月別 2017年4月
とき:2017年4月19日(水)18時~
ところ:岡山駅東口マツキヨ前
4月19日(水)、もう恒例となりました。戦争させるな、9条壊すな、総がかり行動岡山実行委員会の出番の日でした。夕方6時から岡山駅東口マツキヨ前に52人が集まり、戦争法、共謀罪廃止を訴えました。チラシを配り、署名は32筆を集約しました。
新社会党の長船さんと赤木さんが訴えました。赤木さんは自らの教員生活を振り返り、「教師は2度と教え子を戦場に送らない、という言葉を胸に刻んで頑張ってきた。今、その誓いが安倍政権の下で破られようとしている。絶対に止めたい」と言葉を選びながら話し掛けました。
赤磐市から駆け付けた原田さん、杉山さんは大きな「共謀罪NO!話し合うことが罪になる」という横断幕を掲げて訴えました。原田さんは「保安林でのキノコや山野草の採取が共謀罪の対象になるという常識では考えられない金田法相の国会答弁は滑稽だ。そこまでして国民を押さえつけたいのが安倍政権だ。戦争遂行のための法案を皆さんと葬り去りたい」と話しました。
共産党の余江さんはアメリカのシリア攻撃を批判しながら「戦争は軍事力では解決できない。外交努力をすべきだ。罪のない一般人が戦争に巻き込まれ命を失っている。日本がアメリカと一体で、北朝鮮に対して武力行使するなどは絶対に許されない」と怒りを込めました。
奥津弁護士は戦争法違憲訴訟に触れながら「政府側の反論はこの訴訟が司法になじまないと言ってきた。それは被害を受けた人はいないという理由だ。しかし、精神的被害や実害は実際にあり、人権を侵害している。日本原の自衛隊演習場を岩国の海兵隊が使用を求めてきた。岡山も北朝鮮を標的にした演習場にされようとしている。アメリカは攻撃型の軍用機を岩国に配備している。戦争の準備に入っていることは間違いない。絶対に戦争をさせてはならない」と訴えました。
訴えが終わりに近づいた頃、あたりがすっかり暗くなり、帰宅を急ぐ人やこれからの時間を楽しむ人などが入り交じって岡山市の平和で静かな時間が過ぎていくのを実感しました。私たちは市民とともに戦争を止めることができるのか?そうした一抹の不安を抱えながらも運動継続の意思を固めながら1時間の行動を終えました。参加の皆さんのご奮闘に感謝します。
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とき:2017年4月19日(水)7時45分~8時15分
ところ:岡山駅東口マツキヨ前
メーデー実行委員会は、共謀罪が審議入りとなった19日(水)の朝7時45分~、岡山駅東口マツキヨ前で第88回岡山県中央メーデーの案内をするために宣伝を行いました。参加者は7人、チラシは500枚を配布しました。
第88回目となる今年のメーデーは末広がりの数字が並ぶ縁起のいい回数を迎えました。しかし、国会情勢は大変緊迫しています。3つの点について訴えました。
第1は労働法制の規制緩和です。月100時間、年間で960時間もの残業を容認するだけでなく、過労死の危険性についての指摘がされている問題です。上限規制があり、連合との合意がされていて、天井知らずの残業を可能とする現行法と比べてOKとする声もありますが、政府が過労死を容認する法律を作るなど言語道断です。絶対に許せないことです。
第2は共謀罪です。テロ等組織犯罪準備罪としてテロ対策という口実があればいいというものではないと前置きしました。政府の意図は明白です。戦争法に反対する国民の世論を押さえつけたいのです。沖縄の辺野古新基地建設に反対する住民の運動を見れば明らかです。現地ではすでに共謀罪まがいの不当逮捕が続いています。目障りな国民を監視して、盗聴などで得た証拠を犯罪と結び付けて閉じ込めておきたい狙いが見え見えです。一般市民は関係などと言いながら、下心は別にあって、将来的にも拡大解釈や戦前の治安維持法につながる法律として政府の足がかりになることはわかっています。年配者の経験を紹介しました。権力者の権限を与えるとろくなことにはなりません。
第3は原発再稼働です。すでに5つの原発の再稼働が容認され2つの原発が動いています。規制員会は推進の立場であり、安全神話が崩壊しても新たな神話が登場して、審査に合格すれば安全となり、電機は足りているにもかかわらず再稼働を容認する政府の暴走を止めなければなりません。戦争法との関係でも、北朝鮮のミサイルが原発に当たれば日本はたちまちの内に大混乱です。北朝鮮や中国の脅威を煽るのではなく、外交の力で平和を維持するのが本筋でないでしょうか?と話しました。
