日付 2018年4月26日
4月25日(水)、山陽新聞労働組合への不当労働行為にたいする抗議デモが行われ、県内外から80人が支援に集まりました。
山陽新聞社は、本社直営の印刷工場を閉鎖し、早島町に別会社として新工場を稼働させることを決定しました。第一労働組合の組合員は希望者19人を全員出向させる一方、山陽新聞労働組合の田淵信吾委員長と加賀光夫さんは、別会社化の反対していることを理由に出向させず、印刷職場から締め出されました。
山陽新聞労働組合は、印刷工場の別会社化に反対し本社直営を求めています。労働組合として、労働者の分断を許さず、労働条件の格差や差別をなくすことはは当然の要求です。
支援に駆けつけた新聞労連・書記長の相川和男さんは、「別会社化に反対しているから出向させないというのは明らかに組合つぶしだ。山陽新聞労働組合が少数であることをいいことに人事権を乱用している」と発言しました。
田淵さんは、「私は40年間、印刷労働者としての誇りを持って働いてきた。会社側の行いは労働者を侮辱している。民主主義の担い手であるべき新聞社が、働く者の権利を否定し、言論の自由を侵害することは許せない。徹底的に闘う」と決意を述べました。
デモ行進は山陽新聞本社を周回し、「不当労働行為をするな」「出向差別を止めろ」とコールし、市民の方々にも山陽新聞社で行われている不当労働行為をアピールしました。
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