岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

カテゴリ   平和

と き:2013年12月9日(月)12:15~

ところ:ビックカメラ前

概 要

 原水爆禁止岡山県協議会は定例の街頭宣伝、署名活動を行いました。今回の行動には13人が参加し、13筆の署名を集めました。

 平井事務局長がマイクを握り、「広島・長崎の被爆者は人類の歴史の中で唯一、核兵器の被害を体験した人たちだ。いま世界に広がる核兵器廃絶の世論は、被爆者が自身の体験を世代や国境を越えて知らせていくことで創られてきた」と述べ、「被爆者の平均年齢は現在78歳。それでも多くの方が国内外で被爆体験を語り、それを聞いた子供や青年が『核兵器は絶対にダメ』と思ってくれたことを通して、体験を語り反核を訴えることは被爆者の生きがいにもなっている」と話しました。

 本日の宣伝の際、「私は核兵器にも戦争にも賛成」という70代女性がいました。しかし、一方で20代の青年は、「核兵器廃絶の宣伝ですか?署名をさせてください」と自ら進んで署名をしてくれました。若い世代は核兵器も戦争を望んでいません。世界の平和を願う青年の声をもっと広めていかないといけません。

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とき:2013年12月1日(日)10時~

ところ:愛媛県松山市城山公園 やすらぎ広場

伊方原発の再稼働を許さない、とNO NUKESえひめ集会が12月1日、松山市内の城山公園で開かれました。イレブンアクション岡山実行委員会がバス2台を用意して87人が参加、1000万アクションがバス3台で参加するなど、岡山県全体で200人が参加して、全体は主催者発表で8千人が参加する大集会となりました。

午前10時から文化行事が行われ、会場には自然野菜や添加物のない食品を使った屋台や交流のブースが並び、賑やかに盛大に集会は始まりました。朝7時45分に岡山駅西口を出発したイレブンアクション岡山の参加者は、金曜イレブンアクションで歌っている替え歌や「原発をなくすいわき市民の会・政策のDVD」を観て原発労働者の労働実態を知るなど、参加の意気込みを高めながら交流しました。

午後からの集会では、ジャーナリストの鎌田慧さんが「原発再稼働を止めると同時に特定秘密保護法を廃案にしよう」と呼びかけました。ミサオ・レッドウルフさんが「再稼働反対」とコールすると会場全体が拳を上げて「再稼働、伊方原発を動かすな」の大合唱と成りました。宇宙飛行士の秋山豊寛さんは、「現在は農民をしているが、原発の危うさは証明済み。自分は内部被ばくしている。しかし元気だ。なぜなら怒りのいっぱいだから」と再稼働反対を訴えました。参議院議員の山本太郎さんは、「秘密保護法で原発情報も隠される。スピーディーの情報が隠されただけじゃない。福島の原発も収束できない総理が海外に原発を売り歩くなんて許せない」と怒り爆発。共産党の笠井亮さんは国会情勢に触れながら、「原発再稼働を許してはいけない。国会では秘密保護法が緊迫した状況を迎えている。安倍首相は衆議院での議論は尽くされたと居直っているが、国民の多くが反対している。原発も同じ。再稼働1番などと言われる伊方原発を世論で止めよう。国会内では賛成派が多数だが、国会の外では反対が大多数だ」と参加者を激励しました。斉間淳子さん(伊方原発間近の地域から運動している原発から子どもを守る女の会)は、「愛媛で再稼働反対の運動をしていても、充分なことが出来ずもどかしい毎日だったが、今日は大変励まされる集会となり嬉しい。こんなに仲間が集まったことで元気をもらった。本当にうれしい」と込み上げてくる気持ちを解放するように、涙を浮かべて話しました。

集会は途中から冷たい雨が激しく降りましたが、集会参加者は立ちっぱなしで訴えに聞き入りました。遠くから右翼の激しい妨害宣伝が聞こえましたが、会場はこれを打ち消す熱気に包まれ、集会決議を採択して松山市内を2コースに分かれてデモ行進を行いました。

