とき:2015年11月14日(土)13時30分~16時
ところ:勤労者福祉センター4階第1会議室
11.14ガイドライン学習会
11月14日(土)、安保破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会は戦争法廃止のための学習会を開き、安保破棄実行委員会の中尾元重代表を講師に「新ガイドラインで何が変わったのか、アメリカの要求にこたえる軍事的役割の検証」というテーマでお話を聞きました。
福田内閣の1978年に日米防衛協力のために指針から1997年に橋本内閣の時に改定されたガイドラインで何が変わったのか?さらに2014年の10月に安倍内閣が97年の指針を見直し中間報告では何を変えようとしたのか?そして今回の再改定で何が変わったのかの詳細な説明を受けました。参加者は11人でしたが、2時間に及ぶ講義に集中して聞きいりました。講演の中で中尾さんは1958年から1976年までの18年簡に自衛隊の予算は1485億円から1兆5124億円と10倍に跳ね上がったこと。その翌年に最初のガイドラインができたが、当時は日本の憲法上の制約に関する諸問題や非核3原則は、研究・協議の対象にしない、としていたことが今日の再改定ではガラリと変わって、憲法上の規定は踏みにじられ、非核3原則までは崩されていないが武器輸出3原則変わる新たな原則として「防衛装備3原則」が制定された。これは武器の開発、生産、研究開発、調達、補給、管理の推進を図るもので国内軍需産業の育成・強化をはかるものだとして、「軍・産・学一体化」の体制をつくる動きを強めていると説明しました。
協議の中では駆けつけ警護で自衛隊はどうなるのか?軍隊ではない自衛隊が今後どう変わるのか?軍事費は3倍に伸びるのか?など活発な意見交換がされました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in ガイドライン, 戦争法廃止
と き:2015年11月11日(水)12:15~
ところ:天満屋アリスの広場前
概 要
憲法改悪反対岡山県共同センターは定例の街頭宣伝を行いました。本日の行動には4人が参加し、7筆の署名を集めました。
マイクを握ったのは弓田さんで、「安倍政権の打ち出した、新3本の矢は、強い経済、子育て支援、社会保障を重点に施策を強化するとしている。これまで社会保障を切り捨ててきたのは他ならぬ自民党政権だ。そのために私たちの暮らしが大変になり、将来への不安が広がっている。新3本の矢で明らかなのは、2017年4月の消費税率10%への引き上げと、軍事立国への歯止めなき軍事費増加路線だけだ」と訴えました。
経団連を先頭に大企業は、軍需産業を拡大し武器の売込みで大企業の利益を拡大しようとしています。安倍首相は、強い経済をとり戻すと述べ、防衛費を増やし、安保体制の確立を狙っています。
私たちの暮らしの足元や地域経済の実態は改善したでしょうか。給料はあがらず、社会保障は削減、物価は高騰しています。福島原発事故の被災者20万人近くは未だに避難生活を強いられています。困っている所に救いの手を差し伸べることこそ、政治の役割です。憲法を暮らしに活かし、政府に守らせるために今後も行動していきます。
0 Comments | Posted by sakaki in 平和, 社会保障
と き:2015年11月7日(土)~8日(日)
ところ:東京都内
概 要
2015年4月から介護報酬が改定されました。今回の報酬改定は加算を取得しても各事業所、特に小規模事業所の経営に困難な事態となっていること、労働者の処遇改善に必ずしもなっていないことが指摘されています。また、特別養護老人ホーム入所対象者が原則「要介護3」以上となったことや、一定の所得の高齢者の利用料負担が8月から2倍になったことなど、利用者・家族にとって介護が利用しづらい状況となっています。このような現状を改善し、介護崩壊を食い止めることを目的に全国から130人が集まりました。
全労連から根本さんが開会あいさつを行い、「4月に介護報酬が改定されたが労働者の状況は厳しいままだ。今起こっている事態は、人手不足や利用料が支払えないなど、介護崩壊の進行だ。政府は自助・共助を強調し、国の責任として介護を行う公助の部分を欠落させている。介護制度を充実させるためには、労働者・利用者・経営者が一体となってとりくんでいかないといけない」と話しました。
