岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

カテゴリ   学習・宣伝・組織

と き:2012年3月11日(日)10:00~

ところ:岡山市内

概 要:

 

 東日本大震災から1年が経過しました。2012年3月1日時点で死者・行方不明者は1万9130人、転居も含め避難されている方は34万人を超えています。全国各地で東日本大震災による犠牲者追悼式典が行われ、原発ゼロを求める声が増々広がっています。イレブンアクション岡山は「子ども・未来・愛ネットワーク」「いち@311」などの市民団体のみなさんと共同して「3.11震災祈念のつどい」を開催しました。

午前11時30分から下石井公園で慰霊祭が開催されました。会場では有機野菜を使用したフード店が多数出展されていました。慰霊祭は「NPO法人タブララサ」「いち@311」などによる実行委員会が企画し、1000人が参加しました。実行委員会を代表して木内 賢さんが、「あの日のことは忘れない。これからどう生きていくのかを考えよう」と追悼の意を表明。式典参加者全員で1分間の黙祷をささげました。

献花をする参加者一同

 その後、12時30分からパレードが行われ、600人が参加しました。それぞれ工夫を凝らしたプラカードや横断幕を作成し、「原発をなくそう」「早期復興を」「子どもたちを放射能から守ろう」などの思いを表しました。今回のパレードでは「沈黙」がテーマとされ、シュプレヒコールなどを行うことなく、サウンドカーから流れる音楽に合わせて石山公園まで歩きました。パレード参加者からは、「沈黙を共有して歩くのも良かった」「震災犠牲者への追悼になったと思う」という声がありました。

 途中雨が降ってきたりもしましたが、パレード開始時には晴れ間が広がり、暖かい中を歩くことが出来ました。一日でも早く、震災復興が完了し、被災者の生活に暖かさが戻ることを願っています。

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「第4の革命」とは・・・

 爆発的な風力発電導入を実現した、ドイツの1990年の電力買い取り法、そして2000年にドイツで制定され、その後太陽光発電の導入の起爆剤となった「再生可能エネルギー法」。これら2つの法律を制定させた中心人物こそ『第4の革命 – エネルギー・デモクラシー』のメイン出演者である、ヘルマン・シェーア氏です。この映画はシェーア氏の提案により4年がかりで完成。2010年、ドイツで最も観られ、その後のドイツのエネルギー政策に影響を与えたドキュメンタリー映画となっています。

 著名な環境活動家やノーベル賞受賞者ムハマド・ユヌス氏、起業家イーロン・マスク氏や政治家らによって、これから30年以内に100%自然エネルギーへのエネルギーシフトが可能だということを、様々な角度から分析し紹介する。この映画は自然エネルギーへの認識を高め、新しいエネルギー時代への夜明けへと人々を導いてくれます。

詳しくはこちらhttp://www.4revo.org/abou

上映会&トーク:2012年3月17日(土)

□会  場:岡山県立図書館デジタル情報センター(岡山県岡山市北区丸の内2-6-30)

□チケット:前売り1000円 当日1200円 託児ひとり200円

      18歳以下は500円(前売り、当日とも)

~上映スケジュール~

1回目 開場 9:30 上映開始10:00(託児あり、有料、要予約) 

トーク11:30~12:00

2回目 開場12:30 上映開始13:00(託児なし)        

トーク14:30~15:00

3回目 開場15:10上映開始15:30(託児なし)   

トーク17:00~17:30

チケット申し込み・問合せ先:原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会

〒700-0905 岡山市北区春日町5-6 (岡山県労働組合会議内)

☎086-221-0133 Fax086-221-3595 

Eメールokakenro@mx1.tiki.ne.jp

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と き:2012年3月2日(金)19:00~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 

 好評を博している「学習の友」の読書会が開催されました。この読書会は岡山県学習協の長久啓太さんのよびかけによりスタートしたもので、今回で4回目となります。第4回目の読書会では「学習の友3月号」を使用し、青年を中心に10人が参加しました。

 今回読み合わせを行ったのは、「権利とか言ったって、ムダだよ。要求をかかげてもなー。そうだよね。だけど・・・。」(著者:二宮厚美さん)という文章です。参加者みんなで輪読し、感想交流を行いました。

