岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

月別 2013年5月

と き:2013年5月9日(木)12:15~

ところ:天満屋アリス広場前

概 要

 憲法改悪反対岡山共同センターは表町商店街で憲法署名・宣伝行動を展開しました。今回の行動には15人が参加し、19筆の署名を集めました。

 県労会議の伊原事務局長は、「自民党は2分の1以上の国会議員が賛成すれば憲法改定の発議をすることができるようにと、憲法96条改悪を狙っている。その上で9条を変え、国民の権利に制限を加えることを目的としている。私たちは憲法をよくするならまだしも、日本を戦前に逆戻りさせるような改憲には反対だ」とし、「そもそも、憲法をどう変えるのか、なぜ変えるのかといった議論も国民への十分な説明責任も果たされていない。先に憲法96条を変え、発議要件を緩和した上で改憲を提案するといのは到底納得できることではない。こうした安部首相に対して、専門家、マスコミなど多方面から批判の声がある。一国の首相として許されることではない」と話しました。

 私たちが宣伝をしている隣で、雑誌ビックイシューの販売が行われていました。販売員の方はホームレスで、雑誌を売ることを通して自立を目指しています。その方も、「署名します」と協力をしてくれました。

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と き:2013年5月8日(水)7:45~

ところ:ビックカメラ前

概 要

 岡山県労働組合会議は岡山県公務共闘会議と連携して早朝宣伝を行いました。本日の早朝宣伝は新緑の季節を感じさせる晴天の下で行われ、15人が参加しチラシ500枚を配布しました。

 まずマイクを握ったのは田中純子さん(自治労連岡山県本部・書記長)で、「国家公務員給与は7.8%カットされているが、今それが地方公務員にも押し付けられようとしている。公務員給与を削減することは民間企業の給与にも影響を及ぼし、地域経済はますます悪化することになる。デフレ不況から脱却するためには公務員をはじめすべての労働者の給与を上げるべきだ」と話しました。

続いて、武稔幸さん(岡山県国公委員長)は、「国家公務員の給与は毎年の人事院勧告で決定されている。国家公務員は憲法に定められた労働基本権が制約されており、労使交渉で給与等を決めることができない。その代償措置として独立機関である人事院が国会と内閣に対して行うのが人事院勧告だ。7.8%もの給与カットは人事院勧告に基づいておらず、労働組合との合意もされていないにも関わらず強行された。このような賃下げ強行は憲法違反だ」と述べました。

最後に岩佐仁志さん(岡山高教組委員長)は、「1997年10月から岡山県職員の給与は7%カットされていたが、今年の4月から条例で定められた規定額が支給されることとなった。しかし、自民党政権は国家公務員の7.8%カットを地方でも実施するようにと提案した。伊原木岡山県知事は賛同の意を表しているが岡山県以外の全ての地方自治体は反対している。職員の給与を削減して行政改革をすることは誰にでもできることだ。本当の行政改革とは給与カットを行わず、職員のモチベーションを高め、公務の質で行うものだ」と声を大にして訴えました。

 一般に公務員は高給取りだと思われていますが、国の財政状況と公務員人件費は無関係です。国と地方の負債は1000兆円と言われていますが、その原因は1980年代からの過剰な公共投資です。旧来型の開発主義の予算設定を改めなければ、財政危機は解決できません。

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と き:2013年5月7日(火)12:15~

ところ:ビックカメラ前

概 要

 夏のような日差しの下、岡山県原水協は5月度の核兵器廃絶宣伝、署名行動を行いました。14人が参加し、18筆の署名を集めました。また、1000円のカンパもいただきました。

 平井事務局長は、「朝鮮半島の軍事的緊張の解決は武力によらず話し合いによる解決を図るべだ。アメリカは北朝鮮に対して核兵器を持つな、使うなと勧告しているが、自国の保有する核については『安全の保証』だと言っている。これではいくら北朝鮮に働きかけたとしても説得力はない。核兵器全面禁止こそもっとも有効な解決策だ」と訴えました。また「安倍首相は『フクシマを経験してもっとも安全な原子力発電』というキャッチフレーズでトルコへの原発輸出の合意を形成した。一体福島の現状をなんと認識しているのか。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマを経験した被爆国日本が世界に先駆けて核兵器廃絶、放射能被害撲滅のイニシアチブをとるべきはず」と怒りを込めて話しました。

 今年もいよいよ国民平和大行進の季節が巡ってきました。東京夢の島で5月6日に出発式が行われ、1200人が行進に参加したと報告されています。行進団は7月16日に岡山入りをします。

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とき:2013年4月30日(火)18時30分~

ところ:勤労者福祉センター4階大会議室

4月30日、2回目の憲法講座が開かれました。講師の小畑隆資さんは前回と同じ講義としながらも、情勢に対応して新しい資料を追加して、安倍首相が狙っている憲法改悪の真の狙いを根こそぎ掘り起こしました。参加者は前回を含めると40名となりました。

小畑さんは自民党の憲法改訂草案の前文には、「日本の国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって」と始まる。それでは主語はなにか?それは日本の国であり、私たち人民ではない。しかも、国の固有の文化は天皇をいただく国家だったとういうものだがそうではない。例えば江戸時代に権力者は天皇だったのか?戦国時代には国はいくつもあり、領主は全国にたくさんいた」と具体的に歴史をもう一度ひもときながら、ごまかしを暴くように話を始めました。その上で、「日本の伝統とする文化は、人民が不当な支配と闘い、ある時はじっと耐え、ある時は一揆で立ち上がり、ある時は宗教であったりして自由と民主主義をつくってきた。それが伝統であり文化だ」と説明しました。また、天皇を象徴とする意味は何か?と問いかけ、「私たちが人権を守る国家構造を日本のシンボルとして天皇が認めるならば、象徴として認める」という意味であって、飾りではないとしました。

