とき:2013年8月9日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支社周辺
8月9日、第51回目の金曜イレブンアクションが行われ23人が参加しました。出発前に事務局長の伊原さんが、原発事故の対応や溜まり続けるプルトニウムに対するアメリカの懸念などについて報告しました。
第1に福島第1原発の汚染水流出では、「解決の糸口がつかめず地下の坑道を通じて、割れた所から漏れた汚染水が地下に広がり、海に漏れている。国の推定では300㌧が流れ出している」と報告しました。また、「アメリカが日本の六ケ所村での使用済み核燃料の再処理でプルトニウムが貯めこまれることは、北朝鮮やイランの核開発の口実を与えないか懸念されている」として原発政策の矛盾を指摘しました。更に、福島第1原発事故で9ケ月間働いた2万人の内、白血病の労災認定基準「年間5㍉シーベルト以上」の被ばくをした労働者が9460人となり、中には労災の対象になる事さえ知らない人もいる」と話し、このままでは事故現場で働く人がいなくなると原発の怖さを強調しました。
デモ行進では、いつものように替え歌で抗議行動を始めました。今日は、「手のひらを太陽に・の替え歌」で、「♪~原発危険だ/失くしましょう/未来の子どもを守るため/しまねの原発動かすな」と歌いながら、最後の周回では、「上関に原発をつくるな」「漁民の生活を守れ」「瀬戸内の海を汚すな」とアピールしました。
ニュースはココ中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.8.09
替え歌はココ手のひらを太陽にの替え歌2
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8月から9月のスケジュールを更新しました。新しいスケジュールは
2013.8.17~19第17回戦争遺跡保存全国シンポジウム
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とき:2013年8月7日(水)7時45分~
ところ:岡山駅ビックカメラ前
県公務共闘は8月7日、岡山駅ビックカメラ前で公務員賃金削減に反対する早朝宣伝を行いました。宣伝には県国公、県医労連、自治労連県本部、県労会議、県高教組から15名が参加しました。口火を切った県国公の藤城さんは、「景気が低迷する中、公務で働く625万人の賃金に影響する。人事院制度を無視した賃下げは憲法違反だ。非正規労働者が急増する中で公務員の賃金削減は日本経済に悪影響を及ぼす」と話しました。
自治労連・花田委員長
県国交の石倉さんは、「違憲訴訟を組織している。300人の原告団が賃下げに抗議している。年間50万円もの賃金を下げられて、長男の進学をあきらめさせた職員もいる。これが政府の言う経済対策か」と公務労働者の窮状を訴えました。
県高教組・和田副委員長
自治労連委員長の花田委員長は、「8月8日に人事院の勧告が出る。勧告では毎年、民間賃金との差を調査結果が出る。今年は月給も一時金も引き上げ勧告をしないと言われている。安倍首相は経済再生のために経済界に賃金引き上げを要請したが実際には上がっていない。春闘では賃下げとなっている。これでは悪循環だ。ますます働く者の生活は厳しくなるばかりだ。最低賃金の引き上げでは中央最賃審議会が平均14円引き上げの答申を出した。岡山は10円と報道されている。働く者の賃金引き上げこそ急務であり、みんなで声を上げたい」と情勢を報告しました。
県国交・武議長
県高教組の和田さんは、「安倍政権は国民の暮らしをさらに悪くする政策を進めようとしている。消費税の増税や社会保障制度の改悪によって、国民負担はさらに増え、年収300万円の人で24万9千円・8.6%負担増が民間の試算で示されている。アベノミクスで輸出大企業が儲けている一方で、原油や資材の値上がりで中小企業や農民、漁民の生活は厳しくなっている。経済の健全な発展が妨げられている。県では7.5%の賃下げとなった。これが民間にも影響して経済を冷え込ませる。家庭を温めることが大切だ」と賃下げの問題点を具体的に説明しました。県労会議は4月から4回目となる宣伝行動を秋の闘いに生かそうとさらに運動を強化する方向で検討を進めています。