その後、林泰則さん(全日本民医連事務局次長)による基調講演が行われました。林さんは、「医療・介護一体となって福祉全体が変貌させられようとしている。安倍政権は、国の責任による生活・生存の保障を家族・国民相互の助け合いに変え、自助・共助・連帯の社会保障へ帰ることが狙いだ。権利としての社会保障を解体するものだ。社会保障制度改革推進法は憲法25条の解釈改憲に他ならない」とし、「総会後費抑制と給付の重点化で4つの切り捨てが始まった。①予防給付が見直され市町村事業へと変えられた。水際作戦や専門職のサービスをボランティアへの置き換えが行われる。②一定以上の所得者の利用料の引き上げ。③特養機能の重点化。要介護1,2は特養ホームから追い出されることになる。④補足給付の要件厳格。タンス預金までも申告の対象となり、徹底した資産調査が行われる。これらの改悪で、低所得者は施設から締め出され、待機者にすらなれないという事態が起こることになる。さらに、過去最大級の介護報酬の引下げ-2.27%で、2025年には37.7万人も介護人材が不足すると推計されている。一体、政府はこの事態をどう解決していこうとしているのか。介護保険制度はすでに破綻している」と介護崩壊が本当に深刻な事態にきていることを強調しました。
その後、パネルディスカッションが行われ3人からお話がありました。まず初めに松下より子さん(公益財団法人・認知症の人と家族の会)で、「私たちは当事者であること、家族はどう思っているのかを伝えることを大切にしている。認知症の方を抱える家族にはまずは相談できる場が必要。介護をするのも娘・息子というケースが増えており、その多くは未婚だ。老老介護の場合、年金を受給しているケースが多く、介護保険料が支払えなくなる人も多い。相談してくる人は何とか救うことができるが、相談できずにどうしたらいいかわからず悩んでいる人の方が多いのが現状だ」と話しました。
続いて、本間則子さん(東京民医労東京勤医会支部)は、「介護労働者の過酷な労働環境は変わらないままだ。職場の7割以上が非正規で、利用者への訪問時間に応じて給料が発生する時給制だ。そのため人が集まらない。必要なのは介護報酬の引き上げと、国の負担を増やすことだ。介護は家事代行ではない。高齢者の自立を促すために、そばに寄り添い援助することにある」と訴えました。
最後に、宮長定男さん(社会福祉法人泉湧く家・理事長)は、「介護の世界を変えるためには経営者の現状認識と意識が変わらないといけない。介護報酬が改定されたことで、単純計算すると全国のグループホーム事業所で月24万7千円の減収となり、年間で約295万円の減収だ。政府は介護離職ゼロ、質の高い介護サービスというがやっていることは真逆だ。介護が日本社会の生産性を支える仕事と認め、国と自治体の公的役割を果たさせるために声を上げていくときだ」と述べました。
パネルディスカッション終了後、介護制度の充実を求めた署名を拡げ、利用者・事業者団体と共同で運動を展開することを柱とした行動提起が行われ、集会は終了しました。
二日目は介護ヘルパーネット第11回総会が開催されました。総会ではまず、「2015年度介護報酬改定・処遇改善加算による介護労働者の賃金・処遇アンケート」の中間結果報告が行われました。
中間集計の結果、①介護職場は全産業平均と比較すると月額8万1千円も賃金水準が低い。②月収は増えても一時金が減った。一時金は増えたが月収が減ったという人もおり、月収・一時金を合わせた処遇改善は6人に1人にすぎない。③8割を超える労働者が処遇改善を実感できていない。④4割の労働者が「不満」を感じ、5割が「辞めたい」と思っている。⑤年齢分布をみると、平均5.7年で離職し、若い職員の確保と定着ができていない。以上の5点が主な傾向として報告されました。
その後、北垣智基さん(大阪健康福祉短期大学・介護福祉学科講師)による講演が行われました。北垣さんは、「あるとき介護実習に行った学生が報告の準備をしていた。学生が言うには、自分の働きかけ次第で相手の反応が変わることを知ったとのこと。介護とは日常の関わりを通して、生きづらさを抱える人の姿や生活に変化を生み出していくことだ。このことを学生は知ったのだと思う。変化を生みだすためには、コミュニケーションと専門性が不可欠。コミュニケーションを通じて信頼を獲得することができる。そして、一人ひとりのニーズや思いの把握をするのが介護士としての専門性となる」と介護とは何かについて語り、「介護保険制度の導入によって、利用者の生活全体を見渡す支援から、細分化され、過重な業務になっている。そして、介護報酬の引下げは、労働者が望んでも働き続けることのできない構造に拍車をかけている。介護は権利の保障であり、生きる力を引き出すことにある。今行われているのは全く反対の事態だ」と訴えました。