言いたいことは山ほどあっても朝に時間は限られています。3点を訴えてメーデー宣伝を終わりました。5月1日(月)旭川河川敷相生橋東詰めにお集まりください。。
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とき:2017年4月17日(月)12時15分~
ところ:岡山駅サンステ
4月17日(月)、労働法制の規制緩和と言っても分かる人は少ないのだろうと思う。署名宣伝を昼に行ったが、参加者も署名してくれる人も少なかった。結局、5名が参加、署名は4筆だった。前置きが長くなるのがこの運動の難しさだ。「100時間もの残業を容認する法案に反対しましょう」と訴えた。説明をしている間に通り過ぎていく。
若い女性が署名をしてくれた。嬉しかった。法案を説明すると「ひどい」と一言。年配の女性も積極的だったが「テレビで過労死家族の報道を見た。大変だ。しかし実態はよくわからない」と言われた。そうだろうか?と思いつつ、そうした人と話す機会はないだろうと思う。死んでからでは遅いですから。でも署名には感謝だ。若いスーツを着た男性は「大学のゼミで労働法制を聴講した」と言いながら、急いでいることを理由に署名は拒否。どこらにしても働き方を考える機会が少ないのだろうと思う。月100時間もの残業を想像できる人は少ない。反対に、残業せずに貰える賃金は限られている。「規制と緩和」の間で揺れ動く人の気持ちも分からないではないが、80時間で過労自殺が始める精神状態など想像できないと思う。
中小企業にとっては100時間もの残業などできるはずもなく、そんなに仕事はないはずだ。あれば、岡山の経済は活気に溢れているに違いない。すべて生産大企業のことで関係ないと見られているのだろうか?みんな、このような法律が議論されていることさえ知らないと思う。テレビでやらないことは知らないに等しい。労働組合も同じだろうと思う。声掛けを広げるしかない。
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とき:2017年4月16日(日)13時~16時
ところ:倉敷市労働会館
4月16日(日)、倉敷民商を支える市民集会が倉敷市労働会館で開かれた。70名くらいの参加があった。集会前には総会があり、総括や方針、会計報告が承認された。質疑・意見の場面では誰も発言しないので手をあげた。「4年目になる闘いだが、正直言って、毎回同じような集会になっている。倉敷民商のことだけでなく、共謀罪など権力弾圧が国民全体の問題になっている中で、権力弾圧の本質に迫るような学習会も計画した方がいいのでは?」と提案させてもらった。
集会では山川会長が、「須増・小原さんの最高裁に判定はこれからだ。禰屋さんの地裁判決は有罪となった。残念だ。江見裁判長はあまりにもひどい。民商を敵視している。捜査当局の資料を鑑定書扱いする異常さだ。申告権さえ認めず、警察を40人も動員して傍聴者を脅した」と怒りと悔しさを滲ませ挨拶した。須増事務局長が経過報告を行う中で、「支える会の運動が裁判長の心を動かすまでに至っていない、必ず無罪を勝ち取りたい」と話した。岡邑弁護士が裁判の内容に触れて、「明らかに公権力の乱用だ。国税局は民商をつぶそうとした。確かに大打撃は受けたが踏ん張り、押し返している。最高裁は署名審査が原則だが、なんとしても口頭弁論に持ち込みたい」と決意を述べた。
当事者3人の決意が語られた後、大阪、兵庫、北九州、鳥取、福山の参加者、地元の参加者も2名がそれぞれ支援の思いを語った。北九州で国民救援会の運動をしている河野さんは「運動が強いところほど弾圧も強くなる。倉敷が頑張っている証拠。闘わなければ自由はない」と話しました。ピースナインの歌声が会場に響きわたり、参加者は心を一つにしました。
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とき:2017年12時~14時
ところ:岡山駅西口さんすて
4月15日(土)、12時から沖縄統一署名と共謀罪阻止宣伝に取り組みました。沖縄の署名は7人が参加、16筆を集約しました。県平和委員会の大西会長と共産党の余江さんが訴えました。「全国133ある米軍の基地に対して沖縄には75%もの基地が集中している実態、米軍犯罪や軍用機の墜落事故で沖縄県民は不安と恐怖の暮らしを強いられている」と訴えました。「中国が攻めてきたらどうするのだ」と真顔で起こる人もいました。天候は不順でしたが、サンステという屋根のある場所での宣伝に救われました。沖縄県名護市から来たという青年は迷うことなく署名しました。
