岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

と き:2012年6月29日(金)19:00~

ところ:岡山市・禁酒会館

概 要:

 

 67年前の6月29日、米軍機B29により焼夷弾が投下され岡山市街は一瞬にして猛火に包まれ、市街地の中心部80%が焼き尽くされました。空襲により2000人の尊いいのちが奪われました。岡山ピースキャンドル実行委員会は、毎年6月29日に犠牲者への追悼の意を込めたピースキャンドルを開催しています。今年のピースキャンドルには35人が参加し、参加者一同67年前のできごとに思いを寄せました。

 開催にあたり弓田盛樹さん(県労会議)が、「このピースキャンドルは若い世代をはじめ、岡山で空襲があったことを知らない世代にも67年前の岡山空襲を伝えていきたいとの思いから始まり、今年で7回目を迎えた。岡山でも空襲があったということをみんなで学び、考え、語り継いでいこう」と開催趣旨を説明しました。 その後、空襲紙芝居が行われました。紙芝居は実体験に基づいて作成されたもので、非常に完成度の高い内容になっていました。

 紙芝居の後、丸山亀雄さん(岡山空襲平和資料館館長)により空襲体験を話してもらいました。丸山亀雄さんは、「岡山空襲で使用された爆弾は焼夷弾で、普通の爆弾とは違う。焼夷弾は中に油のようなものが入っており、爆発とともにどの油が拡散する仕組みになっている。非常に高温で、じわじわと燃えるという特徴がある。人体に付着したら苦しみもがきながら全身が真っ黒になる。非常に残虐なものだ」と話し、当時のことを思い出すのはこれ以上つらくてできないと体験談は終わりました。

 その後、参加者全員でキャンドルに火を灯し、黙祷を捧げました。

そして、「灯したキャンドルは追悼の意味とこれから平和な未来をつくろうとの意味も込められています。もう一度、周りの明かりを見ながら、一人ひとりにできることを考えてみましょう。平和な世界をつくるために」と集会アピールが読み上げられました。

 最後に、参加者全員で「戦争を知らない子供たち」を歌いながらピースキャンドルは幕を閉じました。

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と き:2012年6月30日(土)~7月1日(日)

ところ:倉敷市・岡山市

概 要:

 

 10月6日(金)~8日(日)に行われる「全国学習交流集会in倉敷」のプレ企画が二日間にわたり倉敷市と岡山市で開催されました。プレ企画のテーマは「『働くこと・学ぶこと』ダレのため?ナンのため?」と題し、講師に中田進さん(関西勤労者教育協会副会長)を招きました。

講師の中田進さんヽ(^o^)丿

 第1日目の倉敷集会は92名が参加、2日目の岡山集会には16人が参加しました。中田進さんは、「働くということは人間として生きる本質的なもの。社会が必要とする仕事で役立つ嬉しさ、仕事の中で知識・技術が身につき人間的にも成長する喜び、賃金を得て生活でき自分と家族を支えているという誇りが仕事にはある」としました。資本主義社会の中で働くということについて、「資本主義社会は利潤最優先の社会。搾取と労働者の状態が悪化する仕組みになっている。仕事は本来、愛する人のため、自分のために働くもの。そして、人間らしく生きる喜びのためにある。ところが、資本主義社会では資本家の利潤追求のためが最優先される」と説明しました。

倉敷会場の様子(^_^)/

岡山会場の様子(^_^;)

中田進さんは、「人間らしく働き生きたいという願いをサポートするために労働組合がある」とし、「人間らしく働き生きるための条件には、賃金をはじめとする経済的課題、社会保障の課題、市政などの政治的課題がある。自分を大切に、自分自身が元気でいてこそいい仕事ができる。学習と討論・交流で自覚を高め、仲間と心を通わせ、自発的に運動に関わることが大切だと」と話しました。