議案の提案が全労連・根本さんより行われ、国に対して処遇改善を求める取り組みを全国で展開し、介護に「笑顔」と「希望」キャンペーン運動を進めることが提案されました。議案は満場一致で採択されました。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 活動日誌, 社会保障
とき:2015年11月7日(土)10時∼
ところ:岡山市シンフォニーホール
岡山県社会保障推進協議会の介護ウェーブ。事務局報告に続き、早速、今日のコーディネーター・基調報告者/末永睦子さんのお話が始まりました。末永さんは明星大学非常勤講師でソーシャルワーカーもされ、東京・新宿区で活動されています。最初に基調となるお話があり、3人のシンポジストが介護の実態を報告、その後、実態に即した末永さんの報告が続きました。その前に、社保協が今秋に行った緊急介護アンケート結果が報告され、県内の64介護施設からの回答でしたが、非正規社員の割合は38%(956人)、最低の賃金は720円(岡山市)。すでに最賃違反です。最高は1380円(岡山市)、平均は880円。収入が減ったのは41施設、25%も減少した施設(岡山市)があります。有資格を持つ職員が足らず、3Kで賃金低い、きつい、評価低いが不足している理由です。
「安全・安心の介護保障制度を実現するために」というテーマでしたが、すでに介護は崩壊しているというのが参加者の共通の思いです。50人の参加者を前に末永さんは「将来医療を含む何らかのケアが必要な状態になった時に、どこでどんなケアを受けたいのか」と問題提起をして、施設入所を希望するする人の59.3%が家族に負担が掛ると回答していること。46%が家族に依存せず介護を受けたいと回答していることを紹介しました。しかし、実際には本人の経済的負担と費用負担に応じて在宅や安い老健施設に入所しているのが実態。月15万円未満の所得の人が6割だと資料をもとに話しました。高齢者の年収は150万~200万円にピークがあって、後はほとんどが低所得者。これに高い保険料、利用料で利用したくてもできない状況があると説明しました。
3人のシンポジストの報告があって会場からの発言を交えて、再度、どうしていくのか?と問題提起となりました。一つに介護者のチームワークでできるだけ多くの人を救うこと。笑顔のサービスだけじゃいけないこと。二つは運動を広げて「介護ってなんだ、こんな介護を受けたい」という世論を巻き起こすことが必要だとしました。
参加者は集会後も岡山駅東口ビックカメラ前で23人が参加して、宣伝署名を行い、52筆を集約しました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 介護ウェーブ, 末長睦子
と き:2015年11月3日(火)~4日(水)
ところ:東京・日比谷野外音楽堂
概 要
2015年4月から新制度が始まりました。しかし、新制度は非常に複雑で、様々な問題が指摘されています。新制度の狙いは保育の市場化です。これでは子どもたちに平等な保育を実施することはおろか、安心して保育園に子どもを委ねることができなくなります。国・自治体の責任で保育の充実を求めて全国から3,500人が集まりました。
オープニングとして、二本松はじめさんによる歌とつながり遊びのコンサートが行われました。全国の保育士さんと子どもたちが元気いっぱいに踊りました。
その後、主催者を代表して高柳京子さん(自治労連・副中央執行委員長)があいさつを行い、「安倍首相は失敗が明らかになった成長戦略と同じことを繰り返している。新三本の矢のひとつが子育て支援とされている。子育てをしやすい社会をつくり、女性が輝く日本をつくると言っているが現実はどうか。全国で2万8千人もの待機児童がおり、保育費が最高で3倍にまで値上がりした人もいる。そして、保育士不足も解消されない中での新制度の導入によって現場は混乱している。公的保育の充実を求めて声を上げていかないといけない」と訴えました。
