岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2011年6月10日

と き:2011年6月10日(金)

ところ:岡山県庁前

概 要:

 岡山県労会議公務共闘は岡山県庁前で公務員給与削減に反対する宣伝ビラ配布を行いました。国労の仲間も応援に駆け付け、12人が参加し500枚のチラシをまききりました。

震災復興の財源確保として公務員賃金削減案が政府と連合との間で合意されましたが、公務員賃金の削減を毎年行っても、国の借金は膨らみ続けています。公務員賃金の引下げは民間賃金にも影響し、震災復興財源の確保と国の財政状況を好転させるとは到底考えられません。国会内では民主・自民・公明3党が提出した復興基本法案が6月9日に賛成多数で可決されました。法案には復興財源として消費増税を念頭することが明記されています。それだけではなく、年金・医療・子育て・生活保護の削減案も含まれています。このように国民に負担を押し付けるやり方は震災復興の足を引っ張るものです。

 いま復興に求められることは、国と自治体の責任で被災者の救援・生活再建への支援を進めることです。地域の復興のためにも、すべての労働者の賃金底上げと雇用確保を図ることが重要です。法人税率の5%引き下げの撤回、米軍への思いやり予算、大企業の内部留保、政党助成金の廃止など復興財源確保のために見直さなければならい点はまだまだあります。

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と き:2011年6月9日(木)

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要:

  第5講義の今回は11人が参加し、「資本主義を生み出す力となった思想・世界観①」と題し、人間観に転換をもたらしたルネサンス期を学習しました。弱者の救済を説いたキリスト教がローマで国教として認められた結果、すべての学問は神学のもとに置かれるようになりました。哲学に関しては、教会付属のスコラ哲学の枠内に限るとされました。講師の長久啓太さんは、「なぜと問い、疑うという哲学的思索の範囲が狭められ、支配階級の意に反する思想は弾圧されました」と説明しました。

講師:長久啓太さん

教会が説く禁欲主義が蔓延する中に芽生えたのが「人間って素晴らしい」という人間の幸福の手段を宗教以外の別の方法で追及し表現するルネサンスです。長久啓太さんはルネサンス期の代表者としてコペルニクスを挙げました。「コペルニクスは主著〝天体の回転について″で地球は動いているという地動説を紹介しました。しかし、コペルニクスの地動説は当時の支配勢力であるキリスト教会から攻撃され禁書とされてしましました」と話し、「自分たちの地球が宇宙の中心だという考えにかじりついていた間、人類には宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、ついに知ることが出来ないでいてしまう」と吉野源三郎の言葉を引用し封建制度がどういうものであるかを説明しました。

講義終了後の意見交流でより考えを深めることができます

時の支配勢力から、迫害や弾圧を受けることもある中で、常識を疑い、問いかけることはとても勇気のいることです。権威に盲目的に従うことは楽なことです。しかし、そこからは新しい誕生がありません。コペルニクスの場合、自分たちが生きている地球を客観的に捉える姿勢が地球という惑星の発見につながりました。彼の姿勢は、天文学や科学の分野に限ったことではありません。人類の歴史、社会の発展においても重要な姿勢です。

次回第6講義(2011年6月16日18:30~)は唯物論的要素を推進めた、自然哲学者たちの登場から、資本主義の誕生について学習します。

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