右翼も宣伝カーを市内に走らせ、激しい嫌がらせを行いましたが、デモ行進隊は整然と隊列を乱すことなく、「伊方原発なくせ、再稼働反対」とシュプレヒコールを続けました。県庁の前には警察が一列に並んで盾をつくり、物々しいい警戒でした、愛媛県の中村時広

知事は原発推進派であり、今回の集会は知事にとって予想外の集会だったと思われます。

帰りのバスの中で、参加者の感想交流が行われましたが、「再稼働反対」の思いも強く、「何かしたい。している」人達人たちが一同に会した交流となりました。皆さん、お疲れさまでした。

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とき:2013年11月30日(土)11時~12時

ところ:岡山駅西口さんすて前

 Stop特定秘密保護法岡山県実行委員会は、法案が26日に衆議院で強行採決となったことを受けて、30日(土)11時~12時岡山駅さんすて前で署名・宣伝行動を行いました。闘いが参議院に移ったとはいえ強行採決は議会制民主主義の破壊です。しかも、国民の大多数が反対・慎重審議を求めているにも拘わらず、安倍首相は充分審議を尽くしたと居直っています。

 さんすて前には、特定秘密保護法案を何としても阻止しようと22人が参加し、法案阻止のためのFAX要請行動や署名への協力を訴えました。事務局の弓田さんは、「国民の知る権利を奪う悪法であり、法律が通れば戦前の暗黒時代に逆戻りしてしまう。罰則も10年、最高1千万円の罰金であり、むちゃくちゃな厳罰だ。このような法律を絶対に通すわけにはいかない。公務員だけでなく一般市民にも適用される法律であり、国民世論で廃案にしよう」と訴えました。

 土曜日と言う事もあり、多くの人が行き交うさんすて前では次々の署名に応じる姿が見られ、「知る権利が奪われるのは怖い。こんな法律を通しちゃいけない」と言う人や、「アベノミクスに期待して自民党を支持したが、この法律はおかしい。やりすぎだ」と批判する人もいて、これまでの最高となる86筆を集約しました。宣伝参加者も新しい顔ぶれが目立つようになり、「居ても立ってもいられなくなった」と危機感を持って署名活動に参加する人もいて、運動の広がりが実感できる宣伝日となりました。

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11月29日に金曜イレブンアクションは、何故か数字の揃う29人が集まり、いつもの通り中国電力岡山支店周辺をデモ行進しました。出発前には、最近の原発がらみ情報を掲載した「抗議行動ニュース」を伊原事務局長が説明し、その後は、今回のデモのために作成された新しい替え歌で、「紅葉」を歌いながら行進しました。最後の6周目では「瀬戸内の海を守ろう」「伊方原発の再稼働を許さないぞ」とシュプレヒコールで訴えました。

替え歌 紅葉

出発前のニュースの説明では、東電が申請した柏崎刈羽原発の再稼働審査の委員会で、「検査に合格しても、フィルター付きベントが新潟県との取り決めで使えなくなるのではないか?」と委員から東電に説明を求められるという、奇妙な議論がされていると報告しました。また、原発事故の避難者に対して、賠償と慰謝料を一括して支払う方針を原発賠償紛争審査委員会が決めたと報告しました。また、汚染水対策への無責任さを朝日新聞が、財務省と経産省、東電を「無責任トロイカ3頭体制」として記事にしていることが紹介されました。参加者は「紅葉(もみじ)」の替え歌で「♪~海に流れた 危険な水が・・・」と歌いながら行進しました。

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日本平和大会in岩国

と き:2013年11月15日~17日

ところ:山口県岩国市民会館

日本平和大会が11月15日~17日に岩国市民会館で開かれ1200人が参加しました。岡山県代表団は若者を中心に、全国に学び、岡山の経験を活かそうと分科会でも積極的に発言しました。

オープニングの歌声(広島歌声サークル)

