月別 2018年3月
とき:2018年3月16日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支社周辺
3.16金曜イレブンアクション。雨の中、21人が参加しました。夕べから暖かくなり、春爛漫かと思いきや雨も降り、つめたい昼下がりとなりました。
関電がついに大飯原発3号機を14日から再稼働、これで再稼働している原発は高浜原発3,4号機、川内原発2号機と合わせて4基の原発が動いていることになります。定期検査中の川内1号機、伊方原発3号機がすでに再稼働しています。動き出せが6基になります。九電玄海3号機、大飯4号機、玄海4号機と再稼働が準備されています。危ないと思っていると、ベトナムの実習生に下請け会社が、福島第1原発の除染作業をしていたことが分かったため、法務省が指導したという報道がなされています。原発の関連する不祥事が後を絶たないのは何故だろう?安倍内閣の権力を盾に、「何をやっても許される」という思い込みが蔓延しているのではないだろうか?
菅直人元首相がフランスで講演をしています。「原発事故は怒らないと思っていた」と話しています。フランスの7割が原発だそうですが、世界では湖が枯渇して原発を冷やせなくる国もあるようで、ロシアでは河の汚染も報告されています。危険を冒してまですることではないと思います。
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と き:2018年3月15日(木)
ところ:岡山市内
概 要
3月14日は18春闘一斉回答指定日でした。トヨタ自動車は前年実績の1300円を上回る額を回答し、日産自動車は3000円の回答、ホンダも1700円で決着する見通しです。日立製作所やパナソニックでは1500円で妥結しました。
労働者の暮らしや経済状況を考慮すると決して十分な賃上げとはなっていません。通信労組は月額2万5千円以上、非正規雇用労働者では時間賃金250円以上の引き上げを要求しましたが、NTTグループ各社の賃金回答が平均1800円という低額回答であったことを受けてストライキを決行しました。
通信労組のストライキには支援者を合わせて11人が参加し、大幅賃上げと雇用の安定を求めてチラシの配布を行いました。
佐藤委員長は、「NTTは10.2兆円を超える莫大な内部留保を積み増ししている。このうち3.43%を取り崩すだけで、NTTグループで働くすべての労働者の賃上げを実現することは可能だ。また、NTTグループ各社では無期雇用転換を回避するために、3年や5年目での不当な雇止めをしている。決して許すわけにはいかない」と訴えました。
その後、河合書記長がストライキ宣言を読み上げ、ストライキに入りました。
県労会議は回答指定日翌日のとりくみとして、全国一斉統一行動を岡山駅西口で行いました。宣伝には30人が参加し、労働法制の規制緩和を許さない署名を71筆集約しました。
伊原事務局長は、「大企業の内部留保は400兆円を超えている。この内部留保を社会に還元すればすべての労働者の賃上げと不安定雇用の解消が可能だ。物価の上昇や地域経済の疲弊など、生活不安は増している。経済を回復させるためには賃上げによる購買力向上が不可欠だ。そして、大幅な賃上げが実現されれば、労働者のモチベーションも上がり生産性を高めることにもなる」と賃金の大幅引き上げを求めました。
参加者は安倍政権の進める働き方改革が働くルールを破壊し、長時間・低賃金労働を蔓延させる危険性を訴えました。
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と き:2018年3月14日(水)13時30分~
ところ:岡山地方裁判所・きらめきプラザ
4年半にも及ぶ、浅田裁判の地裁判決は浅田さんの全面勝利となりました。裁判の傍聴には100人、報告集会には200人が参加をして判決を喜び合いました。
この裁判は岡山市がそれまで自立支援法による介護支援を受けていた浅田さんが、65歳になって介護保険の申請をしないことを理由に一方的に介護支援を切ったことで、浅田さんが岡山市を相手取って「決定の取り消し」を求めて起こしたものです。
判決はほぼ浅田さんの主張を認め、①支給取り消しは違法、②岡山市は浅田さんが受けた損害、精神的なものも含めて107万5千円を支払うこと、③訴訟費用は岡山市が7割、浅田さんが3割の負担とする命令を下しました。
裁判では憲法14条と憲法25条の違憲性も訴えていましたが判決では触れませんでした。弁護士の呉先生に話だと「法律上説明できれば、あえて憲法に触れなくてもよい」とするルールがあるそうです。
