月別 2013年2月
と き:2013年2月27日(水)12:15~
ところ:アリス広場前
概 要
春のような天候のもと、県労会議はJAL(日本航空)の不当解雇撤回を求める宣伝と署名を集めました。本日は7名が参加し、署名6筆を集めました。
マイクを握ったのは伊原事務局長で、「経営不振によりJALはパイロット81名、客室乗務員84名の165名を整理解雇した。しかし、解雇する時点での希望退職者数は200名を超えており、すでに1586億円もの利益を上げていた。つまり会社は黒字になっており165人を解雇する必要はなかった。また、経験豊かで空の安全を守ってきたベテランを職員真っ先に切り捨て、航空業界では風邪などの病気でも休業が義務付けられているにもかかわらず、そうした傷病になった人たちを中心に解雇するなど、人権とりクス回避を無視した行いを許すことはできない」と話しました。航空機のトラブルが相次いでいることについて、「B787のトラブルが相次ぎ、安全性が認められるまでは運航停止することが決まった。このように、航空の安全は最優先されるべきだ。しかし、JALの経営は安全よりも利益最優先となっている。安全を確保やリスク回避に経験豊かなベテラン乗務員を職場に戻すことが求められている」と訴えました。
今回署名に協力してくれた人の中に、元JALの職員の方がいました。「がんばってください」と激励の言葉とともに署名に応じてくれました。
当時、経営側は支援機構の管財人代理から「争議権を確立したら出資をしない」と航空労組連絡会に説明していました。そのことをもって、航空労組連絡会に整理解雇方針の撤回を求め、争議投票を実施していたCCUと日航乗組に対して投票をやめるよう迫っていました。これは、『出資がなければ日本航空の再建はとん挫し、全員が職を失う』だから『争議投票は中止しろ』という不当介入でした。しかし、今年の1月28日に行われた裁判で、これが真っ赤なウソであることが明らかになりました。古久保裁判長が、「出資の可否を検討する企業再生支援委員会で実際に争議権が確立されたら、出資をとりやめるという検討・決定があったのか」と質問された日航側は、「検討されていない」と答えました。嘘までついて脅しをかける日航の姿勢は異常としか言いようがありません。
また、被解雇者に対して社内住宅ローンの残金を5月31日までに全額返済しないと「金利18.25%を課す」という督促状が送り付けられました。既に退職金は勝手に返済に召し上げられています。会社都合で解雇し、収入を断っておきながら事前協議もなく期限を切った督促状はあまりにも非人道的です。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 活動日誌
と き:2013年2月25日(月)12:15~
ところ:ビックカメラ前
概 要
2月も終わりに近づき、お昼には気温が上がり暖かくなってきました。安保条約破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会は、オスプレイ配備反対・基地撤去を求める昼休み宣伝と署名を行いました。
県労会議の弓田さんは、「岡山市内の真ん中に米軍基地が建設され、事故を繰り返すオスプレイが配備されることになったらみなさんはどう思いますか。中にはそれでもかまわないと言う人も居るかもしれないが、毎日米軍機が上空を飛び回り、人を殺す銃火器が基地の中には溢れている。これでは安心して暮らすことができるはずがない。日本本土でできないことは沖縄でもできないことです。米軍には日本から撤退してもらうしかない」と訴えました。また、「北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議がシカゴで開催された際、『反戦イラク帰還兵の会』は講義のデモ行進を行い、数千人が参加した。帰還兵たちは、『もうだまされない。不当な戦争を拒否する』、『最悪な間違いだった』、『アメリカ軍こそがテロリスト』だと抗議の声を上げた」とアメリカ国内でも軍事増強、戦争に反対する世論が高まっていることを話しました。
ティッシュを受け取ってから引き返す人、沖縄から来たという人などが署名をしてくれました。中には「共産党か?」と聞く人もいましたが、「労働組合です」と答えると、「どんな組合があるのか?」と詳しく聞かれ、答えると、「わからない」と言ってけげんな顔で立ち去る人もいました。しかし、オスプレイという言葉に敏感に反応する人は少なくないと感じました。
今回の宣伝には6人が参加し、署名12筆を集めました。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 活動日誌
と き:2013年2月22日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
本日の天気は快晴で春の訪れを感じさせる陽射しでした。しかし、まだ風は冷たく、風邪も流行っているので油断はできません(^_^;)原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は28回目となる原発抗議行動を中国電力に対して行い、今回の行動には40人が参加しました。今回は「浦島太郎」の替え歌に合わせて、脱原発を訴えました。
沖縄電力を除く9電力会社は、原発専業の日本原子力発電が資金繰りに行きづまらないよう支援することを決定しました。1200億~1300億円規模の債務保証や資金支援をするとしています。その理由について、「敦賀原発など3基の原発を動かすめどがたたず、銀行から融資を受けられないおそれがあるからだ」としています。しかし、電力会社は相次いで電気料金値上げを決めています。原子力村を守るためだとしか思えない今回の決定に、国民からの非難が上がっています。
