と き:2011年6月14日(火)
ところ:県労会議会議室
概 要:
県労会議は14日「新防衛大綱っていったい何?」と題して、安保学習会を開催しました。学習会には6人が参加し、新防衛大綱に関するDVDを観て感想を出し合いました。
政府は新防衛大綱について、「脅威ある地域に重点的に戦力を配備し、部隊の機動性や即応性を重視するもと」と説明しています。脅威ある地域とは中国・北朝鮮を指していますが、軍議拡張の口実にすぎません。DVDの中で解説者の内藤功さんは、「日本から米軍が撤退すると中国・北朝鮮に侵略されてしまうという報道がマスコミ等でされていますが、そんなことはありません。根幹には日米安保があります」とし、「時系列でみていくと、いかに日本が米軍の戦略に利用されているのかがわかります」と話しました。「日本の軍備拡張、対米追従を正すにはどうしたらいいのか」という問いに対して内藤功さんは、「まず日米安保がどういったものであるかを学習することが必要です。どんなに小さな規模の学習会でも構いませんから、より多くの国民が知ることが大切です。そして、国民世論としての運動を展開しなければなりません」と話しました。
DVD上映終了後の参加者の交流では、「今国民は日本政府を信頼していない。多くの人は自分たちが何をしてもムダだという消極論に陥っているが、今回少人数でも集まることができて期待感が持てた」、「安保についてもっと知らないといけない。どんな小さい学習会でもいいからとにかく集まって学習するときをもちたい」との声がありました。
次回学習会:「安保のイロハから新防衛大綱の危険性について」
と き:2011年6月23日(木)18:30~20:00
ところ:岡山市勤労者福祉センター4F第1会議室
講 師:安保破棄岡山県実行委員会代表 中尾元重さん
みなさんの参加を心よりお待ちしています。
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と き:2011年6月10日(金)19:30~
ところ:県労会議会議室
概 要:
6月10日に県労会議青年部(準備会)が開かれました。JMIU、生協労組おかやま、医労連、生協関連一般労組、自治労連から合計10名が参加しました。
岡山県学習協の長久啓太さんに講師を依頼し「青年部とはそもそも」というテーマで学習を行いました。長久啓太さんは、「青年部がすぐに発展すると思ってはいけません。県労青年部って〝いいね″、〝楽しいね″と言えるためには試行錯誤が必要です」と話しました。しかし、闇雲に何かをしたとしてもうまくいきません。長久啓太さんは、「集団の魅力を輝かせる方向性に合致した内容を考えなければいけません。それは大変なことですが、青年部を作っていくプロセスを楽しんでください」としました。
青年部会の様子
今回の青年部会で、半年間は青年部準備期間とすること。定例日は毎月第2金曜日とすることが決まりました。そして、「青年部で何をしたいですか」という問いに対して参加者からは、「自分たちとは違う職場で働いている青年と交流がしたい」という意見が多数ありました。また、「県労会議青年部と単産・単組の青年部との関係を知りたい」と学びへの姿勢も見受けられました。
今回の青年部会が完璧だったとは言えません。しかし、将来に向けて新しい可能性を大いに秘めていると思います。今後、諸先輩方にも協力してもらいながら色々な経験を積んでいきたいと思います。そうすることで徐々に青年部が形成されていくのではないでしょうか。
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と き:2011年6月10日(金)
ところ:岡山県庁前
概 要:
岡山県労会議公務共闘は岡山県庁前で公務員給与削減に反対する宣伝ビラ配布を行いました。国労の仲間も応援に駆け付け、12人が参加し500枚のチラシをまききりました。
震災復興の財源確保として公務員賃金削減案が政府と連合との間で合意されましたが、公務員賃金の削減を毎年行っても、国の借金は膨らみ続けています。公務員賃金の引下げは民間賃金にも影響し、震災復興財源の確保と国の財政状況を好転させるとは到底考えられません。国会内では民主・自民・公明3党が提出した復興基本法案が6月9日に賛成多数で可決されました。法案には復興財源として消費増税を念頭することが明記されています。それだけではなく、年金・医療・子育て・生活保護の削減案も含まれています。このように国民に負担を押し付けるやり方は震災復興の足を引っ張るものです。
いま復興に求められることは、国と自治体の責任で被災者の救援・生活再建への支援を進めることです。地域の復興のためにも、すべての労働者の賃金底上げと雇用確保を図ることが重要です。法人税率の5%引き下げの撤回、米軍への思いやり予算、大企業の内部留保、政党助成金の廃止など復興財源確保のために見直さなければならい点はまだまだあります。
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と き:2011年6月9日(木)
ところ:岡山市勤労者福祉センター
概 要:
第5講義の今回は11人が参加し、「資本主義を生み出す力となった思想・世界観①」と題し、人間観に転換をもたらしたルネサンス期を学習しました。弱者の救済を説いたキリスト教がローマで国教として認められた結果、すべての学問は神学のもとに置かれるようになりました。哲学に関しては、教会付属のスコラ哲学の枠内に限るとされました。講師の長久啓太さんは、「なぜと問い、疑うという哲学的思索の範囲が狭められ、支配階級の意に反する思想は弾圧されました」と説明しました。