 輪読後の感想交流では、「権利を主張する以前に、自分に与えられている権利がどのようなものなのか知らない」「一部の人の権利ばかりが強調されている」「権利に貧しいと、他の人のことが考えられない」などの声がありました。また、「希望と仲間は、なぜ失われますか」という問いに対して、自分の部署内の要求しか考えていない組合員が多いことや、団体交渉で他部署のことについては関係ないという態度の組合員がいることがとても残念だという声が出ました。

 権利を学ぶということは自分だけの問題ではありません。自分にも権利があるように、自分以外の人にも当然権利は与えられています。権利学習をすることでお互いの権利に気が付くことができます。決して、職場の要求を職種が違うということで他人事にしてはいけません。他人事を自分のこととして考えることから強い団結が生まれます。

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と き:2012年2月18日(土)13:00~

ところ:山口県小郡ふれあいセンター

概 要:

 2012年中国ブロック学習組織学習交流集会が山口県で開催され、岡山県からは2名が参加しました。派遣切りと闘うマツダ訴訟原告団の方も、5名参加しており、全体での参加は45名でした。

 福江俊喜さん(山口県学習協会長)があいさつを行い、「学習意欲は闘いの最中で増します。真理、真実を知ることで闘いに勝てる」と学習の重要性を話しました。

長久啓太さん(岡山県学習協事務局長)は「学習の友」の読者拡大の重要性に触れ、10月に開催される「全国学習交流集会in倉敷」への参加を訴えました。

 その後、「現代の政治課題と『資本論』―非正規・自己責任論と正社員叩きを共に乗り越える―」と題して下関市立大学の関野秀明さんが記念講演を行いました。以前、「学習の友」に連載されたものをベースにし、「自民党小泉内閣時代に推進められた構造改革は頑張る人には配分しない社会でした。2000年代は生産性が1.7%上昇しているにもかかわらず、賃金上昇は-0.1%、労働時間の削減は0.1%で労働者への配分はトータル0です」と社会構造が歪んでいることを指摘しました。自己責任論について、「日本自動車産業の非正規雇用比率は欧米諸国と比較すると数十倍も多くなっています。派遣・非正規に陥るのが自己責任だとしたら、日本の派遣・非正規労働者は欧米の数十倍も自己責任(罪深さ)が重いということになります」と間違っているとしました。反対に「正規労働者責任」を追求する風潮があることについても触れ、「正社員が守られすぎているから非正規社員が犠牲になっているという論調があります。しかし、正社員が優遇されている事実はありません。整理解雇の規制緩和、普通解雇の自由化、金銭解決の導入など正社員は全く守られているとは言えません」と話しました。日本には様々な面に対立構造があります。公務員は守られすぎている→公務員削減、給与引き下げ。農業従事者は保障されすぎている→TPPへ参加などが例としてあります。関野秀明さんは、「現在の技術革新は労働者の労働を軽減するためではなく、競争に勝つために行われています。本質を見極め、現実にあてはめて闘うことが大切です」と締めくくりました。

講義終了後は3つの分科会に分かれて学習会が行われました。第2分科会「労働法の基礎」では労働者保護法があるということを闘いに活かすこと。そして、運動により労働法をさらに改善していくことが大切だと学習しました。

 今回強く感じたのは、日本の現状が普通だと思ってはいけないということです。国際基準に照らすことで日本の異常な状況が浮き彫りになります。ILO条約をはじめとした国際的な労働情勢学習を積むことが大切です。

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と き:2012年2月13日(月)18:00~

ところ:津山市・津山文化センター

概 要:

 

 1957年、朝日茂さんは日本国憲法25条の生存権を掲げ、「人間らしく生きる権利」を求めて国を提訴しました。この裁判は「人間裁判」と呼ばれ、社会保障運動の原点でもあります。朝日茂50回忌記念シンポジウムが朝日茂さんの命日の前日に開催され、100人を超える人たちが集まりました。

 シンポジストには大村英司さん(本行寺住職)、玉木陽一さん(津山市人権尊重の教育推進協議会事務局長・「つやま先人のあゆみ」編集責任者)、染山朝子さん(国立岡山療養所元看護師・現美咲町日本共産党町議会議員)、岩間一雄さん(NPO法人朝日訴訟の会会長・岡山大学名誉教授)の4人を迎えました。

大村英司さんは、「人間らしく生きる権利を真正面から問いかける裁判を、病床にありながらも闘い抜いた姿に多くの人が感動しました」と話し、墓誌建立について紹介しました。