開会に先立って開催された国際シンポジウムでは、米軍基地の現状と課題について、日本伊波洋一さん)、韓国(パク・チョンウンさん)、フィリピン(コラソン・ファブロスさん)の代表がそれぞれ発言し、米軍基地に反対する運動を交流しました。韓国・参与連帯平和軍縮執行委員のパク・チョンウンさんは「米韓相互防衛条約は今年で60周年を迎え、社会のあらゆる分野でアメリカとの一体化が進められている」として、韓国司法権の侵害や環境破壊を指摘しました。

パク・チョンウンさん(韓国)

開会総会は地元・山口県労連の藤永議長など3人の司会で進行し、全労連・大黒作治議長が開会の挨拶、日本共産党の緒方靖夫副委員長が来賓の挨拶、日本平和委員会の千坂純事務局長が主催者報告を行いました。緒方副委員長は「特定機密法案の狙いは集団的自衛権の行使にある。次々にボロが出て、担当大臣が答弁不能に陥っている。こんな法律を衆議院特別委員会で強行採決し、日本版国家安全保障会議設置法案と共に国会通過をめざしているのが安倍政権だ。この道はいつか来た道であり特高警察だ。世界平和の基軸は軍均衡論に立たず、仮想敵国を持たないことだ。その為のパスポートは日本国憲法だ」と話しました。

全労連・大黒議長

緒方靖男さん(日本共産党副委員長)

千坂事務局長は「アメリカとの軍事同盟強化に反対する国民の怒りと闘いは急速に高まっている。しかも、これを打ち破る条件は充分にあるというのが情勢の大きな特徴だ。世界ではASEANがアジアを中心に軍事同盟ではなく、平和的解決と戦争放棄のルールづくりを進めている。日本はアメリカとの軍事同盟にしがみ付き、中国や韓国との首脳会談もできない状況にある。集団的自衛権を世界規模で進め、改憲派からも邪道と批判される安倍政権は防災の名でオスプレイの訓練を全国展開しようとしている。日本の平和と安定への転換こそ求められている。秘密保護法の廃案をはじめ、平和を求める共同を大きく発展させてよう」と訴えました。

千坂純さん(日本平和委員会事務局長)

開会総会では全国各地で闘っている代表団が次々に壇上に登りました。オスプレイの飛行訓練が強行されている高知県本山町、滋賀県あいばの訓練基地からの抗議行動、京都府のバンドレーダー配備反対、神奈川県横須賀基地から原子力空反対の闘い、沖縄県からは辺野古の埋め立てをはじめ、高江ヘリパッド建設反対の闘いなどが紹介されました。

全国の平和運動が結集した開会総会

翌日は12の分科会に分かれ経験交流が行われました。

分科会「なぜこの世論、戦争と基地の根っこを切る」に参加した青年

第6分科会「原発ゼロへ原発と日米安保、米核戦略」では、約30人が参加して反原発の運動が交流されました。ただ、反原発の運動と日米安保を結びつける視点が弱く、反原発の運動のみが紹介されるという問題を残しました。上関原発建設では沖縄県の事務方が辺野古建設に対する県の対応として参考にしている報道が沖縄タイムスで紹介されており、県知事に対する建設反対の要請行動の強化が求められています。

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とき:2013年11月9日13時30分~

ところ:弁護士会館

11月9日、弁護士会館にて特定秘密保護法の問題点を知らせようと講演会が開かれ、「知られざる秘密保護法の秘密~この国の平和・民主主義が危ない~」と題して、日弁連秘密保全法制対策本部副本部長の井上正信弁護士が特定秘密保護法の危険性を詳細に話しました。

講演する井上正信弁護士

井上弁護士は、法案が日本の憲法を侵害するだけでなく、民主主主義を破壊する法律として危険極まりないものだと警告しました。会場は審議中の特定秘密保護法に不安を持つ人でいっぱいとなり120人が参加しました。入場の際に渡された国会議員への要請書に書き込む姿が多く見られました。井上弁護士は、「もともと法案は民主党政権の時代から準備がされていたが、政権が短命だったことや弁護士会などの反対運動で国会には出されなかった。沖縄返還の際に、日米間の秘密文書をめぐって、その密約を暴露した元毎日新聞の西山太吉記者の裁判は高裁で敗訴したが、外務省は常に国民ウソをついてきた。ばれると文書を廃棄して秘密を隠そうとする。特定秘密保護法は第1次安倍内閣が出発点であり、人が変わっても肩書を持つ人は変わらず、麻生内閣時代から検討チームが作業を引き継いだものだ」として周到に準備され、第2次安倍内閣になって表舞台に出てきた」と話しました。更にその危険性を5点にわたって克明に話しました。