 最後に中田進さんはこれらの日本をどうするのかという問題について、「東日本大震災以降、ルールなき資本主義、利潤最優先の財界・東電の姿が浮き彫りになった。大飯原発再稼働に対する若者の怒りと行動には確かな日本の展望がある。みなさんに期待している」とまとめました。

 学習会終了後の感想交流では「今日の講演を聞いて何かしたいと思った。そのためにも学習を深めたい」「自分が何も知らないことに気付かされた。まずは新聞を読むなど世の中のことを知ることからはじめたい」という前向きな意見が多数寄せられました。

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とき:2012年7月1日(日)14時~

ところ:岡山県総合福祉センター1Fホール

概要:

2012年7月1日、平和団体リプル(さざ波)は、作家の落合恵子さんを招き「いま、いのちから2012」をテーマにした講演会を開き350人が参加しました。リプルは講演パンフレットの中で、「私達は、昨年の大震災と原発事故を受けて、平和とは一人ひとりの命が大切にされ、皆が普通に、そして笑顔で暮らしてゆけることではないかと改めて気づかされました」と書いています。

司会の佐藤さん

落合恵子さんは自身が今年で67歳になる高齢者の一人として、「今の年齢は自分が働いてようやく手に入れたものだから、若い人も壁に当たることがあってもあきらめないでほしい。疲れたら頑張りすぎないで休んでほしい」と言いながら、アメリカのメイ・サートンの言葉を引用して、「平和な時代は差別がなくならないとゆっくり生きられない。人種、年齢、性差別、健常者中心主義」だとその困難さを語りました。しばらく髪形について、「怒髪パーマだが、これは母の介護で時間のやりくりができずに生まれた」と気にする人がいるから説明しておくと、ユーモアたっぷりに話してくれました。さて、3.11の震災の時、落合さんは神戸にいたそうです。「東京に変えると、店には何も売ってなかった。買い占めを遠慮してほしい。その品物を本当に必要としている人がいることを考えて欲しいと願った」そこで立ち上げたのが「ハグ・アンド、リード」という支援団体。疲れた人のために本を、野菜を、衣服を送ろうと立ち上げた。今度頑張るのは私達だと話し、落合さんはさらに続けます。「間もなくオリンピックが始まる。忘れさせる装置にハマってしまうかも?原発に反対する人たちが6月29日、官邸前に15万人も集まって声をあげている。政府は何の保証もないストレステストでGOサイン。電気が足らなくなるという宣伝に怒りが込み上げてきた。原発のゴミを処理する技術も持たずに再稼働だけが決まり、子どもたちにこんなに危険なものを残していいのか?間もなく、7月16日が来る。10万人の集会を成功させたい。役員の人たちは、「現役なのだから、運動を続けると大変なことになる」と心配してくれた。事実、「爆弾で殺してやろうか」と電話も掛ってきた。しかし、スタッフもやろうと言ってくれた。携帯を傍に置いて講演を続ける日々が続く。どうか人の心を思いやる深い心を持ってほしい。マスコミにではなく、自分で考え決める人になってほしい。未来を決めるのは一人ひとりのあなただから。もう私達は忘れない、騙されない、抜く力を付けて年をとったから。知らなかった、知ろうとしなかった自分にもう言い訳はしたくない。だから頑張る。8月は自分を抱きしめたいと思った日にしたいから。と落合さんは締めくくりました。

落合恵子さん

人間への深い愛と信頼、権力への怒り、未来の子どもたちのために闘おうとしている落合さんに惜しみない拍手が送られ、参加者は落合さんと共に傍で声を上げ続けようと誓っているように見えました。

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とき:2012年6月30日(土)~7月1日(日)

ところ:京都市内

初日の概要

6月30日~7月1日の2日間、第8回地域人権問題全国交流集会が京都で開催されました。今年は全国水平社創立90周年の記念すべき年として創立大会が開かれた京都での開催となり、初日の会場となった京都テルサホールには1000人が記念講演や特別報告に聞き入りました。

