岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2011年7月8日

と き:2011年7月8日(金)

ところ:県労会議会議室

概 要:

  第2回県労会議青年部準備会が開催されました。各労組から合わせて10人が参加しました。新たに2人の仲間を迎えることができ、青年部の発展に期待が高まります。

 本日は「お仕事交流」と題して、自分たちがしている仕事について語りあい、とても盛り上がりました。JUIU光軽金属支部の垣内さんは、「金属を溶かして、型にはめ込む部署を担当しています。700度の高温で、とても暑いです」と過酷な仕事であることを話してくれました。しかし、仕事に対するやりがいを感じているようで、「杓のような道具を使って型に金属を流し込みます。簡単なようですが、とても熟練度のいる仕事です。もっと熟練度を高めたいです」と話しました。岡山医療生協労組の坪井晶子さんは、「私は岡山協立病院で事務の仕事をしています。岡山医療生協労組の青年部でもがんばっています」と話してくれました。

生協関連一般労組の長尾和孝さんは、「僕は生協で請負として働いています。生協の社員と仕事の内容は同じです。しかし、比較すると休みは少ないし給料も全く違います。僕が労働組合に加入したのはその矛盾を解決するためです」と力強く話してくれました。生協労組おかやまの内田和隆さんは、「僕は生協で配達部門を担当しています。配達を担当するのは生協の社員と請負業務として配達をしている人がいます。違いはどこにあるのかわからない。同一労働同一賃金であるべきだ」と訴えました。

 前回と比べると格段に県労会議青年部は成長しています。メンバー同士の交流も今回の「お仕事交流」を通して深まったのではないでしょうか。8月5日~6日に開催される原水爆禁止広島大会に参加したいとの声があり、県労会議青年部としての参加を検討することになりました。

 次回県労会議青年部は8月12日(金)19:30から開催されます。多くの青年の参加を待っています。

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と き:2011年7月7日(木)

ところ:岡山協立病院コムコム会館

概 要:

岡山医療生活協同組合法人平和環境委員会は「ミツバチの羽音と地球の回転」上映会を行いました。この映画は瀬戸内海祝島での上関原発建設計画に、28年間反対して闘い続けている地元住民の姿を追ったドキュメンタリー映画です。

映画を見て感じるのは、祝島の島民一人ひとりが主体性を持って行動しているということです。一本釣りにこだわり漁業を営む漁師が紹介されています。網を使った方が効率はいいはずです。しかし、周辺海域の環境を考えて一本釣りにこだわっているそうです。また、豚を利用して畑を耕す農家の様子が映されました。島で栽培されているビワや野菜で商品として出荷できないものを豚のエサとして再利用していました。祝島では循環型の農魚業が営まれています。自然は豊かで、多様な生物が生息しています。今まで環境を維持できているのはこのような地元住民の努力の成果です。

祝島の住民が原発建設に反対するのは、自分たちの生活が立ち行かなくなるだけでなく、祝島そのものが崩壊してしまうからです。中国電力が行った環境アセスメント調査の結果では、環境への影響は全くないとされています。映画の中で、原発建設反対の声を上げている住民に対して中国電力側は、「原発は絶対に安全です」、「皆さんの生活は必ず豊かになります」と発言しています。原発安全神話の恐ろしさを感じます。

鎌仲ひとみ監督

映画終了後、この映画を製作した鎌仲ひとみ監督の講演が行われました。鎌仲ひとみ監督は、「東日本大震災による福島原発事故以降、原発を建設することは困難になっています。今まさに、日本中が原発をめぐって揺れ動いています」と話し、「人間の結束は分断されたら弱まります。原発に関する正確な情報は伝えられず、政府は自然エネルギーへの転換を、マスコミなどを利用して潰し続けています」としました。「今回の福島原発事故により日本のエネルギー政策はボロボロです。今こそエネルギーについて見直さなければなりません」と訴え、「原発が安全というからには、安全を立証できる正確な情報を公開すべきです。安全が立証されて安心できるのです。原発に関して隠ぺいを繰り返す政府に情報を開示させることで、安心と安全を掴みとりましょう」と締めくくりました。

「ミツバチの羽音と地球の回転」を観て日々の生活が否応なしに政治につながっていることを感じました。多くの国民がテレビ、新聞でマスコミのいうことはすべて正しいと思い込んでいます。県労会議にできることはミツバチのようにブンブン飛び回って、声を伝えることではないでしょうか。

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