岡山県労働組合会議

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連想分類語  朝日健二

とき:2013年2月10日(日)13時30分~

ところ:県立図書館多目的ホール

概要

NPO朝日訴訟の会は2月10日(日)、第8回総会を開き約70名が参加しました。総会では記念講演が行われ、「朝日訴訟の遺品整理を終えて」と題して、会長の岩間一雄さんが遺品の特徴や訴訟の教訓を報告しました。

会を代表して挨拶をされる松岡副会長

また、第7回総会以降の活動として、①50回忌記念事業として、「墓誌建立」に取り組み、昨年12月14日に除幕式を終えたこと、②12年に朝日健二さんによる年間15回の講演が行われ、講演料の全額がNPO法人に寄付されたこと、③朝日訴訟の会が取り扱う手記「人間裁判」、DVD「人間裁判」の普及活動につとめ、手記18冊、DVDは36枚購入されたこと、④遺品の収集、整理がほぼ終えられ、保管してある資料は県のセンターに寄付することになっている、などを川谷事務局長が説明しました。岩間会長は講演の中で、1957年の提訴から1967年の最高裁「終了」判決までの10年に及ぶ裁判の中で、朝日さんは生存権裁判が個人の要求ではなく国民の様々な要求を実現するための運動だと信念をもっていたことや、栄養の補給が唯一の治療法だったが特効薬としてのストレプトマイシンが朝日さんにも使われていたことが明らかにしました。また、今日と同じように訴訟を中傷するはがきなども送られて来たが、朝日さんは弱いもの同士が足を引っ張らず、国民の要求を訴訟に結びつけようと訴えていたことなどを教訓として報告しました。

朝日茂さんの養子として講演などで活躍されている朝日健二さん

(総会で発言を求められて、生活保護の改悪に怒りをもめてお話しをされました)

討論の中で、当時、朝日さんの死体解剖に立ち会った水落理先生(岡山協立病院医師)が「朝日さんは腸結核で死亡したとされているが、腸に空いた穴はストレスによるものではなかったかとも考えられる。解剖所見を調べてみる必要がある」と発言されました。長い闘いの中で精神的にも疲れていた朝日さんの心情に寄り添う意見として参加者の注目を集めました。

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