そこで、現天皇が1989年1月8日の即位後に行った朝見の義における「お言葉」の解釈をめぐって問題になったことを、現憲法の99条(憲法遵守義務)をめぐる話題として提供しました。それは、総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁裁判所長官など三権の長を中心とする政権トップを前にして、天皇が、「ここに皇位を継承するに当たり、・・・皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い」云々と述べたことを紹介して、問題はここでの「皆さん」とは誰をしているか?ということであり、当時のマスコミは、「皆さん」を「国民」と受け止めていたことを、高橋和之(東京大学教授法学部教授・当時)が問題提起をしていると話しました。当時の竹下内閣も憲法三条に沿って「助言と承認」をしているが、高橋和之氏は1990年出版の岩波新書「昭和の終焉」の中で、「もし内閣が、国民も同様に憲法遵守義務を負うのだという、立憲主義の論理を形骸化しかねない考えを、天皇の「お言葉」を借りて国民の意識の中に滑り込ませようとしたとすれば、これはなかなかの曲者で、用心が必要である」と警鐘を鳴らしていると説明しました。

私達は意図していなくても、無意識の内に「憲法を守ろう」と言っている訳で、国民の義務であるかのように訴えている宣伝を考え直す必要がありそうです。小畑さんは「憲法は人民が生命・財産・自由などの基本的人権を守るならば、という前提で権力者に与えたルールだ」と何度も強調し、権力者には死刑や監禁、武器の使用などの権力が与えられており、一般国民には許されないのが権力の本質だと話しました。

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と き:2013年5月1日(水)10:00~

ところ:旭川河川敷相生橋東詰三光荘前

概 要

 晴れ空の下で第84回メーデーが開催され500人が参加しました。今年のメーデーは働者・国民の生活危機を打開し、憲法改悪を許さず、「くらしと雇用を守り、憲法がいきる安全・安心社会の実現」をテーマに開催しました。

 主催者を代表して花田雅行さん(県労会議・議長)は、「本日のメーデーは先の総選挙で自民・公明政権の復活を受けて開かれる。安倍首相は参議院選挙が終了するまでは、目立った動きをせず自粛するのではないかと言われていた。しかし、日米首脳会談以降、普天間基地の辺野古移設・憲法改悪・原発再稼働などを巡り暴走し始めている。今回のメーデーは私たちの要求を実現する決意を固め、日本の安全・安心を守るために最後まで奮闘する決意を固めるメーデーにしよう」と力を込めてあいさつしました。

 その後、3名の来賓の方から挨拶がありました。髙次秀明さん(岡山市経済局長)は、「最近はアベノミクスへの期待感から輸出・金融面での動きが活発化し、景気回復に向けて動き出している。しかし、依然として雇用・所得状況は厳しい状況が続いている。よりきめ細かい施策を行い、勤労者のみなさんが安心して働き生活できる状況を生みだすように努めていく」と話しました。

かきうち京美さん(日本共産党岡山県委員会・岡山県女子部長)は、「長引く不況により働く人たちの生活が大変さを増している。大企業の内部留保は260兆円もある。この一部を社会に還元すれば、雇用を充実させ、賃金を大幅に引き上げること、社会保障を充実させることが実現可能だ。そして、いま安倍政権により民主主義が崩壊しようとしている。憲法改悪を許さず、民主主義と平和の日本を子どもたちに残していこう」と述べました。

大塚愛さん(子ども未来・愛ネットワーク代表)は、「福島の海・山は未だ放射能に汚染されたまま。地元の農家や漁師の人たちは、原発が再稼働されようとしていることに心を痛めている。福島の人たちの気持ちに応えるためにも原発は再稼働させてはいけないのです。いま福島には、放射能は危険という情報と、100mシーベルトまでは大丈夫という間違った情報の2つがある。こうした2つの情報により福島の住民は分断されつつある。私たちがすべきことは、情報操作により隠されている真実を伝え、原発のない社会を願い祈ること。自然とともに生きる社会を考えることだ」と訴えました。

 その後、各団体が登壇しての決意アピールが行われました。まず初めに登壇したのは農民連のみなさんで、代表して倉地重夫さんがTPP参加反対、日本の農業を守ることの大切さを訴えました。

続いて登壇した岡山県革新懇の氏平長親さんは、「憲法は本来政治家などの支配者層を縛るもの。自民党改憲案のような国民に義務を課し、思想信条の自由を侵害するような憲法改悪は許せない」と力を込めて訴えました。

医労連のみなさんは安心・安全の医療・看護・介護の実現を求めてたたかっていくことを表明しました。

高教組のみなさんは恒例の寸劇で、公務員の給与削減に反対し、それに賛成した伊原木県知事を批判しました。

最後に登壇したのは自治労連のみなさんで、東京節の替え歌に合わせて脱原発を訴えました。

 

 田辺秀章さん(JMIU)によりメーデー宣言が読み上げられ集会は終了し、デモ行進が出発しました。

デモ行進出発!

日本経済を立て直そう! 働く者の賃金を引き上げよう! 憲法改悪反対!と元気よくシュプレヒコールしながら歩きました。

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