岡山県労働組合会議

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連想分類語  東日本大震災

今年は、東日本大震災から10年を迎えます。失われた多くのいのちを悼むと同時に復興の現状を考えるため、3月7日(日)、3・11震災祈念のつどいが開催されました。

おしどりマコ&ケンの講演

つどいに先立ち、おしどりマコ&ケンによる記念講演が行われました。マコさんは、「福島の地元住民の甲状腺被ばくの実態はほとんど調査されていない。その理由は、家族や本人に過度に不安を与えることになるというものだ。しかし、わたしが取材をしていく中で、福島で健康調査をしている研究者や専門家は“調査をしても影響があるかどうかがわかるのは50年、100年先なのだから意味がない”という呆れた認識だ。国と東電が責任を認めたくない姿勢が明らかだ」と語り、「福島の農家の現状は風評被害が問題なのではなく、農地の放射能汚染が本質だ。政府は何の補償もしなければ、除染もしようとしていない」と怒りを込めて訴えました。

最後に、自身がドイツやフランスで講演した経験から、「ドイツやフランスの学生は自分から進んで日本の原発問題を調べ学びを深めている。私たちも認めたくない現実から目を背けてはいけない。自分の思いを語ることが民主主義を育てる」と述べました。

祈りと誓いと想い

主催者を代表して大塚愛さんが誓い文を読み上げ、改めて脱原発に向けた決意を固め合いました。

蛯名宇摩さんは、津軽三味線で相馬の思いを奏で、避難者としての自身の10年間を振り返り、林業を営む土屋暢樹さんは、故郷を取り返すために福島原原発訴訟を闘っていることを語りました。

宮城県から移住してきた牡蠣養殖業の渡辺由紀子さんは、「理不尽にも原発事故によって故郷を離れ、岡山でようやく暮らしを取り戻した10年を振りつつも、今なお故郷に帰りたい」と10年を迎えるにあたりそれぞれの想いが語られました。

閉会あいさつで佐伯隆快さんは、「昨年はコロナの影響で中止となったが、今後も原発をなくす社会のために集会は続ける」と述べました。この後、35人が岡山駅までデモ行進を行いました。

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と き:2014年3月9日(日)10:00~

ところ:石山公園

概 要

 東日本大震災から3年が経過し、もうすぐ3度目の3月11日を迎えます。福島第一原発では、現在も3000人の作業員の方々が収束作業に従事しています。しかし、放射性物質は漏れ続け今なお放射能汚染は拡大し続けています。

 3月9日、380人が集まり被災地の復興、避難者の支援、原発ゼロへの思いを新たにしました。主催者を代表し、大塚尚幹さんがあいさつを行い、「震災で亡くなられた方々を追悼するとともに、被災されたすべての方々の幸福。原子力にたよらない未来を願い、その実現にむけて行動しよう。今日は、キリスト教、仏教、神道など思想や宗教を超えて集い、震災で亡くなられたすべての方々、これからを生きる子どもたちに思いを馳せよう」と話しました。

佐伯真有美さん(お母さんシンガー)によるライブで盛り上がりました(^_^)/

 その後、田中優さん(環境活動家)が登壇し、「政府は原発が止まって、火力発電による燃料費の高騰で電気料金が高くなったと言っているがそれはウソだ。原油の輸入量は変わっていない。原油が値上がりしている本当の理由は円安にある。アベノミクスにより景気が回復したと言われているが、実際は円安を助長しているだけだ」と述べ、「ただ原発なくせと言っているだけではだめだ。実際に行動しましょう。太陽光を利用すれば十分電力をまかなうことは可能。私も実践している。これまでのライフスタイルを見直さないといけない」と訴えました。

パレード出発はフラダンスに合わせて(*^^)v

 集会終了後、岡山駅前までパレードを行いました。仏教者による、「原発なくせ!」の掛け声を先頭に、「原発いらない」と訴えました。竹ほら貝、太鼓、風船など様々なパフォーマンスで各自原発ゼロへの思いを表しました。また、パレード終了後は岡山バプテスト教会で祈りのつどいが開催されました。

 今回、集会成功に向けて22団体が力を合わせました。その他にもたくさんの団体や個人が「原発ゼロ」の一致点で奮闘しました。また、今年は「脱原発をめざす仏教者ネットワーク岡山」を中心にキリスト教、神道など宗教の違いを超えたとりくみが実現しました。昨年と比較しても、運動は大きく広がっています。

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と き:2012年8月3日(金)12:00~

ところ:中国電力岡山支社前

概 要:

 原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山実行委員会は中国電力岡山支社前で原発反対を訴えて抗議行動を毎週金曜日のお昼休みに展開しています。抗議行動にはイレブンアクション岡山の仲間、一般市民の方も含めて、60名が参加しました。各自が作成したパネルを掲げて岡山支社に向かって抗議の声を挙げました。

 今回の行動は中電支社を参加者で列を作り、5周回るというデモ行進の形での行動になりました。「原発をなくせ!」「子どもの健康を守れ!」「再稼働を許すな!」と参加者は思い思いに抗議の声を挙げていました。

