岡山県労働組合会議

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連想分類語  落合恵子

とき:2012年7月1日(日)14時~

ところ:岡山県総合福祉センター1Fホール

概要:

2012年7月1日、平和団体リプル(さざ波)は、作家の落合恵子さんを招き「いま、いのちから2012」をテーマにした講演会を開き350人が参加しました。リプルは講演パンフレットの中で、「私達は、昨年の大震災と原発事故を受けて、平和とは一人ひとりの命が大切にされ、皆が普通に、そして笑顔で暮らしてゆけることではないかと改めて気づかされました」と書いています。

司会の佐藤さん

落合恵子さんは自身が今年で67歳になる高齢者の一人として、「今の年齢は自分が働いてようやく手に入れたものだから、若い人も壁に当たることがあってもあきらめないでほしい。疲れたら頑張りすぎないで休んでほしい」と言いながら、アメリカのメイ・サートンの言葉を引用して、「平和な時代は差別がなくならないとゆっくり生きられない。人種、年齢、性差別、健常者中心主義」だとその困難さを語りました。しばらく髪形について、「怒髪パーマだが、これは母の介護で時間のやりくりができずに生まれた」と気にする人がいるから説明しておくと、ユーモアたっぷりに話してくれました。さて、3.11の震災の時、落合さんは神戸にいたそうです。「東京に変えると、店には何も売ってなかった。買い占めを遠慮してほしい。その品物を本当に必要としている人がいることを考えて欲しいと願った」そこで立ち上げたのが「ハグ・アンド、リード」という支援団体。疲れた人のために本を、野菜を、衣服を送ろうと立ち上げた。今度頑張るのは私達だと話し、落合さんはさらに続けます。「間もなくオリンピックが始まる。忘れさせる装置にハマってしまうかも?原発に反対する人たちが6月29日、官邸前に15万人も集まって声をあげている。政府は何の保証もないストレステストでGOサイン。電気が足らなくなるという宣伝に怒りが込み上げてきた。原発のゴミを処理する技術も持たずに再稼働だけが決まり、子どもたちにこんなに危険なものを残していいのか?間もなく、7月16日が来る。10万人の集会を成功させたい。役員の人たちは、「現役なのだから、運動を続けると大変なことになる」と心配してくれた。事実、「爆弾で殺してやろうか」と電話も掛ってきた。しかし、スタッフもやろうと言ってくれた。携帯を傍に置いて講演を続ける日々が続く。どうか人の心を思いやる深い心を持ってほしい。マスコミにではなく、自分で考え決める人になってほしい。未来を決めるのは一人ひとりのあなただから。もう私達は忘れない、騙されない、抜く力を付けて年をとったから。知らなかった、知ろうとしなかった自分にもう言い訳はしたくない。だから頑張る。8月は自分を抱きしめたいと思った日にしたいから。と落合さんは締めくくりました。

落合恵子さん

人間への深い愛と信頼、権力への怒り、未来の子どもたちのために闘おうとしている落合さんに惜しみない拍手が送られ、参加者は落合さんと共に傍で声を上げ続けようと誓っているように見えました。

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