連想分類語 最低賃金
と き:2012年12月1日(土)10:00~12:00
ところ:勤労者福祉センター4F
概 要
岡山県労働組合会議「パート・臨時労組連絡会」は第12回総会を開催しました。総会前に学習会を開催しました。合わせて44人が参加した今回は、市場恵子さん(社会心理学講師・カウンセラー)を講師に「働く女性の悩み・子どもの貧困」というテーマでお話ししていただきました。
冒頭で市場恵子さんは、「三井マリ子さんという人がいます。彼女は女性議員を増やそうという運動を進めていた。日本の女性議員数は衆議院で11%、参議院で20%、世界100位の水準だ。手元足元の女性の状況が変わっていかないのは、決定機関における女性の比率が少なすぎるためだ」と話しました。
そして、「自分のことを好きでいる。ありのままの自分を受け入れることができている。これを自己肯定感・自尊感情という。生まれた瞬間から一生付きまとう生きるチカラになることだ。自分のことを大切にできれば、誰かを傷つけようという感情は後ろに引いていくのではないでしょうか」と自分のありのままを認め大切にすることの大切さを話し、「そのためにも学習として権利意識を身につけてもらいたい。自分は人権を持った大切な人だという思いを身につけてもらいたい。もし人権が侵害されるようなら行動を起こさなければいけない」としました。
その後、総会が行われ伊原事務局長により議案が提案されました。伊原事務局長は、「パート・臨時労組連絡会の運動は県労会議の運動の中でも貴重なものだ。各産別・単組は独自の運動に取り組みながら、県労会議に結集して最賃引上げ運動を展開している。一年間の運動を振り返ると変化がないように見えるが、街頭宣伝で工夫を凝らしたシール投票を行い、成果に基づき労働局に働きかけている」と話しました。来年度の運動方針については、「最低賃金は2012年の改定でも極めて低額だ。早急に達成すべき800円ラインも、達成できているのは3地方に過ぎない。低賃金雇用の増加はデフレ経済からの脱却を困難にし、日本経済をより悪化させている。こうした事情も踏まえて、全国一律最賃1000円の早期実現をめざそう」とまとめ以下の5点を提案しました。
①ディーセントワークの実現を求める運動の前進
②仲間を増やすこと
③非正規労働者の権利と雇用を守るたたかいの支援強化
④最賃闘争の強化
⑤政治を転換すること
議案は満場一致で採択されました。また、新しくパート・臨時労組連絡会の事務局長に県労会議青年部の弓田盛樹さんが選出されました。
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地方最賃審議会の答申がほぼ出ましたが、岡山は9月10日予定の審議会でほぼ確定される予定です。
富山は8円の引き上げが意見として出されていますが、使用者側の抵抗があり、本審が延期されています。
岡山県労会議が出した審議会への意見書並びに専門部の意見とこれに対する異議申出は下記の通りです。
7月26日審議会への意見書:2012.7.26岡山地方最低賃金審議会への意見書
8月24日審議会の意見書:2012.8.24最賃審議会の意見書
8月31日県労会議提出の労働局への異議申出2012.8.31岡山地方最低賃金審議会の意見に対する異議申し出(提出)
全国の答申
北海道+14(719)、青森+7(654)、岩手+8(653)
宮城+10(685)、秋田+7(654)、山形+7(654)
福島+6(664)、茨城+7(699)、栃木+5(705)
群馬+6(696)、埼玉+12(771)、千葉+8(756)
東京+13(850)、神奈川+13(849)、新潟+6(689)
山梨+5(695)、長野+6(700)、富山+8(700)
石川+6(693)、福井+6(690)、岐阜+6(713)
静岡+7(735)、愛知+8(758)、三重+7(724)
滋賀+7(716)、京都+8(759)、大阪+14(800)
兵庫+10(749)、奈良+6(699)、和歌山+5(690)
鳥取+7(653)、島根+6(652)、岡山+6(691)
広島+9(719)、山口+6(690)、徳島+7(654)
香川+7(674)、愛媛+7(654)、高知+7(652)
福岡+6(701)、佐賀+7(653)、長崎+7(653)
熊本+6(653)、大分+6(653)、宮崎+7(653)
鹿児島+7(654)、沖縄+8(653)
※目安上積み38地方(答申済み地方の80.9%)
同額4地方、目安未満5地方(生保乖離の未解消)
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と き:2012年5月16日(水)18:30~
ところ:勤労者福祉センター4F
概 要:
岡山県労働組合会議・パート・臨時労組連絡会は最低賃金の最賃体験スタート集会を開催しました。最低賃金がいかに低いかを体験し、その時に感じたことを最低賃金審議会に報告します。今回の集会には全労連から伊藤圭一さんを講師として招き、25人が参加しました。
伊原事務局長は、「7月の最賃審議会に最賃体験の報告を提出します。最賃体験は今後の私たちの闘いを進めて行くうえで大きな支えになります。昨年は審議会のメンバー全員に懇談をお願いする手紙を出し、対話することを試みました。今年も継続して行います。最賃とは何なのかを仲間のみなさんの中に広げていきたいと思います」と集会に先駆けて話しました。
伊藤圭一さんは「最賃体験を力に時給千円の声を広げよう」というテーマで記念講演を行い、2012年最賃改定に関わる情勢と運動のポイントを話しました。まず最近のアジア諸国の状況に触れ、「アジア諸国が日本よりも賃金水準が低いのは確かです。しかし、各国では着々と最賃引上げが行われています。タイでは最賃日額約40%引き上げ、全国一律300バーツ(770円)になりました。中国では12.5%の最賃引上げが行われ、今後は年平均引上げ率を13%以上にすべきとの計画が公表されています」と話し、賃上げの流れはアジア圏にも波及してきていることを話しました。
また、社会的に劣悪労働に関心が高まりつつあることについて、〝居酒屋チェーン・ワタミ″の新入社員自殺事件。関越自動車道バス死亡事故について、「この問題は背景に低賃金・不安定雇用の拡大により正規は狭き門となり即戦力ばかりが求められているという問題があることを浮き彫りにしています」としました。伊藤圭一さんは、「今が夏に向け、最低賃金闘争を本格化させる時期です。一部の貧困は全体の危機であるという言葉を心に留め、賃金の底上げを勝ち取る闘いに力を注いでいきましょう」と集会参加者を激励しました。
日本の使用者・経営者側からは1円の引上げに対して「上げ過ぎだ」「低賃金が嫌なら他を探せ」という意見が出てきます。アジア諸国では賃金の底上げを図ることで自国の経済を守ろうとしています。しかし、日本だけは賃金を引き下げることで経済を守ろうとしています。日本がしていることは世界の流れに逆行することで、かえって国内経済は悪化していることは明らかです。最低賃金の引上げと合わせて、中小企業支援の拡充で内需拡大を図ることがいま必要とされています。みなさんの声を県労会議まで寄せてください。
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と き:2012年3月16日(金)12:15~
ところ:天満屋アリスの広場前
概 要:
3月も半ばどんどん暖かくなりつつある中、県労会議はディーセントワーク宣伝を行いました。宣伝には7人が参加し、「最低賃金の引上げを求める」署名21筆を集めました。
伊原事務局長は、「岡山県の最低賃金は685円となっています。この賃金では年間1800時間働いても年収は123万3千円にすぎません。アルバイトでも時給800円程度が大半を占めています。685円は国民生活の実態に即していない金額です」と話しました。「日本経済の再生にとって働く者の購買力の引き上げは緊急課題です。日本経済が低迷し、国民の生活が困窮しているにも関わらず、野田民主党政権は消費税を10%に引上げ、段階的に25%まで引き上げるとしています。ギリシャが財政破たんしたのは、消費税増税が購買力低下を招き、国内のGDP低下したためです。消費税増税は日本経済の回復に逆行するものです」と訴え、最低賃金を引上げすべての労働者の賃金の底上げを行い、内需主導の経済成長に転換することが重要だとしました。
70代女性は、「私は年金で生活をしています。最低賃金が引き上げられれば、年金受給者の生活も楽になると思う」と署名に協力してくれました。
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と き:2012年1月13日(金)12:15~
ところ:天満屋アリスの広場前
概 要:
本日県労会議は人間らしい働き方を求めるディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)宣伝を行い、9人が参加、署名5筆を集めました。
伊原事務局長はいま青年を中心に非正規雇用率が増えていることについて、「今年岡山市で成人式を迎えた青年は1万4912人います。しかし、非正規労働者は5人に1人と言われおり、希望にあふれた社会とは言えません」と話しました。最低賃金が低すぎることについて、「現在岡山県の最低賃金は685円です。685円では年収200万円あるかないかで、まともな生活を送ることはできません。私たちは最低でも1000円とすることを訴えています」とし、「人間らしいまともな働き方を実現するために最も重要になるのが労働時間の問題です。日本では労働基準法上36条協定を結べばいくらでも残業させることができるとなっています。そのことが異常な長時間労働を招いています」と働き方を変える必要性について訴えました。