オープニングの獅子舞

全国地域人権運動総連合丹波正史議長は、「水平社創立の今日的意義は、1世紀にも満たない間にもっとも深刻にして重大な社会問題としての部落問題を基本的に解決したことだ」と話しました。また、「歴史は単純な一直線ではなく、政治権力の側は同和対策事業に取り組み、その代償として部落解放運動の内部に部落民以外すべて差別者とする部落排外主義の勢力を台頭させた。これは部落解放運動にとって負の遺産となったが、40年の闘いの中で部落排外主義勢力はかつての勢いを失い、ようやく新しい時代が到来しつつある」としました。

主催者挨拶をする丹波正史議長

記念講演では、近・現代史研究者の鈴木良さんが「歴史研究と部落問題の解決」と題して、奥山峰夫さん(大阪経済法科大学教授)との対話形式で90分間にわたりユーモアたっぷりに話しました。鈴木さんは「現代独占資本主義の構造そのものが部落差別をつくりだすという独占資本敵論」には疑問があるとして、1979年に「地域支配と部落問題」という論文を発表し、封建遺制である部落差別が近代日本社会に残されていくからくりを明らかにしました。「天皇制権力が資本主義、軍国主義の強化のために、農民から高額な地租を取りあげた。そのため江戸時代以来のムラの秩序を残し、有力な町村の有力者(地主など)が支配する仕組みをつくった。これを近代日本の地域支配(市・町村制)と名づけ、天皇制が地域を再編成したことが、部落問題を残した理由だ」と説明しました。そして、「部落問題から歴史を考えるのではなく、歴史の全体的発展のなかに部落問題を位置付けることが大切だ」としました。また、「これから人権問題を考える上で世界的視野が必要であり、日本を人権大国にすることが新しい意味を持ち始めている。若者の半数に仕事がなく悩んでおり、憲法13条の幸福を追求する権利を実現する運動が必要だ」と強調しました。

ユーモアに富んだお話しで会場を沸かせる鈴木良先生

特別報告では、大阪市をよくする会事務局次長の成瀬明彦さんが、「橋下市長が行った思想調査と維新改革の周辺」と題して、職員に対する橋下市長の視点や思想調査の背景、顧問弁護士の野村修也氏の人物像や行動を克明に説明しました。また、橋下市長が、なぜ憲法の基本的人権を侵してまで思想調査を実施したのか、異常なまでに労働組合を敵視したのか、その狙いを考える必要があるとしました。橋下大阪市長は市民の不安や不満を「ガス抜き」しながら、「湾岸部や梅田北ヤードの再開発、地下鉄の民営化など大規模開発の推進している。住民サービス向けの予算削減であり、大阪式の独裁・強権政治を国政に広げ、民主主義の機能を日本からなくそうとしている」と断じました。

成瀬明彦さん(大阪市をよくする会事務局次長)

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と き:2012年6月28日(木)18:30~

ところ:勤労者福祉センター4F

概 要:

  第83期岡山労働学校の第7講義が開講されました。青年を中心に13人が出席しました。今回の講義は「失業しても幸せでいられる国?―フランスが教えてくれること」とうテーマで長久啓太さん(県学習協事務局長)が講壇に立ちました。

 長久啓太さんはまず、「フランスでは週35時間労働制が確立している。週の実労働時間は管理職も含め37~38時間。年間最低30日の有給休暇があり、7~9月のフランスでは仕事をしている人が激減する。フランスの最低賃金は1,132円。月額だと171,730円になる」と日本とは大きく違うフランスの姿を紹介しました。フランス人の仕事に対する姿勢に対して、「フランスの労働者はオンとオフの切り替えがしっかりしている。仕事中はものすごく働き、労働密度は高い。そして、仕事を終えたら、職場の人とは付き合わない。フランス人の文化ではいちばん大切なのは家族」と話し、「日本の職場の人間関係の背景には格差がある。正規と非正規の格差など、成果や業績で評価され、労働者は分断されている。フランスにもパート労働は存在するが、単に時間が短いだけで、賃金をはじめ諸権利は同等に保障されている」と日本の状況がどれだけ遅れているかを訴えました。

