岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2011年6月

と き:2011年6月20日(月)18:30~

ところ:倉敷市中庄駅前

概 要: 

学び伝えあう@わかもののつどい2011実行委員会は7月2日に開催される、学習会のチラシ配布、シールアンケートを行いました。宣伝活動には岡山労働学校の青年5人が参加し、帰宅途中の学生を中心に対話形式でシールアンケートに取り組みました。

7月2日の学習会は関西勤労者教育協会から中田進さんを講師に招き、講演と交流を中心にした企画になっています。岡山県で働く若者の実態、思いを伝えあい、社会の問題を考えます。

シールアンケート投票の様子

シールアンケートに協力してくれた大学生(女性)は、「今就活中ですが、就職できるかどうか不安。どうしてもできなければ非正規でも仕方ないかもしれない」と話してくれました。また、原発事故に関して、「日本には原発はいらない。原子力は危険です」と大学生(男性)は話してくれました。また、シールアンケートで最も投票が多かったのは「就職活動」についてでした。東日本大震災の影響もあり就職活動は厳しくなると予想されているようです。

今回の企画では社会のあり方を考えるヒントを得ることが出来ると思います。学び伝えあう@わかもののつどい2011実行委員会は、より多くの若者が企画に参加してくれるよう引き続いて宣伝活動に取り組みます。

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と き:2011年6月18日(土)~19日(日)

ところ:島根県

概 要: 

 岡山県労働学校は1泊2日の学習旅行を行いました。今回の学習旅行では島根県松江市鹿島町にある島根原子力発電所の関連施設島根原子力館を見学しました。その後、島根原発「30キロ」住民運動事務局長の石橋寛さんを講師として学習会を行いました。

島根原子力館では原子力発電所の仕組み、震災対策についての説明を受けました。津波については、「東日本大震災による福島原発の事故を踏まえて万全の態勢を整えています。島根原発周辺では5.7mの津波が想定されていますが、島根原発は海岸から高さ8.5mの位置にあります。さらに、高さ15mの防壁に守られています」また、耐震性につて「島根原発周辺では震度7.3の地震が予想されています。現在の耐震強度は震度5なので改善が必要です」としました。福島原発に関しては詳細が分からないため説明できないとのことでした。今後、詳細が分かり次第さらなる震災強化を図っていくとのことです。

島根原子力館の展示物

その後別会場で石橋寛さんによる学習会を行いました。石橋寛さんは、「現在の原子力は軍事技術の流用品です。日本の原発建設はアメリカンの原子力戦略によります。また、電力会社・ゼネコン・政党・自治体が原発からの利益に依存しきっています。その結果日本は世界.3位の原発立地国となってしまいました」と日本になぜ原発が多いのか説明し、「島根原発では511ヶ所の点検漏れがあり、その実態が1年間放置されていました」と原発は安全でなければならないという安全神話が中国電力内にも存在するとしました。また、「ろくな調査もせずに活断層は存在しない、原発から離れているから問題ないなと判断されています。島根原発の安全審査はあまりにも杜撰です。2号機増設同意後、3億円の匿名寄付。また、3号機増設同意後、17億5000万円の匿名寄付がありました。中国電力の地元自治体懐柔策であることは明らかです」と利益追求型の原発建設になっていると話しました。

講師の石橋寛さん

これからの取り組みについて、「世界の流れは低エネルギー社会、再生可能エネルギーの開発と普及・推進です。海外には地熱発電で国内の電力をまかなっている国(アイスランド)があります。住民の意識を変化していくことが必要です」と締めくくりました。

学習会の様子

 蒜山自然の家に宿泊し、島根原子力館と学習会の意見交流を行いました。「島根原子力館では活断層についての説明が全くされていなかった。都合の悪いことを隠しているように見える」、「世界を見ると青年が運動の中心になっている。岡山でも青年が中心になって運動を作りたい」という意見がありました。

労働学校の仲間♪

明日に向かってピース(*^^)v

翌日はひるぜんジャージーランドで遊びました。今回の学習旅行には16人が参加しました。集団で旅行をすることは社会に出るとそうあるものではありません。岡山労働学校に集い、ともに学び、時には遊ぶことが明日への活力につながると思います。