1に秘密は拡大する。自衛隊だけで234項目の秘密があり、現在3万件の秘密があるとされているが実際には17万件とされる。官僚が秘密にする必要があればなんでも秘密にされ、過去に外務省の在外公館のワインリスト非公開裁判を例が示すように、ワインのリストさえ他国との信頼関係を損なう恐れがあるとして外交問題に発展するとした問題がある。第2は特定有害活動の防止としてスパイ活動防止として国民が監視される事。第3は適正評価制度として公務員や民間企業研究機関の職員まで犯罪歴や情報取り扱いの非行歴、精神疾患、借金、思想信条まで調査されること。第4は重罪として罰せられ処罰対象を拡大すること、第5は官僚が指定・管理する特定秘密として国民の官僚支配が行われることだ」と説明しました。また、国会議員の国政調査権さえ制限され、国会で追及することが犯罪になる可能性を指摘しました。井上弁護士は、「特定秘密保護法の正体が、民主主義と国民主権を侵害するだけでなく、基本的人権を制限するものだとして、国民の裁判を受ける権利さえ無意味にする」として、このような法案を絶対に通してはいけない。直ちに抗議行動を起こそうと訴えました。

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とき:2013年11月5日12時15分~12時45分

ところ:岡山駅西口さんすて前

 Stop!秘密保護法共同行動岡山実行委員会は11月5日、特定秘密保護法と安全保障会議設置法を廃案しようと、駅西口さんすて広場で昼休み一斉宣伝に取り組みました。労組・市民団体など31人が結集して署名を呼び掛け、44筆を集約しました。

県労会議の伊原事務局長は、「国民の目と耳、口をふさぐ法律は許せない。国民の散る権利を奪う天下の悪法。戦前の治安維持法と同じで、何が秘密かさえ分からなくするのが特定秘密。勝手に権力者が秘密を指定する悪法を廃案にしよう」と訴えました。

20代の男性は、訴えを聞いてから、「法案が通れば処罰の対象になるとはひどい」と署名してくれました。広島から来た男性は、「国に秘密がないとは言わないが、怖い法律だ」と驚きを隠せない様子でした。年配の女性は「戦前と同じになるということね」と署名に応じました。実行委員会は今後、7日と13日に集中宣伝を行い、11日には昼休みデモを計画しています。

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と き:2013年11月3日(日)13時30分~

ところ:岡山市林精神医学研究所林病院ひまわりホール

 11月3日、ハンドシェイクの会主催、イレブンアクション岡山、金曜倉敷アクションなどが共催して、「とめよう!原発再稼働11,3のつどい」が開かれ、100人以上が参加をしました。“伊方原発をとめまっしょい若者連合”の報告を聞こうと会場は人で溢れ、愛媛大学の学生代表3人がサークル活動はとしての反原発運動を紹介しました。会場ではコーヒーやクッキーなど和やかなもてなしもあり、金曜倉敷アクションで毎回歌っているグループが「原発はいらない」「やまゆりの歌」などを歌いオープニングから集会は盛り上げました。

金曜アクションのグループ

 来岡した若者連合の「あゆむグリーンレモン、ひまわり、コスモス」さん(仮名)が報告した活動はとてもユニークで、創意と知恵の溢れるものでした。レモンさんは、「想定が低いまま対策もなしに再稼働1番手になろうとしている伊方原発を止めたい。原発のある半島は事故が起これば逃げ場所もなく、安全神話の上に立っている原発の象徴であり、プルサーマルという危険性も併せ持っている。伊方町長も6月に原発依存の地域振興策を見直したいと言っている」と伊方を取り巻く状況を紹介しました。

