と き:2013年5月1日(水)10:00~
ところ:旭川河川敷相生橋東詰三光荘前
概 要
晴れ空の下で第84回メーデーが開催され500人が参加しました。今年のメーデーは働者・国民の生活危機を打開し、憲法改悪を許さず、「くらしと雇用を守り、憲法がいきる安全・安心社会の実現」をテーマに開催しました。
主催者を代表して花田雅行さん(県労会議・議長)は、「本日のメーデーは先の総選挙で自民・公明政権の復活を受けて開かれる。安倍首相は参議院選挙が終了するまでは、目立った動きをせず自粛するのではないかと言われていた。しかし、日米首脳会談以降、普天間基地の辺野古移設・憲法改悪・原発再稼働などを巡り暴走し始めている。今回のメーデーは私たちの要求を実現する決意を固め、日本の安全・安心を守るために最後まで奮闘する決意を固めるメーデーにしよう」と力を込めてあいさつしました。
その後、3名の来賓の方から挨拶がありました。髙次秀明さん(岡山市経済局長)は、「最近はアベノミクスへの期待感から輸出・金融面での動きが活発化し、景気回復に向けて動き出している。しかし、依然として雇用・所得状況は厳しい状況が続いている。よりきめ細かい施策を行い、勤労者のみなさんが安心して働き生活できる状況を生みだすように努めていく」と話しました。
かきうち京美さん(日本共産党岡山県委員会・岡山県女子部長)は、「長引く不況により働く人たちの生活が大変さを増している。大企業の内部留保は260兆円もある。この一部を社会に還元すれば、雇用を充実させ、賃金を大幅に引き上げること、社会保障を充実させることが実現可能だ。そして、いま安倍政権により民主主義が崩壊しようとしている。憲法改悪を許さず、民主主義と平和の日本を子どもたちに残していこう」と述べました。
大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク代表)は、「福島の海・山は未だ放射能に汚染されたまま。地元の農家や漁師の人たちは、原発が再稼働されようとしていることに心を痛めている。福島の人たちの気持ちに応えるためにも原発は再稼働させてはいけないのです。いま福島には、放射能は危険という情報と、100mシーベルトまでは大丈夫という間違った情報の2つがある。こうした2つの情報により福島の住民は分断されつつある。私たちがすべきことは、情報操作により隠されている真実を伝え、原発のない社会を願い祈ること。自然とともに生きる社会を考えることだ」と訴えました。
その後、各団体が登壇しての決意アピールが行われました。まず初めに登壇したのは農民連のみなさんで、代表して倉地重夫さんがTPP参加反対、日本の農業を守ることの大切さを訴えました。
続いて登壇した岡山県革新懇の氏平長親さんは、「憲法は本来政治家などの支配者層を縛るもの。自民党改憲案のような国民に義務を課し、思想信条の自由を侵害するような憲法改悪は許せない」と力を込めて訴えました。
医労連のみなさんは安心・安全の医療・看護・介護の実現を求めてたたかっていくことを表明しました。
高教組のみなさんは恒例の寸劇で、公務員の給与削減に反対し、それに賛成した伊原木県知事を批判しました。
最後に登壇したのは自治労連のみなさんで、東京節の替え歌に合わせて脱原発を訴えました。
田辺秀章さん(JMIU)によりメーデー宣言が読み上げられ集会は終了し、デモ行進が出発しました。
デモ行進出発!