玉木陽一さんは、「津山市役所では職員を対象にして人権教育を行っています。私は3年前に教育係を担当し、朝日茂さんについて紹介しました。人権教育が広まることを願っています」と話しました。

染山朝子さんは、「当時、国立岡山療養所に勤めていた私は入院していた朝日茂さんを看護しました。朝日茂さんは、日中は本を読んでいるか手紙を書いているかで、優しくて誠実な人でした」と朝日茂さんの人柄について話しました。

岩間一雄さんは、「朝日茂さんによる人間裁判は、当時の日本政府を動かした大運動です。その運動ができたのは、各人それぞれが尊重され、立場の違いを越えて連帯できたからこそだと思います」と話しました。

会場からは朝日茂さんの闘いを引き継ぎ、いま政府が行おうとしている社会保障の一体改革を許さないとの発言が相次ぎました。

 シンポジウム終了後、朝日訴訟の会第7回総会が開催されました。総会では、大増税と社会保障の全面的な切り捨てが計画され、福岡高裁で勝利した生存権裁判も最高裁での口頭弁論が決定されるなど予断を許さない状況にあります。あらためて憲法25条を暮らしに生かすという朝日茂さんの遺志を受け継ぎ、その精神の普及に努めることが目標として掲げられました。

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と き:2012年2月9日(木)19:00~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 第3回となる「学習の友」読書会が開催され、青年を中心に6人が参加しました。今回は学習の友2月号を使いました。

 「われら1%、文句があるか!?」という記事を読み合わせ、貧困と格差について考えました。記事では、個人資産10億ドル(約830億円)以上を持つ富豪は全世界に1210人いることが書かれており、日本人ではソフトバンクの孫正義が最高位で資産額6723億円であるとされています。その他、日産カルロス・ゴーンの役員報酬は9億8200万円で時間給に換算すると46万5000円になり、私たちが要求している最低賃金1000円には8秒で到達する計算になることが示されました。 参加者からは、「途方もない額で現実味がない」、「これだけあるのに、なぜ被災地支援にお金を廻さないのか」などの意見が出ました。感想交流の中で、利益を上げているにもかかわらず、非正規労働者率が60.4%で正社員率を上回っている企業があるこが指摘されました。

 お金持ちがお金持ちであるのは、賃金が多いからというわけではなく、株式の取引で利益を得ているからです。さらに、所得が1億円をこえると、税金の負担が減るというお金持ちがさらにお金持ちになれる仕組みになっているためです。これが、格差と貧困を助長しています。

私たち「人間は金銭に限らず、今までの生活が満たすことのできない何かを必要としているという意味で、確かに貧しさをもっている」(西南学院大学・宮平望教授)生き物です。お金を稼ぐこと自体は悪いことではなく幸せなことです。しかし、労働者を酷使し、搾取し、儲けたお金をため込み、投機マネーとしさらに儲けを増幅する(これを拝金主義という)ことでは幸せとはいえないでしょう。儲けたお金を何かのために使ってこそ本当の幸せです。

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と き:2012年2月4日(土)13時00分~16時

ところ:勤労者福祉センター全館

概 要:

  2月4日(土)に開催された岡山県地域人権問題研究集会第4分科会の概要を紹介します。第4分科会は「地域―住民自治の地域づくり」というテーマで開催され、30人が参加しました。

岡崎公彦さん(岡山市安心・安全ネットワーク推進室)は市民一人ひとりが支え合う地域をつくることが大切だとし、「①自分自身の努力で問題を解決する自助②地域で支え合う共助③公的な面での支援する公助」の3つのポイントを示しました。岡崎公彦さんは、「地域における人間関係が希薄化し、孤独死など様々な問題が発生しています。市民一人ひとりがお互いを認め合うことのできる社会を、市民の力でつくりましょう」と話しました。

武田英夫さん(元岡山県会議員)は被災地でのボランティア活動の経験を踏まえ、福祉・防災の視点から報告を行いました。「震災復興には住民の意思尊重の原則が貫かれなくてはいけません。実態から離れた議論は無意味です」とし、「被災者の様々な声を行政に反映させるためには、住民に直結する議会と議員の役割が重要です」と自治体と議会の姿勢が問われているとしました。