 コスモスさんは参加する前の自分を振り返り、「福島の事故が起こった時、何が起こっているのか?実感がなかった」と率直に語りました。原爆の被爆証言を思い出しつつ、ボランティアの活動に参加したとして、「署名活動をしながらも生き方を奪われた人達にどうやって接近したらいいのか分からなかった。伊方町でアンケートをすると、賛否両論のようでも原発に依存している町民は意見が言いにくいことが分かった。福島県いわき市へボランティアで入った中で、避難者をしている人がドロボーに入られ家財を奪われた話を聞いた。避難先で被災者は来るなと言われるなど悲しい話を聞くと、原発が失った人間性を取り戻したいと思うようになった」と涙ぐみながら話しました。レモンさんは四国電力に質問書を提出した時、電力会社は「避難計画は県の計画に従うとしながら、避難計画は作成されておらず再稼働申請をする無責任さに怒りを覚えたとして、運動を続け12月1日の愛媛1万人集会をはじめ、脱原発の活動を大きくしたい」と語りました。

 岡山に避難・移住してきたシンガーソングライターの2グループも(マキオレ、ミスター)参加して、スピーチや反原発の歌を紹介するなど集会は内容も豊かに進められ、「伊方原発の危険性と運動がぐっと身近に感じられた」などの意見も相次ぎました。参加者は報告をしてくれた若者連合の皆さんや、歌で会場を盛り上げてくれた2Gのシンガーに感謝しながら、さらに賢く情熱をもって運動を盛り上げようと呼び掛けられると、参加者は大きな拍手で会場を包みこみました。

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と き:2013年10月19日(土)14:00~21日(月)12:00

ところ:沖縄県

概 要

 自民党・安倍政権は、憲法改悪、集団的自衛権の行使と日米安保条約の強化など反国民的な政策を進めています。安保破棄中央実行委員会は、憲法改悪を許さない、オスプレイ配備撤回、普天間基地の無条件撤去・辺野古への新基地建設を許さないなどのとりくみを一層強化し、来年1月の名護市長選を絶対に勝利させるために秋の基地闘争全国交流集会を開催しました。集会には全国各地から110名の仲間が参加しました。岡山県からは県安保破棄実行委員会を代表して、弓田盛樹さんが参加しました。

 新垣繁信さん(沖縄統一連代表)が開会あいさつを行い、「安倍政権は沖縄県民と主権者である国民の願いに反した政治を行っている。日米同盟がアメリカと一緒になって世界中で侵略戦争をするものであることは明らかだ。自民党による反動的政治の下、来年1月には名護市長選が行われる。沖縄から基地をなくし、平和な日本を実現するためには絶対に負けるわけにはいかない。全国のみなさんの支援をお願いします」と話しました。

 集会では加藤裕さん(前沖縄県弁護士会会長)により「基地・安保をめぐる沖縄のたたかい」と題した講演が行われました。加藤さんは、「安倍首相は改憲に執念を見せている。私たち沖縄県民からしたら、沖縄が抱えている基地の苦しみを忘れ去り、沖縄県民の思いを踏みにじっていることを痛感させられる。みなさんは4月28日に『自民党が主権回復の日』として式典を行ったことを覚えているだろうか。残念ながらこの問題に関しては全国的な関心が薄かった。昨年の主権回復の日の前日27日に自民党は改憲案を発表した。4月28日を出発の日にすることで戦後つくられてきた民主主義の歴史を否定しようとしている。そして、沖縄が切り離されたことが完全に忘れられている。自民党政権は周囲の関心の薄さをいいことに淡々と改憲のための準備を進めている」と述べ、「自民党の改憲草案前文では日本は『天皇制による長い歴史を持つ国』と書かれている。ここでいう日本とは明治時代まで琉球王国として独立して存在していた沖縄には関係がない。改憲派の人たちの偏狭な歴史観が現れている」と自民党改憲草案を批判しました。