講師:長久啓太さん
教会が説く禁欲主義が蔓延する中に芽生えたのが「人間って素晴らしい」という人間の幸福の手段を宗教以外の別の方法で追及し表現するルネサンスです。長久啓太さんはルネサンス期の代表者としてコペルニクスを挙げました。「コペルニクスは主著〝天体の回転について″で地球は動いているという地動説を紹介しました。しかし、コペルニクスの地動説は当時の支配勢力であるキリスト教会から攻撃され禁書とされてしましました」と話し、「自分たちの地球が宇宙の中心だという考えにかじりついていた間、人類には宇宙の本当のことがわからなかったと同様に、自分ばかりを中心にして、物事を判断してゆくと、世の中の本当のことも、ついに知ることが出来ないでいてしまう」と吉野源三郎の言葉を引用し封建制度がどういうものであるかを説明しました。
講義終了後の意見交流でより考えを深めることができます
時の支配勢力から、迫害や弾圧を受けることもある中で、常識を疑い、問いかけることはとても勇気のいることです。権威に盲目的に従うことは楽なことです。しかし、そこからは新しい誕生がありません。コペルニクスの場合、自分たちが生きている地球を客観的に捉える姿勢が地球という惑星の発見につながりました。彼の姿勢は、天文学や科学の分野に限ったことではありません。人類の歴史、社会の発展においても重要な姿勢です。
次回第6講義(2011年6月16日18:30~)は唯物論的要素を推進めた、自然哲学者たちの登場から、資本主義の誕生について学習します。
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と き:2011年6月9日(木)
ところ:天満屋アリスの広場前
概要:
憲法改悪反対岡山県共同センターは天満屋アリスの広場前で宣伝・署名行動を行いました。宣伝には8人が参加し、署名15筆を集めることができました。県労会議の伊原事務局長は、「平和を謳った憲法9条は日本が世界に誇ることのできる憲法です。しかし、日本には自衛隊があります。自衛隊が活動を円滑に行えるように憲法を変えるべきではないかとの議論がされています」と訴えました。朝日新聞の世論調査の結果について、「59%の人が憲法9条を変えない方がよいと思っており、国民の多数が戦争放棄を望んでいます」とし、「一部に憲法を改憲しなければ東日本大震災からの復興ができないとの主張があります。しかし、これは被災者の苦労、原発事故の悲惨さを逆手に取った暴挙で、許すことはできません」と力強く訴えました。
署名をしてくれた20代男性に、「憲法9条って何ですか」と質問されました。「戦争の放棄を明記し、平和を謳っている憲法です」と説明しました。このように質問されたことに驚くと同時に、私たちの日常生活に憲法が浸透していないことを痛感しました。憲法を生活に活かすことが重要で、そうすることが震災からの早期復興につながります。今一度、憲法を見直してみてください。
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6月8日から7月8日のスケジュールを更新しました。
スケジュールはココ県労会議2011年6月08日~7月08日のスケジュール更新
2011.7.7祝島28年間の原発に反対する島民ドキュメンタリー
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と き:2011年6月6日(月)
ところ:岡山駅ビックカメラ前
概 要:
原水爆禁止岡山県・岡山市協議会は核兵器のない平和な未来の実現を目指して、署名・宣伝を行いました。宣伝には14人が参加し、署名11筆を集めることができました。
平井県原水協事務局長がマイクを握り、「核兵器のない世界の平和と安全を達成することは国際政治の目標となっています。現実ものとするために大きな世論と行動が求められます。また、今一番の無駄遣いは軍事費です。日本政府は年間1900億円に及ぶ思いやり予算を即中止し、被災地の復興支援に転換することを私たちは呼びかけています」と力強く訴えました。また、原水爆禁止世界大会について、「今年の8月3日から原水爆禁止世界大会が広島・長崎で開催されます。大会には世界と日本の草の根平和運動の代表が集まります。世界大会に署名を積み上げ、世界中に核兵器全面禁止の声を発信しましょう」と呼びかけました。
署名をされた人から話を聞くことができたので紹介します。80代男性は、「今の日本がやろうとしていることは、戦時中の日本と同じようで怖い」と話してくれました。子供と一緒だった女性は、「子供の将来が心配です」と署名に協力してくれました。
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と き:2011年6月4日~5日
ところ:長野県民文化会館
概 要:
第19回非正規ではたらくなかまの全国交流集会が長野県で開催されました。全国各地から非正規で働いている人、また不当解雇にあい職場復帰を目指して戦っている人まで様々な人々が集会に参加しました。
集会開始前の歓迎レセプションとして厚生連北信病院支部吹奏楽団の演奏が行われました。
全労連事務局長小田川義和さんが集会開始に当たり、主催者あいさつを行いました。小田川義和さんは、「3月11日に発生した東日本大震災から3か月が経過しようとしています。しかし、今の政治の動きを見ると、民主党内での政権争い。震災復興のため称し、社会保障制度の改悪・消費税増税を正当化しようとしています。国民である私たちは怒りを表明すべきです」と集会参加者に訴えました。