 フランスでは人間らしいまともな生活を送ることができるように制度上保障されています。また、フランスでは頻繁にデモが行われています。長久啓太さんは、「フランスは人権意識の非常に高い国で自己主張する国といえる。仲間同士で徹底的に討論し、たたかう国民性がある」と話し、フランスでは小学校から労働組合をはじめとする諸権利について授業で取り扱われることを紹介しました。長久啓太さんは最後に、「フランスは天国ではないが、私たち日本人が学ぶべき点はたくさんある」とまとめました。

 フランスの労働組合組織率は10%程度です。しかし、社会的信頼は厚く、大きな影響力があります。そしてなにより、フランスの労働者がデモやストライキに参加できるのは時間的に豊かだからです。自然、食、住まい、ファッション、音楽、会話、読書・・・生活全般を味わい深いものにするためにはゆとりが大切なのではないでしょうか。

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と き:2012年6月28日(木)12:15~

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

 岡山県労働組合会議はJAL不当解雇撤回の宣伝行動を行い、10人が参加しチラシ配布を行いました。日本航空の不当解雇撤回のたたかいには大きな意義があります。整理解雇の4要件を踏みにじる無法行為であることを明らかにし、守らせるたたかいです。そして、働くという人間の尊厳を守るためのたたかいです。

 マイクを取った伊原事務局長は、「日本航空の経営破綻の原因と責任を明らかにすることが必要だ。日本航空の経営破綻の原因は、ドルの先物取引の失敗による2200億円の損失、ホテル・リゾート開発などで970億円にものぼる投資の失敗。また、日米貿易不均衡是正のため、アメリカの圧力から200億円もするジャンボ機を113機も購入してきた。こうしたことに目をつむってきた政府・航空行政の責任も重大だ」と訴え、「昨年度、日本航空グループは更生計画の利益目標である641億円に対して、1884億円もの営業利益をあげた。そして、1500名の人員削減計画に対して、希望退職者の数が1733名となったにもかかわらず、整理解雇が強行されている。現に稲盛会長自身が160名を残すことは経営上不可能ではなかったと認めている。まさに大義なき無法解雇だ」と怒りを込めて話しました。

 私たちがチラシを配布していると、「利益優先よりも安全を大切にしてもらいたい」と話してくれた人がいました。今後も解雇撤回を目指してがんばります。

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と き:2012年6月26日(火)12:15~

ところ:岡山駅前ビックカメラ前

概 要:

  原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は快晴のもとで街頭宣伝と署名活動を行いました。本日の宣伝行動には13人が参加し、署名29筆を集めることができました。

脱原発を熱く訴える伊原事務局長

 マイクを握ったのは県労会議の伊原事務局長で、「いま福井県の大飯原発が再稼働されようとしている。22日には大飯原発再稼働に反対する集会が首相官邸前で行われ、4万5千人が集まった。世論調査の結果でも国民の8割が脱原発を希望している。野田首相の行いは国民の思いを無視するものに他ならない」と原発再稼働反対を訴えました。

原発に代わるエネルギーについて、「真庭市では木材ペレットなどのバイオマスエネルギーを利用した発電が行われている。また、高知県梼原町では風力発電を利用したクリーンエネルギーによる電力供給が行われている。このように自然エネルギーを活用すれば、原発がなくても十分電力は確保できる」と話しました。

 署名をしてくれた青年は、「原発は怖い」「テレビで言っていることが本当だとは思えない」と思いを話してくれました。テレビ、新聞では首相官邸前で4万5千人が集まり原発再稼働に抗議したことは一切報道されていません。野田首相は原発再稼働だけでなく、消費税増税を巡っても国民の声を無視し、財界・大企業の思惑通りの政治を行っています。こうした政治に対してはっきりとノーの声を突き付けていきましょう。

