月別 2013年1月
と き:2013年1月12日(土)13:00~13日(日)12:00
ところ:東京・全労連会館
概 要
2013年春闘に向け、「青年が動けば世界が動く」をスローガンにした全労連青年部第29回代表委員会が開催されました。委員会には全国から33人の仲間が集まりました。
開会あいさつを行った五十嵐青年部長は、「青年が人間らしく働くためには克服しなければならない課題がたくさんある。こうした状況下で労働組合の役割は重要になっている。春闘は賃上げ闘争から始まったが、それだけでは社会の課題を解決することはできない。時短、社会保障拡充など発展的な運動にしないといけない」と話しました。
その後、議案が提案されました。経過報告の中で五十嵐部長は、「全労連で提起された青年アンケートは共闘団体にも呼びかけとりくみを進めている。現段階では1000筆のアンケートが集約されている。1月まではアンケートを拡散し、2月中に最終集約を行いたい」とアンケートへの協力を呼びかけました。
全体討論は各県から積極的な発言が相次ぎました。大阪労連青年部からは、「大阪労連に結集している組織でも、青年部の役割が何であるかが不明確になっている中、地域労連青年部と産別青年部への結集を合わせて行うのは困難。青年の意識は産別・職場で止まってしまう。どう克服するかが重要だ」との問題提起がありました。
生協労連青年部からは、「全国の仲間で5月に交流会、9月に総会を開催した。初めは女性の割合が低かったが、参加人数が増えるとともに女性参加者も増えている。今では5分の1が女性だが、半数が女子という状況をつくりたい」との発言がありました。
愛知労連青年部からは、「青年部で大切なことは気軽に交流ができることだと思う。昨年の総会は居酒屋を貸し切って開催した。今年も交流を大切にした活動を行っていく」と前向きな発言がありました。
岩手労連青年部からは、「青年大集会に向けてのプレ企画を開催した。今年はスポーツ交流会や食べり場などを企画する。また、昨年は最賃体験を行った。これまでは話を聞くだけだったが、体験することで改めて厳しい生活実態がわかった」との発言がありました。
愛媛労連青年部から、「学習協と連帯して労働学校を開催した。ベテランと初級者が同様に参加できたことが画期的」という発言がありました。
その後、4つのグループに分かれて分散討論が行われました。第2グループでは組織拡大をテーマに討論が行われました。全労連青年部の細川副部長は、「各県ごとに独自のとりくみがある。それらを取り入れてより新しい活動をつくることが必要」と討論の道筋を示しました。参加した青年からは様々な意見が出ました。「大阪では労働組合に対して嫌悪感を抱いている人が多い」「先輩に入るようにと言われて労働組合に加盟する人が多い」「仕事など日常的なことに追われて組合どころじゃない」「青年にとっては集まること自体がたたかい」などの意見がありました。
今回の代表委員会では青年部の組織拡大をいかに図るのかが重視されていました。労働基準法などの働くルールは学校では教えてくれません。多くの青年が何も知らされていないまま社会に放り出されています。労働組合としてそうした課題に焦点を当て、積極的にアプローチしていくことが求められています。
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とき:2013年1月13日(日)10時30分~12時
ところ:岡山ドーム前
岡山ドームで開催された成人式に合わせて、県労会議女性部は1月13日、「新成人おめでとう宣伝」を行い、全労連女性部が作成した「2013年春闘ガンバローチラシ」を600枚ティッシュに詰めて配布しました。宣伝には女性部役員をはじめとして7人が参加しました。
事務局長の豊田さん(高教組)は「新成人おめでとうございます。全国では122万人、岡山では19,343人が成人の日を迎えます。働くことが厳しい社会です。困ったことはありませんか?女性は男性の半分の賃金、結婚をすると退職を迫られるなど、困ったことがいっぱいです。おかしいと思ったら県労会議にご相談ください。人間らしく働ける社会にするために、ご一緒に頑張りましょう」と訴えました。華やかな振袖姿の女性たちを前に、折角、この日のために作成したデコレーション腕章(デコワン)もかすむ程でしたが、桑田佳祐の新しいアルバム曲「I LOVE YOU-now & forever-を」をスーパーメガフォンから流しながら賑やかに宣伝しました。
宣伝を始めると、豊田さんの教え子にばったり出くわし、彼女が「どうしているの?」と声をかけると、「フリーターです。何ができるのか考えています」と明るい返事が返ってきました。「困ったことがあればいつでも電話してね」と、先生らしい指導が発揮される一幕もありました。近くでは青年の組織が雇用アンケートに取り組み、明るく答える青年の姿を尻目に、「新成人の皆さんが安心して働ける社会にしたい」と、チラシを配る掛け声にも力が入りました。心配なことは「幸福の科学」が大川隆法の著作を無料で、しかも大量に配布する姿もあり、こんなあやしげな宗教集団には負けられない気持ちも湧いてきて、新年から鼻息の荒い宣伝となりました。
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とき:2013年1月12日(土)10時~12時