ディーセントワークは国際労働機関ILOも提唱している人間らしい労働と生活を実現する運動です。しかし、まだまだディーセントワークという言葉は浸透していません。
ディーセントワークでは以下の4点が掲げられています。
1.労働基本権(団結権、団体交渉権、団体行動権)が保障されていて、強制労働や児童労働がない。男女差別や人種差別がないこと。
2.雇用の機会があり、家族と自分の暮らしを支える収入があること。
3.社会的保護がすべての人々に保障されること。社会的保護とは、国際労働基準で定められた最低限の労働条件(8時間労働制や最低賃金など)の確保と安全衛生(危険で有害な仕事ではない)の保障、および社会保障(年金、医療保険、失業保障、労災保険など)。職業能力を向上できること。
4.意志決定の場に参加できること。労働者、政府、使用者の三者の対話の仕組みがあること。
※上記4つの戦略的目標のいずれにおいてもジェンダー平等が確保されること。
しかし、私たちの生活実態はディーセントワークには程遠いものがあります。ディーセントワーク実現のために一緒にがんばりましょう(*^^*)/
とき:2010年9月13日9時~
ところ:岡山労働局賃金室
概要:岡山労働局は最賃審議会の答申にい基づき、最低賃金を683円とする公示を行い、異議申し立てを24日まで受け付けるとしました。これに対して、岡山県労会議は答申が中央最賃の目安を13円上回ったことを評価しつつも、時間給683円では1ヵ月の月の法定労働時間の上限である173.8時間労働として118,705円にしかならず、まともな生活はできないとして異議申し立てをしました。また、今日の景気低迷を解決するうえでも働く者の購買力の引き上げが課題であり、民主党の経済戦略である2010年までに時間給を平均1000円にするとの約束を早急に実現するように求めました。
異議申し立て書はココ201009.13最賃異議申出書(案)163KB
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とき:2010年5月19日(水)12時15分~12時45分
ところ:天満屋アリスの広場前
概要:5月になると労働局が最低賃金審議会を開きます。今年はまだ、始っていませんが、昨年、わずか1円の引き上げで670円となった最低賃金を引き上げようと、パート・臨時労組連絡会の宣伝行動を行われました。残念ながら雨が降り、商店街を通る人の足も早くて思うように署名は進まず、不況打開のためにも最低賃金の引き上げが求めあっれていることや、1705万人(09年労働局調査)に達した非正規労働者の処遇改善と賃金引き上げなしに、日本社会の未来展望は開けないと訴えました。
署名行動には6人が参加して15筆の署名を集めることができました。
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とき:2010年2月12日(金)12時15分~12時45分
ところ:天満屋アリスの広場前
趣旨:非正規労働者の増大で、その数は1075万人となりました。全労働者人口の34%を超えています。非正規労働者の多くは年収が200万円以下の低賃金労働者です。時間給は1千円にも満たない低賃金です。1千円というと高いように思いますが、それは一般的なアルバイトの賃金が800円くらいで、一般的な労働者の賃金を時間給に計算する機会がないためです。時間給1千円で1日8時間働いても8千円であり、1年間1800時間でも180万円です。しかも、保険料もこの中から払うと残りはわずかです。このように、ワーキングプアーと言われる労働者の増大で、労働者の購買力は大きく低下しました。こうしたことが、今日の不況の大きな原因でもあります。不況といえば、外需頼みの日本経済では国内の雇用が失われ、ますます雇用は厳しくなり、低賃金の労働者が増えることになります。内需中心の経済に切り替えていくことが必要です。不況打開のためにも労働者の賃金を上げる必要があります。しかし、岡山でいう地方最低賃金は670円であり、これでは働くものの購買力は増えません。景気も回復しないことが容易にわかります。最低賃金を最低でも1000円にして、労働者の賃金を上げる必要があります。非正規労働者は不安定な雇用形態であり、とくに派遣労働は企業の雇用調整弁として都合のいいように雇止めされてきました。これでは日本の将来は真っ暗です。年金もない、医療保険もない人が溢れてしまいます。最低賃金を引き上げることで、まともな暮らしができる世の中にしていきましょう。
お年寄りが、年金+1日750円の仕事で食べている。厳しいよ。と言って署名してくれました。お年寄りが安心して暮らせる年金制度も必要です。
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