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とき:2012年6月23日(土)11時~13時30分

ところ:東京・明治公園

集会の様子は下記アドレスで動画がご覧になれます。

http://www.youtube.com/watch?v=_mr0oqZ9oNc&feature=youtu.be

概要:

6月23日、心配された雨模様を吹き飛ばす熱気に包まれて「いのちと暮らしを守れ、怒りの大集会」が東京・明治公園で開かれました。集会には全国から24,000人が結集して、ストップ消費税増税・社会保障大改悪・TPP参加、原発ゼロ、雇用拡大で景気回復・震災復興をと叫び、野田内閣の公約投げ捨て、民主・自民・公明3党による談合政治を許すなとシュプレヒコールが響かせました。

明治公園は24000人の集会に

国会で自公民3党による談合による高級ホテルでまとまった「消費税増税法案」を26日の衆議院本会議で問答無用の強行採決で押し切ろうとしている事に抗議して、6.23国民大集会実行委員会の呼び掛けによって全国的な反撃を展開しようと、明治公園で大集会が開かれ岡山から82名が参加しました。

82名が岡山から参加

集会では全労連大黒作治議長が主催者を代表してあいさつを行い、「強行採決に断固抗議する。社会保障を問答無用と切り捨てる行為に民主党の議員からも疑問の声が上がっている。15年前に5%に上がった消費税によって成長は止まり、税収は14兆円も落ち込んだ。国民の6割以上が消費税にも原発再稼働にも反対している。22日には4万5千人が再稼働に反対して首相官邸を包囲した。一握りの財界とアメリカの言いなりになって、どこまで国民を愚弄するのか!絶対に許せない。国民の命と暮らしを守る闘いを発展させよう」と呼びかけました。連帯の挨拶に立った山根香織主婦連合会会長は、「国民の期待を裏切る政治を決められる政治などというのは大きな間違い。弱いものいじめはTPPも同じ。大企業の利益のために暮らしと地域が壊されている。誤った政治は断固阻止したい」と決意を語りました。綱島不二雄復旧・復興支援みやぎ県民センター代表は、「全国の皆さんの支援に感謝する。しかし、残念ながら復興は進んでいない。142の港すべてを失っても政府は復旧に消極的だ。政府は創造的復旧として中小業者を支援しない。あったものをもとに戻すことをさぼっている。被災地は復興ビジネスの食い物になっている」と怒りを露わにして政府の姿勢を糾弾しました。志位一夫日本共産党委員長は、「密室談合で衆議院採決を狙っている自公民の政治は民意に背いている。国会の中では多数かも知れないが、国民の中では日に日に孤立を深めている。自ら公約を蹂躙する政治は議会制民主主義を破壊するもの。国民の命と暮らしを脅かす政治で墓穴を掘ったのは自公民。原発再稼働撤回を求める運動は週を追うごとに広がっている。沖縄では普天間基地の無条件撤去やオスプレイ配備に反対する運動が知事を巻き込んで発展している。一点共闘で互いに連帯して日本を変える新しい統一戦線をつくろう」と訴えました。

