岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

カテゴリ   県民運動

と き:2013年6月19日(水)12:20~

ところ:岡山市内

概 要

 岡山県労働組合会議は岡山県農民連、岡山県革新懇と協働して、TPP参加に反対するデモ行進を行いました。

 出発式では、倉地重夫さん(農民連会長)があいさつをしました。

倉地重夫さんは、「県内の多くの団体と協働してアピール行動が実現した。TPPは内容がわかってくるにつれ、国民生活に大きな打撃を与える内容になっている。農業問題でいえば、日本で使ってはならないとされている農薬が使われた野菜が安ければいいという価値観で並べられることになり、健康が脅かされる。TPPは農業問題だけでなく、経済においても深刻な影響を及ぼす。いま日本の社会保険制度がアメリカの民間保険会社の儲けの妨げになるから廃止するようにという要望がアメリカからされている」とTPPの現状を話し、「TPPによって私たち国民を守るために築かれた様々なルールが破壊されることになる。しかし、国民の多くはこうしたTPPの正体を知らないでいる。今回の行動を通して、TPPがいかに危険であるかを市民のみなさんに知ってもらいたい」と述べました。

 デモ行進には35人が参加し、「TPP反対」「自民党は公約を守れ」「日本の農業を守ろう」と雨にも負けない大きな声で訴えました。

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とき:2013年6月15日(土)13時30分~

ところ:県立図書館多目的ホール

 6月15日(土)、岡山マスコミ9条の会、日本ジャーナリスト会議岡山支部、新聞労連山陽新聞労働組合は「憲法と報道を考えるつどい」を開き、講師の豊秀一(元新聞労連委員長、朝日新聞社会部)さんが、「憲法改正をどう報じるか~メディアの役割を考える」をテーマに、報道の立場から記事や取材を通して、改憲お紹介しました。つどいには100名が参加しました。

主催者挨拶をする河重さん

豊さんは憲法問題の核心に触れて、「憲法は世代を超えた未完のプロジェクトだ」という憲法学者である奥平康彦さんの言葉を借りて、我々には憲法の中身を豊かにする使命があると話しました。しかし、それと逆光する動きが現実に起こっている。「安倍政権のやろうとしていることは立憲主義の破壊であり、憲法尊重義務を国民に課そうとするものだ。それはプレイヤーがルールを勝手に変えるようなもので、禁じ手だ」とサッカーを例に問題点を指摘しました。

講師の豊秀一さん

また、「96条に関して、一旦、緩くして都合よく過半数の発議で憲法を変えてから、改めて96条を厳しい条件をつければ、彼らには磐石の憲法となる」と、96条改憲に隠された意図をさらに掘り下げました。自民党はQ&Aで、「憲法も法であり、国民が守るのは当然」と権力者を縛る憲法に真っ向から挑戦しているとその危険性を強調しました。さらに安倍首相の言う「美しい国」に言及して、戦前の特攻隊の手記をもとに、「如何に美しく死ぬかが特攻隊員の生き様のように語られるが、実際には迷いを抱いて戦場へ駆り出された兵士の気持ちが手記に綴られている。本人は生きたかった。その記事を書きながら幻想と虚構を暴く役割が新聞にある」と具体的に紹介しました。また、大阪・橋下氏の発言と一連の報道に関わって、「橋下氏の行動と発言に希望を見出した人たちが、橋下氏の政治塾に集まってきた。閉塞感を持っている人たちが集まり、政治を変えようとしたが、結成された維新の会は自民党の補完勢力でしかなかった。やろうとしていたことが違ってきている。こうしたことも朝日新聞の連載企画「考・橋本流」で報道してきた。新聞の報道は国民の与論にも動かされる面があり、君が代や国家・国旗で『おかしい』と書くと、与論に叩かれる。かつてとは違った状況が生まれており、新自由主義と復古主義が同時進行している。このように正しいことが必ずしも支持されるわけではない。当然、新聞社の姿勢も揺れることになる」と説明しました。

100名が参加したつどい

まとめに絡んで、「新聞社には国民の支持と批判が必要であり、新聞社との日常的な関わりを強めて欲しい。いい記事があれば褒めていただけると有難い」と締めくくりました。休憩後の質問では、新聞社への批判も含めて原発報道や安倍政権の報道のあり方などを問う質問が相次ぎました。