ところ:勤労者福祉センター4階第2会議室
岡山県労災職業病・過労死連絡センターは1月12日2013年総会を開き、働く者のいのちと健康をめぐる情勢を報告すると同時に、1年間の活動の経過報告と活動方針を拍手で確認しまた。また、総会に続いて県労会議の健康講座が開かれ、清水善朗弁護士が「労災認定が高裁で棄却された事例が地裁で損害賠償を勝ち取った12年間の闘い」が報告されました。総会には約40名が参加しました。
報告をする藤田事務局長
総会では藤田事務局長が、「死傷病災害はH21まで減少傾向にあったが、22年から震災を除いても増加している。これは昨年のJX日鉱日石エネルギー水島製油所でおこった掘削中の海底トンネル崩落事故や中日本高速道路笹子トンネル事故の背景に見られるように、極限までの人減らし、コスト削減が安全無視の経営体質を生み出し、安全教育をおろそかにした結果だ。こうしたコスト削減、規制緩和による利益は大企業の内部留保に回っている」と批判しました。また、自殺者数が14年間連続で3万人を超えている状況に、政府は2007年から「自殺総合対策大綱」を決定してその防止に取り組んでいる。厚生労働省も精神疾患を2011年から5大疾患に加えているとして、労災職業病対策が求められていると強調しました。
アスベストの報告をする小林さん
活動の報告では、「高梁市職員森宏之さんの過労死では、岡山地裁で公務災害認定を勝ち取ったものの基金が控訴した経過」や「県貨物運転手中上さん過労自殺事件の民事訴訟地裁勝利報告」、福祉施設でのいじめによる自殺事件の過労死認定訴訟の経過」などが報告され、労働組合の労働安全委員会の活動やアスベスト被害根絶の運動も討論の中で発言として紹介されました。今年は第5回のブロックセミナーが6月1日~3日に広島で開かれることもあり、積極的な参加をしようと確認されました。
中上さん損害賠償訴訟地裁勝利までの経過を報告する清水弁護士
健康講座では、清水弁護士が「裁判の過程で、会社側は被災者の上司が当時、不正行為をしていた事実を隠していたが会社側の証人尋問でその前提が崩れたことも要因としながら、パワハラや長時間労働を立証する証拠を積み上げた成果が、地裁勝利につながった」としました。労災が求められなかったにもかかわらず損害賠償が認められた理由は、「一定の被害について責任のある立場のものに償いをさせることによって損害の公平な分担を実現する損害賠償制度の原則が生かされた」と、制度の原則を説明しました。
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と き:2013年1月11日(金)18:00~
ところ:廣珍軒
概 要
2013年岡山県労働組合会議新春旗びらきを開催しました。各組合から合わせて30人が参加し、新年の決意を新たにしました。
県労会議の花田議長があいさつを行い、「労働者の賃金引き上げることが重要。大企業の内部留保をどう使うのか。トヨタでは14兆円を越える内部留保があり、その内0.46%を使うことで1万円の賃上げが可能。そして、IBMで行われているロックアウト型の即日指名解雇により解雇自由の社会がつくられようとしている。賃金引き上げと雇用を守るという労働組合の原点に立ちがんばっていこう」と激励しました。
来賓として石村智子さんが出席し、「本当にクヨクヨしていられない情勢だと感じている。安部政権になり景気対策を打ち出しているが、大企業を応援するための政策でしかない。自民党が今回の選挙で勝利したが、国民が自民党を支持しているわけではない。消費税増税、TPPなどで思いを一つに運動を盛り上げよう」と話しました。
昨年に引き続き組織拡大は大きな課題です。すべての働く者の要求実現をめざして、大きな県労会議をつくっていきましょう。
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と き:2013年1月11日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社前
概 要
原発ゼロをめざすイレブンアクション岡山は今年最初の中電前包囲行動を行いました。今回の行動には35人が参加し、「年の初めの例(ためし)とて」の替え歌に合わせて原発ゼロを訴えました。
東京電力第1原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、除染に使用した水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが朝日新聞による報道で明らかになりました。朝日新聞の取材によると、環境省はすでに手抜き除染を把握していながらも動きが鈍かったとしています。
原発・・・
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と き:2013年1月9日(水)12:15~
ところ:ビックカメラ前
概 要
原水爆禁止岡山県・岡山市協議会は1月度の宣伝を行いました。今回の宣伝には14名が参加し、署名12筆を集めました。