今回の集会では弁護士の牛久保秀樹さんが、「家族みんなが安心して働き生活できる社会を…ディーセントワークの実現を目指して」と題して記念講演を行いました。牛久保秀樹さんは、「私は正社員と非正規社員の給与の違いは月額12万円になります。一時金等を加味すると年間で200万円の差が生じます。正社員になるということは働く意欲と、生きがいを掴むことのできる条件を獲得することになると思います」と話し、「ある女性が非正規社員から正社員に移った時、一番喜んでくれたのは家族だったそうです。しかし、この喜びの中には非正規社員の辛さがにじみ出ています。非正規社員から正規社員に移るということは身分の安定と生活の安定につながります。正社員が当たり前の働き方こそディーセントワークです」としました。
講演をする弁護士の牛久保秀樹さん
ILOの報告から、「非正規雇用の問題は今では世界中で問題視されています。日本では労働者の未組織率が高いようですが、労働者が労働組合を結成し、団結することで格差と差別を大きく改善できた事例は世界中に見られます」と話しました。今非正規社員の問題は当人だけの問題ではありません。雇用の崩壊から人間の尊厳まで社会全体の問題として波及しています。労働者が団結し、毅然とした態度で闘うことが社会を変えることになるのではないでしょうか。
翌日は分科会が開催され「最低賃金引き上げ分科会」に参加しました。全労連調査局長伊藤圭一さんが講師を担当され、最低賃金の引き上げで格差の是正をすることについて話しました。
分科会の様子
伊藤圭一さんは、「1997年から10年間で平均賃金が55万円も低下しています。このような事態は日本だけです。日本では2008年のリーマンショックを口実にしたような賃下げが行われていますが、世界各国の平均賃金は上昇しています。また、年収200万円以下の低賃金層は年々増加し、今では1100万人に達し、雇用労働者の24.5%に当たります」と日本で低賃金が蔓延していることを明らかにしました。賃金の下落を止めるには最低賃金制度が必要です。その点について伊藤圭一さんは、「最低賃金の引き上げは格差是正、賃金水準の向上、内需拡大による日本経済の回復につながります。賃上げは確かにコストアップですが、低賃金で人がすぐに辞めてしまう職場ではメリットになることがあります。まともな賃金が保障されるなら、労働者は職場に定着し、労働の質を高めるようになるからです」と最低賃金の引き上げは当事者間の問題ではないとされました。また、「政府は2020年までに段階的に最低賃金を全国一律1000円に引き上げるとしています。これは私たちの運動の成果です。正規職員、非正規職員が一緒になって団結することで、1日でもはやく最低賃金1000円を実現できます」と話しました。
分科会終了後は会場から長野駅までパレードを行い、最低賃金の引き上げ、被災者支援の拡充、格差・差別の是正を訴えました。
パレードの様子
労組の仲間
全国各地から働く仲間たちが集結した今回の集会はとても有意義でした。集会に参加した人は参加することで得たことが多数あるのではないでしょうか。まだまだ日本では労働組合の組織率は低いです。私たちが多くの人に労働組合のメリットを知らせ、〝正規職員当たり前″ディーセントな労働環境の実現に努めましょう。
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と き:2011年6月2日
ところ:勤労者福祉センター
概 要:
岡山県労働者学習協会主催の労働学校第が開校されました。第4講義の今回は21名が参加し、「封建社会と宗教的世界観」について学習しました。
講義の様子
講師の長久啓太さんは、「ソクラテスは、青年が自分自身で物事を考え抜くことができるように、積極的に彼らを励ましていたそうです。ソクラテスのこの態度はとても大事だと思います」と受講者に積極的に考えるようにと促しました。原始キリスト教の歴史と近代の労働運動の接点について、「ローマ時代人々は隷属と困窮に苦しんでいました。キリスト教がローマで国教として認められるに至ったのは、圧倒的多数を占める弱者の救済をキリストが説いたからです。当時は圧迫からの解放は宗教面での解放しかありませんでした」とし、「労働運動は社会の変革に救済を見出します。キリスト教は死後の世界に救済を見出していますが、理不尽な搾取と貧困からの解放を目指しているのはどちらも同じです」と話しました。
講義終了後のグループ討論の様子
現代社会でも圧倒的多数を占めるのは労働者です。労働者が社会に対して疑問を抱き、なぜと問うことが社会を発展に導くことを考えさせられる講義でした。
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とき:2011年6月2日(木)7時45分~
ところ:岡山駅ビックカメラ前
概要:
県労会議公務共闘は6月2日、公務員賃金削減に反対する早朝駅前宣伝を行いました。花田議長がマイクを握り、「公務員賃金の削減は景気後退に繋がり、社会保障制度や消費税増税の露払いになるだけで、震災地域の復興には役立たない。大企業の内部留保を震災復興に役立たせることが一番有効だ」と訴えました。
高教組の和田書記長も、「民間のシンクタンクが経済効果を発表しているが、公務員賃金削減は税収を減らし、公務員賃金を下げても経済効果は上がらない」とする研究結果を紹介しました。
この日の宣伝では公務共闘の組合員を中心に16名が参加をして、600枚のチラシを配布しました。
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