同じ場所で13時から共謀罪宣伝を行いました。22人が参加して署名は36筆をいただきました。私がほぼ1時間訴えましたが、最初はなかなか署名をしてくれる人もいませんでした。仲間が集まりはじめ、女性や若者が訴えると広い層の人たちの署名が寄せられました。中学生6人組は「ラインの中身が犯罪の対象になるよ。こんな法律許せる?」と民青の女性が聞くと、一斉に「そんなの嫌じゃ」と署名に応じました。熊本から来たという男性は「共謀罪は知っている。お前にはワシが教えてやる」と息子さんに話しながら署名しました。さらに、「日本会議を何とかせんといけない」と話していきました。山口から来た女性は「年配の人は戦前と同じだと言っている」と話しながらペンをとりました。
私は「今の社会は確かに不安で治安も決して良くない社会だ。千葉県松戸市でおきた9歳の女の子の誘拐殺人事件は昨日、保護者会の会長で、通学路の見守りをしていた近所の男性が容疑者として捕まり全国に衝撃が走った。犯罪者を捕まえるためだとしても捜査当局の監視や盗聴を許す社会にしてはいけない」と訴えました。
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2017年4月14日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支店
4月14日(金)、金曜イレブンアクションに20人が参加しました。今日はおかやま弁護士会の吉岡先生が中央の副会長になられたことを記念して、先生の好きな歌の替え歌で行進しました。「津波も知らずに僕らは生まれた/原発の怖さも知らずに育った/放射能飛び散り逃げた先でも/被ばくは続いた暮らしも無くした/未だに炉心は見つからないけど/政府はむごいね 再稼働続く」と歌ったのですが、フレーズが長くて行進の区切りが悪くて苦労しました。また、声も枯れて息苦しさも覚えるなど年も感じました。
しかし、原発がなくなるまで運動は続けたいものです。
4月11日のニュースによると、松野博一文部科学相は11日、東京電力福島第一原発事故で福島県内外に避難した子どもに対するいじめが2016年度に129件確認されたと発表したということです。
調査は全国の小中高校などを対象に県内外の避難先の学校に通う子どもは1万1828人。子どもが被害を打ち明けないケースもあり、文科省は「全ての件数が網羅できたわけではない」としている。「放射能がつくから近づくな」と言われたり「放射能」と呼ばれたりした例が確認された。松野文科相は会見で「背景には放射線や、避難を続ける人たちへの理解不足がある。先生や保護者に相談してほしい」と話した。
よく考えてみると避難者を悪者にしているのは政府の方ではないだろうか?今村復興大臣のように避難者を自己責任として敵視する政府の姿勢には疑問があります。また、日本の政府は学校での放射線教育が不十分で、いくら広島・長崎での原爆投下に拒否感があるからと言っても、にいつまでも放置しながらこれ幸いに原発誘致させるしたたかさが招いた結果ではないか?と思うわけです。
今日は暖かい日差しで汗ばむ行進でした。
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とき:2017年4月12日(水)12時15分~
ところ:岡山駅西口さんすて
県労会議は4月12日(水)、岡山駅西口さんすてにて沖縄辺野古基地建設に反対する統一署名に取り組みました。7人が参加、署名は4筆、チラシは200枚を配りました。
署名をした年配の女性は「岡山の空を米軍機が飛んでいた。津山市の土蔵崩壊事件も知っている。反対です」と話しました。知っている人がいるということは広がる展望があります。確かにテレビではやっていない沖縄の実態です。
別の男性は署名をしませんでしたが「沖縄のことは知っている。奈義町の自衛隊基地のことも分かっているが米軍の訓練のことは知らない」と話を聞いてくれました。ほとんどの人は米軍の無法を知らないと思います。若い人は知らんプリですが、本当はどう思っているのでしょうか?チラシを見て、関心を示した若者がいましたが「署名はちょっと」として断られました。それぞれ情報の大小があっても、行動することに躊躇があるようです。拒否する人の多くは関係ないと思っているのでしょうが、日本原基地のことも話して、決して対岸の火事ではないとお話ししていますが、政治への抵抗感が強いのでしょうか?