崎本とし子さん(地域がんケアサロン・たんぽぽカフェ世話役人)は、岡山県のがん対策推進条例について報告しました。「何らかの病気、例えばがんになったとき安心して治療が受けられる環境が整っているのかといえば残念ながらそうではありません。心身の苦痛だけでなく、経済的理由から治療を断念せざるを得ない人がいます」と話しました。「岡山市議会ではがん対策を所管する保健福祉員会で、困難ながん患者の置かれている現実を直視し、がん対策を推進することが必要だと議論を進めました。議員提案での条例化を進め、22011年2月議会で全会一致により可決され、2011年4月に政令市としはじめての〝がん対策推進条例″が施行されました」とし、当事者や関係者の声を重視することを貫いたことを訴えました。

住宅慎通さん(NPO法人地域人権みんなの会)は、安心・安全の地域づくりとNPOの関係について話しました。「NPO法人地域人権みんなの会では、本当に人間が大切にされる地域をどうつくっていくかという視点で、地域住民を中心としたきめ細かい人間関係の構築を目指しています」とし、「現在、一人でも安全で、安心して暮らせる高齢者住宅の整備、青年後見人制度を活用して将来の不安を取り除くという仕組などを検討中です」とこれからの展望を話しました。

 町内会、民生委員、近所関係、教会など私たちの生きる社会には様々なコミュニティーがあります。そのどれもが地域に根差したものです。それらが協同で地域づくりにあたることが幅の広いサポート体制を敷くことができるのではないでしょうか。

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と き:2011年1月28日(土)午前10時~午後15時30分

ところ:勤労者福祉センター4階大会議室

団結ガンバロウ!

  岡山県労会議は1月28日(土)、春闘方針を決める第38回幹事会を開きました。午後からは2012年春闘共闘発足結成総会を開かれ、「2012春闘の課題と公契約運動」をテーマに全労連組織局長・斎藤寛生さんが講演を行い69名が聴講しました。

2012年春闘方針はココ県労会議第38回幹事会総括と春闘方針

2012年春闘アピールはココ2012年県労会議春闘アピール

花田議長

  幹事会では花田議長が挨拶を行い、「賃金の底上げや一致する要求で行動する春闘を幅広く展開し、地域で声を上げよう」と挨拶しました。また、「3.11の震災一周年のつどいやTPP阻止闘いで共同を追求してきたがその成果が出ている」と運動の発展を強調し、参加者に結集を呼びかけました。また、来賓の挨拶に立った共産党森脇久紀県議は、「道州制を狙う石井知事は盛んにグローバル化を主張して経済界のためのアジアへの進出に余念がない。その為に、教育分野でも人材育成と言いながら英語教育を押し付けている。本来、教育は人権に基づき憲法を活かす方向で行われるべきで、企業の人材育成を目的にすべきでない」と夢づくりプランに基づく知事の姿勢を批判しました。

森脇県議

    春闘方針の提案では伊原事務局長が、「野田内閣の下で進められている税と社会保障の一体改革は改革ではなく改悪だとして、アメリカと財界言いなりの政治に反撃しよう」と訴え、「早い段階から、目に見え音に聞こえる春闘宣伝に取り組み地域から政治を変える世論をつくろう」方針提起を行いました。方針を受けた討論では各産別から方針を支持し補強する立場からの意見表明が続き、満場一致で春闘方針を決定しました。

伊原事務局長

    討論では、川之上笠岡天神会労組書記長(県医労連)から、「使用者側から暴力事件をでっち上げられ、解雇通告が予想される。天神会の不正を暴いた組合への見せしめであり、組合つぶしを狙う不当な攻撃だ」として、今後の闘いへの支援が訴えられました。また、川之上書記長は、「全組合員にこの問題で相談をした。自分も不安であり、悔しい。天神会の再生を願ってしたことがこのような仕打ちを受けることになり残念だ。闘うのか、職場を去るのか正直な気持ちを訴えると、ともに闘おうと組合員から激励された。連れ合いからの背中を押してもらった。必ず勝利する」と決意を述べ、参加者からの大きな拍手に包まれました。

川之上書記長(県医労連天神会労組)

   森本幹事(県医労連・岡山医療生協労組)からは、「税と社会保障の一体改革に反対する運動に全力を上げる。医労連は社会保障闘争を第2の賃上げ闘争と位置付けて闘っている。医療・介護の現場は慢性的な人手不足であり、経営的にも厳しい。保険制度が施設から入居者を追い出す制度に変質した。消費税も10%に引き上げられれば、法人の持ち出しは現在の8000万円が倍加する。これでは賃上げ原資もなくなる。絶対に許せない。やらずぼったくりが今回の改革の正体だ」と話しました。