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と き:2011年6月16日(木)

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要: 

 第81期岡山労働学校の第6講義が雨の中、6月16日に開校され、14名が参加しました。「資本主義を生み出す力となった思想・世界観 その2」と題して岡山労働者学習協会の長久啓太さんが講壇に立ちました。

長久啓太さんの座右の銘は「知は力」だそうです

長久啓太さんは唯物論を前進させた哲学者を紹介しながら、「資本主義社会形成期のブルジュアジー(資本家階級)の哲学は唯物論でした」とし、「資本主義社会形成期のブルジュアジーは封建的勢力と戦う階級であり、キリスト教禁欲主義、スコラ哲学と激しい思想闘争を繰り広げました。フランスでは、18世紀の大部分は、革命前夜の時代でした。ブルジョアジーが戦闘的で、その思想的代表として、唯物論的な要素を徹底した啓蒙思想家たちが登場しました」と説明しました。また、現代の思想闘争について、「現代日本も、革命前夜とはいえないでしょうか。震災、原発。社会のあり方が根本から問われている時だと思います。人間の幸福を追求する変革の時代にしなければなりません」と話し、「日本と当時のフランスの違いは、巨大に発達したマスメディアの存在です。テレビ・新聞では誤魔化し、嘘、隠蔽、迷信、すりかえ、本質そらしが横行しています。知ろうとすること、考えることが必要です。真実を胸の内にひっそりと秘めていても、社会は変わりません。伝えること、そして戦うことが大切です」と締めくくりました。

今回の講義では、哲学者たちの「信念をつらぬく姿」を感じました。長久啓太さんも講義で説明しましたが、真実を知っていても伝えなければ意味がありません。運動を進めることは社会との闘いですが、同時に自分との闘いでもあるのではないでしょうか。運動の成果が見られなくともそこで投げ出したら終わりです。諦めず、根気よく草の根運動を続けましょう。

次回講義は「ドイツ古典哲学一哲学の豊かな発展とその限界」と題して6月23日(木)18:30~21:00岡山市勤労者福祉センターにて開講です。

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とき:2011年6月18日(土)13時30分~

ところ:勤労者福祉センター

概要:

県労会議のパート・臨時労組連絡会は6月18日(土)、13時30分~勤労者福祉センターで第2回交流集会を開き33名が参加しました。記念講演では﨑本とし子(元岡山市議会議員)さんが、「震災対策を進めるために」としてお話しました。分科会では①非正規労働者の実態を川柳で遊ぼう、②事例から学ぶ労働者の権利、③運動経験者のおしゃべり会の3分科会で交流しました。

自らの被災地支援の経験を話す崎本さん

 﨑本さんは4月27日から仙台市宮城野区の岡田小学校にある避難所(約150人)の救護室の看護師として常駐された経験を話しました。「自衛隊の支援は4月末まで、食事は栄養面で不足している。ヘドロの混じった粉じんを吸って発熱したり、ジンマシンが出たりする人がいる。長期の避難生活は疲労の極限に達している。仮説住宅に入ると自己責任で食事の配給もない。仕事よこせ、と言いたい」と怒りと共に、政治の役割が問われていると話しました。また、「全国からの支援が被災地住民に、生きようとする力になっています。今尚8万人を超える人々が避難所暮らしです。消費税なんてとんでもない」と訴えました。防災対策では、「東南海・南海地震が起きたら、地震波の集中点での被害は甚大。行政にはこの視点がない。岡山市の避難所収容能力は昼間人口だと16.7%しかない。避難所が足りない。自主防災組織はありますか?大切なことは絆づくりです。命を守るための知識と知恵をもとう」と話しました。

 ①川柳で遊ぶ分科会では、はじめは「川柳なんてできません」と話していた参加者達が立派な川柳をつくって、各自披露しながら盛り上がりました。③運動経験者のおしゃべり会では、「役員を大切にして、誕生日にはメッセージを付けて感謝の気持ちを伝えては?個人的にもお友達になって、なんでも言い合える仲間作りを。発想の転換で組合に対するいやなイメージを変えよう」と話し合いました。

