岡山県労働組合会議

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連想分類語  2013年原水爆禁止世界大会

とき:2013年8月6日(火)13時~16時

ところ:広島県立総合体育館・グリーンアリーナ

8月6日、2013年原水爆禁止世界大会-広島大会が開かれ、会場のグリーンアリーナには2,200人が集まり、主催者報告や被爆者代表、海外代表の訴えを熱心に聞き入りました。開会のあいさつに立った川后広島県労連議長は、「原水爆禁止世界大会は58年間、被爆者援護、戦争反対、核兵器廃絶を訴えてきた。2010年のNPT再検討会議で約束された核兵器廃絶の国際協約締結を求める国際協議の開始を求める運動を広げてきた。2015年NPT再検討会議に向け、核兵器のない世界の実現をめざす運動の飛躍をつくりだす大会になると期待されている。世界大会で核抑止の論議を克服しすべての国が核兵器禁止の協議に参加すること、福島第1原発の収束と自然エネルギーへの転換、すべての被爆者支援、反戦平和を世界大会で語り合いましょう」と呼びかけました。

平和祈念公園・慰霊碑前にて12時30分

68人の政府・海外代表が紹介され、播基文国連事務総長、メキシコ大統領、ラオス人民共和国大統領、赤十字国際委員会総裁などのメッセージが紹介され、その他7つの世界反戦運動の代表、広島・長崎をはじめ日本の183の首長からメッセージが来ていると報告されました。

開会宣言をする川后(せんこう)広島県労連議長

主催者報告を関西大学・冨田宏治さんが行い、国際会議宣言を読みあがる形で「核兵器の使用は人道に対する重大な犯罪。直ちに違法化を。核兵器が使われるだけで耐えがたい惨劇をもたらし、大規模の気候変動と世界的飢餓が引き起こされる。核兵器の廃絶は緊急の課題となっている。NPT再検討会議が開催される2015年に向け、核兵器廃絶を求める巨大なうねりをつくりだそう。核兵器廃絶を求めるアピール署名は303万8,723筆に到達した。核抑止力と核兵器のない世界は両立しない。核抑止の政策は直ちに放棄されなければならない。日本政府は核兵器の非人道性を告発し、その禁止を訴えた共同声明への賛同を拒否して、大きな失望と批判を呼んでいる。日本の運動は、被爆国にふさわしい役割の発揮を政府に求めている。「核兵器のない世界」への扉を開く広大な世論を気付き上げよう」と訴えました。

冨田宏治関西大学教授

日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員は、「広島の爆心地から1㌔㍍で被ばくし、全身傷だらけだった。壮絶な人生のなかで12回の手術をして88歳を迎えた。ガンも心臓病、慢性再生不良貧血も患っている。身体はガタガタだが、核兵器廃絶を求めて皆さんと共に運動したい」と挨拶しました。

坪井直広島県被団協代表委員

特別企画「核兵器のない世界へのメッセージinヒロシマ」として登壇した、アメリカの映画監督オリバーストーンさんとアメリカン大学のピーター・カズニック教授はヒロシマの被爆者とピ-ス・ピース岡山の青年・谷口朋子さんとトーク。ストーンさんは「被爆者は大事な戦争の証言者だ。若い人に体験を引き継がせ記憶させる責任もある。愛に溢れた人達だ」と話し、「若い人も立ちあがって闘ってください」と話し、盛んな共感の拍手を浴びました。

ドキュメンタリー「もうひとつのアメリカ史」でアメリカの戦後の軍事外交政策を正当化する「ウソ」を暴いたと紹介するアメリカン大学のピーター・カズニック教授

大会は7日から長崎に舞台を移し、開会総会では長崎市長も挨拶して分科会で討論が行われます。閉会総会では再びピーターさんとオリバーストーン監督がお話をします。

戦後の日本は米国の従属国のままで、経済大国だとしても道徳的な大国ではないと話すオリバーストーンさん

 被ばく者と対面した感想を聞く広島県被団協の吉岡幸雄副理事長

大会は、「広島からのよびかけ」決議を採択して閉会しました。

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