日本経済を立て直そう! 働く者の賃金を引き上げよう! 憲法改悪反対!と元気よくシュプレヒコールしながら歩きました。
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とき:2013年5月1日~31日のスケジュール
スケジュールはココ5月1日~31日行事予定
201305.9第85期労働学校「社会と行き方を考える教室」
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とき:2013年4月25日(木)18時40分~
ところ:国際交流センター5階第1会議室
国鉄労働組合は福知山線断線事故から8年目となる4月25日、集会を開き地域の仲間60人が参加しました。集会では国労中央が編集したDVDを観賞した後、青山准三第3支部執行副委員長から福塩線をよくする会の取り組みが報告されました。
挨拶をする後藤委員長
JR福山線の万能駅や新一線の無人化反対やホームの拡張、通勤時の駅員は一、自転車置き場の防犯カメラ設置、トイレの改善要求などを組合員も参加する「JRをよくする会」を組織して、地域のPTAや町内会を巻き込んで改善させた経験が報告されました。
JRをよくする会の報告をする青山さん
青山さんはJR西日本沿線では遮断機や警報機がなくて、事故も予想されることから今後も改善運動を進めると決意を語りました。
片岡公夫書記長
片岡公夫書記長は、「福知山線脱線事故では107名が死亡、562名が負傷し、事故検証の過程でJRの日勤教育が問題となったが現在でも事故の原因は明らかにされてない。JRはその後も利潤重視の経営を続け、過密ダイヤなど利益優先の経営方針は変わらない。当時の教訓が生かされていない。人減らしや派遣社員の増員で上司に意見を言いにくい職場運営となっている。JRは人減らし合理化をすすめており、安全よりも儲けを重視する企業に後戻りしている。事故当時の山崎前社長は裁判で無罪となり、歴代社長も自分に責任はないと居直っている。企業責任と再発防止を図るための公正な裁判と判決が求められている」と話しました。
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と き:2013年4月26日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要:
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は、第37回目となる中電前抗議行動を行いまいた。33人が参加し、「青い空」の替え歌に脱原発への思いを込めました。
原発再稼働を巡る動きが活発になっています。伊藤鹿児島県知事は、30キロ圏内の9市町が九州電力と安全協定を結んだことについて、「(川内原発)再稼働に向けた環境整備が一つ整った」(2013.4.5定例会見)と述べました。九州電力は5月1日からの値上げについて、「7月に申請する再稼働が遅れれば再値上げの可能性がある」とコメントしています。マスコミもこの秋の再稼働が既成事実であるかのような報道をしています。
日本で唯一動いている大飯原発は9月には定期点検に入り、日本は再び原発ゼロになります。原発を稼働させたい国と電力会社は、川内原発を再稼働の一番手に照準を合わせています。川内を突破口に、一気に日本中の原発再稼働に向けた道筋をつけようという目論見があります。
再稼働阻止の全国的闘いはすでに始まっています。岡山県からも「原発なくせ!」の声を上げましょう!
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とき:2013年4月23日(火)12時15分~
ところ:岡山駅ビックカメラ前
4月23日、安保破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会はオスプレイの配備に反対する署名と同時に、政府が4月28日に強行しようとしている「主権回復の日」式典は、憲法上も、歴史的事実からも、沖縄県が現在も米軍の犯罪や軍用機の事故が続いていることからも問題があると訴えました。県労会議の弓田事務局次長が会を代表して訴えを行いました。
「安倍首相は普天間基地を辺野古へ移す約束を米国に対してしているが、沖縄県民は知事を先頭に反対している。辺野古の埋め立て申請強行には県民挙げての反対運動が起こり、米国でさえ議会の中で、辺野古移設は現実性がないとされている。また、危険なオスプレイを強引に配備して、本土での飛行を野放しにしている。国民の安全より、米国の軍事訓練を優先しているのが安倍政権だ。4月28日はサンフランシスコ条約発効の日だが、沖縄県は当時から独立を許されず米国の支配が続いた。そのために県民は米軍の犯罪と軍用機事故の被害に遭って苦しんできた。にもかかわらず、その日が主権を回復した日だとするのは道理に合わない。問題なのは天皇に出席を求めていることであり、憲法上、天皇は憲法に定められた国事行為以外の出席は認められていないと規定されている。憲法違反であり、明らかな天皇の政治利用だ」と、道行く人にオスプレイ配備反対署名への協力を求め、天皇の政治利用が憲法に違反していると説明しました。