森本幹事(県医労連)

    石倉幹事(岡山県国公・国土交通省)は、「公務員の7.8%の賃下げ、地域主権改革による地方への業務移管は国の責任を放棄するもの。公務員の賃金を削れば3兆円も税収が減る。野田首相は震災の財源確保と言いながらGDPを押し下げ景気を後退させる政策を何のためらいもなく進めている。許せない。公務共闘は定例宣伝を強化して徹底的に街頭で訴えて行く」としました。

石倉幹事(県国公)

近藤幹事(年金者組合・岡山支部)は年金者組合が全国で10万人になったと報告し、「年金の引き下げが税と社会保障の一体改革の名の下に進められようとしている。年金支給額は物価スライド制のために2.5%出し過ぎたとして、4月から0.3%、10月から0.9%合わせて1.2%の年金が下げられようとしている。来年から同様に3年間物価が上がっても下がっても下げられる。この改悪は10年間継続され、最終的には10%以上の引き下げとなる。今でも3%が年金100万円以下であり、命を削る年金改悪は許せない。署名をお願いしているが若い世代の問題としても考えてほしい」と発言しました。

近藤幹事(年金者組合)

谷本幹事(地域労組)は「過労死を失くそうと署名に取り組んでいる。20年以上活動しているが一向になくならないのが過労死だ。過労死認定も遺族が自分で申請して認定される状況にはない。長時間労働、サービス残業を失くすことが大切。地域労組はこの間に2件のサービス残業代に関わる交渉で300万円を勝ち取ってきた。会社が言う残業代を基本給に組み込んでいるなどの労働基準法違反を追求していく」と相談活動の強化を決意しました。

谷本幹事(地域労組)

片山幹事(自治労連・女性部)は、「昨年、県労女性部の会議を開き1月8日に新春成人式宣伝を行った。元気の出る宣伝だった。新成人の幸せを願い、気持ちを盛り上げて訴えた。豊田女性部事務局長が、女性は出産や育児などの悩みもあるが困った時はリーフレットをお守り代わりにしてほしいと訴えたことが心に響いた。宣伝は共感を生み出し、共通の思いを投げ掛けることが重要だ。組合運動の素晴らしさを知ってもらうためにも工夫した宣伝が必要」と話しました。

片山幹事(自治労連)

2012年春闘共闘発足総会決定事項12春闘共闘発足総会決定事項

午後からは全労連書式局長の斎藤寛生さんが、2012年春闘共闘発足総会の記念講演を行い、春闘と公契約運動の意義を強調しました。

斎藤さん(全労連組織局長)

岡山県労会議春闘学習会・斎藤さんのレジメ

斎藤さんは、2012年春闘の4つの柱(震災後の課題、総対話と共同、内需拡大などを中心とする経済再建の運動、目に聞こえ音に聞こえる春闘)を提起しながら、公契約運動を広げることが地域に生き働き続けられる社会を構築できると話しました。

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と き:2012年1月20日(金)~21日(土)

ところ:勤労者福祉センター

概 要:

 県労会議と岡山県学習協が共催で行った今回の企画は、来る2012年10月6日~8日に開催される「全国学習交流集会in倉敷」の成功に向けての事前学習会でもあります。山田敬男労働者教育協会会長を講師に招いて、学習運動のあり方について講演してもらいました。

懇談会の様子(*^^)v

 学習企画の前に、県労会議と懇談したいという山田会長のたっての願いもあり、学習運動についての意見交換を行いました。山田会長は10月に開催される全国学習交流集会を成功させるために、「当日までのプロセスを大切にしたい。特に青年を中心として、集会の中身を作りたい」と話しました。学習運動について伊原事務局長は、「労働組合での学習運動の位置づけが弱くなっている。さらに、自らの人生に自信を持つことのできない青年が増えているように感じる。自分の長所に気が付けるような学習が大切だと思います」と自らの問題意識を話しました。山田会長は、「労働組合の歴史を知らない若い活動家が増えている状況で、学習することの意義は深いと思う。労働組合、青年にとって学習がどういう意味を持っているのかを考えてほしい」と答えました。