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とき:2013年8月6日(火)13時~16時
ところ:広島県立総合体育館・グリーンアリーナ
8月6日、2013年原水爆禁止世界大会-広島大会が開かれ、会場のグリーンアリーナには2,200人が集まり、主催者報告や被爆者代表、海外代表の訴えを熱心に聞き入りました。開会のあいさつに立った川后広島県労連議長は、「原水爆禁止世界大会は58年間、被爆者援護、戦争反対、核兵器廃絶を訴えてきた。2010年のNPT再検討会議で約束された核兵器廃絶の国際協約締結を求める国際協議の開始を求める運動を広げてきた。2015年NPT再検討会議に向け、核兵器のない世界の実現をめざす運動の飛躍をつくりだす大会になると期待されている。世界大会で核抑止の論議を克服しすべての国が核兵器禁止の協議に参加すること、福島第1原発の収束と自然エネルギーへの転換、すべての被爆者支援、反戦平和を世界大会で語り合いましょう」と呼びかけました。
平和祈念公園・慰霊碑前にて12時30分
68人の政府・海外代表が紹介され、播基文国連事務総長、メキシコ大統領、ラオス人民共和国大統領、赤十字国際委員会総裁などのメッセージが紹介され、その他7つの世界反戦運動の代表、広島・長崎をはじめ日本の183の首長からメッセージが来ていると報告されました。
開会宣言をする川后(せんこう)広島県労連議長
主催者報告を関西大学・冨田宏治さんが行い、国際会議宣言を読みあがる形で「核兵器の使用は人道に対する重大な犯罪。直ちに違法化を。核兵器が使われるだけで耐えがたい惨劇をもたらし、大規模の気候変動と世界的飢餓が引き起こされる。核兵器の廃絶は緊急の課題となっている。NPT再検討会議が開催される2015年に向け、核兵器廃絶を求める巨大なうねりをつくりだそう。核兵器廃絶を求めるアピール署名は303万8,723筆に到達した。核抑止力と核兵器のない世界は両立しない。核抑止の政策は直ちに放棄されなければならない。日本政府は核兵器の非人道性を告発し、その禁止を訴えた共同声明への賛同を拒否して、大きな失望と批判を呼んでいる。日本の運動は、被爆国にふさわしい役割の発揮を政府に求めている。「核兵器のない世界」への扉を開く広大な世論を気付き上げよう」と訴えました。
冨田宏治関西大学教授
日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員は、「広島の爆心地から1㌔㍍で被ばくし、全身傷だらけだった。壮絶な人生のなかで12回の手術をして88歳を迎えた。ガンも心臓病、慢性再生不良貧血も患っている。身体はガタガタだが、核兵器廃絶を求めて皆さんと共に運動したい」と挨拶しました。
坪井直広島県被団協代表委員
特別企画「核兵器のない世界へのメッセージinヒロシマ」として登壇した、アメリカの映画監督オリバーストーンさんとアメリカン大学のピーター・カズニック教授はヒロシマの被爆者とピ-ス・ピース岡山の青年・谷口朋子さんとトーク。ストーンさんは「被爆者は大事な戦争の証言者だ。若い人に体験を引き継がせ記憶させる責任もある。愛に溢れた人達だ」と話し、「若い人も立ちあがって闘ってください」と話し、盛んな共感の拍手を浴びました。
ドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史」でアメリカの戦後の軍事外交政策を正当化する「ウソ」を暴いたと紹介するアメリカン大学のピーター・カズニック教授
大会は7日から長崎に舞台を移し、開会総会では長崎市長も挨拶して分科会で討論が行われます。閉会総会では再びピーターさんとオリバーストーン監督がお話をします。
戦後の日本は米国の従属国のままで、経済大国だとしても道徳的な大国ではないと話すオリバーストーンさん
被ばく者と対面した感想を聞く広島県被団協の吉岡幸雄副理事長
大会は、「広島からのよびかけ」決議を採択して閉会しました。
