岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2015年8月19日

とき:2015年8月18日(火)12時15分∼45分

ところ:岡山駅西口さんすて

日本航空(JAL)整理解雇者の職場復帰を求めて闘う労働者の支援活動としてJAL解雇撤回闘争も2010年の12月から数えて5年目に入っています。毎月とはいきませんでしたが、忙しい時期を除いて支援の宣伝活動を継続してきました。今年は御巣鷹山のJAL機墜落事故から30年となりました。すでに8月12日は過ぎていますが、この日の宣伝では追悼と空の安全を願いを込めた訴えになりました。

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30周年を迎えた御巣鷹山の墜落事故はお盆ということもあって、多くの人がテレビをご覧になっていたと思います。この墜落事故は過去の問題でしょうか?「二度と過ちは繰り返さない」そう誓った日本航空でしたが、本当にその決意を胸に刻んだのは労働者だけでした。経営者は誰ひとり事故の責任を取らず、また経営破たんの時も同じで、その犠牲はすべて職員に負わせてきました。職員がどんな気持ちで日本航空の再生を願ってきたでしょうか?そんなことはお構いなしで放漫経営を続け、破たんを契機に稲森会長は「儲けが一番、安全は二の次」とはっきりと言っています。よくぞこんなことが言えたものかと耳を疑いたくなります。

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労働者165名の整理解雇が強行されのは2010年の年末でした。その後は解雇撤回の裁判が続きましたが、政府と司法が後ろ盾となる日本航空は解雇者の悔し涙をあざけるように、卑劣でまともとは言えない裁判を経て地裁、高裁でその責任を逃れてきました。どうして、30年の過酷な歴史を胸に空の安全を訴えてきた労働者が負れる事になったのでしょうか?空の公共交通を利用するものとしても不安です。解雇者を元の職場に戻して「安全を確保するための議論を続けてほしい」と願う日々は日増しに強くなります。毎年200人の退職者がいます。パイロットもこれまでに185名が職場を去っています。それでも解雇者を職場に戻さない会社の姿勢はやはり社会の常識ではない。毎日続く飛行機のトラブルはいつか御巣鷹山の事故につながるでしょう。私たち国民がこの問題に向き合うことが今ほど求められている時はありません。今日はいつになく反応がいい宣伝でした。じっと横断幕を見ながら、訴えにも耳を貸して下さった通行人の姿が印象的でした。今後もこの訴えを続け、労働者が安心して働き、利用者の安全が保障される社会をめざしてがんばります。

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