川柳はコチラ・・・川柳で遊ぼう

事例から学ぶ労働者の権利はこちら・・・2011.6.18事例から学ぶパート労働者の権利

と き:2011年6月14日(火)

ところ:県労会議会議室

概 要:

 県労会議は14日「新防衛大綱っていったい何?」と題して、安保学習会を開催しました。学習会には6人が参加し、新防衛大綱に関するDVDを観て感想を出し合いました。

政府は新防衛大綱について、「脅威ある地域に重点的に戦力を配備し、部隊の機動性や即応性を重視するもと」と説明しています。脅威ある地域とは中国・北朝鮮を指していますが、軍議拡張の口実にすぎません。DVDの中で解説者の内藤功さんは、「日本から米軍が撤退すると中国・北朝鮮に侵略されてしまうという報道がマスコミ等でされていますが、そんなことはありません。根幹には日米安保があります」とし、「時系列でみていくと、いかに日本が米軍の戦略に利用されているのかがわかります」と話しました。「日本の軍備拡張、対米追従を正すにはどうしたらいいのか」という問いに対して内藤功さんは、「まず日米安保がどういったものであるかを学習することが必要です。どんなに小さな規模の学習会でも構いませんから、より多くの国民が知ることが大切です。そして、国民世論としての運動を展開しなければなりません」と話しました。

 DVD上映終了後の参加者の交流では、「今国民は日本政府を信頼していない。多くの人は自分たちが何をしてもムダだという消極論に陥っているが、今回少人数でも集まることができて期待感が持てた」、「安保についてもっと知らないといけない。どんな小さい学習会でもいいからとにかく集まって学習するときをもちたい」との声がありました。

次回学習会:「安保のイロハから新防衛大綱の危険性について」 

と き:2011年6月23日(木)18:30~20:00

ところ:岡山市勤労者福祉センター4F第1会議室

講 師:安保破棄岡山県実行委員会代表 中尾元重さん

みなさんの参加を心よりお待ちしています。

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と き:2011年6月10日(金)19:30~

ところ:県労会議会議室

概 要: 

 6月10日に県労会議青年部(準備会)が開かれました。JMIU、生協労組おかやま、医労連、生協関連一般労組、自治労連から合計10名が参加しました。

岡山県学習協の長久啓太さんに講師を依頼し「青年部とはそもそも」というテーマで学習を行いました。長久啓太さんは、「青年部がすぐに発展すると思ってはいけません。県労青年部って〝いいね″、〝楽しいね″と言えるためには試行錯誤が必要です」と話しました。しかし、闇雲に何かをしたとしてもうまくいきません。長久啓太さんは、「集団の魅力を輝かせる方向性に合致した内容を考えなければいけません。それは大変なことですが、青年部を作っていくプロセスを楽しんでください」としました。

青年部会の様子

今回の青年部会で、半年間は青年部準備期間とすること。定例日は毎月第2金曜日とすることが決まりました。そして、「青年部で何をしたいですか」という問いに対して参加者からは、「自分たちとは違う職場で働いている青年と交流がしたい」という意見が多数ありました。また、「県労会議青年部と単産・単組の青年部との関係を知りたい」と学びへの姿勢も見受けられました。

 今回の青年部会が完璧だったとは言えません。しかし、将来に向けて新しい可能性を大いに秘めていると思います。今後、諸先輩方にも協力してもらいながら色々な経験を積んでいきたいと思います。そうすることで徐々に青年部が形成されていくのではないでしょうか。

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と き:2011年6月10日(金)

ところ:岡山県庁前

概 要:

 岡山県労会議公務共闘は岡山県庁前で公務員給与削減に反対する宣伝ビラ配布を行いました。国労の仲間も応援に駆け付け、12人が参加し500枚のチラシをまききりました。

震災復興の財源確保として公務員賃金削減案が政府と連合との間で合意されましたが、公務員賃金の削減を毎年行っても、国の借金は膨らみ続けています。公務員賃金の引下げは民間賃金にも影響し、震災復興財源の確保と国の財政状況を好転させるとは到底考えられません。国会内では民主・自民・公明3党が提出した復興基本法案が6月9日に賛成多数で可決されました。法案には復興財源として消費増税を念頭することが明記されています。それだけではなく、年金・医療・子育て・生活保護の削減案も含まれています。このように国民に負担を押し付けるやり方は震災復興の足を引っ張るものです。

 いま復興に求められることは、国と自治体の責任で被災者の救援・生活再建への支援を進めることです。地域の復興のためにも、すべての労働者の賃金底上げと雇用確保を図ることが重要です。法人税率の5%引き下げの撤回、米軍への思いやり予算、大企業の内部留保、政党助成金の廃止など復興財源確保のために見直さなければならい点はまだまだあります。

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と き:2011年6月9日(木)

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

  第5講義の今回は11人が参加し、「資本主義を生み出す力となった思想・世界観①」と題し、人間観に転換をもたらしたルネサンス期を学習しました。弱者の救済を説いたキリスト教がローマで国教として認められた結果、すべての学問は神学のもとに置かれるようになりました。哲学に関しては、教会付属のスコラ哲学の枠内に限るとされました。講師の長久啓太さんは、「なぜと問い、疑うという哲学的思索の範囲が狭められ、支配階級の意に反する思想は弾圧されました」と説明しました。

講師:長久啓太さん

教会が説く禁欲主義が蔓延する中に芽生えたのが「人間って素晴らしい」という人間の幸福の手段を宗教以外の別の方法で追及し表現するルネサンスです。長久啓太さんはルネサンス期の代表者としてコペルニクスを挙げました。「コペルニクスは主著〝天体の回転について″で地球は動いているという地動説を紹介しました。しかし、コペルニクスの地動説は当時の支配勢力であるキリスト教会から攻撃され禁書とされてしましました」と話し、「自分たちの地球が宇宙の中心だという考えにかじりついていた間、人類には宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、ついに知ることが出来ないでいてしまう」と吉野源三郎の言葉を引用し封建制度がどういうものであるかを説明しました。

講義終了後の意見交流でより考えを深めることができます

時の支配勢力から、迫害や弾圧を受けることもある中で、常識を疑い、問いかけることはとても勇気のいることです。権威に盲目的に従うことは楽なことです。しかし、そこからは新しい誕生がありません。コペルニクスの場合、自分たちが生きている地球を客観的に捉える姿勢が地球という惑星の発見につながりました。彼の姿勢は、天文学や科学の分野に限ったことではありません。人類の歴史、社会の発展においても重要な姿勢です。

次回第6講義(2011年6月16日18:30~)は唯物論的要素を推進めた、自然哲学者たちの登場から、資本主義の誕生について学習します。

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と き:2011年6月9日(木)

ところ:天満屋アリスの広場前

概要:

 憲法改悪反対岡山県共同センターは天満屋アリスの広場前で宣伝・署名行動を行いました。宣伝には8人が参加し、署名15筆を集めることができました。県労会議の伊原事務局長は、「平和を謳った憲法9条は日本が世界に誇ることのできる憲法です。しかし、日本には自衛隊があります。自衛隊が活動を円滑に行えるように憲法を変えるべきではないかとの議論がされています」と訴えました。朝日新聞の世論調査の結果について、「59%の人が憲法9条を変えない方がよいと思っており、国民の多数が戦争放棄を望んでいます」とし、「一部に憲法を改憲しなければ東日本大震災からの復興ができないとの主張があります。しかし、これは被災者の苦労、原発事故の悲惨さを逆手に取った暴挙で、許すことはできません」と力強く訴えました。

署名をしてくれた20代男性に、「憲法9条って何ですか」と質問されました。「戦争の放棄を明記し、平和を謳っている憲法です」と説明しました。このように質問されたことに驚くと同時に、私たちの日常生活に憲法が浸透していないことを痛感しました。憲法を生活に活かすことが重要で、そうすることが震災からの早期復興につながります。今一度、憲法を見直してみてください。

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