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と き:2013年8月6日(火)12:15~
ところ:大供公園
概 要
68回目の原爆忌を迎えた2013年8月6日、広島市平和記念公園では平和記念式典が開催されました。岡山県でも犠牲者を悼み、平和への誓いを新たにする「ピースバルーン2013」が開催されました。お昼時ということもありかなりの暑さでしたが、園児を含め100人を超える参加者でした。
開催に先駆け主催者を代表して鷲尾裕さん(岡山市職員労働組合委員長)は、「私たちは命と暮らしを守ることを責務とし、平和と民主主義を守ることを大切にしている。1945年8月6日に広島、9日に長崎に原爆が投下され、数十万人もの命が奪われた。広島の松井市長は本日行われた平和式典で、『核兵器は絶対悪』と表現し、核兵器廃絶を訴えた。原水爆禁止世界大会の国際会議宣言では、『核兵器は最悪の大量殺りく兵器、その使用は人道に対する重大な犯罪』とし核兵器の違法化を訴えた。今こそ核兵器のない平和で公正な世界への広大な協同と連帯を広げ、力を合わせよう」と話しました。
その後、「昭和60年に平和都市宣言を行い、平成元年には岡山空襲のあった6月29日を岡山市平和の日と定め、平和を希求し続ける岡山として、様々な取り組みを行っている。戦争の参加が再び繰り返されることのないよう、今後も市民のみなさんと力を合わせて活動していく」という岡山市長からのメッセージが紹介されました。
続いて、平末岡山市被爆者会会長がマイクを握り、「今日8月6日、広島に原子爆弾が投下された。岡山にも6月29日に焼夷弾が投下された。今日は園児のみなさんが多数参加されている。みなさんが大きくなって、この平和の思いを育てていってもらいたい」と訴えました。
その後、掛け声に合わせて風船を飛ばしました。
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と き:2013年7月31日~8月1日
ところ:ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター
全労連第49回評議員会が、7月31日~8月1日に開催された。1年間の活動方針の確立に向け、2日間にわたって方針提案や討論が行われた。大黒作治全労連議長はあいさつで、「都議選でも参議院選挙でも自民党が大勝し、民主党が惨敗したが、日ごろから私たちの要求実現に協力・協同を積み重ねてきた日本共産党が躍進した。マスコミ各社が、白紙委任ではない、というように、民意は景気や雇用などの経済政策、年金や医療など社会保障を国民本位に転換させることを望んでいる」として、「安倍内閣は消費税増税と社会保障の改悪、原発再稼働、TPP参加、オスプイ配備、そして改憲策動など暴走しているが、財界とアメリカ言いなりの政治から脱却しない限り、国民のくらしと平和を守り、安全安心な社会は描けない。希望に輝く未来のために、と誕生した全労連の原点を受け継ぎ、大きく発展させるために労働運動の役割を発揮しよう」とよびかけました。
評議員会には全国から役員・評議員204名(女性21%)が参加をして、1年間の闘いのあらゆる分野での発言があり、文書発言も含めると45名が発言しました。発言は、群馬の宣伝活動に関する警察の介入、特殊法人に関わる限定社員、ユニオンバスターとも言える交渉に介入する社会保険労務士の動き、労働法制や最賃、ジェンダーの問題、公務委員への賃金削減攻撃、青年部など次世代育成、原発と福島の問題、そして震災復興、公契約、知事選挙、ブラック企業に対する闘い、組織拡大など様々です。しまね労連はしまね原発をなくす県条例制定の運動を始めたと報告、広島県労連はブラック企業に関わってハウス食品の契約職員の雇止め問題、山口県労連のマツダ派遣労働者の裁判支援、岡山県労会議からは基礎学習と組織拡大に関わって発言が続きました。
