岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2014年8月

と き:2014年8月11日(月)18:30~

ところ:岡山市勤労者福祉センター

概 要

 岡山県自治体問題研究所が行った市民公開講座に参加しました。今回の市民公開講座は、NPO法人タブララサの河上直美さんを講師にして開催されました。しかし、全体の参加者が6名と少なかったことが残念でした。

河上さんのお話は「若者が関わるまちづくり」というテーマで行われました。まず、「地域に若者は本当に必要なのか?」と問題提起し、「何かをするために若者の手が必要なのと若者に地域に住んでもらうことは違う。例えば、高齢者が余生を過ごすための地域というコンセプトでまちづくりをしている自治体がある。しかし、実生活では支えが必要になるため、高齢者を支えたいという思いで集まる若者もいる。地域活性化という義務感だけでは若者は集まらない」と話しました。タブララサの事例からは、「学生や20代~30代前半の社会人など比較的若いメンバーが集まっている。今は100人以上がキャンドルナイトなど私たちのとりくみに参加してくれている。しかし、コアになるメンバー18人しかいない。メンバーも徐々に変わってきており、常にコアになるメンバーを探している」と述べました。

タブララサのとりくみ多くの若者が参加する理由について、「タブララサにもエコな社会をつくるという目的がある。しかし、人によって何が楽しいかは違う。そのため、ルールの範囲内で楽しいと感じられることを複数用意している。音楽・アート・食・オシャレなど。そのため、キャンドルナイトに加わった人はまちづくりに参加したとは思っていないはず。楽しいから、誘われたから参加したという人が多いが、結果としてまちづくりに自分たちが加わっているという状況になる」と話しました。

河上さんの話しを聞いて改めて楽しいということが重要なことを感じました。また、タブララサのとりくみに参加している人たちはみんなオシャレです。エコ活動、ごみの削減と聞くとどこか堅い印象を受けます。タブララサではどうやってカッコよくするのか、活動をスマートにこなしていくのかが実は深く考えられているのだと思います。

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とき:2014年8月10日(月)12時15分~45分

ところ:岡山駅ビックカメラ前

憲法共同センターは8月10日、岡山駅ビックカメラ前で宣伝・署名を行いました。

宣伝には12名が参加、23筆の署名を集めました。

安倍内閣のもとで強行された集団的自衛権行使容認の閣議決定、憲法改定、秘密保護法など戦争のための法案づくり、憲法までかえようとする動きが強まっています。現政権の一連の動きは憲法の立憲主義を否定するものです。署名をした女性は「戦争をしようとする安倍首相はおかしい。絶対に戦争は行けない」と話しました。

友達連れで買い物をしていた2人連れの女性は最初1人が署名をしてくれましが、もう一人は署名を拒否していました。署名をしてくれた女性が友人に「戦争したらいけんじゃろー。署名した方がええって」と促すと、その女性も署名に応じてくれました。知らせることや語りかけるの大切さを感じた瞬間でした。

とき:2014年8月4日(月)14時~6日(水)13時

ところ:広島県総合体育館グリーンアリーナ

「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに原水爆禁止2014年世界大会―広島が8月4日から始まり、2015年NPT再検討会議に向けたアピール署名100万筆達成への決意をも新たに、3日間の幕を閉じました。開会総会では6500人が結集、台風10号の影響で参加が困難な中で岡山県から127人が参加をするなどし、6日の閉会総会には7000人が会場を埋め尽くしました。

開会のあいさつ・小田川小田川議長

日本が直面する戦後初めての集団的自衛権による戦争の危機と不安、そして核廃絶への具体的な行動が求められる中で、参加者の発言は、核廃絶に向けた署名の目標達成と戦争を許さない決意に満ち溢れました。開会のあいさつを行った全労連・小田川議長は、「来年は広島・長崎に原爆が投下されてから70年、2013年NPT再検討会議が開催され核軍縮の加速決議に171カ国が賛成、今年2月の核兵器の人道的影響に関する第2回国際会議議長のまとめは拘束力のある核兵器全面禁止の方向を打ち出した。この流れをさらに強くして、核保有国を禁止条約の交渉のテーブルに付かせることが必要。そのためにも①400万に達している核廃絶署名を早期に達成しよう。②原発再稼働をねらう政府に今尚16万3千人が避難生活を余儀なくされている現実を突きつけ、ノーモア広島・長崎、原発ゼロの声を広げよう。③集団的自衛権の行使など戦争する国に反対の声を突きつけよう」と訴えました。