本日のニュースと替え歌歌集はこちら(^_^)/
以下イベントのお知らせです。
1.remember3.11 ウォーク&トーク
失われた多くのいのちと被災地に想いをはせ、わたしたちに何ができるかを考えます。
3月10日(日)10時半~16時
10時半~ 石山公園で集会
11時~ 桃太郎大通りをウォーク
13時半~16時 岡山バプテスト教会で追悼&トーク
詳細は以下のHPからチラシをダウンロードしてください。(関東からの避難者の方が心をこめてデザインしてくれました)
http://ow.ly/hMJTo (A5版、4.7MB) ※実物をご希望の方は以下へ。
子ども未来・愛ネットワーク info@kodomomirai.org Tel 080-1805-3808
2.有機生活マーケットいち
これからの新しい暮らしを提案するマーケット「いち」。
自然にも身体にもやさしい食べ物や雑貨、支援団体などのお店が70も並びます。
3月10日(日)10~16時 下石井公園
会場には献花台を設けます。
お花は、お持ちいただくことも、会場でお求めいただくこともできます。
売上の一部は「おかやまバトン」に託され、被災地の支援に役立てられます。(おかやまバトンは、岡大の学生や教職員を中心に、被災地の支援を行なっている団体です)
隣の西川アイプラザでは、被災地やボランティアの活動を撮った映画「Pray For Japan」を上映します。
いちHP http://www.ichi-jp.org/#id1
3.RNN東日本大震災三回忌慰霊祭
仏教・キリスト教・神道・他諸教が、宗派を超えてともに祈る会です。一般の方の参加も歓迎です。
3月11日(月) 14時半~16時
黒住教本部 神道山日拝所(岡山市北区尾上2700)
お問合せはRNN(人道援助宗教NGOネットワーク)事務局へ
http://www.rnn.jp/ Tel 086-284-1242
0 Comments | Posted by sakaki in お知らせ, ニュース, 活動日誌, 県民運動
と き:2013年2月20日(水)7:30~
ところ:岡山市内
概 要
2013年国民春闘岡山県共闘委員会・国民大運動実行委員会は春闘勝利に向けた地域総行動を行いました。県下32駅頭で早朝の宣伝、チラシ配布を行い、お昼にはパレードも行いました。県労おかやまは、TPPや消費税増税の問題で各政党を訪問し、NTT、郵便局と懇談を行いました。
岡山駅ビックカメラ前には20人が集結。冷たい風が吹いていましたが、寒さに負けない活気に溢れた宣伝を展開しました。マイクを握った伊原事務局長は、「いよいよ2013年春闘が始まった。今年の春闘は絶対に負けられない。いま、大企業の内部留保267兆円に注目が集まっている。テレビでも内部留保を賃上げに回してもいいのではないかと報道され、安倍首相も経済界に対して賃上げを要請した。賃上げはもはや国民世論になっている」と賃上げを勝ち取ることを訴えました。午前中にアリスの広場前で行った反原発宣伝には25人が参加し、署名96筆を集めました。原発がなくても電力は十分足りていることや、自然エネルギーを活用して持続可能な社会を目指すことなどを訴えました。
お昼休みの時間帯には、パレードを行いました。各団体から100人が集まり、「日本経済を立て直そう!」「大幅賃上げを勝ち取ろう!」「働き方を変えよう!」とコールしました。
パレード終了後、ビックカメラ前で最賃宣伝を行い、最低低賃金の引上げを求める署名を集めました。宣伝には28人が参加し、署名46筆を集めることができました。
伊原事務局長は、「岡山県の最低賃金は691円。しかし、これではまともな生活はできない。アルバイトの求人を見るとどれもが750~800円の時間給になっているではないか。最低賃金を引き上げることは、一般の労働者の賃金水準を底上げすることにもつながる。ぜひ、署名に協力してもらいたい」と話しました。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 活動日誌, 県民運動
とき:2013年2月18日(月)12時15分~
ところ:天満屋アリスの広場前
憲法改悪反対岡山県共同センターは2月18日の昼休み、表町商店街にて憲法宣伝・署名行動を行いました。雨の降る中での宣伝でしたが6人が参加して20筆の署名を集めました。
雨も降って冷たさが身に滲みる表町商店街で宣伝
自公政権は昨年の衆議院選挙で国会議員の2/3の議席を得て、憲法改正に向けた動きを強めています。憲法審査会も動き始め、参議院選挙で2/3を獲得すればいっきに憲法を変える意気込みです。そもそも現在の選挙制度は4割台の得票で8割の議席を占めることのできる小選挙区制度を基本とした制度であり、民意を反映する制度ではありません。言わば、虚構の議席で憲法を変えようというのですから、これほど国民の願いに反した行為はありません。今でも自民党が標的としている憲法9条の改悪は国民の52%が反対しており、民意でもありません。しかし、自民党の憲法草案によれば憲法96条(憲法改定発議要件)を変えて、過半数にすることによって憲法を改悪しやすくすることが彼らの目的でもあることがわかります。このように本来なら憲法遵守義務のある権力者が憲法を邪魔だからと言って、勝手に変えることは本来許されるものではありません。私たちが声を上げる時です。戦後67年間、日本は戦争に加担をせず、国民は精一杯平和を発信してきました。その裏で権力者たちは虎視眈々と改革を目論んできたのです。民主主義を形骸化して、マスコミを利用しながら他国との摩擦を利用して軍備拡張を狙ってきました。「暴挙を許さない」という声を市民の皆様と一緒に大きく広げて行きたいと思います。
意外に署名はたくさん集まりました。意気込みかな?