まとめの中で小田川事務局長は、日本医労連が3年連続組織拡大をして500人の登録増をすると発言したことに関わって、「要求の前進は確かに重要だが、組織拡大を結びつけることが大切と強調し、登録増に協力を」と訴えました。また、公務員の賃金削減では、「公務員賃金の地域経済と社会的影響を考える必要がある。秋闘の重要な闘いとなる」と強調しました。また、憲法闘争では、「憲法に立脚した運動が求められている。秋の運動では憲法キャラバンも提起している。地方の独自性を発揮した闘いを」と訴えました。
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とき:2013年8月3日(土)10時~12時
ところ:勤労者福祉センター5階体育集会室
8月3日、9月22日からの岡山市長選挙に出馬する市民本位の市政をつくる会・氏平長親さんの選挙勝利決起集会が開かれ、地元の金田からの支援者をはじめ165人が参加しました。冒頭、代表の大西幸一さんが、「前回に引き続き再出馬となる。参議院選挙の結果、財界・アメリカ言いなりの自民党と、これと真っ向から対決して国民の命と生活を守れと訴える共産党が議席を伸ばした。安倍政権のTPP、憲法改悪、社会保障の削減、消費税増税、原発再稼働など悪政と闘い、市民の立場で闘う市長が求められている。ここに、市政刷新の重要な意義がある。今度こそ、氏平さんを市長に押し上げて欲しい」とあいさつ。市民の命を守る岡山市政に転換しようと訴えました。
あいさつをする市民本位の市政をつくる会代表の大西孝一さん
共産党の竹永市議は、「市政をつくるのも動かすのも市民だ。高谷市長は当初、岡山市を会社だとして、自分は社長、職員は社員、市民は顧客だとして、サービス向上のために職員は3倍頑張れと言って行革を推進して、職員の採用を3年凍結してきた。そして、政令市になっても市民サービスは落とさない。国にはっきりとものを言うとしながら、市議会では常に、国の動向を注視するとして、実際には萩原市政の後始末もせず、国言いなりの市政を推進してきた」と報告しました。その上で、「市民本位の市政をつくる会が中心となって、政令市バラ色論を打ち破り、産廃やごみ問題、国保料引き下げなどで奮闘して市政を動かしてきた」と運動の成果を強調しました。
日本共産党竹永光恵市儀
支援団体からは氏平市長の誕生で市民の意見や要望が反映する市政を実現しようと、弁護士の石田正也さん、林みんなの会から山﨑裕子さん、御津河内産廃処分場建設反対会議から会長の大智豊さん、生協労組関連一般の濱ふきよさんが期待の言葉を述べました。
林みんなの会・山崎裕子さん
最後の登場した市長候補の氏平さんは、「20歳の時から世直しの活動に参加してきた。安倍政権の危険な動きは現実味を帯びてきた。市長選挙では暮らしや命を守る方向で市政を切り開きたい。市民の声を集めて市政に生かしたい。財界の人達の思惑で動く市政の流れを変えたい。自分は憲法と共に成長してきた。現実は憲法の理念に反することが起こっている。国民の政治不信もある。母親は貧しい生活の中で子ども4人を育て、教育だけは受けさせてくれた。口癖で近所の人に助けられて生活していると言っていた。岡山市は市民の命を粗末にしている。障害者の生活を守らずに介護保険の適応を迫る非人間的な行政が現実に起こっている。①医療・福祉・教育が充実した岡山市②豊かな自然環境を活かし、地域経済の発展で元気な岡山市、③憲法を尊重し、市民が輝き、人権が花開く岡山市の3つの政策で市民と一緒になって、命と暮らし応援の市政をつくりたい」と述べました。
市長候補の氏平長親(うじひらながちか)さん
自治労連からの檄旗を送る花田県本部委員長
団結ガンバロウ
今度こそ、氏平さんを市長にしようと、檄旗や花束などが支援団体から贈られ、最後は田中のぞみ岡山市議会議員の音頭で団結ガンバロウを行いました。
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と き:2013年8月2日(金)12:15~
ところ:中国電力岡山支社周辺
概 要
金曜イレブンアクションは今回で50回目を迎えました。前日の雨の影響で、蒸し暑い日となりましたが37人が参加しました。 本日の行動では「私たちの手紙2」をみんなで声を合わせて読み合わせました。
みんなでいいねコール!