浅田さんは、勝利判決を導いた支援者に感謝すると同時に、岡山市が控訴しないように一層の支援を求めました。
集会では県外の参加者から次々にお祝いの言葉が述べられました。浅田さんの裁判は同じような境遇にあって、泣き寝入りしている人の励みになります。最初の裁判であり、最初の勝利判決というところから全国に与える影響は大きいと光成弁護士は説明しました。
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と き:2018年3月13日(火)17時30分~
ところ:岡山駅西口さんすて
3月13日(火)憲法署名を行いました。穏やかな気候に恵まれ、政治情勢も安倍政権が劣勢の中、勇躍して街頭宣伝に打って出ました。共産党が16時30分から岡山駅東口で宣伝をしていましたが、その流れで数人が宣伝にも参加してくれました。11人で18筆の署名をいただき、まずまずの成果と喜んでいます。
森友学園の交渉経過を記した財務省の文書改ざんが明るみになり、財務省もこれを認めました。なんということでしょう。300か所以上も改ざんされていました。安倍首相はもとより麻生副総理も、「書き換え」などと言って、佐川元理財局長など一部の官僚の不祥事として、自らの関与を否定しています。公文書の改ざんは明らかな犯罪であり、政治の信用を失くす行為です。
亡くなった近畿財務局の方は岡山の人のようです。他人事ではないと思いました。こうして嘘をつき通し、問題発覚後も自らの責任を明確にしない安倍政権がやろうとしているのが改憲です。自衛隊を9条に明記して、災害復旧に貢献している自衛隊に感謝を示すために憲法に明記する。これで違憲とされる自衛隊も合憲となるなど、いい加減な理由で自衛隊を戦争に巻き込もうとしていることは明白です。国民は馬鹿にされています。許されません。
絶対に信用してはなりません。いつもより、スムーズな署名に「手応え」を感じました。
陽気も味方して久々に力の入った宣伝となりました。
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とき:2018年3月11日(日)13時30分~
ところ:林病院・ひまわりホール
3・8国際女性デー。3月11日(日)ひまわりホールで開かれました。約50人が参加。男性の参加は3人でした。文化行事としてHapia(声楽・ソプラノ&ピアノ)のミニコンサートを楽しみ、「多様な性を知ろう」というテーマでプラウド岡山から鈴木さんと八田さんがお話しされました。
Hapiaの歌声は心に沁み込む伸びのあるソプラノが疲れを癒すようでした。アベマリア、見上げてごらん夜の星をなどが会場に響きました。
講演では多様な性を詳しく紹介されました。いわゆるLGBT性的マイノリティーのお話ですが、知っているつもりでも現実は深刻です。性同一障害というのは医療的対応を求める人に対する診断名だということ、多様な性によって悩み苦しんでいる人は多くいることを知りました。お話では13人に1人が性的マイノリティーだそうです。ネットでの回答から割り出された比率だそうですが、実際にはもっといるそうです。「女性を好きになる女性」「男性を好きになる男性」「好きになる相手が男性の場合も女性の場合もある両性愛」「恋愛感情を持たない無性愛」「異性を好きになる異性愛」など様々です。見かけ上は分からなくても悩んでいる人が多いことを知りました。困っていることは制服や水着、トイレや更衣室、恋愛、就職、結婚、急病、身分証明。どれもマイノリティーだということを話さなくてはいけない苦しみです。勇気をもって話せばどうなるか?現実は深刻です。実態が見えないこうしたマイノリティーの存在を理解する社会はいつ来るのでしょうか?戸籍の男女を変えるためには身体にメスを入れなければできないそうです。深刻です。
こうした人たちの心の拠り所がプラウド岡山です。茶話会や遠慮のない会話で心が救われると聞きました。結婚でどちらかの性を選ばなくてはならない日本では簡単ではないでしょう。政治を変えることから始めるのが私たちの役割だと自覚しました。
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3月16日(土)、震災・原発事故被災者を追悼する集会とデモの後、県労会議は組織拡大について交流会を行いました。日程の都合上、午後の集会に出席できなくなったのは残念です。同時に10日は弁護士会の学習会、女性デーの催しなどとも重なり、「何故この日にこんなにも」との思いが重なって、3.11に対する私たちの思いも分散していることを自覚した次第です。
