岡山県労働組合会議

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カテゴリ   学習・宣伝・組織

とき:2011年2月20日

ところ:倉敷労働会館

概要:

第9回倉敷市民のつどい2日目は5分科会に分かれて、街づくりや医療・福祉について議論が交わされました。街づくりの分科会では倉敷市街づくり推進課の職員から第6次総合計画として、市民が参加する水島中心地域のリフレッシュ構想が紹介されました。

倉敷まちづくり推進課の職員から説明

また、倉敷芸術科学大学のキャスパー・シュワ―べさんは、「倉敷にある全国でも有数の優れた建築物や民芸が世界の工芸作家や職人に影響を与えている。歴史に登場した人物の情熱が素晴らし景観をつくっている」と話しました。シュワ―べさんは、質問にも応えて「美観地区の景観にそぐわない開発の規制に重点を置くべきであり、芸術の街としての推進力で再生を」と話しました。住民参加の方法や大型ショッピングセンターの規制など課題は多いと感じさせる分科会でした。

キャスパー・シュワーべ(倉敷芸術科学大学)さん

午後からは「地域主権と地方自治」をテーマに小畑隆資岡山大学名誉教授が記念講演を行いました。小畑先生は「これまで自民党が言っていた地方分権と地域主権改革は何が違うのか」と問題提起をしながら、民主党の規制緩和は国家権力自由の緩和であり、国家権力をコントロールする憲法の規制を取っ払うのが地域主権改革の本質だ」と説明しました。

講演する小畑先生

民主党はその為に様々なレトリックを使い「首長を選ぶのは国民だ。その為には責任も取りなさい」とすり替えている。権力者の思いのままに強権的な政治を押し付けようとしているとしているのが民主党であり地域主権改革推進の手法だと強調しました。

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とき:2月19日(土)14時~20日(日)16時30分

ところ:倉敷労働会館

19日プレ企画の概要:

2月19日はプレ企画として、音楽ドキュメンタリー「カンタ!ティモール」が上映されました。東ティモールという小さな国は古くから他国の侵略に翻弄され、第二次世界大戦では日本軍に占領された歴史があります。東ティモールでは戦後、独立に向けた動きがありますが、併合を求める隣国インドネシアがそれを阻みます。そこにはインドネシア政府によるティモール人の殺戮、兵士による女性へのレイプ、集会を禁じて葬儀さえさせないインドネシア政府の酷くも暗い支配が続きます。そこには、ODAとして日本からくるお金とアメリカの武器援助があり、石油という地下資源を狙ってお金を出す日本政府のむごさ。国際的な批判をよそに支配を続けるインドネシア政府と無抵抗で闘った人々の言葉と姿が映し出されます。同じ日本人として間接的な加害の責任さえ感じます。

2011.2.19カンタ!ティモール紹介チラシ

広田奈津子監督が青年アレックスの歌を聴いて始まった旅は、東ティモールの人々の独立に対する情熱と、揺るぎない大地から生まれた絆と願い、そしてアレックスの音楽が人々の生活を通して溢れるように流れてきました。暖かいまなざしと人間愛に満ちた歌と音楽が延々と続きます。彼らは8年前に独立するまで、インドネシア政府と非暴力で闘ってきました。捕まえたインドネシアの兵士に「罪のない人を殺すな。誤りを認め、自国の兄弟に惨状を知らせるよう」に言いました。その兵士たちを無傷で返しました。拷問をすることもなく、すべてを許すと。広田監督は「どうして東ティモールの人々は自分達を殺し、レイプしたインドネシア人許せるのか?」と問いかけます。神がかり的な人々と、大地への絆は観るものを圧倒します。

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とき:2011年2月18日(金)18時~19時30分

ところ:勤労者福祉センター4階第2会議室

概要:

岡山県労働組合会議は2月22日、春闘の重要な位置づけとして県政学習会を勤労者福祉センターで行い、22名が参加しました。この学習会は4月10日が統一地方選挙の投票日であり、組合員への県政の情報提供を目的としたもので、県民本位の議会や地方自治を考えて行く上で貴重な手掛かりとなることを前提に、春闘方針に基づいて開催されました。講師には日本共産党の武田英夫県議を迎えました。武田県議は今期で退任を表明されていますが、県議会でも県民の立場に立って発言され、県民の利益のために惜しみない努力をされる議員として良く知られています。最近は民主党政権の下で、県政のゆがみを正そうと奮闘され、「地方議会を民主党の出先機関とする考え方は憲法違反であり、議会制民主主義を壊すもの」とする発言には、普段は共産党との意見の違いはあるが、石井知事や自民党からも同意の声が上がっていると聞きます。

国からの基金についての質問など、関心の高い学習会でした。

(さらに…)

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とき:2011年2月14日(月)12時15分~45分

ところ:天満屋アリスの広場前

概要:

 県労会議と抗議宣伝の呼びかけに応える民主団体は2月14日、天満屋アリスの広場前で日本航空の整理解雇に抗議する宣伝を行いました。航空労組連絡会は昨年末の12月31日に組合員を含む職員165名が日本航空から整理解雇されたことを契機に、今年1月19日に解雇は不当として146名が東京地裁に提訴し、全労連をはじめ支援団体の仲間450名が日本航空本社前に集結して、抗議と宣伝を行いました。県労会議は昨年12月より3回目の街頭宣伝に取り組みました。岡山では珍しく長雪の日でしたので、計画していた署名行動は中止して、チラシ配布とマイク宣伝に集中しました。

宣伝チラシを300枚(30分間)配布しました。

 訴えでは二つの問題点を話しました。第1は当初、会社更生法の申請で16,000人削減の合理化計画でしたが、解雇者は17,000人を超え、整理解雇の必要性がないにも関わらず、年末になって整理解雇が強行されたことです。このことは日本航空の稲盛会長も「会社は黒字(1500億円)を上げており、整理解雇の必要性はなかった」とマスコミに話していることを挙げました。第2は空の安全にとってベテランの乗務員やパイロットを真っ先に解雇するやり方は、本来、航空会社が最優先しなければならない安全問題を投げ出し、利益優先の会社に変貌したと訴え市民の理解を求めました。宣伝には8名が参加し、チラシ300枚を配布しました。

 2010年11月16日に開催された「もっと知ろう!!『安保条約』学習会–核密約はなぜ廃棄できないのか?」(岡山県労働組合会議主催)で、講師をお願いした広島平和研究所所長の浅井基文氏が2点について独自の主張を述べられ、会場に違和感が生まれました。

第1点は、日本共産党の志位委員長が発表した尖閣問題に対する疑問と意見であり、第2点は、原水爆禁止運動が分裂したまま、いまだに統一を回復していないのは「いかなる問題」の原因をつくった社会主義国の核実験を支持する日本共産党の態度であったという主張でした。特に第2点については、講演後の質問時間で参加者から「浅井先生の見解は間違っている」という指摘がありましたが、時間の関係もあって問題点が解明されないまま閉会となりました。

後日、浅井氏が提起したこの2点の課題を整理を岡山県平和委員会の中尾名誉会長にお願いしましたので、その見解を掲載します。関係者の皆様のお役に立てればと思います。

中尾論文はココ浅井見解について219KB

とき:2011年2月13日13時30分~

ところ:サンピーチOKAYAMA

概要:

開会の挨拶をする大西幸一理事(生活と健康を守る会)

2月13日、NPO法人朝日訴訟の会はサンピーチOKAYAMAにて、第6回総会を開き朝日健二さんが記念講演を行いました。朝日さんは憲法25条の生存権を求めて闘った故・朝日茂さんの養子であり、義父・茂さんが人間裁判を闘って54年目となる今年の総会で、「朝日訴訟から50年、いま生存権保障の運動は」と題して、20Pにも及ぶ資料をもとに生存権をめぐる闘いの歴史を紹介し、朝日訴訟の地である岡山の運動への期待を語りました。冒頭、会長の岩間さんが、「民主党の支持率が下がり、貧困化の中で日本経済と国民生活の改善がテーマになっている。こうした時に、私達の運動がどれだけ国民に支持をされているのか考え、運動を広げる必要を感じている」と話しNPO法人としての役割を強調しました。

会を代表して挨拶をする岩間一雄会長(岡大名誉教授)

朝日さんは講演の中で「生活保護における老齢加算廃止の経過の経過には具体的に検証された形跡がない」と、一貫して保護基準を下げようとする政府の意図がうかがえるとしました。また、百年安心の年金としながらも当初は現役時代の6割としながらも実際には、20年後に4割の年金に減る制度(現在45歳の人は最初から5割台になる)の欠陥を指摘しました。また、介護のホテルコストもこうした老齢加算廃止後の基準で負担が計算されている実態を克明に説明しました。こうした保護基準の引き下げが高齢者の貧困率にも大きく影響し、先進諸25カ国の中でも日本の貧困率は米国に次いで21%(米国24.5%)と高く、年金の低さに原因があるとしました。また、生活保護の捕捉率の低さや、雇用主の社会的責任負担率が日本の場合極端に低いと話しました。朝日さんは話の最後に岡山県「大原孫三郎が社会問題研究所や労働科学研究所の設立に献身し、その初代の理事長であった森戸辰男氏が憲法25条の発案者であり、その所長の藤本武氏は最低生活費を調査研究し朝日訴訟で証言した」としながら、「岡山の会の運動に期待する」と講演を締めくくりました。 (さらに…)

とき:2011年2月11日(金・祝日)14時~

ところ:1日目:国際交流センター4階サロン、2日目:勤労者福祉センター4階第2会議室

講師:吉井清文さん(関西勤労者教育学習協会)

概要:

 2月11日、岡山県学習協は関西勤労者教育協会の吉井清文さんを招き、2日間にわたり、「学習運動と私~労働者にとっての資本論学習」をテーマに学習会を開きました。初日には会員ら14人が参加し、吉井さんの資本論学習に対する情熱と50年の資本論サークルの経験から来る多様な人間の生きざまなどが資本論と絡まって、資本論の中身ではなく、学習することの面白さや学習人生とも言える圧巻の人生劇場に聞きいり、充実した時間を過ごしました。

講演する吉井清文さん

吉井さんは、「政治が流動的な時に資本論をどう生かしていくのか」と問題提起しながらも、関西勤労教には資本論の講義ができる人が2人居る、と切り出しました。「日本の資本論学習はすごい」と学習会で話すと、その1人が「そんなことはない、フランスでは散髪屋の女店員が資本論を読んでいる」と切り返されびっくりした。今、混迷する世界の中で資本論は労働者の闘いを励まし、資本の本質を解いたマルクスが注目されている。一方で吉井さんは「資本論を読むにはコツがいる。最初から読もうとすると難しくて読めない。特に剰余価値説は、価値の対象性などと言う言葉も出てきて混乱し絶対に挫折する。だから、わからないとことは読み続けて、理解は無視することだ。飛ばしてもいいから最後まで読めば自信が生まれ、もう一度読むとわかってくる。それがコツだ」と話してくれました。

(さらに…)

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とき:2011年2月9日朝7時45分~8時10分

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概要:

 県労会議と岡山県国公は共同宣伝に取り組み、地域主権にもとづく国家公務員減らしと公務の地方移譲に反対し、地方自治体へ行政サービスを丸投げしないよう訴えました。宣伝では萩野議長(県国公)がマイクを握り「地域主権改革による公務員減らしは、憲法に明記された国の責任を放棄するもので、実施されれば地方ごとにサービスが違ってくる。公務の仕事を地方に移せば、今でも足りない地方自治体の業務はパンクすることになる。河川の改修やハローワークの仕事は国が責任を持つべきもので、地方ごとに分割はできない」と訴えました。

 

 通勤者から宣伝の内容を聞かれる組合員

 宣伝には15人が参加して、用意したチラシ 500個を15分間で配布しました。国家公務員は自公政権の時から減らされ続け、非正規労働者が正規職員に替わって仕事をしており、国民への行政サービスは低下する一方です。これに伴って地方公務員も地方行革の名の下に、2010年4月時点で、前年より4万1231人減らされ、281万3875人となりました。これはピーク時の328万2000人(1994年)と比較すると、85.7%まで落ち込んでいます。

 チラシ500個は15分でなくなりました

 政府は「公務員は高い給料をもらっている」「解雇もない公務員は遊んでいる」など事実無言の悪評を流し、これを真に受けた国民の批判を背景に公務員減らしを断行しています。公務の職場では少ない正規職員で業務の兼務などのやり繰りで住民サービスをしています。どの自治体でも住民サービスは削れないと言っています。また、地域主権改革では保育制度を国の責任から切り離し、保育所と保護者との契約制度に変質させようとしています。公務員減らしは、効率化を錦の旗印にした国の責任放棄です。

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とき:2011年1月29日(土)13時30分~15時30分

ところ:勤労者福祉センター4階会議室

提案された総会方針はココ11春闘共闘発足総会議案

学習会では日本航空労組連絡会の丸山伸弥事務局次長からお話を聞きました。

講演する丸山さん。詳細で、緻密で粘り強い闘いをしている様子がよくわかりました。

講演のレジメはココ岡山県労会議・春闘学習会11.1.29講師レジメ100KB

丸山さんは、日本航空がアメリカの言いなりになって政府が押し付けたジャンボジェット機113機をはじめ、滑走路の延長など採算に合わない経営を続けてきた日本航空の放漫経営こそ今日の経営破たんを招いた。政府はこうした不採算の経営を強いた日航の経営責任を労働者に押し付けている。当初、1500人とされた人員整理も稼働ベースという言葉が使われ、ベテランの職員を退職に追いやった。管財人は1人560万円(月給)もの成功報酬もらって、日航の経営改善と称して理不尽な整理解雇を強要している。放漫経営は依然として続けられている。その象徴が鶴丸マークの復活だ。御巣鷹山の事件などもあり、これまでにイメージを払拭するために現在の「JALマーク」になったのに、経営が厳しと言いながら、50億円もかけてこのマークに変えている。146名が裁判闘争に打って出た。みなさのご支援をと訴えました。

質問には6人が8つの質問をするなど、航空労組連絡会の闘いに大きな関心が集まりました。学習会には56人が参加しました。

春闘共闘は会場でカンパを呼び掛けましたが、参加者から2万9308円のカンパをいただきました。ありがとうございました。ご協力感謝します。今後とも日航の争議は岡山としても支援を継続します。

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