日付 2013年5月10日
と き:2013年5月9日(木)18:30~
ところ:勤労者福祉センター4F
概 要
85期岡山労働学校の入学式・記念講演が行われ34人が参加しました。今期のテーマは「社会と生き方を考える教室」です。私たちの生きている社会とは何か。どんな生き方がしたいか。このような視点から「社会」と「生き方」について学んでいきます。
主催者を代表して伊原潔さん(岡山県労働者学習協会・会長)があいさつを行い、「読んで学ぶよりもテレビを見て学ぶ方がわかりやすい。そして、テレビで学ぶよりも実際に当事者の方の話を直接聞く方がはるかにわかりやすい。まさにライヴな学びだ。受講生のみなさんにはライヴな学びを大切にしてもらいたい」と話しました。
そして記念講演が行われました。講師は神瀬麻里子さん。JAL不当解雇撤回裁判の原告であり、日本航空キャビンクルーユニオンの組合員です。神瀬麻里子さんは、「私たちは165名が2010年大晦日に解雇になり、148名が裁判に立ち上がった。JALの中にはたくさんの組合がある。しかし、しっかりと職場にモノを言っているのは5つしかない。解雇された165名の内、10名ほど労使協調路線で連合加盟のJALFIOという労働組合に所属している人がいた。相談に行くと、『あなたは解雇されたからうちの労働組合員ではない』と何もしてもらえなかったそうだ」とJAL内の労働組について説明しました。
「1977年12月1日に客室乗務員としてJALに採用された。それから2010年までずっと働いており、このまま定年まで勤務できると思っていた矢先に経営破綻が原因で解雇されることになった。しかし、その責任は労働者にはない。5年間で4780億円かけて38機もの航空機を導入し、米貴国との貿易不均衡でジャンボ機113機購入するなどの航空行政の誤りと、放漫経営にある。解雇時点での1586億円もの営業利益があり、2011年は2049億円という史上最高の営業利益を得ていた。1500名の整理解雇が必要と言われていたが、1600名を超える人が退職した。それにもかかわらず、私たちは解雇されることになった」と述べ、「真の目的はたたかう労働組合つぶしだ。解雇された人の中には、航空連・日乗連・安全会議の議長や副議長など、組合活動の中心を担ってきた人たちが大勢いた。私たちキャビンクルーユニオンは長い間、女性の権利向上や労働条件のためにがんばってきた。そして、過去事故を多く経験してきたことから安全について会社にきちんと物申していた。そのため、長い間昇差別や賃金差別を受け、最終的に経営破綻を原因に整理解雇されることになった」と解雇の不当性を訴えました。
会社に対してきちんと物言う人がいなくなったJALでは、安全よりも利益最優先の経営が行われています。稲盛会長は、「利益なくして安全なし」と発言し、加藤管財人は、「1兆円の利益を上げてから安全を語れ」と言っています。中には、骨折した機長がそのままの状態で飛行機を操縦したことまで報告されています。
JAL不当解雇のたたかいは日本の企業のあり方を問うたたかいでもあります。みなさんのご支援をよろしくお願いします。
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とき:2013年5月10日(金)12時15分~45分
ところ:中国電力岡山支社周辺
5月10日、イレブンアクション岡山実行委員会は第38回目となる中電岡山支社前行動を行い、「こいのぼりの替え歌」を唄いながらデモ行進を行いました。
出発前に事務局長の伊原さんは、最近の原発をめぐる動きを新聞からひろったニュースを紹介して、「福島第1原発の貯水槽から漏れた汚染水は10年後には海に流れるという報道がある。さらに、東電はこの汚染水の処理をめぐって対応に追われ、原発事故処理が滞っている」と報告しました。また、除染問題に触れて、暴力団が関わり給与をピンハネしていた事件で、暴力団の幹部が、「除染は人手が足らないのでチャックが甘いと思い、事業を拡大していこう」と思った」と話しており、「政府の除染事業の監査が甘い」と指摘しました。
行進団は最終的に24名となり、「♫~規制の委員は隠れ蓑/本当の狙いは再稼働 /地震も津波も怖くない/安全神話で補強する」と唄いながら、中国電力岡山支社周辺を5周すると、6周目は「原発再稼働反対」「島根原発を動かすな」とシュプレヒコールを上げて行進しました。
替え歌はコチラこいのぼりの替え歌
ニュース34号はコチラ中国電力岡山支社抗議行動ニュース13.5.10
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とき;2013年5月3日(金・祝)13時30分~
ところ:三木記念ホール
5月3日、輝け日本国憲法!集会が開かれました。
岡山合唱団の皆さん
合唱に詩の朗読を終えると、松本ヒロさんがお笑いライブで会場を沸かせました。
2年ぶり、松本ひろさんのライブ
今年の講演で来岡2回目となった水島朝穂(早稲田大学教授)さんが「いま、憲法とは何かを考える 日本国憲法66周年の岡山で」と題して、安倍首相の改憲発言や憲法審査会の動きなど、緊迫した情勢を前に立憲主義の日本にとって何が危険なのかを話しました。水島先生は、「安倍首相は恐い。憲法を知らずに向かってくる。彼のやろうとしていることは改憲ではなく壊憲だ。4月28日に主権回復の日式典を強行したが総理失格だ」「歴史認識も教養もない。憲法が何かを知らないで変えるとは裏口入学宣言に等しい」と怒りを込めて語りました。憲法について、「安倍首相は日本国憲法の立憲主義を分かってない。99条は権力者の憲法遵守義務を定めている。そもそも立憲主義とは、政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれる。日本国憲法は基本的人権など国民の権利を守るよう権力者を縛っている」と説明しました。
水島朝穂さん(早稲田大学)
「マスコミが憲法改正か反対か?というアンケートをしているが、全くわかってない。それは結婚に賛成か反対か?と問われているのと同じだ」と批判しました。先生は続けて、「それでも国民は世論調査で憲法9条の改悪に反対している。改憲を目論む勢力は首相であり、自民党や維新の会の国会議員だ。こうゆう人たちは憲法遵守の義務がある。改憲論者の中でも96条の国会議員の発議要件緩和には反対論が多い。その意味でも96条では改憲論者は味方にできなくても敵にはならない」と運動論を展開しました。水島先生は最後に、「憲法は守るものではなく権力者に守らせるものだ」として、改悪反対運動の視点を強調しました。
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と き:2013年5月9日(木)12:15~
ところ:天満屋アリス広場前
概 要
憲法改悪反対岡山共同センターは表町商店街で憲法署名・宣伝行動を展開しました。今回の行動には15人が参加し、19筆の署名を集めました。
県労会議の伊原事務局長は、「自民党は2分の1以上の国会議員が賛成すれば憲法改定の発議をすることができるようにと、憲法96条改悪を狙っている。その上で9条を変え、国民の権利に制限を加えることを目的としている。私たちは憲法をよくするならまだしも、日本を戦前に逆戻りさせるような改憲には反対だ」とし、「そもそも、憲法をどう変えるのか、なぜ変えるのかといった議論も国民への十分な説明責任も果たされていない。先に憲法96条を変え、発議要件を緩和した上で改憲を提案するといのは到底納得できることではない。こうした安部首相に対して、専門家、マスコミなど多方面から批判の声がある。一国の首相として許されることではない」と話しました。
私たちが宣伝をしている隣で、雑誌ビックイシューの販売が行われていました。販売員の方はホームレスで、雑誌を売ることを通して自立を目指しています。その方も、「署名します」と協力をしてくれました。
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