宣伝途中に、倉敷市長選挙でも一緒に闘った室山さんにお会いしました。快く署名もしていただきました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 平和
とき:2013年2月10日(日)13時30分~
ところ:県立図書館多目的ホール
概要
NPO朝日訴訟の会は2月10日(日)、第8回総会を開き約70名が参加しました。総会では記念講演が行われ、「朝日訴訟の遺品整理を終えて」と題して、会長の岩間一雄さんが遺品の特徴や訴訟の教訓を報告しました。
会を代表して挨拶をされる松岡副会長
また、第7回総会以降の活動として、①50回忌記念事業として、「墓誌建立」に取り組み、昨年12月14日に除幕式を終えたこと、②12年に朝日健二さんによる年間15回の講演が行われ、講演料の全額がNPO法人に寄付されたこと、③朝日訴訟の会が取り扱う手記「人間裁判」、DVD「人間裁判」の普及活動につとめ、手記18冊、DVDは36枚購入されたこと、④遺品の収集、整理がほぼ終えられ、保管してある資料は県のセンターに寄付することになっている、などを川谷事務局長が説明しました。岩間会長は講演の中で、1957年の提訴から1967年の最高裁「終了」判決までの10年に及ぶ裁判の中で、朝日さんは生存権裁判が個人の要求ではなく国民の様々な要求を実現するための運動だと信念をもっていたことや、栄養の補給が唯一の治療法だったが特効薬としてのストレプトマイシンが朝日さんにも使われていたことが明らかにしました。また、今日と同じように訴訟を中傷するはがきなども送られて来たが、朝日さんは弱いもの同士が足を引っ張らず、国民の要求を訴訟に結びつけようと訴えていたことなどを教訓として報告しました。
朝日茂さんの養子として講演などで活躍されている朝日健二さん
(総会で発言を求められて、生活保護の改悪に怒りをもめてお話しをされました)
討論の中で、当時、朝日さんの死体解剖に立ち会った水落理先生(岡山協立病院医師)が「朝日さんは腸結核で死亡したとされているが、腸に空いた穴はストレスによるものではなかったかとも考えられる。解剖所見を調べてみる必要がある」と発言されました。長い闘いの中で精神的にも疲れていた朝日さんの心情に寄り添う意見として参加者の注目を集めました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 活動日誌
ところ:勤労者福祉センター5階第3会議室
概要
2月17日、県労会議女性部は第16回の定期大会を開き22名が参加しました。大会では名村女性部長のあいさつや、事務局長の女性の権利やジェンダーについての報告を問題定期として分散会が開かれ、悩みや組合のことなどを自由に語り合いました。
挨拶をする名村女性部長
今回の大会は事前の役員会で「これまでのような活動報告と方針案の提起だけでは女性の問題意識は深まらない。それぞれが日頃の問題意識を気軽に出せることが大切。日常の問題意識から権利について考えよう」と話し合い、準備をしてきました。
ケーキを食しながら楽しく語り合いました。
分散会は4つのグループに別れ「①最近ハマっていること、②組合のこと、女性部のこと、③心配や不安、気になること」の3つのテーマで話し合いました。ある分科会では「悩みは深いが誰かに任せるのではなく、自分たちの問題として立ち止まって考える必要がある。おかしいことをおかしいと言えるように、組合の活動で広げたい。生活の中でぶつかっている問題を出し合って話し合うことが大切だ。回り道なようでも共通点を見つけてつながれば、組合を強くしていくことにつながる」と感想をまとめました。別の分科会では「時間が足らないほど楽しくしゃべることができた。女性の権利が使えない状況がある。生後4ヶ月の子どもがいても夜10時間まで働いている話や、生協の配送ではコンビニもガソリンスタンドもなくトイレに行けないという悩み、サービス業の窓口ではお年寄りのセクハラで胸を触られるなどの困り事もある。制度を勉強して改善したい。行政問題では人員削減で十分なサービスが出来ない中で苦情が飛び交うなどの問題点が出された」と報告しました。閉会の挨拶をした県国公の落合さんは「気軽に話し合うことが大切。このような会話を単組や支部でも広げたい。今後とも頑張ろう」と今回の試みの成功を確認しました。参加者からは「楽しかった。単組でもこのような話し合いがしたい」「難しい組合の方針は話せないが身近な話から親しくなって、みんなで物が言える職場にしたい」などの感想が寄せられました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 女性部