世界大会開会総会

国際会議宣言・冨田宏治さん

国際会議宣言では「2015年のNPT再検討会議を核兵器廃絶の決定的転機の年とする。原水爆禁止運動の確固たる決意を示す時だ。世界には16000発を超える核弾頭が存在している。それは人類生存への脅威だ。核兵器廃絶は緊急の課題。核兵器の存在は平和で公正な社会と人類の生存を直接に脅かしている。社会格差が増す中で貧困・飢餓など、命の危機に対する莫大な資金が必要になっている。しかし、核兵器の製造と維持のために資金は浪費されている。一部の核保有国がこだわる核抑止論には一変の道理もない。すべての国の脅威を増しているだけ。非人道性を持つ核兵器に深い懸念をします。核兵器の残虐性を告発し使用禁止と廃絶を求める人道的側面を強調する国連の共同声明は賛成が125カ国となった」と強調しました。日本被団協の坪井直哉代表委員は「核兵器廃絶は絶対にあきらめない」と決意を語りました。

各県の代表の発言では原水協平井昭夫事務局長が岡山県内すべての自治体で原爆写真展が取り組まれた経験を報告しました。岡山県代表団も一緒に舞台に上がってアピールを行いました。

被団協・坪井直哉さん

 平井事務局長が原爆展の経験を報告

2日目の分科会で県内18の会場に分かれました。県労会議は第3分科会「非核3原則の実行・核密約破棄・沖縄連帯・米軍基地撤去」に参加しました。その分会会では共同の広がりこそ核兵器廃絶への力であり、私たちの認識を広げる事だと発言し、県労会議が県内の中立労組や中小企業に手紙を出して核廃絶署名を188筆集めた経験を紹介しました。参加者は沖縄のアメリカ軍基地建設や米軍の軍事訓練に反対する運動に連帯しながら、オスプレイ基地化、憲法改定、飛行訓練など、日本政府の憲法を踏みにじる動きについても闘いを紹介しました。

第3分科会で発言する伊原県労会議事務局長

第3分科会で訴える沖縄の代表

コラソン・ヴァルデス・ファブロスさん(フィリピン)

アート・ディオロさん(グァム)

マラヤ・ファブロスさん(フィリピン)

平和記念式典を終えるのを待って、大会は国連政府代表・各国代表を迎えて6日の閉会総会に臨みました。平和式典では安倍首相が心にもない核兵器廃絶を口にしたことや、挨拶が昨年の挨拶に似ており、コピペとの批判がインターネットで流され、国民の失笑を誘いました。また、被爆者の代表から集団的自衛権の閣議決定見直しを迫られ、これを拒否した事も印象的な報道として記憶に残りました。

アンゲラケインさん(国連軍縮上級代表)

日本の核兵器廃絶署名4,104,911筆が送られました。

国連代表のアンゲラケイン軍縮問題担当上級代表は「被爆者の努力で人類は核兵器に対する危機感を持つようになった。核軍縮がどんなに大変かを知っている。軍縮は他の問題と別ではない。平和市長会議に6200都市が加盟。日本の署名は数100万筆になっている事。女性たちの努力も。部分核実験以来だ。宗教者たちも。しかし、軍縮では具体的で大きな前進が見られないことに悩んでいる。15年は被ばく70年の年。核兵器がどんなに非人道的化を被爆者は証言するだろう。核軍縮の具体的成果を望んでいる。核兵器廃絶に失敗した恐ろしい結末、核軍縮が空想だとする意見、核兵器が軍事的にも価値のない兵器だと証明しなければならない平和と正義を追求するためには、国連憲章で定めた基本原則や基準を完全に尊重して活動する必要がある。核軍縮は、相互の信頼の上に成り立ち、成熟することで世界平和に大きく貢献をする。だから、核兵器廃絶を廃絶しなければ平和の実現が遅れる。核軍縮促進のための努力に世界の人が感謝する日がきっと来る。同じ目標をもつ国連の仲間がいる。世界の非政府組織も日本の運動を支持しています」と挨拶し、高草木日本原水協代表理事が410万4911人の署名を手渡すと会場から盛大な歓声と拍手が送られました。

二階堂和美さんの澄み切った歌声(ジブリの映画かぐや姫の主題歌でも有名)

と き:2014年8月1日(金)13:30~

ところ:岡山労働局

概 要

 パート・臨時労組連絡会は最低賃金審議会と専門部会の傍聴を行いました。参加したのは県労会議・弓田さん、生協路組おかやま・山本さん、高教組・松本さんです。また、最賃審議会では意見発表が認められ、事前に提出していた意見書に基づき、弓田さん、山本さん、風早さん(自治労連)が意見発表しました。