その後、主催者による基調報告が行われました。報告では安倍政権は保育だけでなく福祉全般を変貌させようとしている点が上げられました。「厚生労働省のプロジェクトチームが提案した『新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン』は老人、障害者、子どもの福祉3分野に生産性の視点を持ち込み、福祉を営利化することを掲げている。これは国民一人ひとりの権利としての福祉を侵害することになる。いま一度福祉の理念に立ち返り、充実したよりよい保育、福祉を求めていこう」と会場に呼びかけました。
基調報告の後、全国の保育労働者・保護者が登壇し訴えを行いました。「保育士が少ない中、現場はもう限界だ。保育士を増やしてもらわなければゆきとどいた保育はできない」「保育士の給料は低すぎるため、引き上げてもらいたい。これではなり手がいない」という発言や、保護者からは、「保育園に預けていた子どもが突然死した。原因の究明はされていない。このような悲劇を繰り返さないためにも、危機管理・救命訓練などを徹底してもらいたい。自治体の責任で質の高い保育を実現してもらいたい」との発言が続きました。
最後に、集会アピールが読み上げられました。新婦人・西川香子さんで、「私たちは今日の集会で学んだ保育をめぐる情勢、全国の仲間たちの奮闘や活動の教訓を胸に、明日すべての国会議員を訪ねて保育の問題を訴え、署名の紹介議員になっていただくことを要請します。そして、保護者と保育者の手つなぎを軸に、全国各地で学習と対話を広げ、幅広い住民の共同と市町村への運動をつくっていくことを決意します」とアピールが発表され、会場の拍手で承認されました。
集会終了後は、有楽緒に向けてパレードが行われました。「保育園を作って」「保育士増やしてよ」「保育料下げろ」「待機児なくせ」とコールが響き渡りました。
翌日、政府・国会議員要請行動が行われました。事前の意思統一集会では藤井伸生さん(京都華頂大学)による学習が行われました。藤井さんは、「保育料値上げ問題は全国で起こっていることだ。自治体ごとに引き上げを求めて運動するよりは、国の制度として問題をとらえた方がいい。そして、改悪されているのは保育だけではない。福祉全般が改悪されている。福祉とは命を守り育てるものだ。戦争法はその対極にある。事実、軍事費の増大で社会保障費は削減されている。最近になって自民党はまずは家族での助け合いが重要であることを説き、自助・共助を強調している」とし、「現在、福祉には応益負担が導入されている。厚労省提案にもあるように、ゆくゆくは負担額の引き上げ、福祉の営利化が狙いだ。保育では新制度の導入で民間企業も保育に参入できるようになる。起業は利益を上げることが目的であるため、利用者のことは二の次にされてしまうだろう」と安倍政権の考える福祉破壊の危険性を述べました。最後に、「福祉の充実を求めると、財源が問題にされる。日本には資金がないわけではない。300兆円を越える内部留保が存在しているではないか。消費税で社会保障費をまかなうというのは真っ赤なウソであったことが明らかになった今こそお金の使い道を問うてこう」とまとめました。
その後、要請行動の注意点などの説明があった後、グループに分かれて議員訪問を行いました。岡山グループは四人で、大平義信衆議院議員、津村啓介衆議院議員、柚木道義衆議院議員、高井崇志衆議院議員を訪問。その内、大平議員と懇談ができました。岡山市の保育園の現状と保育士の労働実態を訴えていきました。
0 Comments | Posted by sakaki in ニュース, 活動日誌
とき:2015年11月3日(祝日・火曜日)13時∼
ところ:さん太ホール
恒例ですが、戦争法が成立した直後の憲法公布記念のつどいです。憲法と向き合い、今後の運動や平和の問題をどのように進めるのか?戦争法廃止の運動にとって疑問や課題は多いのですが、11.3のつどいは私たちに勇気を与えてくれるヒントや回答が凝縮された内容でした。つどいには200人が参加しました。
