岡山県労働組合会議

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8.20最賃宣伝

と き:2015年8月20日(木)12時15分∼

ところ:岡山駅西口さんすて

8月20日(木)最賃宣伝。7月28日に中央答申が出てわずか9日後の8月6日の岡山労働局最賃審議会は答申通り、16円引き上げとする専門部会の意見を支持した。労働局によると労使、公益委員の全会一致です。この結果は大変残念です。私たちの異議申し出が通らなければ岡山県の最賃額は735円となります。10月5日には発効されるでしょう。政府はいつになったら1000円の最賃を実現するのでしょうか?その計画も見通しもないまま最賃額の意見が出されたことに私たちが「異議あり」と言いたくなるのは当然です。確かに3年連続して2ケタの引き上げがされています。それまでの1ケタの引き上げ額に比べれば確かに上げ幅は増えています。しかし、消費税増税や度重なる社会保障費の削減で実質賃金は下がるばかりです。最低賃金に近い労働者の生活は極端に下がり続けています。岡山の経済に労働局の責任がないとは言わせません。

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日本の経済は労働者の賃金を低く抑えていてはいつまでも良くなりません。使用者側の抵抗が大きいのは分かりますが、労使で厳しい議論をやって、その展望を示さずに安易な答申を出すことは許されません。最近の審議会の傍聴や意見陳述の報告を聞いていると、労働側の主張が聞こえてきません。使用者側の意見の中に「我々も競争社会で経営をしている。賃金を上げていては生き残れない」という主張があったと聞きます。以前からある意見だが、労働側の意見や岡山の経済をどう再生するのかの議論がなされ、見通しのある賃金の展望を示すことが必要です。自分の我を通すだけの委員会ならその役割を果たしていません。ましてや中央答申のままを受け入れるだけの最賃審議会など無用です。今回の引き上げでは東京都の差をさらに広げました。今回、東京は907円ですからその差は172円となり昨年と比べて3円の開きとなりました。労働の東京集中が言われる中で地方が疲弊する賃金を自らが選択するなどあり得ないことです。明らかに労働者の願いから乖離しているのが現審議会の姿勢です。

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最賃の制度を知らない人が多い。20日の宣伝では400枚のチラシを配布しました。若い女性が話し掛けてきましたが「倉敷で働いているが最賃額を少し上回る賃金だ」と言っています。今回の引き額はご存じのようでした。賃金の低い女性の関心は高く、チラシを受けとるのは女性が多い。多くの人に最賃制度を知らせ、審議会を動かす世論をつくりたいというのが私たちの願いです。

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