・川野吏恵さんがそれぞれ発言しました。
古謝弁護士は、「戦後70年というが、戦争法案が通って自衛隊が一発で海外で打てばその瞬間に戦争のない時間はリセットされる。そもそも憲法上も集団的自衛権は認められない。集団的自衛権の行使はアメリカやソ連が戦争の言いわけに使ってきたもので、日本が行使すれば戦争に巻き込まれる。後方支援も限定とされたが戦闘行為の一部である兵站活動だということが明らかになった。日本人が命を奪い奪われ、憎しみ身くまれる関係になる戦争は絶対に認められない」と話しました。
津村議員は「今日は60日ルールの折り返し地点だ。法案は日本を守るためだとしながら実際はホルムズ海峡にまで出かける戦争だ。戦争に関われば恨みを買う。自民党の中からもおかしいという声が上がっている。国民の運動で支持率を下げ、廃案に追い込もう」と激励しました。
春名さんは「全国の闘いへ広がった運動は安倍内閣を追い込んでいる。自民党の議員が戦争に行きたくないのは利己的だと発言したが、人間として当たり前の言葉だ。広島の庄原市では自民党や公明党も含めてアベ政権はゆるなさいという運動が始まっている。創価大学も反対の意思表示をした。大きな理性と共同の輪を広げよう」と呼び掛けました。
平野さんは「尋常6年生のとき終戦を迎えた。その時の緊張感は今でも覚えている。毎日、ヨモギや食べられる草を集めて回った。勉強はあまりできなかった。音楽はいろはだった」と戦争に翻弄された子どもの頃を振り返りました。
安家さんは「母が被ばくして、ボロボロになって帰ってきた。死ぬまで寒い、寒いと言っていたのを覚えている」と悲しそうに話しました。
川野さんは「子どもは噛まれたら、もっと強く噛もうとする。その繰り返しは痛いばかりだ。暴力でなく口で止めてと言える大きい子になろうと話している。戦争法で日本は恨み恨まれる国にならないか?子どもにできて大人にできないはずはない。戦争したら子どもたちに言い訳できない」と安倍政権を批判しました。
参加者はこの後、自由討論となり、シベリア抑留経験者や憲兵に捕まった父の話など5人が発言。中には「民主党は対案を出すなどのバカなことはしないでしょうね」と質問する人もいましたが、津村議員は「憲法を守ること、廃案にすることが対案だ」と話し、拍手が起こりました。集会後はデモ行進に移り、150人が20分間の「戦争反対、命が一番」と訴えました。
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