開催前に花田議長があいさつをしました。
いい笑顔です(^_^)/

 1日目の学習会は「全国交流集会in倉敷を成功させるために」というテーマで開催され、17人が参加しました。山田会長はまず情勢に触れ、新しく誕生した民主党・野田政権は自民党でもできなかった悪政を強行しているとしました。「いま、マスメディアと財界が一体になって消費税増税やむなしというキャンペーンをしています。しかし、15日に発表された各紙世論調査では消費税増税反対が多数を占めていました。マスメディアをそのまま信じ込む国民ではなくなっています」と国民の動向について話しました。大衆学習運動の課題について、「重要なのが“そもそも論”です。要求とは何なのか、社会の仕組みとは、生き方に関するものなど哲学的な見地が大切です」と話しました。学習運動を妨げる問題としては、「権利意識と社会的関心を弱体化させる自己責任論の影響が大きいと言えます。競争を強いる学校教育により、それは仕方ない、当たり前という政治的無教養が生み出されています」と話しました。私たちがこのような状況を打開し運動を前進させるためには、社会運動の主体形成に貢献することが求められます。山田会長は、「地域と職場に学ぶ場を形成し、集団的関係を再構築すること。そうして、まともな人間関係を回復することが大切です」と締めくくりました。

力強い講演でしたヽ(^o^)丿

 2日目の学習会では「大衆的学習運動と私」というテーマで自身の半生を振り返りながらのお話でした。山田会長は、「当初の私は保守的で右翼的傾向が強い青年でした。しかし、大学時代に左翼的活動をする先輩に出会い、考え方が変わってきました。決定的だったのは、共産党の選挙ビラを貼っていた時に逮捕されたことです。留置場に入れられたとき外からは仲間が、私が逮捕されたことに対して抗議する声が聞こえてきました。その経験は人生の転機となりました」と話しました。学習運動を行うようになってからも様々な困難に直面したそうで、講義がつまらないと学生や運営委員から猛烈に批判されたことがあり、学生との交流やマンガなどのわかりやすい題材を講義に取り入れるなどして工夫をされたとのこと。終わりに現段階での問題意識として、「①開かれた創造的な科学的社会主義にこだわることが大切であること。②人間の可能性と変革にこだわること。③現実の闘いに寄与する開かれた組織であること」の3点をあげました。

 山田会長の講演は、私たちが運動をしていく中で困難に直面することがありますが、その時こそ「科学の目」「変革の精神」に基づいて判断をすることが重要になるのだと励まされる内容でした。

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と き:2012年1月11日(水)18:00~

ところ:勤労者福祉センター4階

概 要:

 原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は昨年12月の「12.11イレブンアクション」の報告会と「放射線被曝から子どもを守るために」というDVDを上映しました。報告会には24人が参加し、梼原町のとりくみを学びました。

DVDでは放射能が子どもに甚大な健康被害を与える危険性が説明されました。

 DVD上映の後、弓田盛樹さん(県労会議)が「12.11イレブンアクション」の報告を行いました。弓田盛樹さんは、「梼原町では姫鶴台に1基あたり600kwを発電できる風車2基を設置してあります。発電された電力を1kwあたり11.5円/kw×消費税で四国電力に売電しています。売電益は間伐ための交付金、太陽光パネル設置の補助費に利用し、町全体で自然エネルギーの普及に努めています」と説明しました。

 12.11イレブンアクションの参加者から発言があり、平井昭夫さん(岡山県原水協)は、「梼原町の役場はヒノキを使用した木造建築。デスクまでヒノキが使われており、とてもリラックスできた」と話しました。同じく参加者の河重寛子さん(岡山県母親連絡会)は、「梼原町にある落差6mの川を利用した小水力発電にとても惹かれました。岡山県でも実現できるのではないかと思います」と発言。

平井昭夫さん(岡山県原水協)

河重寛子さん(岡山県母親連絡会)

 梼原町は以前から環境モデル都市として国から認定されていました。とりくみが注目されるようになったのは福島原発事故以降です。福島の悲劇は繰り返されてはいけません。私たち一人ひとりが運動の先頭になり、原発ゼロの社会を目指していきましょう。

上映したDVD「放射線被曝から子どもを守るために」は随時貸出を行っています。ぜひ学習に活用してください。

(収録時間23分)

ご希望の方は県労会議まで(^_^)/

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