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とき:2013年6月14日(金)12時15分~

ところ:中国電力岡山支社周辺

6月14日、イレブンアクション岡山実行委員会は金曜アクションに取り組み、替え歌で中国電力岡山支社の周辺を歌いながらデモ行進を行いました。真夏日と言っていいくらいの猛暑の中、30人が結集した行動となりました。

出発前の意思統一集会

事務局長の伊原さんは、「皮肉にも、大飯原発3.4号機を動かそうとすれば、原子力規制委員会の新しい基準で1.2号機の中央制御室横の会議室に緊急時対策所を置くことになり、1、2号機の再稼働は困難となる。新しい免震重要棟ができるまで再稼働できない見通しだ」「日仏で原発推進が確認されたが、安全性の強化が優先課題としながら推進を確認するは、現実を覆い隠して国際的信用を得ようとする姑息な手段だ」と批判しました。「最近の動きの中で、発送電分離法案成立の見通しとなり明るいニュースだ。しかし、家庭向けの電力販売が認められる見通しとなり一方で、大企業の電気を原発で安く融通する抜け道になる可能性もあり、安心はできない」と話しました。

瀬戸内の海を守ろうとシュプレヒコール

行進では瀬戸の花嫁の替え歌を「♫~瀬戸の海を 汚すな 守れ 祝いの島が見える岬に・・・だんだん畑を耕し続ける 小さな島から抗議は続く」と歌いました。最後は、「瀬戸内の海を守ろう」「命の海を守れ」とシュプレヒコールでデモ行進を行いました。

中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.6.14

瀬戸の花嫁の替え歌

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とき:2013年6月10日(月)12時15分~

ところ:天満屋アリスの広場周辺

 憲法共同センターは6月10日、アリスの広場にて定例の憲法宣伝を行いました。参加者は11人、署名は18筆の協力を得ました。

事務局長の伊原さんが「憲法を変えようとする動きが自民党政権をはじめ野党からも聞こえるが、彼らの狙いは9条を変えて戦争ができる国づくりであり、基本的人権の抑圧だ。これは私たちが勝手に言っているのではなく自民党の憲法改訂草案に書かれていることだ。9条では国防軍を明記して、徴兵制も考えられている。公共性を優先するために国民の権利を制限しようというのが彼らの考え方。6月29日は戦災祈念日で当時、2000人が亡くなった。戦後の復興に懸命に努力された人たちの苦労を無にするような9条の改悪は絶対に許せない。憲法を参議院選挙の争点にして、改憲派の議員を少数派に追い込み、改悪を食い止めよう」と訴えました。

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とき:2013年6月7日(金)12時15分~

ところ:中国電力岡山支社周辺

 イレブンアクション岡山実行委員会は6月7日、定例の中国電力岡山支社抗議行動を行いました。6月に入って梅雨時も多いかと思いきや、けっこう晴れ間が続き、この日も暑い日差しの中を23名が参加して、替え歌やシュプレヒコールで抗議行動を行いました。

出発前の意思統一集会

 リレートークでは花田代表がメガフォンを持って、「原発とは直接関係ないが、中国電力はかって活動家の賃金差別で社会的な問題になったことがある。最近、中国電力の男女賃金差別と闘っている関係者が支援を求めて訪ねてきた。同世代の賃金表を見ても明らかに女性の賃金は低い。こういった大企業は賃金格差で上意下達式の指揮命令系統を形成している。黙って指揮命令に従う社員ほど賃金が高くなる仕組みだ。もう一つは女性の能力を低く見て、どんなに有能であっても女性を男性の下に置くという古い体質の会社になっている。聞いた話だが、原発で働いている社員は有能な人ではなく、会社言いなりの社員の集団になっている。原発の社会では批判も改善提案もされない仕組みが出来上がり、危険な体質が温存されている」と話しました。

今日も元気に替え歌を続けています

伊原事務局長は抗議ニュース38号を紹介しながら、「復興予算の目的外流用では、財務省と環境省が今頃になって、返還を求めはじめ混乱をきたしている。厚生労働省は「震災等緊急対策事業」として6万5千人も雇用しながら、被災者は3%しか雇用していないなどの無茶な使い方をしており、政府のデタラメぶりが明らかになった」と怒りをもって報告しました。

いつも元気にシュプレヒコール

参加者はいつもどおり替え歌でデモ行進を行いましたが、今回は「遠い世界」の替え歌で「♫~海に流すな、汚染した水を/大地に漏らすな、汚染が広がる/収束宣言取り下げ出直せ/原発再稼働/無茶言う首相/これが日本だ、危険な国だ/原発廃炉を求めていこう」と歌いながら行進し、最後の1周をシュプレヒコールで「海を汚すな、瀬戸内の海を守ろう」