 審議会では、労働局から最賃決定に係る基礎調査の報告が行われました。報告には、「県内の最賃未満率は0.87%。給与も上昇傾向にある。岡山県の経済状況は、消費税増税による駆け込み需要の反動があり停滞気味だったが、現在は持ち直している」とありました。しかし、使用者側委員から、「景気は回復傾向にあると言われるが、自動車産業の場合、輸出量は減少しており、販売数も伸びていない。私たちの実感からすると回復傾向にはない。また、資料を見ると昨年の標準生計費が8万円以上になっている。前年分と比較すると異常な上昇率だ。なぜこうなったのかの理由も不明とあっては、統計データとして信頼できない」と疑問が発せられました。これについて、労働局側は、データの裏付けをしていくとの回答でした。

 その後、最低賃金改定の目安額が発表され、岡山県は14円とのことです。目安額発表後、意見発表が行われました。弓田さんは、「目安通りの改定となれば、最高と最低の格差が現在の205円から211円へとさらに広がってしまう。地方からは、賃金の地域間格差の是正を求める声がかつてないほど強まっている。近年、地方・地域の自治体は人口流出によって『消滅』するとまで言われはじめた。今年こそは格差縮小へ、格差解消へ!という地域社会からの要望の声は届いていない」と発言。山本さんは、「私の友人に最低賃金703円の時間給で働いている人がいる。それでは生活できないのではないかと尋ねると、生活は相当厳しいとのこと。私たちの職場にもダブルワークをして何とか生計を維持している人もいる。そうした状況を考えると最低賃金は1000円でなければ到底生活はできない。今すぐに1000円は不可能でも、雇用戦略対話合意にあるように早期に800円を実現してもらいたい」と述べました。最後に、風早さんは、「自治体においても正規職員の非正規職員・労働者への置き換えがすすんでいる。臨時職員の多くは時給に換算すると700円から800円台で、ある自治体で最も賃金の低い職種は、時給703円と岡山県の最低賃金と同額というところがあった。不安定雇用・低賃金労働者の大半は女性が占めており、事実上の性差別だ。格差を是正するためにも、男女を問わず誰でも自分と家族が生活できる賃金を平等に保障するべきだ。最低賃金の大幅引き上げと全国一律最低賃金1000円を実現してもらいたい」と訴えました。

 各意見発表に対して労使双方の委員からは質疑はなく、審議会は閉会しました。審議会終了後に開催された、専門部会では今後の審議日程(計5回)が確認されて終了となりました。2回目以降の専門部会は今年も非公開とのことでした。

 

と き:2014年8月1日(金)12時15分~12時50分

ところ:中国電力岡山支社周辺

8月1日(金)、イレブンアクション岡山実行委員会は第100回目の金曜アクションを行いました。12時を過ぎると中国電力岡山支社前は瞬く間に116人が結集しました。

100回行動記念誌が配布されると、2012年7月27日の金曜日から始めて2周年となる金曜行動の経過と同時に、イレブンアクション岡山実行委員会の活動に思い起こされました。イベントのくじ引きでは3人に図書カードが贈呈されました。

出発前には、1週間の原発をめぐる情勢報告がされ、歴代7人の首相に関電が年間2千万円を18年間裏金として渡していたという朝日新聞28日付のショッキングなニュースが紹介されました。原子力村の醜い構造がどんどん暴かれています。

 早速、デモ行進に入りましたが、デモ隊の列が長く後ろまで声が届かない状態でした。

「替え歌による原発なくせのアピール」とシュプレヒコールを響かせながらいつもの通り、中国電力岡山支社を6周しました。参加者からは「今日はすごく人がいる」と驚きの声が聞かれました。また、冊子を見ながら「こんなに沢山の替え歌をつくっているとは知らなかった」と初めての参加者は興味津津でした。

 平日は30人そこそこのデモ行進ですが、100回目の行動で100人を超えるとは主催者も予想がつかず、ニュースや冊子の数が足らず参加者に迷惑をかけたと事務局は反省しています。カンパは12,390円も集まりました。

 100回記念とは言いながら、こうした抗議行動を100回も続けなければならない政府の原発政策こそ批判されるべきです。中電が一日も早く原発推進のエネルギー政策から撤退すること願うものです。

 イレブンアクション岡山実行委員会は今後も金曜行動を続けます。9月11日(木)には中央に連帯するイレブンアクション岡山実行員会結成3周年記念のデモ行進が予定されています。

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