講師は「憲法9条を立体的にとらえる」というテーマでお話をされた君島東彦先生(立命館大学)です。先生は日本国憲法の平和主義を、平和、東アジア、NGOなどの視点から捉えなおし活かそうと課題を提起されています。集会はいつも通りですが岡山大学職員合唱団の歌声からはじまり、講演に移りました。講演の話に入る前に合唱が行われましたが、今回のつどいに合わせて、選曲の歌に込められたメッセージはとても印象深いものでした。例えば、「小さな木の実」という曲には「坊や強く生きるんだ/広いこの世界/お前のもの/木の実はささやく」という歌詞に勇気や決意が感じられます。また有名楽曲な「春よ来い」では「君に預けし/わが心は/今でも返事を待っています/・・・省略/それは明日を超えて/いつかきっと届く」など運動を広げる精神の大切さが歌われました。感慨深いメッセージを胸に受けとめ、君島先生の講演が続きました。先生は戦争法が成立して廃止のための運動が広がっているがそれだけでいいのか?と疑問を投げかけながら、憲法9条の持っている意味を立体的に捉えようと問題を投げかけました。その形は四角形で6面体。その正体は東アジア、ワシントン条約、日本の民衆、沖縄、大日本帝国憲法、世界の民衆というものです。9条は日本が侵略戦争をやって連合国に敗れ、戦後の再出発として世界に約束し、民主国家として生まれ変わろうとした決意だと思っていましたが、その日本が世界に約束した9条はもっと広く深い意味がありました。
先生は最初に文化の日という名称に触れて、①明治天皇の誕生日は11月3日。日本の憲法は明治憲法を克服できてない。②文化の日の起源は昭和天皇が戦後、文化国家としてやっていくと言ったこと、③ネト右翼や靖国神社の宮司は戦後の意味を分かってない。天皇はサンフランシスコ条約も東京裁判も肯定している。天皇の心には皇室の継承にあるといいものです。さらに憲法9条をめぐる最近の論争では、例えば①安保法制に反対しているリベラル派SEALDsは憲法9条改正論に立っている。②9条では日本の平和は守れない、③沖縄県民の9条に対する思いは複雑。沖縄は天皇を守るための犠牲になった、④完全非武装なほど世界は甘くない、⑤武力によらない平和をどうするのか?安保法制に反対する人たちの命題、⑥平和主義にはしないとするがあるなど、少ない紙面では語りつくせない内容でしたが、運動をしながら喉につかえていたものの正体を見た思いで課題も鮮明になりました。
講演後は参加者との懇談も行われ、参加者の疑問点も深められました。
集会の最後には澤地久枝さんが提起された「アベ政治は許さないプラスター掲示」運動が毎月3日である事から、会場の賛同を得て一斉にプラスターが掲げられ、安倍暴走政治と闘う市民の意思が示されるつどいとなりました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 君島東彦, 憲法公布記念のつどい, 憲法9条
と き:2015年10月31日(土)~11月1日(日)
ところ:静岡県・御殿場市民会館
概 要
「富士を撃つな!」のスローガンの下、28回目となる日本平和大会が開催されました。岡山県からは14人が参加し、戦争する国づくりストップの思いを固めました。
開会集会では、全労連副議長・長尾ゆりさんがあいさつを行い、「全国各地でその地域最大の運動が起こっている。国会前では野党は共闘しろとのコールが鳴り響き、戦争だけはいけないと多くの人が立ち上がった。そうした人たちの行動は止むことがない。なぜなら、声を上げ、行動することの面白さを知ったからだ。集団的自衛権の行使は日本を守ることにはならない。戦後70年、武力では平和は維持できないという考えは世界中に広まっている。しかし、安倍内閣はすべてを軍事優先に変えようとしている。そんな日本に未来はない。世界では非軍事同盟化が進み、対話による紛争解決が構築されている。日本も沖縄で県民をあげての運動が盛り上がっている。私たちの未来のために、共に奮闘していきましょう」と会場に熱く語りました。
来賓として日本共産党参議院議員・井上哲士さんがあいさつを行いました。井上さんは、「野党間の話し合いは乗り越えられるし、乗り越えなければならない。カギは国民全体の運動の盛り上がりにある。また、戦争法を発動させない、特に南スーダンのPKOは非常に危険だ。また、日米共同訓練の反対運動も重要だ。戦争法廃止の国民運動を大きく発展させ、戦争法廃止・閣議決定撤回の政府をつくる展望を切り開こう」と訴えました。
