岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2014年8月8日

とき:2014年8月4日(月)14時~6日(水)13時

ところ:広島県総合体育館グリーンアリーナ

「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに原水爆禁止2014年世界大会―広島が8月4日から始まり、2015年NPT再検討会議に向けたアピール署名100万筆達成への決意をも新たに、3日間の幕を閉じました。開会総会では6500人が結集、台風10号の影響で参加が困難な中で岡山県から127人が参加をするなどし、6日の閉会総会には7000人が会場を埋め尽くしました。

開会のあいさつ・小田川小田川議長

日本が直面する戦後初めての集団的自衛権による戦争の危機と不安、そして核廃絶への具体的な行動が求められる中で、参加者の発言は、核廃絶に向けた署名の目標達成と戦争を許さない決意に満ち溢れました。開会のあいさつを行った全労連・小田川議長は、「来年は広島・長崎に原爆が投下されてから70年、2013年NPT再検討会議が開催され核軍縮の加速決議に171カ国が賛成、今年2月の核兵器の人道的影響に関する第2回国際会議議長のまとめは拘束力のある核兵器全面禁止の方向を打ち出した。この流れをさらに強くして、核保有国を禁止条約の交渉のテーブルに付かせることが必要。そのためにも①400万に達している核廃絶署名を早期に達成しよう。②原発再稼働をねらう政府に今尚16万3千人が避難生活を余儀なくされている現実を突きつけ、ノーモア広島・長崎、原発ゼロの声を広げよう。③集団的自衛権の行使など戦争する国に反対の声を突きつけよう」と訴えました。

世界大会開会総会

国際会議宣言・冨田宏治さん

国際会議宣言では「2015年のNPT再検討会議を核兵器廃絶の決定的転機の年とする。原水爆禁止運動の確固たる決意を示す時だ。世界には16000発を超える核弾頭が存在している。それは人類生存への脅威だ。核兵器廃絶は緊急の課題。核兵器の存在は平和で公正な社会と人類の生存を直接に脅かしている。社会格差が増す中で貧困・飢餓など、命の危機に対する莫大な資金が必要になっている。しかし、核兵器の製造と維持のために資金は浪費されている。一部の核保有国がこだわる核抑止論には一変の道理もない。すべての国の脅威を増しているだけ。非人道性を持つ核兵器に深い懸念をします。核兵器の残虐性を告発し使用禁止と廃絶を求める人道的側面を強調する国連の共同声明は賛成が125カ国となった」と強調しました。日本被団協の坪井直哉代表委員は「核兵器廃絶は絶対にあきらめない」と決意を語りました。

各県の代表の発言では原水協平井昭夫事務局長が岡山県内すべての自治体で原爆写真展が取り組まれた経験を報告しました。岡山県代表団も一緒に舞台に上がってアピールを行いました。

被団協・坪井直哉さん

 平井事務局長が原爆展の経験を報告

2日目の分科会で県内18の会場に分かれました。県労会議は第3分科会「非核3原則の実行・核密約破棄・沖縄連帯・米軍基地撤去」に参加しました。その分会会では共同の広がりこそ核兵器廃絶への力であり、私たちの認識を広げる事だと発言し、県労会議が県内の中立労組や中小企業に手紙を出して核廃絶署名を188筆集めた経験を紹介しました。参加者は沖縄のアメリカ軍基地建設や米軍の軍事訓練に反対する運動に連帯しながら、オスプレイ基地化、憲法改定、飛行訓練など、日本政府の憲法を踏みにじる動きについても闘いを紹介しました。

第3分科会で発言する伊原県労会議事務局長

第3分科会で訴える沖縄の代表

コラソン・ヴァルデス・ファブロスさん(フィリピン)

アート・ディオロさん(グァム)

マラヤ・ファブロスさん(フィリピン)

平和記念式典を終えるのを待って、大会は国連政府代表・各国代表を迎えて6日の閉会総会に臨みました。平和式典では安倍首相が心にもない核兵器廃絶を口にしたことや、挨拶が昨年の挨拶に似ており、コピペとの批判がインターネットで流され、国民の失笑を誘いました。また、被爆者の代表から集団的自衛権の閣議決定見直しを迫られ、これを拒否した事も印象的な報道として記憶に残りました。

アンゲラケインさん(国連軍縮上級代表)

日本の核兵器廃絶署名4,104,911筆が送られました。

国連代表のアンゲラケイン軍縮問題担当上級代表は「被爆者の努力で人類は核兵器に対する危機感を持つようになった。核軍縮がどんなに大変かを知っている。軍縮は他の問題と別ではない。平和市長会議に6200都市が加盟。日本の署名は数100万筆になっている事。女性たちの努力も。部分核実験以来だ。宗教者たちも。しかし、軍縮では具体的で大きな前進が見られないことに悩んでいる。15年は被ばく70年の年。核兵器がどんなに非人道的化を被爆者は証言するだろう。核軍縮の具体的成果を望んでいる。核兵器廃絶に失敗した恐ろしい結末、核軍縮が空想だとする意見、核兵器が軍事的にも価値のない兵器だと証明しなければならない平和と正義を追求するためには、国連憲章で定めた基本原則や基準を完全に尊重して活動する必要がある。核軍縮は、相互の信頼の上に成り立ち、成熟することで世界平和に大きく貢献をする。だから、核兵器廃絶を廃絶しなければ平和の実現が遅れる。核軍縮促進のための努力に世界の人が感謝する日がきっと来る。同じ目標をもつ国連の仲間がいる。世界の非政府組織も日本の運動を支持しています」と挨拶し、高草木日本原水協代表理事が410万4911人の署名を手渡すと会場から盛大な歓声と拍手が送られました。

二階堂和美さんの澄み切った歌声(ジブリの映画かぐや姫の主題歌でも有名)

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