毎日のマスコミ報道で安倍政権の国会での動きが黙認され、批判記事が掲載されない中で、安保破棄実行委員会の訴えは市民に安倍政権では日本の安全と平和を守れないことを解明する宣伝となりました。通行する人も通り過ぎてから引き返して署名する人が多く見受けられました。参加者も久しぶりに15人となり、18筆の署名を集めることができるなど手応えのある宣伝行動となりました。
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とき:2013年4月19日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要:
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は第36回目となる、中電前抗議行動を行いまいた。37人が参加した本日は、快晴。涼しい風に吹かれながら気持ちいい行進となりました。お馴染みの替え歌は「高校3年生」で、懐かしの名曲に脱原発への思いを込めました。
4月14日の福島民報に「それはお金に換算できない」と題した論評が掲載されています。以下引用、『見えない放射能の恐怖によって、家族は解体に追いやられ、暮らしやなりわいの基盤は破壊され、コミュニティーや絆は根っこから切り崩された。そのどれもが、どれだけの札束を積まれようが回復されえないものであることを、忘れるわけにはいかない。元通りにしてくれるなら、何ひとついらない、という声こそが真実を宿しているにちがいない。』
3.11福島第一原発事故以降、多くの人が「このままではいけない」と奮い立っています。しかし、誰もが納得できる将来のビジョンは提示することができないままです。なぜなら、原発事故によって生み出された放射性廃棄物は処理しようがないからです。
ニュースはコチラ中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.4.19
替え歌はコチラ高校3年生の替え歌
私たち一人ひとりが3.11を胸に刻み、草の根の活動から将来の展望を考えていくしかないのです。
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とき:2013年4月18日(木)12時15分~
ところ:表町商店街アリスの広場前
憲法改悪反対岡山県共同センターは4月18日、表町商店街で憲法署名・宣伝行動に取り組みました。参加者は6名で21筆の署名を集めることができました。
自民党の憲法改正草案を片手に
県労会議の伊原事務局長が16日の憲法講座を力に、自民党の憲法改正草案を片手に持って見せながら、買い物客や通行する人に署名への協力を訴えました。「自民党はアメリカと一体になって戦争をする国づくりを進めている。今度の参議院選挙で自民党が3分の2以上の安定過半数を獲得すれば、憲法改定の発議をすることになる。その上で、改悪の発議ができるように、2分の1以上の賛成条項に変えようとしている。諸外国でもこんな国はない。その上で9条を変え、国民の権利に制限を加えるのが目的だ。絶対に許せない。自民党は小選挙区の1票の格差が違憲だと判決で断罪されているにも関わらず、抜本是正に踏み切らず、自民党に有利な小選挙区制度を維持しようとしている。これは党利党略だ。戦争の火種を作ってはならない。表町商店街は68年前に空襲で焼かれ、2千人が亡くなった。どんな理由があっても戦争をしてはいけない」と訴えました。
ご年配の皆さん、署名ありがとうございます。
商店街も空襲で焼かれた話では、共感があったとみえ、署名をしてくださる方が増えました。天候も良くて、気持ちの良い憲法宣伝となりました。
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とき:2013年4月16日(火)18時30分~
ところ:岡山市勤労者福祉センター
憲法共同センターは4月16日、小畑隆資さん(岡山大学名誉教授・政治学者)を招き、憲法学習講座を開きました。参加者は13人でした。小畑さんは、「自民党の狙いは9条の平和条項を変えることだとされているが、最大の問題は一部の条文の手直しではなく、憲法そのものの基本的な性格を根本的に改悪し、破壊しようとしている点にある。それを明確に示しているのが99条だ」としました。
憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国家議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と規定されています。続けて小畑さんは、「憲法を尊重し擁護する義務を負う者の中に、国民は挙げられてないことに注意。だからと言って国民が憲法を尊重しなくてもいい、というわけではなく、憲法は権力の担い手、すなわち支配者、統治者を規制する法規範だ」と説明しました。さらに、小畑さんは、「自民党の憲法改正(?)草案にはその前文に、日本固有の歴史、文化、伝統という考え方が示されているが、あたかもその歴史は天皇を戴く国として、人類普遍の原理のごとく宣言している。こうして国民をがんじがらめに縛っておいて、天皇を元首として奉っている。彼らは、国民の人権や幸福追求の権利、学問の自由、個人の尊厳を国家に守る義務として課すのではなく、国民の権利を制限する条項に変えようとしている」と話しました。