中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.6.7

遠い世界の替え歌

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と き:2013年5月31日(金)12:15~

ところ:中電岡山支社周辺

概 要

 原発ゼロをめざして中国電力支社周辺をデモ行進する金曜アクションは今回で41回目を迎えました。本日は雲に覆われた天候で、蒸し暑い中26人が参加しました。今回は「明日があるさ」の替え歌に原発ゼロへの思いを込めました。

出発前にリレートークを行いました。 人権連の吉岡昇さんは、「安倍首相は原発を海外に輸出しようとしている。福島原発事故にから何も学んでいない。なおかつ、震災からの復興は完了しておらず被災住民の気持ちを踏みにじることだ」と述べました。

 もうひとりの方は(名前不詳)「福島県に親族がいる。今回の事故で苦しんでいる。中国電力は原発事故に責任が持てないにもかかわらず、原発を動かそうとすることは苦しんでいる人たちの気持ちがわかってないからだ」と話しました。

福島原発事故によって甚大な被害を出し、未だに収束の見通しが立たないままに安倍首相はトルコやインドへの原発輸出を強行しようとしています。国内では原発事故について「まだ検討が必要な項目もある」と原因究明継続を強調しています。しかし、海外に対しては、「世界一安全な原発技術を提供できる」と熱心な売り込みを続けています。日本の首相のセールスマンとしての行動はマスコミでも大きく取り上げられていますが、こうした首相の行動を一般マスコミが批判していないのもおかしな現象です。

参加者は「♫~アラブに出かけて 売り出した 日本の首相はセールスマン 日本で売れない 危険な原発 アラブで売り出そう アベ任せで アベ任せで 日本が破滅する」と歌いました。

中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.5.31

明日があるさの替え歌

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とき:2013年5月25日~26日

ところ:倉敷市ステーションホテル4階

自治労連介護関係労働者全国交流集会in岡山

 5月25日~26日、自治労連主催による介護関係労働者全国交流集会が倉敷で開催され、全国から130名が参加し、集会を成功させようと、県労会議加盟の組合から関係者が多数参加しました。主催者を代表して、自治労連大場副委員長が挨拶。自治労連県本部花田委員長が地元を代表して歓迎の言葉を述べました。交流集会の初日は基調報告や記念講演、夕食交流会など充実した内容となりました。2日目には4分科会に別れて討論がされ、講座の分科会では県医労連の山崎裕子さんが「終末期ケア対策」をテーマに講師を務めました。

自治労連・大場副委員長

大場副委員長は「地元の皆さんにはお世話になり、交流会は今までにない充実した内容になっている」と話しました。花田委員長は「地域人権研究集会の介護実態の報告に触れて、老々介護の実態や認知症の問題など、契約制度が馴染むのか?障害者への1割負担など介護制度は現実社会に対応できてない」と問題を投げかけました。

歓迎の挨拶をする花田自治労連委員長

基調報告を行った蛯名孝宏中央執行員は「岡山は温暖な気候だが、寒くなるような介護の実態を報告することになった。社会保障制度は昨年の制度改悪で自立、自助、給付と負担の見直しなど、理念も安心して暮らせる社会保障制度から後退した。介護保険制度の廃止も視野に入れて運動する必要がある」と熱っぽく語りました。

基調報告をする蛯名孝宏執行委員

記念講演を行った河村学弁護士は、自分は介護の専門家ではないと断りながら、「介護労働者が安定的に雇用され生活できる賃金を得るために」と題して介護の実態を話しました。

記念講演は河村学弁護士

河村弁護士は、「子ども保育新システムは介護保険制度を真似たもので、公的責任の放棄だ。その介護制度は営利目的となり最低限度の保障制度になっている。直ちに入所が必要な人が沢山いるのを国は知りながら、お年寄りを施設から追い出し、自宅介護に追いやっている。横浜市の待機児童解消報道があるが、全くのデタラメでマスコミを通じて情報操作がされていることを知らせる必要がある。介護制度も“何処に住んでいても適切な医療・介護が受けられる社会の仕組み”などの宣伝で、介護制度の後退が見えにくくされている」と話しました。

介護シンポ「住み慣れた地域で安心して生活するために」

介護の公的責任が見えにくくなり、国の自治体への押しつけがあるものの、26日の「公益責任に基づく地域の高齢者福祉を考える」分科会では、東京・世田谷区の福祉緊急対応の制度を利用して、行政が責任をもって市民の生活を守っている実態が報告され注目されました。