と き:2013年2月15日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
イレブンアクション岡山は27回目の原発抗議行動を行いました。朝から雨が降っており天候が心配されましたが、幸い雨は止み38人が参加しました。今回は「青い山脈」の替え歌を歌いながら抗議の声を上げました。
経済産業省の電力システム改革委員会は8日、電力システム改革の工程表を盛り込んだ報告書をまとめました。電力を家庭などに自由に売れる「小売の全面自由化」を3年後から開始し、電力会社から送配電部門を切り離し5~7年後には「発送電分離」に踏み切るとしました。これで、各家庭が料金や発電方法などで電力会社を自由に選ぶことのできる環境が整い、大手電力会社が地域ごとに独占する体制を崩すことができます。 この改革では電力会社に課せられていた「電力供給の義務」も2016年をめどになくすとなっており、競争原理主義に陥ることが危惧されます。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 県民運動
と き:2013年2月9日(土)13:30~10日(日)12:30
ところ:静岡県藤枝市
概 要
全国農民連青年部第21回総会が静岡県で開催されました。青年部部長の杵塚歩さんは、「2011年が大きな転機の年となった。4月に収穫したお茶から350ベクレルの放射能が検出され、すべて廃棄した。これからどうしていこうかと真剣に考えたとき、全国に仲間がいることがとても心強かった。それぞれが色々な形で3.11と向き合うなか、これからどう生きていくのかをみんな真剣に模索している。原発に限らず、TPPなど社会はとても歪んでいる。今まで日本社会は開発による都市化で農村と自然から生活が離れていった。それによって社会が歪んだ面は大きいと思う。だからこそ社会に対する私たちの役割は非常に大きいものがある」と開会あいさつを行いました。
その後、4人のパネリストを招いての特別企画「農のススメ・農のおいしさ~ハングリーな情熱~」が行われました。
植田修さん(京都府・京都の和茶園)は、「2003年、私は縁あって京都府和束でお茶を作っている農家に出会ったことがきっけとなり農家になることを決意し、和束町で就農した。よそ者である自分がお茶畑で働く姿を毎日見てもらうことで本気で農業をしたいという思いが伝わり、周囲から認めてもらえるようになった」と就農したての頃を振り返り、「皆さんにも自分の中にしかないオリジナルの農業、生き方を表してもらいたい。そうすることでこれから起農しようとする人が増えると思う。何よりも畑仕事が大好きで、自分の農業スタイルを楽しむこと。そして、仲間内で楽しくやっていくこと。そういう人こそ周囲から共感を得ることができ、支えてもらえるはずだ」とまとめました。
続いて、大坂俊広さん(静岡県・藤枝農民組合)が登壇しました。大坂俊広さんは、「現在、私一人で多品目栽培を行っている。年間50品目、連作を避けながら栽培している。できた野菜は10種類をセットにして販売している。いいものをできるだけ近く消費することに重きを置いているため、地元での売り上げが90%を占めている。また、そうすることで生産者と消費者のつながりを深めることができる」と話しました。「私はこれまでの5年間がむしゃらに農業に打ち込んできたが、ここにきてこれからどうやっていこうかと立ち止まって考えている。やはり多品目栽培には手間がかかり、24時間が自分の時間ではない。普通の人は土日が休みだが、『農家で好きなことをやっているのだから休みはなくてもいい』ということにはならない。農業で生計を維持していくためにも、しっかりと自分の栽培方法を見つめ直し、効率化をしていかないといけない」と農家独自の課題を提示しました。