続いて、「戦争をさせない1000人委員会」を代表して清水雅彦さんが登壇しました。清水さんは、「いま運動が政党を動かしている。現代では、労働組合だけで平和運動はできない。総がかかり行動があったからこそここまで運動は大きくなった。今は全体的に自衛隊合憲論が一般化している。しかし、憲法を素直に解釈すれば自衛隊は違憲だ。このような中で平和運動も右傾化するのではないかとの懸念がある。自衛隊をなくす、安保条約をなくすという立場からの運動も盛り上がってくことを願う」と話しました。
海外代表のイ・ミヒョンさん(韓国・参与連帯平和軍縮センター所長)は、「9条によって私たちは過去のあやまちを繰り返すことなくやってきた。今ある朝鮮分断は世界平和の危機につながっている。北朝鮮は軍拡が周辺諸国に対し軍拡の口実となっており、日本の安部政権も同様の理由で集団的自衛権の行使を容認した。こうした中、アジア地域の平和のために東アジア非軍事同盟は大きく貢献している。いまアジア諸国では市民社会が構築されつつある。平和共同体、民主主義の実践がいま日本にも求められている。平和政策を求める運動をもっと大きくしていこう」と述べました。
また、集会では沖縄県・翁長知事から連帯メッセージが宛てられました。主催者を代表して千坂純さん(日本平和委員会・事務局長)が基調報告を行いました。基調報告では3つの点が強調されました。①戦争法廃止の国民的共同と世論を圧倒的に広げ、参院選挙に向けて戦争法廃止の国民的審判をくだす巨大な流れをつくる。②新米軍基地建設に反対し、普天間基地の撤去を求める県民ぐるみの「オール沖縄」の闘いを「オールジャパン」の国民的運動に発展させること。③こうした国民的運動を広げながら、日米同盟の危険性と、日米同盟をなくすことこそ真に憲法を活かした平和な日本とアジアをつくるという展望を、大いに議論し、学び、世論を広げる。そして、戦争法の強行、日米同盟の強化、増え続ける軍事費、TPPなど根本には日米安保条約があることが述べられました。最後に千坂さんは、「私たちは安保条約や日米同盟に対する考え方の違いを超えて、戦争法廃止で共同の輪を最大限に広げ、安倍政権を打倒する。このことを実現するために全力をあげていく。それが日本の平和実現の大きな一歩となるはずだ」とまとめました。
2日目は分科会が開催されました。第8分科会の入門編では、小沢隆一さん(東京慈恵会医科大学・憲法学)を講師に招き、「富士山のふもとで戦争訓練?何のための基地?戦争?」というテーマでレクチャーがありました。
小沢さんは、「私たちは良く『戦争はなくせるか?』という問いを立てる。しかし、これは問いの立て方として正しいのだろうか。問いの立て方を考え、意味のある問いをしていかなければ袋小路に入り込んでしまう。そのためにはやはり学習していくことが必要だ」と初めに話し、「戦争はなぜ、どのようにして起こるのかという問いを巡って考えてみる。この探求の到達点は主に①直接的暴力(人類史における戦争・兵士、正当的暴力としての国家権力)②構造的暴力(飢餓・貧困・搾取・差別・疎外・環境破壊)③文化的暴力(暴力の文化、暴力・戦争を助長する表現)の3点がある。より具体的に説明すると、戦争と政治の関係。軍需産業の台頭や領土・資源をめぐる戦争と経済の関係。軍事同盟によって平和維持する立場や抑止力の必要性など戦争とイデオロギーの関係を考えることがヒントになっていく」としました。そして、「戦争法や集団的自衛権が違憲であり、自分たちの言説に無理があることは自民党側も気が付いている。ではなぜそんなに前のめりなのか。根源に日米安保体制があることが深く関わっている。私たちにできることは学び、知ったことを伝えることだ」と述べました。
レクチャー終了後、グループに分かれての討論が行われ、戦争と経済の結びつき、特に労働環境の非人間性が話題となりました。
分科会終了後は、中央公園で閉会集会が行われ、御殿場駅に向けてパレードを行いました。来年の開催地は青森県であることも発表されました。
0 Comments | Posted by sakaki in 平和
とき:2015年11月21日(土)13時∼集会、14時∼デモ
ところ:岡山駅東口ビックカメラ・マツキヨ前集合
デモ行進は14時から高島屋横第1セントラルビル前から出発
*12月12日(土)にも、さん太ホールにて集会・デモを予定しています。
11月の戦争法廃止定例宣伝・署名行動のスケジュールです。
11月2日(月)17時30分∼岡山駅西口さんすて
11月9日(月)17時30分∼岡山駅西口さんすて
11月16日(月)宣伝はお休みです。