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と き:2013年5月21日(火)12:15~

ところ:ビックカメラ前

概 要

 岡山県労働組合会議は脱原発を求める署名行動にとりくみました。今回の行動には9人が参加し、7筆の署名を集めました。

 マイクを握った伊原事務局長は、「いますぐ原発ゼロの決断を」と開口一番に述べ、「福島県では未だに16万人が避難生活を余儀なくされている。岡山県にも2000人もの人が避難してきている。安倍首相は事故の収束はしていないにも関わらず、『日本の原発は世界最高水準の安全』と発言し、あろうことか中東に日本の原発を輸出している」と話しました。また、「東京電力は原発事故の汚染水抑制策として、地下水くみ上げ作業を本格化させることを決定した。くみ上げる大量の地下水は海に放出するとし、周辺諸国から批判の声が上がっている。それに対して、日本政府の言い分は、『地下水の放射性物質濃度は、国が定める放出基準の上限値を大幅に下回り、海洋汚染などの悪影響はない』というお粗末な内容だ」と怒りを込めて訴えました。

 日本政府は政府として国際社会に責任を負っているとは考えていないのでしょうか。汚染水を海に放出すれば、海洋環境に世界的規模で影響を与えることになります。このような身勝手を許すわけにはいきません。

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子育て・教育につどい2013「子どもの貧困分科会」

 とき:2013年5月19日(日)13時30分~16時30分

ところ:おかやま西川原プラザ別館2階第5会議室

子育て・教育のつどいでは午後から分科会が開かれ、「子どもの貧困を考える」分科会では47名が参加をして、山野良一さん(千葉県明徳短期大学教員)の「日本の子どもの貧困を考える」と題した講演を聞いた後、平松康子さん(公立保育園保育士)が「保育の現場から見られる子どもの貧困」をテーマに保育の現場から報告を行いました。関藤香代子さん(生活と健康を守る会)は「岡山市の生活保護から見た貧困の実態」を話しました。

山野さんは、詳細な貧困の実態を示すデータを示しながら「子どもの貧困率が15.7%となり、子どもの6.4人に一人、人口規模で323万人になっている」と、衝撃な数字を示しながら、「貧困は虐待を生む」と、神奈川県の児童相談所に勤務していた時の経験を紹介しました。「親が近隣から孤立している場合や、夫婦の不仲や育児疲れが虐待を生む」と貧困との関連を説明し、経済的困難、孤立、ひとり親家庭が虐待につながると話しました。

「貧困には相対的貧困と絶対的貧困があるが、絶対的貧困では、例えば同じ貧困でもカンボジアの子どもたちは学校で明るく遊んでいる。相対的貧困では1人だけ貧困状態となり、社会から乖離してしまう。働いても楽にならない日本の貧困層の親たちは、子どもと接する時間も少ない。日本では所得の再分配機能が働かず、諸外国と比べて同じ再配分率でも日本は貧困率が高い。それは再配分が子どもに回ってないことを意味する」と日本の社会保障制度に言及しました。

諸外国では「子どもの比率は人口比で少なくともやがて100%になる。従って、子どもへの保障費は高くなっている。教育費では日本は一番低く、昨年の秋にようやく国際人権規約A規定13条(高等教育の無償化)を批准した。日本の教育費は高くて私立の大学があるのはアメリカ、オーストラリア、日本くらい。ヨーロッパに私立大学はない。日本の大学の授業料は高く、奨学金制度もあるが利息は高く、国が利益を得ており、日弁連が問題視している。日本はすべてが自己責任であり、いつまでも親に依存しなければ生きられない仕組みがある。依存できなければ貧困となる」と日本の社会保障制度の問題点を指摘しながら、「私たちには子供は親の生活力に依存する考え方がないだろうか?なければ我慢が当たり前になっていないか」と問題提起をしました。

子どもの貧困を解決するためには、「子どもの貧困を親の貧困と切り離すこと、貧困の実態を広く知らせること、貧困は社会の問題であり政治的に解決されるべき課題だ」と話しました。

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とき:2013年5月19日(日)10時~16時30分

ところ:おかやま西川プラザ

5月19日(日)子育て・教育のつどい実行委員会は、おかやま西川原プラザで2013年のつどいを開催し、130人が参加して熱心な討論を行いました。難波一夫会長が「歴史を逆行させる動きがある。侵略戦争の時代に戻してはならない。子ども達から今の情勢をどう学ぶかが問われている」とあいさつし、田中博事務局長が基調報告を行いました。