組織拡大交流会では7単産、4単組から事務局も含め24人が出席しました。
組織拡大は労働組合の生命線であり運動の要です。懸命な努力にも関わらず、入職が退職の人数に届かず組織減を招いている公務職場や、使用者側からの組合攻撃が厳しく、やむなく組織減となっている組合など様々です。職場の先輩や管理職が「組合に入るな」と新入職員に声掛けをするケースやメリットがないと脱退する侵入組合員など組織減を招く要因もあります。いずれにしても、組織減になっている実態に変わりはなく、それぞれの経験を持ち寄って4月に向けた組織拡大に生かそうと交流会を開催しました。
それぞれの組合の取り組みや悩みは出されましたが、交流するところまでには至らず、全労連から来た常任幹事や事務局が質問をして課題を共有する役割を果たしました。
意見を聞いていると、専従がいる所といないところではやはり取り組みに差があること、組合運動をすると仕事も忙しい上に運動が重なり負担感は重いようです。当然ですが、話を着ているとそれを乗り越えようとする意欲がまだ湧いていない感じです。簡単ではないと思いますが、そこを克服しないと前に進めない気もします。ただ、それを言うのは酷な気もして言い出せません。共済や組合のメリット感を広げて定着に努力している反面、メリットではなく本来の組合運動を理解してもらうことが大切だとする意見も出るなど、拡大運動の力点の違いも浮き彫りになりました。メリットが誤解されている面もありますが、使用者との交渉・団交は組合ならではのメリットだということやストライキをして職場放棄をしても解雇にならないのは最高のメリットです。組合のないところではこのメリットが見えていません。
公務の職場では学習運動や交流会で、組合運動の発見や親近感に繋げる努力なども語られました。事前アンケートで基礎的な運動を把握しつつ、具体的な取り組みを聞きました。
ユニオンショップ協定やオープンショップでの違いはあるものの、労働組合員として活動する人をどう増やすかだと思っています。いろいろ方法論はあると思いますが、考えられる取り組みをやってそれで本当に組合員が増えないのなら、それはそれで諦めるしかないのですが、まだまだやれることはあると思います。要は自分が本当の意味で組合を強く、自覚的に働きやすい職場にしようとしているのか?或いは暴走政治と闘おうとしているのかが問われているように思います。自分の要求で組合員を増やすことができれば、迫力のある訴えができそうな気がします。勿論、仲間の励ましあってのことですが。次回はもっと意見交換のできる交流会をめざしたいと思います。
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とき:2018年3月10日(土)10時~
ところ:岡山市石山公園~デモ行進 → 岡山駅前中国銀行前
年々参加者が少なくなりますが、それでも250人が参加されたと思いと思います。この人たちが日本の未来のために頑張っているのかと思うと勇気が出てきます。金曜イレブンアクション、倉敷金曜アクション、さよなら原発1000人委員会、原発避難者支援訴訟の人たちが訴えました。事務局を持つ県労会議は、金曜イレブンアクションの活動を紹介させていただきました。ピースナインの歌が良かった。その前のアフリランポさんとハブヒロシさんのライブも激しく感情を揺さぶられる歌が続きました。楽しくコミカルな曲では参加者の皆さんは結構、ノリノリでした。途中、振り付けの音楽もあってみんなが身体を動かして楽しそうでした。ピースナインの音楽は静かに会場にしみわたる音楽でした。
大塚尚幹さんが、午後からの講演時間では伝えきれないと言って、水がエネルギーとして使われる時代になっていると、山梨県の例に話されていました。さすがによく調べています。午後の講演が楽しみです。
行進は「さよなら原発1000人委員会」を先頭に、金曜イレブンアクションが第2梯団を務めました。岡山駅前までシュプレヒコールで行進。スーパーメガフォンが役立ちました。いつものデモを桃太郎通りでやったという感じですが、さすがに音の響きがいいですね。皆さま、お疲れさまでした。
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と き:2018年3月9日(金)12時15分~
ところ:岡山市中国電力周辺
3月9日金曜イレブンアクションに24人が参加。久々に20人越えの抗議行動となりました。しかし、風は強く冷たく、歩もテンポも速くなりがちで息切れがしてきました。