11月30日(月)17時30分∼岡山駅西口さんすて
*澤地久枝さんが提唱された「アベ政治を許さないプラスター」の掲示運動ですが、もう持っていない方も多いと思います。県労会議でプラスターをお分けしています。無料ですのでご連絡ください。3日の13時に一斉に掲げましょう。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 活動日誌
とき:2015年11月1日(日)12時30分∼
ところ:愛媛県松山市城山公園
会見では中村知事の「孤独判断」が演出された伊方原発再稼働ですが、直前まで知事は白紙を繰り返していました。知事は再稼働に至るまでに、県の原子力安全専門部会へ露骨な再稼働推進派の人物を入れ、委員会の不適格を指摘する住民の声を無視してきました。
13万の署名を無視した知事のやり方に怒った県民は11月1日に全国集会を開きました。会場となった松山市城山公園には4000人もの人が結集して「原発再稼働ゆるさん」と一斉にプラカードを掲げました。この集会へはイレブンアクション岡山から21人、県民連から20人が参加し、北海道から鹿児島まで全国各地で原発再稼働と闘う人達や福島からの避難者が訴えをおこないました。
さようなら原発1000万人アクションの鎌田慧さんは「お年寄りを騙して土地を取り上げたのが四電だ。原発労働者のがんの労災補償が認められたが、これまで因果関係を拒否してきたのが電力会社だ。社会のルールさえ守らないのが原発会社だ」と告発しました。原発をなくす全国連絡会の長瀬文雄さんも「日本国憲法を持つ国民として再稼働は絶対に許せない。原子力防災会議の結論は具体性を欠き、合理的な説明もない。佐田岬の住民5000人は事故が起これば海に逃げるしかない。避難計画は見殺しにする計画だ。国民も県民も地元も合意をしていない。政府は高線量のふるさと福島へ帰れと言っている。命を犠牲にするエネルギーなど要らない。原発を再稼働させる政府に未来はない」と訴えました。
首都反原連のミサオ・レッドウルフさんは「安倍政権を倒さないと原発も戦争法も止められない」呼びかけました。日本共産党の笠井亮さん、社民党の吉田忠智さん、民主党の菅直人さんが政党を代表してあいさつ。笠井さんは「ひとり一人が声を上げて政府と電力会社を追い詰めて来た。民主主義ってなんだ。安倍辞めろ!が国民の声だ。伊方原発が再稼働して過酷事故になれば誰も責任など取れない。電力会社は黒字。電気は足りている。再稼働する理由など何処にもない。市民・団体、政党が団結して民主主義と立憲主義を取り戻そう」と訴えました。
会場ではカンパが呼びかけられ、60万以上が寄せられたことが告げられると感情は大きな拍手に包まれました。何よりも今回の集会のためにゲストとして招かれた吉本の芸人、「おしどりマコ・ケン」。2人のトークライブと司会は抜群のセンスと原発の勉強に裏付けされた素晴らしい内容でした。来賓のお話し以上に2人のトークにも惹きつけられました。
0 Comments | Posted by kiyoshi in STOP原発再稼働, おしどりマコ・ケン, 伊方原発
とき:2015年10月30日(金)12時15分∼
ところ:中国電力岡山支社周辺
10月30日。金曜イレブンアクション中電行動。31人が参加しました。伊方原発の再稼働反対で11月1日には全国集会が開かれます。岡山からは40人が参加します。
愛媛県知事は国が責任を取るとばかりに再稼働を容認しました。議会はもろ手を挙げて賛成。自民党の暴走は止まるところを知りません。住民へは説明もありません。これが法治国家のする事でしょうか?知事だからといってなんでも勝手にしていいという訳ではありません。住民の声に耳を傾け、民意に従うのが長としての責務ではないでしょうか?翁長知事を見習ってほしいものです。四国電力は黒字です。
原発を再稼働する理由など何処にもありません。四電は自ら住民に説明する姿勢すらありません。全く県民をバカにしています。規制員会も関電に対して美浜原発の再稼働認可が遅れると、注意ともお知らせとも取れる説明を行っている。何のことやら?規制が呆れます。自然災害に対する対策、住民避難を再稼働の条件にさえしていません。国民は不信に思うだけです。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 四国電力, 愛媛県, 金曜アクション