岡山県労働組合会議

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日付 2011年10月17日

と き:2011年10月14日(金)19:30~

ところ:県労会議会議室

概 要:

 第5回県労会議青年部が開催され、6人が参加しました。新しく自治労連青年部から新しい仲間を迎えることができ、一段と活気が出ました。

 経過報告後、前回に引き続き「学習の友」を使った学習を行いました。今回は学習の友9月号の「たたかって元気、要求してこそ労働組合」です。

「労働条件は放っておいたら悪くなる」こと、「要求は日常生活の中にある」ことを中心に学びました。1項ずつ輪読し、感想を出し合いました。長尾和孝さん(生協関連一般労組)は、「以前は生協関連一般労組が自分たちの要求を生協労組にまで上げることはありませんでした。しかし、いま自分たちの要求を自分たちの枠内にだけ留めず、要求を掲げることができるのは僕たちが組合でがんばってきたからこそだと思います」と感想を述べました。岩本陽輔さん(医労連)は、「自分たちが要求していることを自分たちから諦めたら意味が無い。途中であきらめてしまうと、問題が先送りになるだけで、何が悪いのかが見えてこない」と要求は握って放してはいけないとしました。岡崎加奈子さん(自治労連)は、「組合に加入して交渉してもいいことがない。学習してもお金を取られるだけでイヤだ。という考えに捕らわれた人が多いと思う。最初の一歩をどう踏んでもらうかの工夫を考えないといけない」と組合に人が集まらない悩みを話しました。坪井晶子さん(医療生協労組)は、「労働組合が存在していることが大切。要求を進めることだけではなく、現状よりも悪い状況をつくらせていないことも評価してもいいと思う」と話し、労働組合に人が集まらないことについて、「団交に参加する人を確保するのも大変。でも、団交に参加した人にしかわからないことがあると思います」と熱く語りました。

現在、職場の移動の激しさや競争による人間関係の希薄化によって、職場内での団結が失われています。特に弱い立場にある青年はなかなか時間をつくることが難しいと思います。しかし、会議を定例化し、どんなに少人数でも必ず開催することが青年部活性化への近道であると思います。今回の学習を通して、日頃どのような思いで組合活動に取り組んでいるのかメンバーの思いを知ることができたのではないでしょうか。

 学習後の協議の結果、県労会議青年部の再結成大会を2012年11月に行うことを目標とするとなりました。目標達成のためにも県労会議青年部の存在感を高めるよう積極的に行動することが求められます。

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とき:2011年10月14日(金)12時15分~

ところ:天満屋アリスの広場前

概要:

10月14日(金)、時折の小雨が気になる天気でしたが、昨年の末に日本航空のパイロットや客室常務委員202名が突然整理解雇された事件をめぐって、146名が職場復帰を求めて闘っている裁判を支援する宣伝と署名行動天満屋アリスの広場前で行いました。

日本航空の裁判は整理解雇に正当性も道理もないことが明らかになっていますが、当時、2010年10月時点での営業利益が1327億円に達していたのをみるだけで、解雇の必要性がなかったことを示しています。このような整理解雇を許すならば、解雇自由の日本社会を容認することになり、県労会議はこの裁判を全力で支援しています。

利用者の立場からしても空の安全は前提条件です。それにも拘らず、日本航空の稲盛会長は「利益あっての安全」と言ってはばからない経営者です。ましてや利益のためならば、ベテランのパイロットや客室乗務員の首を切り倒すことさえお構いなしです。9月30日には会長が証言台に立ち、「業績から判断して、整理解雇の必要はなかった」と証言しています。しかし、「当時、管財人から合理化をしないと支援しないと言われており、希望退職者が計画を上回っていたことは知っていた」と居直っています。

そもそも、日本航空の乱脈経営は労働者の責任ではありません。米国の圧力の下で歪められた航空行政にあります。過大な需要予測に基づく空港の建設や拡張、大型機の大量購入、そして規制緩和による料金の値下げ競争が拍車を掛けました。それらをすべて労働者の解雇と空の安全を犠牲にして帳消しにしようとしています。問われるべきは経営者の経営責任です。整理解雇の闘いは、市場原理主義の航空政策を改めさせ、日本航空を国民の足として再生させることにあります。私たち国民の運動なくして実現はありません。

宣伝には8人が参加してくれ、署名は24筆を集約できました。通行人の中には、「日本航空なんか潰れてしまえ」という人もいましたが、多くの人は、「他人事とは思えない。会社はひどい」と共感していただけました。

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