 今回の行動には、東京から岡山に家族そろって移住してきた女性が子供を連れて参加していました。岡山に移住した理由について、「放射能の影響が心配だ」と話してくれました。これからも全国と連帯してたたかっていきましょう。

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と き:2012年3月11日(日)14:30~

ところ:三木記念ホール

概 要:

  イレブンアクション岡山はパレード終了後、高橋信雄さん(広島教育研究所事務局長)を講師に招き、「福島の『いま』と『未来』を考えよう」というテーマで集会を開催しました。集会には300人が参加し、原発事故と放射能被害について共に考えました。

 イレブンアクション岡山を代表して花田雅行さん(岡山県労働組合議議長)があいさつをおこない、「福島第1原子力発電所の事故は安全神話を振りまき推進してきた政府・企業・マスコミの責任が問われています。1月27日に中国電力島根原子力発電所の2号機が定期検査で停止し、中国地方では原発は全て止まり、全国で稼働しているのは2基だけです。原発を無くし自然エネルギーに転換していくチャンスです。しかし政府は昨年12月16日に原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至ったと確認されたと収束宣言を行いました。事故検証もないまま原発の再稼働、海外輸出を狙うもので許すことは出来ません」と話しました。14時46分ちょうどに震災で命を落とされた方々のご冥福を祈り、参加者全員で黙祷を捧げました。

 集会では、岡山合唱団による合唱が行われました。岡山合唱団のリードで「原発はいらない」を参加者全員で歌うなど、会場は原発ゼロの決意に満ちた歌声に包まれました。

 その後、高橋信雄さんによる「ヒロシマとフクシマ」と題した講演が行われました。高橋信夫さんは、「国は原爆がピカッと爆発した瞬間に被爆者がいた場所が爆心地から何キロメートルだったかを基準に、被爆者が受けた放射線の量を決定しています。その基準に当てはまらなければ、被爆者の病気にたいしても原爆放射線の影響ではないと断定し、原爆症認定申請を却下しています。しかし、原爆がもたらした放射線は機械的に割り切れるような単純なものではありません」と話し、広島に投下された原爆被害の実態を政府は隠ぺいしようとしていることし、福島原発事故の放射能汚染の被害の実態を隠そうとするのは今も昔も変わらないとしました。

「日本では原爆の投下に対してアメリカに謝罪を求めるというより、原爆の使用で日米の多くの人命が救われた。戦争の終結のためには避けられないことであったのだという事が盛んに謳われています」と話し、「なぜこのようなことになるのか。終戦直後の日本はアメリカ軍の占領下にあったことからある程度は理解が出来ます。しかし、占領から解放された現在でも政府はアメリカに責任を追及することはしません。それどころかアメリカいいなりの政治を行い、責任を追及することを放棄しています」と会場に訴えるように話しました。最後に高橋信雄さんは、「福島原発事故の責任はどこにあるのでしょうか。原発推進政策を行ってきたのは日本政府です。この点をおさえて震災復興を求めていきましょう」と話しました。

 3.11以降、国内のみならず海外でも原発ゼロをめざす運動が行われています。現在国内の原発は54基ありますが、稼働しているのはそのうちの2基だけです。政府は原発が再稼働できないなら、電力の値上げを行うしかないとしています。また、原発は安全だという事を強調した、本を出版し小中学生に読み聞かせるなど未だに安全神話に固執しています。政府や東電の消極的な除染対策や生活支援など、災害支援に対する政府の考え方を根本から改めさせる運動を継続していきましょう。

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と き:2012年3月11日(日)10:00~

ところ:岡山市内

概 要:

 

 東日本大震災から1年が経過しました。2012年3月1日時点で死者・行方不明者は1万9130人、転居も含め避難されている方は34万人を超えています。全国各地で東日本大震災による犠牲者追悼式典が行われ、原発ゼロを求める声が増々広がっています。イレブンアクション岡山は「子ども・未来・愛ネットワーク」「いち@311」などの市民団体のみなさんと共同して「3.11震災祈念のつどい」を開催しました。

午前11時30分から下石井公園で慰霊祭が開催されました。会場では有機野菜を使用したフード店が多数出展されていました。慰霊祭は「NPO法人タブララサ」「いち@311」などによる実行委員会が企画し、1000人が参加しました。実行委員会を代表して木内 賢さんが、「あの日のことは忘れない。これからどう生きていくのかを考えよう」と追悼の意を表明。式典参加者全員で1分間の黙祷をささげました。

献花をする参加者一同

 その後、12時30分からパレードが行われ、600人が参加しました。それぞれ工夫を凝らしたプラカードや横断幕を作成し、「原発をなくそう」「早期復興を」「子どもたちを放射能から守ろう」などの思いを表しました。今回のパレードでは「沈黙」がテーマとされ、シュプレヒコールなどを行うことなく、サウンドカーから流れる音楽に合わせて石山公園まで歩きました。パレード参加者からは、「沈黙を共有して歩くのも良かった」「震災犠牲者への追悼になったと思う」という声がありました。

 途中雨が降ってきたりもしましたが、パレード開始時には晴れ間が広がり、暖かい中を歩くことが出来ました。一日でも早く、震災復興が完了し、被災者の生活に暖かさが戻ることを願っています。

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