岡山県労働組合会議

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日付 2010年10月15日

とき:2010年10月13日(水)~17日(日)

ところ:岡山生涯学習センター

概要:

年金者組合は10月13日~17日までの5日間、生涯学習センターで第2回作品展を開きました。年金者組合は「老後を楽しむ状況ではないが、戦後の厳しい時期を生き抜いた高齢者の心豊かに過ごせるよう、作品を持ち寄った」として76点にも及ぶ作品が展示されました。絵画やパッチワーク、木彫り、書道に写真、ちぎり絵など様々な作品が並んでいます。

西崎節子さんの絵画

作品を説明する田中さん(年金者組合:右)

内田恵子さんのパッチワーク

江草昭治さんおガラス絵

田中博書記長の盆栽も

多くの作品はプロ級の作品で、圧倒されるものばかりです。高齢者の優しくも、自然を厳しく見つめる視点が作品に表れていました。中には有名人の絵画やパッチワークもあり、当然とする向きもありますが、こうした方々が年金者組合に入っておられることこそ、年金者組合の総の厚さを感じさせるものでした。

とき:2010年10月15日(金)12時10分~

ところ:岡山市石山公園

概要:

 年金者組合は年金生活者の年金引き上げと後期高齢者医療制度の廃止を求めて、10月15日の12時10分から石山公園で集会を行い、その後デモ行進を行いました。集会では東委員長が挨拶を行い、「昨年の年金者一揆は政権交代後でした。しかし、期待はあったものの民主党政権は後期高齢者医療制度を廃止するのではなく、広域連合に取り込み、年齢幅を65歳にまで広げようとしている。保険料の大幅増と公的責任を薄めようとしている」と話しました。県内各地の支部からも活動報告が行われ、岡山支部の森下書記長は「人間の文明は発展してきたが、命や年寄りを大切にする文化は進歩していない。私たちが声を挙げなければ」と訴えました。

挨拶をする東委員長

 年金額を引き上げろ、と要求する組合員のデモ行進

集会に参加した約100人は、むしろ旗や桃太郎旗を掲げて、スーパーメガホンによるシュプレヒコールで駅前までデモ行進を行いました。

とき:2010年10月14日17時30分~18時

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概要

 第2回目のディーセントワーク宣伝が10月14日、夕暮れ時の駅前で行われました。10月1日から臨時国会が開かれていますが、労働者派遣法の抜本改正ではなく、更なる緩和をねらった法律が上程されようとしています。大企業は不況を理由に、「派遣労働法の規制を強化すると失業者が増える」との言い分で、製造業への派遣を認めるように迫っています。それだけではありません。派遣がだめなら有期雇用への切り替えで、労働者を使い捨てにしようとしており、労働者派遣法の改悪は止まることがありません。

マイクを握った伊原事務局長は、ディーセントワークがILO(国際労働機関)の提唱した運動であり、「働きがいのある人間らしい仕事」と訳されていることを紹介しました。不況が長引き、弱い立場の労働者が路上生活を強いられていることや、年収200万円以下の労働者が1099万人となり、民間の企業に勤めている労働者の24.4%がワーキングプアーと言われる人達であることや、非正規労働者は1,743万人にも上り、全労働者人口の3分の1が非正規の労働者になっていることを紹介しました。立場の弱い労働者の急増と共に、労働組合の活動が弱くなっていることから、働くルールが壊されていることも挙げ、このままでは自己責任の名のもとに労働条件や社会保障制度がなし崩し的に後退させられてしまうことや、所得の低い労働者が街に溢れだすなど経済の悪化は避けられない、と話しました。参加者は5人でしたが、次第に暗くなる駅前を照明が明るく照らし出し、顔が見えるようになった宣伝隊に注意が向けられ、暫く止まって話を聞いてくれている人も見られました。

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