怒りのプレートを掲げる参加者

2012.6.23怒り

リレートークでは①消費税増税の反対運動の先頭に立つ滋賀県大津市の商工団体連合会が、「こんな不景気に消費税10%はとんでもない。廃案にして商売を続けるかの闘いだ」と語気強く語りました。②全日本民医連は、「国民生活第一といって選挙に勝って、今度は国民の生活を粗末にする民主党政権の嘘はごまかしようのないところまで来ている」と社会保障制度改悪の手口を追求しました。③北海道農民連は、「TPP参加阻止の一点共同で、オール北海道となって運動が発展している」と闘いを紹介。④福祉保育労組の尾山保育分会は、「国は保育を商品化して、保育園探しは自己責任にするなど公的責任を放棄している」と怒りを込めて訴えました。⑤年金者組合は、「際限のない改悪で、10万円の年金額が5年で5千円も削られる。やらずぶったくりだ」と語り、生活と健康を会は、「人気タレントの母親の生活保護受給を不正とする報道を契機に生活保護の1割削減を進めようとしている。格差と貧困を広げた結果、受給者が増えている。あまりに無責任」と話しました。全労連非正規センターの仲間は、「非正規労働者は1,800万人となった。賃金労働条件も最悪だ。生活できる賃金も保障されず、企業はコンプライアンスとしてダブルワークを禁止している」と非正規労働の実態を紹介しました。最後に、沖縄統一連からは、「安保も基地もいらない。6.23は沖縄慰霊の日。欠陥機オスプレイの配備は許せない。平和について考えて行こう」と呼びかけられました。

シュプレヒコールでデモ行進

集会事務局から、「会場で呼びかけられたカンパが紙幣だけで111万2千円となり、参加者は予定を上回り2万4千人に達した」とアナウンスが流されると会場から一斉に拍手が起こりました。

悪政NOだ(野田)の横断幕も

2012.6.23アピール

全労連青年部のシュプレヒコール、集会アピールが読み上げられ、集会参加者は3コースに分かれて都内をデモ行進しました。岡山代表団は花田議長を先頭に、「自公民の談合は許さない。恥を知れ」と書いた横断幕を掲げ、新宿までの3.5kmをデモ行進しました。

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と き:2012年6月22日(金)9:00~

ところ:岡山県真庭市

概 要:

 原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は、全国的にも注目されている真庭市のバイオマスのとりくみを視察見学するため、6月22日、真庭観光連盟が運営するバイオマスツアーに参加しました。ツアーには労働組合、民主団体から17人が参加しました。

昼食をいただいたそば屋「郷宿」の前で(勝山)

 真庭市到着後、真庭市バイオマス政策課の方からバイオマスタウン構想の概要等を聞かせてもらいました。

マイクを握るのは司会の森脇さん(ツアーガイド兼任)

まず、真庭市の森林データについて、「真庭市は北部に中国山地を構成する蒜山三座をはじめ、標高1000mを超す山々が連なっている。岡山県全体では人工林率が41%となっており、真庭市だけだと60%にもなる。また、真庭市の山林面積は65,635haとなっている」とし、「真庭地域では木質副産物だけでなく、家畜排泄物や食品廃棄物等もバイオマスとして活用するための目標を定め、その達成方策をとりまとめた構想を2006年に策定。これにより国からバイオマスタウンとしての認定を受けることができた」との説明を受けました。

真庭市の説明を聞く参加者(質問時間が少なくて残念)

最後に現在のとりくみについて、「農業、林業、工業、商業などの様々な産業が連帯し合い、教育、福祉、技術、文化といった人々の暮らしと1つの輪で結ばれることを目指し、研究・実践している」と話しを聞きました。

昼の食事(そばと混ぜご飯を主体に茎わさびの和え物など)

 その後、勝山町並み保存地区に移動し、昼食をとりました。

銘建工業でバイオマスペレットの製造過程を聞きました。

ペレット製造の機械の前で(意外に単純なつくり)

  昼食後に向かったのは木質ペレットの製造を行っている銘建工業(株)本社工場です。ペレットとはおがくずやかんなくずなどの製材廃材や林地残材といった木質の副産物を粉砕・圧縮し、成形した固形燃料のことです。木質ペレットについて、「木質ペレットは環境にやさしく、CO2の排出量が少ない。化石燃料の代替燃料として注目されている。最近では、市内の大型施設の空調や温水プールなどにも導入されており、用途は広がっている」との説明を受けました。