平井事務局長は核兵器禁止・廃絶は世界の流れであるとし、「2015年のNPT再検討会議に向けて、核兵器のない世界の実現をめざす大きな流れがつくられつつある。昨年の国連総会では核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議がこれまでの最多135ヶ国の賛成で採択された。原爆による核兵器の非人道性の観点から『核兵器非合法化の努力を求める声明』をNATO加盟国など35ヶ国が発表している」と話し、「しかし、日本政府は核兵器禁止に背を向け、こうした声明に賛成していない。それは、日本がアメリカの核の傘に依存しているからに他ならない。瀬戸内寂聴さんも、『日本はどうして核兵器をなくす国際的流れに準じないのか。そのお手本となるのが日本』と述べています」と日本こそ核兵器をなくす活動の先頭に立つべきだと訴えました。
今回集めた署名は今年スイス・ジュネーブで開催されるNPT再検討会議第2回準備委員会や10月の国連総会に提出します。
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と き:2013年1月8日(月)7:45~
ところ:ビックカメラ前
概 要
年は変わりましたが寒さは相変わらず。岡山県労働組合会議は今年最初の早朝宣伝を行いました。身に凍みる寒さにもかかわらず、8人が参加しチラシを配布しました。
マイクを握った伊原事務局長は、「昨年の総選挙の結果、自公政権が復活した。自民党・安部首相は日本の経済回復のために、『大胆な金融政策、機動的な財政出動、民間の投資を引き出す成長戦略の3本の矢』により経済を成長させていく考えを示しているが、その実態は民主党政権より以前から続いている構造改革に他ならない」と話し、「いま政府に求められていることは国民の暮らしと生活をしっかりと守る政策を実現することだ。消費税増税法案を中止し、大企業優遇税制を改めること。そして、社会保障制度を充実させていくことだ」としました。また、春闘について、「いま大企業の内部留保は260兆円を越えている。このわずか1%程度を利用すれは、すべての労働者に対して1万円の賃上げが可能」と訴えました。
日本経団連は2013年春闘指針の原案をまとめ、給与体系を底上げする「ベースアップ」については「協議の余地はない」と否定し、定期昇給すら、「制度の見直しを聖域にすべきではない」と昨年にも増して強硬姿勢に出ています。しかし、相次ぐ賃下げに次ぐ賃下げで私たちの生活は限界です。昨今、若い世代の貧困化が特に目立っています。世帯収入を上げることは、少子化対策にも影響します。低収入では子どもをつくろうと気にはなりづらいことからも、若い世代が希望をもって暮らすことのできる賃金を実現しなければいけません。
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と き:2013年1月7日(月)12:15~
ところ:アリス広場前
概 要
今年初めの宣伝は憲法改悪反対岡山県共同センターによる憲法宣伝で幕開けです。今回の行動には8人が参加し、署名12筆を集めました。
マイクを握った県労会議の伊原事務局長は、「日本国憲法の草案に関わったベアテ・シロタ・ゴードンさんは亡くなる前に、『日本の平和憲法をしっかり守ってもらいたい。女性の権利向上にしっかり努めてもらいたい』との言葉を残した。私たちはこの言葉を胸に刻んで憲法を守るために奮闘します」と話し、「残念なことにいま憲法9条を変えて世界で戦争できる日本にしようとする動きがあります。昨年の総選挙で自公政権が復活し、自民党・安部首相は集団的自衛権を行使できる憲法に変えたいと言っている。また、最近の新聞報道では従軍慰安婦問題に対して、自主的な朝鮮人女性の行動であったという内容に変えようとしている。戦争の事実を隠ぺいするようなことには絶対に同調できない。日本は侵略戦争を反省し、中国・アジア諸国と友好条約を結び発展させることに努めるべきだ」と訴えました。
署名に協力してくれた70代女性は、「戦争は絶対にいけない」と思いを話してくれました。また、「いまの自民党は怖い」という声もありました。
テレビや新聞では中国の領域侵犯、竹島問題、北朝鮮のミサイル問題などを取り上げ、「自分たちの領土は自分たちで守らなければならない」「そのためには自衛権を行使するしかない」「日米同盟のさらなる発展が必要」などという議論がされています。しかし、私たち日本人がしなければならないのは、アメリカに追従した軍拡ではありません。過去の事実を正しく認識し、深く謝罪を示し、アジア諸国の中で平和の先頭に立つことです。
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新年あけましておめでとうございます。
2013年元旦後楽園の放鳥(14時12分)
県労会議は震災復興と原発ゼロへ、憲法を守り暮らしに活かす運動、働くことでまともな賃金をもらい生きがいをもって働くことのできる社会の実現、日本航空をはじめとした争議支援、公契約運動など多くの課題で奮闘してきました。皆様のお力添えに感謝します。県労会議は今年も大いに奮闘します。様々な課題や全労連運動を担う岡山県の拠点として今後も皆様の期待に応えられるよう頑張ります。今年も広範な運動団体と手を結び、広げながら働く者の未来を明るくするためにいっそう力を尽くしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
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