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とき:2017年4月9日(日)14時~
ところ:岡山国際交流センター
*おかやまいっぽん1周年
「おかやまいっぽん」1周年記念イベントは4月9日(日)、国際交流センターで開きました。イベントは参議院選選挙を踏まえて、「おかやまいっぽん」が生み出した成果やその軌跡をたどりながら、これからどんな「いっぽん」をめざすのかを考える内容となりました。集会には130人が参加して衆議院選挙への取り組みに思いをはせました。憲法カフェならぬ、「おかやまいっぽん」企画部としてのカフェの取り組み、広報部が何をポスターでやろうとしているのか?などのイメージの発表、政策担当部が政党でもない「いっぽん」がなぜ政策なのか?を語り合いながらの集会でした。4野党の支持者以外の政治的無関心層にどのように運動を広げるのか?或いは関心を持ってもらうのかがテーマです。それは、選挙の共闘だけでなく、政治への関心を広げ安倍暴走政治を止める運動を広げなければ私たちは何時までも勝てないからです。勝つ目的ははっきりしています。それは憲法と民主主義を取り戻すためです。
*見えてきた展望と力
ポスターを持って帰る人、カフェのコーチを依頼する人、会員を増やそうと入会申込書を持って帰る人など、手応えを感じた集会でした。カンパも46,000円集まりました。財政難の「いっぽん」は息を吹き返しました。光も見えてきました。力も湧いてきました。
*坂手洋二さんの講演
講師として招いた坂手洋二さん(劇作家・岡山出身)は「自民党の議員は自分というものがない。安倍首相の言いなりだ。彼らが勢いで創ったいい加減な憲法草案を本気で現憲法と入れ替えようとしている。演劇は政治的発言が多い。だから自由でないと戯曲は書けない。沖縄の負担問題で基地による経済性は大きいと言う人がいるが、普天間基地で働いている人はわずか90人。真実を知れば嘘はバレる。南西諸島に自衛隊の基地をつくったのは中国が攻めてくるという口実だった。だが、その任務は奪還であり、侵略された後の反撃を想定している。それじゃ住民は守れない。そもそも中国が攻めてくるという想定がおかしい。命が大切であり、安保条約によって守られているのなら自衛隊を置く必要もない。他の国に頼って何が悪い。国のことは国民が話し合って決める。これが戦後の民主主義だ」と坂手さんの話はさらに続きます。
*依存症の若者、すねているだけ
若に人に対するアプローチの仕方では、「運動や論争の習慣がない。インターネットで分かった気になっている。集団に対する依存心が強く、自分は違うという主張したがる。反論されるとすぐにすねる。本来、自由には責任が付きまとう。他の人を傷つけない、困っている弱者を助けるのは最低限のルールであり、民主主義の基本だ。ルールを伝えること。嫌がられても決してあきらめないことだ」と話しました。最後に、「運動は面白くなくては」として、それは「珍しい、新しいものとして見せることが大切」といっぽんの活動を激励しました。
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とき:2017年4月6日(木)12時15分~
ところ:岡山駅西口さんすて
4月6日(木)核兵器廃絶署名に取り組みました。13人が参加、署名は33筆集約しました。平井事務局長と中尾代表が訴えました。日本政府はついに本性を露わにしました。国連の核兵器廃絶交渉の議論に出席しないというのです。なぜか?アメリカに言われたからです。私たちの方こそなぜ?被爆国なのに、と言いたいところです。情けないことに自民党政府はアメリカ言いなり、核推進政策に同調しながら核兵器廃絶を先の課題にして緊急性に背を向けてきました。原発も同じ構図です。平和利用と言いながら、アメリカの核政策に加担して原発の燃料輸入に協力してきました。