安形真さん(愛知県・合同会社アグリホリック)は、「大学卒業後、就職をしたが給料未払いの問題で社長ともめたこともあり、人に雇われて生きるのはしんどいと思うようになった。その後様々な職を転々としたが、会計事務所に就職したことが転機となった。当時農家を担当していのだが、高齢者が多く会計のことは全く理解してもらえなかった。経営努力もなく、このまま日本の農業は滅びゆくのかと漠然と思っていた。そして、自分の祖父がスイカ農家を営んでいたが、あるとき農家を辞めることを祖父から告げられた。その2つが相まって農家になることを決心した」と自身のバックグラウンドを話しました。「アグリホリックは農業を活性化し収益を上げ、生活を成り立たせ、その先にはまちの活性化があるというビジョンのもと活動をしている。今後農業をしたいと言う若者を増やすためには給与水準を上げていかないといけない。そのため、3年以内に、給与水準を上げること。5年以内にアグリホリックを全国展開することを目標にしている」と農家も計画経営していくことが大切だと主張しました。
最後に小野邦彦さん(京都府・野菜提案企業―坂ノ途中代表)がマイクを取り、「私は生産をしておらず、販売をしています。私たちがいつも言っているメッセージは、『未来からの前借り止めましょう』です。農業が持っている環境負荷の軽減の側面を意味します。こういう意識で新規就農する人は多いのですが、途中で続けられなくなる人が多い。その一番の原因は、栽培技術はあっても、販売技術の難易度が高い点にある。自分は作るのは好きだが、売っていくことには才覚がないと言う人が農業をしてはいけないということはない。私たちは農薬化学肥料不使用を条件に新規就農者や若手農家と提携して、ネット通販や店頭での販売をしている」と事業について紹介しました。世界経済フォーラムに参加したことについて、「昨年の世界経済フォーラム東アジア会議に参加した。私が持続可能な開発のためにオーガニックの拡大を目指していると言うと、『それはいいことだ。とても大切なことだ』という反応が返ってきた。しかし、この反応は日本ではなかなかない。日本ではオーガニックと言うと健康志向と解釈されがちで環境保全とはなかなか結びつかない。小さな農地を守るスモールファーマーをいかに増やし支援していくのかと言うことまでも議論されていた。日本ではいかに管理していくかということが議論されるが、国際社会とのギャップを感じた」と話しました。
4名の発言はどれも農業の可能性を強く感じさせるものでした。有機栽培をするのは良いものをつくりたいということだけではなく、自然環境の循環を守りたいという感慨深いものがあります。経済成長を優先するあまり私たちは生命のサイクルをなおざりにしすぎていたのではないかと反省させられる会でした。
その後の総会では、①地域農業や環境を考えた安心・安全な農作物をつくり届ける②新たな出会いと繋がりを!総会、夏の学習会を充実させる③地域・青年部の充実の3点が提案され、満場一致で採択されました。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 青年部
とき:2月9日(土)12時15分~
ところ:表町商店街アリスの広場前
2月9日(土)憲法改悪反対県共同センターは表町商店街で「憲法9条を守ろう」宣伝署名行動を行いました。土曜日で参加が危ぶまれましたが、7名が参加して18筆の署名を集めました。安倍内閣は発足してから憲法改悪を表明しています。最初は96条の憲法改定発議の要件を「3分の2から2分の1」にすると言っています。憲法は戦後67年間民主主義と平和、国民主権を守って頑張ってきました。圧倒的国民の支持のもとに権力者の暴走を抑えてきたのです。それを簡単に変えることができるようにする狙いはわかっています。「権力者の思うように権力をふるいたい」「憲法に束縛されるのは嫌だ」という声が聞こえてきそうです。集団的自衛権が問題になっています。武器3原則も破って、F35戦闘機の部品の輸出も認めてしまいました。着々と既成事実を積み重ねて国民の抵抗を萎えさせることが目的です。憲法9条の平和原則を知らない人もいるでしょうが、この原則のおかげで、戦後一貫して日本人は他国民を殺さずに済んでいます。
彼らは25条の生存権を法律で弱めようとしています。生活保護者の給付費を8%下げるとしています。こんなことは許されません。関連する制度100以上に影響するとされますが、基準は所得税で保険料や就学援助など多くの制度が引き下げられることになります。安倍首相は「わかっている」と言っていますが、本当はわかっていません。どこまでも国民の生活を落としめたら気が済むのでしょうか?財界・大企業から応分の負担を求める考えはないそうです。共同センターは今後月2回の宣伝と学習講座を開く予定です。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 平和, 活動日誌, 県民運動