放射性物質に66%の方が不安に感じるとする福島県民世論調査が3月3日に報告されている。一般国民なら「さもありなん」と思うのですが福島県民なら90%以上は当たり前でしょう?あまりにも鈍感すぎないか?「思いたくない気持ち」も分かりますがもっと、怒ってほしいです。
大飯3号機が14日にも再稼働です。住民の反対を押し切って4月の上旬にも営業運転とあります。これで6基目の再稼働ですが、きっと事故は続きます。高いコストと命を犠牲にしてもこの国の権力者は原発政策をやめないでしょう。
政府を変えるしか方法はないと思います。
ところで、エネルギー革命はすでに始まっているようです。水を燃やす技術がすでに始まっています。そうなればエネルギーは無尽蔵です。今こそ、官僚がよく使う言葉「注視」をしていきたいです。技術革新は私たちの想像を超えて進歩しています。
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県労会議のスケジュールを更新しました。
新しいスケジュールはココに岡山県労働組合会議3月9日~4月10日スケジュール
岡山県中央メーデーの会場は諸般の事情で岡山市石山公園に変更となりました。
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とき:2018年3月4日(日)13時30分~
ところ:林病院ひまわりホール
岡山肢体障害者の会と障岡連の共催による「障害者の人権を考える」学習会にお邪魔しました。50人くらいの参加でした。講師は岡山理科大総合情報学部社会情報学科准教授の川島聡先生です。川島先生は今回で4回目の講演となるそうですが、私は2回目の聴講となりました。講演のテーマは「条約・法律・条例における障害者差別禁止の課題」です。難しそうなテーマですが、川島先生の良いところはベーシックなところを丁寧に話していただけることです。
ところで、障害者の権利に関する条約が国連総会で2006年に採択されました。背景派3つあります。第1は障害関係の国際文書に権利条約のような法的拘束力を持つものがなかったこと、第2はこれまで国連で採択された権利条約では障害者の存在が十分に意識されてなかったこと、第3は1990年以降、障害者運動の国際化もあって、「障害問題は人権問題だ」という理解が国連に広がったことにあるようです。
その上で、先生はこの権利条約は、「障害の社会的モデル」が採用されたと言うのです。ここが凡人には分かりにくいところですが、この社会モデルによると、障害(ディスアビリティ)というのは①心身の機能障害(インペアメント)、②社会的な障害(バリア)との相互作用から生じる③不利を意味するそうです。さらにそれは医学モデルに対抗するモデルだというのです。
「医学モデル」というのは、機能障害を有する者が被る不利の原因を、その機能のみに求めてしまう視点であり、障害者が差別され、社会参加ができない理由は機能障害があるからだという考え方です。「社会的モデル」では不利の原因には機能障害と社会的障壁があり、その相互作用の結果だと説明しています。
「障害者の社会モデル」どういったものかと言うと、それはものの見方、つまり視点を意味していると説明されました。つまり、これこそが社会的障壁に直面して不利益を被り、自己の存在を肯定する障害当事者(運動)の視点が必要だという説明です。具体的には、社会における差別の禁止などを国家に義務付ける権利条約を実現する条文には、障害当事者の視点(社会モデル)と主張が有益だと話されました。
そこで、無差別と機会均等の似たような言葉について、面白い解説があったので紹介します。「無差別」には、等しい場合には等しく扱わなければならない(同一取り扱い)という原則がと異なるものは異なって扱わなければならない(別異取り扱い)という原則の2つが含まれているというお話です。別異取り扱いの原側を具体化したのがが「合理的配慮」だそうです。この合理的配慮というのはよく聞く言葉ですが、過度な負担のない範囲で、個々の障害者のニーズに応じて変更や調整をすることを意味するそうです。「機会均等」を実現するためには、同一取り扱い原則のみでは不十分であり、別異取り扱い(合理的配慮)必要だと話され、頭の中が整理された気がしました。先生は無差別の概念として例を挙げ、「お弁当を買う代金を持っている者であれば、障害者であろうがそうでなかろうが等しく扱う」ということであり、「合理的配慮をしましょう」と説明しました。
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