銘建工業の発電機の前で(廃材を使って発電している)

 続いて訪れたのは勝山健康増進施設水夢です。ここでは、ペレット焚きボイラ使用についての見学を行いました。この施設では、ペレットを燃料とする2機のボイラでプールの水温、室内の温度管理を行っています。ペレット価格と灯油価格の比較について、「ペレットを使用した方が、灯油と比較して37%のコスト削減になる」との話を聞きました。

プールのボイラー室

その後、真庭市役所本庁舎を訪問しました。真庭市役所本庁舎は真庭産の木材をふんだんに使用した内外装、家具で整えられていました。また、周辺の歩道は木片コンクリートで舗装されていました。屋根には太陽光パネル。ペレットを活用した暖房設備など。化石燃料をできるだけ使わない仕組みがあちこちに。

真庭市役所の中の託児室。

最後に訪問したのは木片コンクリートの製造を行っているランデス株式会社です。製材工程で生じる副産物をチップ化したものを混ぜてコンクリート製品を開発しています。木片コンクリートは普通のコンクリートと比較して軽く、吸水性に優れています。敷き詰めると敷地内を涼しくする効果もあるとか。また、酸性土壌をアルカリの木片コンクリートで中性化させる効果があるため、植物が生育しやすくなる効果もあるとのことです。

木質レンガ

環境に配慮したコンクリート材の展示も

 

 ランデス株式会社の前で

 今回のバイオマスツアーでは実践的なとりくみを学びました。私たちが知らないところでクリーンエネルギーの利用は徐々にではありますが広がってきています。真庭市をはじめとするバイオマスエネルギーの普及に努め、原発に頼らなくてもエネルギーはまかなえるということを広めていかないといけません。

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と き:2012年6月20日(水)12:15~

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概 要:

 岡山県もいよいよ梅雨入りし、同時に台風が接近しているなか天候が心配されていましたが、つかの間の快晴となりました。安保破棄岡山県実行委員会は定例の街頭宣伝を行い、13人が参加し、オスプレイ配備反対署名17筆を集めました。

 マイクを握った弓田盛樹さん(県労会議)は、「アメリカ軍が墜落事故を繰り返す輸送機オスプレイを沖縄の普天間に配備し、沖縄県内の各基地をはじめ、日本本土でも低空飛行などをおこなう計画を進めている。こうした動きに沖縄をはじめ全国各地から怒りの声が広がっている」とオスプレイ配備の危険性を訴え、「いま日米両政府は、沖縄県民の総意に反して、辺野古への新基地建設、高江ヘリパッド建設、危険な輸送機オスプレイの配備を強行しようとしている。今年5月に行われた日米安保条約に関する沖縄の世論調査では、『日米友好条約に改めるべき』が55.4%、『破棄すべき』が15.5%、『多国間安保条約に改めるべき』が13.3%と、何らかの形で現在の日米安保条約を変えることを求める声が84.3%に達している」と国民の意識が変化しつつあることを話しました。最後に、「AESAN地域フォーラムが開催され、多様な国々がアジア・太平洋地域の安全保障問題を協議する場が設けられている。いまのアジアはどんな国でも武力をもってして問題解決をすることはできない。軍事同盟を形成することは争いの連鎖を生むだけで最悪の選択でしかない」とまとめました。

 続いてマイクを握った余江雪夫さん(民青同盟)は、「スプレイはヘリコプターと飛行機の機能を合わせ持つ飛行機で、開発段階から何回も墜落事故を起こしている。今年の4月にはモロッコで墜落事故を起こし、今月14日にはアメリカ・フロリダ州でも墜落事故を起こした。17日には沖縄でオスプレイ配備反対の市民大会が開かれ、市内外から5200人が参加。オスプレイ反対の声は大きく広がっている」とオスプレイ配備反対署名への協力を訴えました。

 今回の宣伝は比較的反応がよく、市民の関心度の高さを感じました。

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