その結果、日本には核爆弾を何発も作れるだけのプルトニウムがたまり続けています。中には、核爆弾はいつでも作れると言い出す自民党の大物議員も出てきました。核武装論などが出てくるわけですから物騒なものです。
ところが国民にはこうした政策はわかりにくいようで、72年も前の広島・長崎の惨状はなかったことにしたい政府の影響でしょうか。私たちの核兵器廃絶の運動がなければ、もっと深刻な政府になっていたかもわかりません。
やはり若い人の反応は弱いですが、今日はいくつかの光も見えました。高校生のグループ5人が通り掛かりました。新婦人の方が署名を呼びかけると、一人の少年が「核兵器賛成や」と茶化して通り過ぎようとしましたが、2人は引き返して署名をしてくれました。もう1人は途中で署名をしてくれ、「反対です。カンパはどうしましょうか?」と言ってくれたのです。嬉しくなって、「カンパはいりません。署名をしてくれただけで有りがたい」と返事すると、その高校生は気恥ずかしそうに笑顔を返してくれました。イヤホンを掛けた若い女性がチラシを見ながら歩いてきました。声を掛けると、イヤホンを外して、話を聞いてくれ署名に応じてくれました。「今日は買い物ですか?」と聞くと「いえいえ」と恥ずかしそうでした。話に耳を傾けてくれる姿勢に救われました。若い人も決して無関心じゃないと励まされた瞬間です。「戦争はいけない」と署名した若いご夫婦の4人家族もいたようです。
桜も一気に咲き始めました。曇りのお天気の中に日差しが見えた昼の宣伝でした。
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とき:2017年4月5日(水)12時15分~
ところ:岡山駅西口さんすて
4月5日(水)、県春闘共闘の運動として、過労死をさせない残業規制を求めて宣伝・署名を行いました。5人が参加してチラシは200枚弱、署名は7筆を集約しました。
桜も見頃を迎え、街宣がしやすい温暖な日となりました。岡山駅の西口では、リクルート服を着た若い男女と付き添う保護者の姿が往来しています。何があったのかを想像するのですが、保護者の皆さんが付き添われているので正解が見当たりません。調べると岡山医療福祉専門学校の入学式でした。最近の入学式はリクルート服なんだ、と思わず考えてしまいました。沢山の人がティッシュに入ったチラシを受け取りましたが署名をしてくれる人はなかなかいません。一組の親子が署名をしてくれました。聞くと、お父さんが労組の執行委員長をされているとお母さんが話してくれました。娘さんも説明すると少し戸惑いながらも応じてくれました。
月に100時間もの労働を法的に認めるなどということが許されるのでしょうか?労災認定の限度は80時間です。普通、それだけの時間働くと疲労が蓄積されて、まともな思考はできなくなります。だから労災自殺が発生します。「年間で960時間もの残業を容認する法案であり、国民の運動で止めよう」と訴えましたが、反応はありません。ティッシュだけは受け取ってくれます。きっと、わからないのだと思いました。
駅近くに住む女性が署名をしてくださいました。「電通の高橋さんは残念でしたね。お母さんは悲しいでしょうね」と話しかけられ、わかっている人はいるのだと勇気づけられました。学生さんだからわからないのか?それにしても他の若い方は反応がありません。勿論、サラリーマン風の男性も。みんなが心の中で「じゃまや」と言っているような気がします。政治的に無関心だと決めつけるのは簡単ですが、命にかかわる問題です。単に訴え方が悪いということではないようにも思います。署名に応じられない空気感や社会に無関心を装う若者に何らかの方法で声を聴く機会をつくりたいものです。
その疑問は市民にも職場の仲間にも感じます。
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