福島第一原発から高濃度の放射性物質を含んだ地下水が海洋に流出しており、放射能被害は世界にまで広がっています。それでも日本政府は原発再稼働・輸出を行うと躍起に去っています。国際社会に対して責任を感じていないのでしょうか。
最後はいつものシュレヒコールで(^_^)/
全国の仲間に連帯して岡山県からも引き続き原発のない社会をめざして声を上げていきましょう。
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と き:2013年7月30日(火)12:15~
ところ:岡山市内
概 要
追加配備されることになったオスプレイ12機が住民の反対を押し切って、岩国基地へ30日、陸揚げされました。今後、一週間程度で沖縄普天間基地へ配備される予定です。また、米空軍がオスプレイのさらなる配備先として横田基地を検討していることも明らかになり、全国各地で低空飛行など危険な訓練が行われる危険性が現実味を帯びてきました。
出発にあたって、情勢報告と決意を述べる中尾代表
安保条約破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会はオスプレイ追加配備に反対するデモ行進を沖縄・岩国に連帯して行いました。午前中は激しい雨が降っており危ぶまれましたが、午後には何とか雨がやみ無事にデモ行進を行うことができました。
出発集会で中尾代表は、「オスプレイ配備を阻止しようと沖縄県では10万人規模の集会が開催された。しかし、政府はこの声に一切耳を傾けず、オスプレイ配備を強行した。オスプレイは全世界の全ての場所で米軍が戦闘行為意をする際に、後方支援を行う輸送機だ。日本からオスプレイをさせるということは、集団的自衛権の本格的行使に他ならない。沖縄をはじめとし、全国各地を戦闘訓練区域と見立てて飛行訓練を行うことは、憲法違反だ。アメリカと日本政府の横暴に対して怒りの声を上げよう」と訴えました。
40人が参加した今回のデモ行進では、「いいねコール!」を行いました。「沖縄に連帯して基地のない平和な日本を実現しよう!」とのアナウンスに続いて、「いいね!」と参加者は声を上げました。途中、電車を待っていた高校生がコールに応えて「いいね!」と親指を高く挙げてくれました。
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と き:2013年7月28日(日)14:00~
ところ:岩国市役所前公園
概 要
昨年7月、日米両政府は市民の反対を押切りオスプレイを岩国に搬入しました。今回、新たに12機の追加配備を決定し、7月30日に岩国基地に到着することを通告しました。岩国市は大雨・洪水警報が出されていましたが、全国から1200人が集まり、市民団体主催でオスプレイ追加配備に抗議する集会を開かれました。
実行委員会を代表して桑原清実行委員長があいさつを行い、「オスプレイにはオートローテーション機能の欠如、突発的事故への対応機能がないことなどの欠陥が指摘されている。日本政府は昨年5月にオスプレイの安全性が確認されたと声明を出した。しかし、ヘリモードは基地内に限るなどの日米合意は守られていない。日本政府の安全宣言はすでに破たんしている。オスプレイは沖縄にも岩国にもいらない。力を合わせてオスプレイをアメリカに送り返そう」と市民集会への決意を述べました。
続いて、佐々木明美さん(社会民主党山口県連合代表)が登壇し、「安倍政権は集団的自衛権の行使、憲法9条の改憲を行うとしているが、それはアメリカの戦争に際限なく付き合うことを意味する。つまりオスプレイ配備は改憲への道、戦争への道だ。安倍首相は日本をとり戻すと言うが、アメリカ従属的な態度を改め、国民の声をアメリカに届けることだ」と連帯のあいさつを行いました。
仁比聡平さん(日本共産党参議院議員)は、「雨が降っているがオスプレイは刻々と岩国に迫っている。そもそも基地の沖合移設は岩国の騒音問題を少しでも軽減することが目的だった。住民との約束を裏切り、新しい滑走路、艦載機の受入、米軍住宅の建設を強行したが、誰が一度たりとも認めたことがあるだろうか」と岩国市民の気持ちに思いを馳せ、「岩国の基地強化はオスプレイの配備が目的だったことがこの一年で明らかになった。オスプレイの追加配備は沖縄のためだといっているが、沖縄県民はオール沖縄でオスプレイに配備は絶対に許さないと声を上げている。住宅地上空は飛ばない、ヘリモードは基地の中だけなどをとりきめた日米合意は一切守られていない。沖縄の全自治体が安倍総理に提出した建白書では、『米軍は今が占領中であるかのように某弱無人にふるまっている』と厳しく指摘している」と述べました。最後に仁比聡平さんは、「辺野古新基地に対しては2000通を超える反対の意見書が寄せられている。沖縄にも岩国もオスプレイはいらない。米軍基地の強化は許さないというのが国民の多数の声ではないだろうか。追加配備は本土の米軍基地を拠点とし、無法な低空飛行訓練の拡大を呼び起こすものだ。国内に設定されたルートの上をオスプレイが勝手に飛び回り、子どもたちを脅かすことになる。そんなことは絶対に許さないという私たちの闘いを大きく広げることが求められている。自民党が国会の多数を握ったとしても、国民の本当の願いとは馴染んでいない。大きな国民運動を徹底して広げ、憲法が活きていく新しい日本をつくろう!」と集会参加者にエールを送りました。
その後、集会アピールが採択され、岩国駅までデモ行進しました。参加者は、「オスプレイはいらない」「米軍は日本から出て行け」「基地のない平和な日本をつくろう」とコールしながら歩きました。この集会へは岡山県から9人が参加しました。
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