話の中で、「歴代権力者は天皇を元首としながら、実際には権力を与えず利用してきた。その意味で明治天皇や大正天皇は権力者に利用されてきたが、昭和天皇だけは自らの判断で戦争を始め、戦争を終わらせた。その意味で昭和天皇には戦争責任がある」としました。参加者からは熱心な質問が相次ぎ、充実した講座となりました。
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と き:2013年4月15日(月)12:15~
ところ:アリスの広場前
概 要
岡山県労働組合会議は最低賃金を1000円にと引き上げを求めて街頭宣伝を行い、署名を集めました。本日の行動には13人が参加し、署名7筆を集めました。春らしいポカポカした天気で、商店街は賑わいを見せていました。
マイクを取った伊原事務局長は、「政府は生活保護費を引下げを決めました。3年間で1割近い額が引き下げられる。最低賃金は生活保護費と密接に結びついているため、保護費が引き下げられれば当然最賃額は下げられるか、据え置きとなる。これは大きな間違いだ。今でも最賃額は岡山で691円であり、まともな生活さえできない。東京では850円であり、格差が広がっている」とし、「労働者の3人に1人は非正規雇用、1千万人を超える人たちが年収200万円以下のワーキングプアというのが現状だ。過去10年間、先進諸国の中で日本だけで経済成長が止まっている。賃金も14年間上がっていない。逆に10年間で88%に下がっている。今重要なのは国民の所得を増やし、内需を拡大することでデフレ不況を改善することだ」と訴えました。
署名をしてくれた方の中に、年金暮らしをしている高齢者がいました。「少しでも生活を楽にしたい。最低賃金を引き上げて、年金問題改善にもつなげてもらいたい」と話しました。
生活保護引下げ反対、最低賃金1000円の実現。セットでがんばりましょう(^_^)/
と き:2013年4月13日(土)13:30~
ところ:総合福祉会館
概 要
東日本大震災による福島原発事故から2年が経過しました。悲惨な原発事故は、皮肉にも私たちの生活のあり方そのものを見直すきっかけとなり、いま全国各地で原発ゼロを求める運動が巻き起こっています。未来に続く世代に、「負の遺産」を残すわけにはいかないと、ここ岡山県でも原発に反対する声が上がっています。
今回、40年間原発の廃止を訴え続けておられる、小出裕章さんを岡山に招き「原子力発電の現実~福島の事故から~」と題した講演会が開催されました。主催したのは地域人権運動岡山市連絡会(人権岡山)で、岡山市、岡山市教育委員会、イレブンアクション岡山、子ども未来・愛ネットワーク協賛のもと480人が集まりました。
小出裕章さんの講演に先立ち、蛯名宇摩さんにより津軽三味線の演奏が披露されました。蛯名宇摩さんの力強い演奏から故郷を思う気持ち、脱原発・子どもを守りたい思いが伝わってきました。
小出裕章さんは、「福島原発事故によって一体どれくらいの死の灰が降り出したのか。ヒロシマ型原爆のでは800gのウランによって広島の町は一瞬で壊滅した。原子力発電では1tものウランを核分裂させないといけない。1tのウランを核分裂させることで1tの核分裂生成物を作ることになる。つまり、ヒロシマ型原爆の1000倍の死が灰を一つの原発で作られていた」と原発の恐ろしさを説明しました。続いて、「原子力発電を動かすためにはウランが必要。しかし、ウランを得るために初めから膨大なエネルギーが必要になる。ウランを得るために莫大な化石燃料が投入されている」と原子力発電がいかに非効率な発電施設であるかを話しました。放射能のゴミの処理について小出裕章さんは、「みなさんがお住まいの岡山は日本の原子力の発祥の地と言える。1954年に人形峠でウランが見つかり採掘が行われた。結局ほとんどウランは採れずに閉山してしまったが、採掘の際に出た残土(放射能のゴミ)はその場に残され、野晒しにされたままだった。住民は放射能のゴミの処分を巡って国を訴え、当然住民側が勝訴。最終的に放射能のゴミはアメリカ・ホワイトメサの処理施設に運ばれた」と述べ、「もともと、ホワイトメサはアメリカ先住民の占有地だった。その地でウランが発見されたことによって、採掘がはじまり多数の先住民は被爆した。日本は自国で処理できない放射能のゴミをここまで運んで捨て、人形峠で出た放射能のゴミを泥水のように川に流すということを行った」と放射能を巡る恐ろしい事態について説明しました。
福島原発事故により膨大な放射能が散乱し、多くの人を苦しめ、自然環境を汚染しています。小出裕章さんは「放射」は所有者である「東京電力」が責任を持って処理しないといけないとし、「放射能のゴミの所有者は東電だ。東電に責任を持って処分してもらうために、発生する放射性廃棄物を東電に送り返えしましょう」とまとめました。
講演終了後、参加者からの質問は後を絶ちませんでした。多くの人が「原発をなくしたい」「原発は危険だ」との思いでいることがわかります。
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