難波一夫会長

田中事務局長

午前中は小野田正利さん(大阪大学大学院教授)が「イチャモンを超えて」と題して講演しました。唐草模様の背広姿に軽妙な話しぶり、大きな声。大きなプレート文字で判り易く話のテーマを見せながらの話は、参加者を笑いと納得の世界に引き込みました。

唐草模様の背広が似合う小野田先生

 先生は学校現場では「うつ、飲む、買う」の教師が増え、苦情を言ってくる親御さんをモンスター扱いして向き合わなくなっているとして、先生の「イチャモン研究」から問題解決の方向性を示しました。そして、「うつとは鬱病、飲むとはビタミン剤や薬のこと、買うとは学校をやめるために生活の保障として宝くじを買うことだ」と説明しました。

講演のレジメはないが書いたものを読んで欲しいと話す先生

 近年の研究から「満足基準と期待水準が急上昇している」として、ここにイラつきや不満が募る原因があると強調し、その具体例として、列車の定刻発着やコンビニのレジ対応を例に話しました。例えば、岡山と熊本にはレジスターが4台もあるコンビニがあり、お客さんを待たせないシステムがあるがこれは過剰防衛であり、そこまでやる必要はない。少しくらい並んでもらうことがあってよい」と話しました。「過剰防衛は相手にモノを言わせない手法であり、モンスター扱いをすると、予防線を張ることになり、問題解決ができないだけでない。相手の誤解を解けないだけでなく、悩みや苦しみからも解消されない」と説明しました。予防線を張る具体例として、宣伝広告に小さく書かれている「イメージです。個人の意見です。感想です」などがあるが、こうゆう世界が教育界にも広がっているとしました。

背中には「ちょっと疲れています」と書いてありました。

次に、イチャモン研究の立場から、「このままでは目の前にチラつくものを叩く活力のない社会となり、社会全体が押しつぶされ、ものが自由に言えなくなるのでは?」と疑問を投げかけました。「寛容性や許容範囲が狭くなっている。子どもには生きづらい社会だ」と話し、少子化を例に取り上げました。「少子化は平均値であり、子どもの居ない家庭を含めると家庭の子ども数が極端に少なくなる。それは子どもに接する機会が少ない人がいることを表していて、子どもの行為に対する寛容性が低い。極端な例だが東京では、ここで子供は遊ぶな、と書いてある公園がある。子どもはどこで遊べばいいのか?大学生にも公道に大学生の通行禁止、と書かれている張り紙がある。つまり、子どもの行動や学生のおしゃべりが我慢できない人がいるということであり、経験不足や人との関係が希薄になっていることを示している。子どもが身近になっていない。教育会では子どもへの非難は親への非難と受け止められ、自己中心ではなく、自子中心主義だ」と説明しました。現代の社会では、「お金を払った以上、見返りを求める現象が広がっている」として、子どもの自立や成長を助けることがおろそかになっていると話しました。大学では、卒業式などで親が大挙して押しかける現象が止まらず、学年別に卒業式をするとか大きな体育館を借りるなどの対応が求められている。子どもの自立や自信をどう付けるか、子どもを伸ばすという発想がない。深刻なのは「子どもと席を同じにしてくれ」という要求さえ出ていると話しました。そうした親に対応するため、「大学はIT産業化して、至れり尽くせり(IT)の世界に変貌している」と話しました。

こうした学校や社会の寛容性が問題となる現象を解決するためには、「おせっかいが自然体でできる社会に変える必要がある」としました。また、「子どものすることにはワケがあり、違った結論がある」として、学校に一方的な要求を突きつける親に対しては子どもの情報(学校現場で頑張っている様子)を知らせることで問題解決につながるケースがあると説明しました。「おせっかい」は一見、無関係な中でもどうゆう行為が求められるかであり、バスや電車で子供連れの親子が居れば、赤ちゃんに「いない、いないばぁー」と話しかける「おせっかいさ」がいいのではないかと勧めました。子供にとって程よいアタッチメントや外界からの刺激が必要であり、成長に欠かせないと話しました。子どもが無関係の他人から褒められる関係があるのかどうかがポイントだとしました。

無関係の同席者に声を掛けることも安心感が生まれる関係として必要だと話しました。小野田先生は新幹線の中でも同席した人に「何処に行きますか?みかん食べますか?」などと「おせっかいな」な声かけをしていると話しました。

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