「6月23日の慰霊の日式典の時、安部首相の話しにはまったく気持ちが籠っていなかった。政府としてどうするのかということには一切触れていなかった。安倍首相が本当に『普天間基地を辺野古に移設することで基地負担を軽減することができる』と思っているならそのことをそのまま言えばいい。しかし、沖縄県民を前にしては基地について何も言うことができないでいた。先の参議院選挙。沖縄では自民党候補でさえ基地反対を掲げていた。しかし、それでも自民党候補は当選することができなかった。これだけ沖縄の民意が明らかであるにもかかわらず、政府の側は普天間基地の辺野古移設に固執している」と話しました。オスプレイ配備の問題について、「日本はどうして民主主義の国なりきれないのか。沖縄県民が県を上げて反対したにもかかわらず、政府は配備を強行した。その際、配備撤回を示唆するパフォーマンスすらなかった。オスプレイの配備は危険なものを危険な基地に持って行くもので、民主主義を踏みにじるものでしかない」とし、「『安保を容認するならその負担は平等に』『沖縄人が受け入れを決めたのではないから、受け入れた日本国民が引き受けろ』『基地はいらないといっても本土の人にとっては対岸の火事。ならば、引き受けを迫ることによってはじめて動かせる』という声が最近増えている。これには沖縄県民の焦りが現れている。運動はたたかいの中で確実に前進している。しかし、何年経っても変わらない状態への焦りがある」と話しました。

 加藤さんは最後に、「備えあれば憂いなしというのは間違いだ。戦争の備えは周辺諸国の疑念を拡大する。『基地はいらない』の声を一つにしていこう」と訴えました。

 その後、安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長より基調報告が行われました。東森事務局長は、「沖縄では基地の県内移設反対、辺野古新基地建設反対でオール沖縄の世論が作られている。オスプレイ配備撤回でも県民は一致している。憲法問題ではどの世論調査でも過半数の国民が解釈改憲による集団的自衛権の行使に反対を表明している。こうした情勢に確信をもって大きな国民運動を発展させよう」と述べました。

 東森事務局長による基調報告に続いて、沖縄からの報告を受けました。まず初めに高江・ヘリパッド建設問題について伊佐真次さんより報告がありました。伊佐さんは、「ヘリパッド建設に反対するため座込みの抗議行動を行っているが、通行妨害ということで裁判に訴えられている。しかし、証拠として提出された資料に人違いが発覚するなど、どこにも証拠としての信憑性がない。裁判を利用した反対運動抑圧であることは明らかだ」と訴えました。

 伊佐さんに続いて中村司さんが登壇し、オスプレイと普天間基地撤去問題について述べました。中村さんは、「普天間基地は1945年6月、沖縄戦終結の3か月前に米軍が住民の土地を強制的に取り上げ、本土への出撃基地として建設されたものだ。その後、米軍は銃剣とブルドーザーで住民を追いだし基地拡大をしていった。58年後の2012年6月に当時の野田内閣は墜落事故を繰り返す世界一危険なオスプレイを普天間基地へ強行配備することを表明し、アメリカは未だに占領地のごとく傍若無人にふるまっている。これが日本という国のあり方だ」と怒りを込めて話しました。

 最後に仲本興真さんが名護市長選について、「日米両政府は辺野古への新基地建設が『唯一の解決策』とし、埋め立てを強行しようと圧力をかけ、あくまで新基地を押付けようとしている。3年前の選挙では辺野古の海にも陸にも基地は造らせないという市民の思いが一つにまとまり、稲嶺ススム市長を誕生させた。今回の選挙でも市民・県民は揺るぐことはない」と訴えました。その後、各県でのとりくみが報告され第1日は終了しました。

岩国の松田さん

八尾の奥村さん

横田の寉田さん

神奈川の河野さん

丹後のみなさん

 第2日目は高江、辺野古を訪れ、現地で座り込みをされている方と交流をしました。

 高江は鳥の囀りが聞こえる緑豊かな場所でした。現地で座り込みをしている方は、「私たちの座り込みは『通行妨害』で提訴された。しかし、それは反対運動を弾圧するSLAPP訴訟であることは明らかだ。しかし、提訴によって周辺住民の恐怖感は確実に増している。提訴の不当性が明らかになりつつある今でも、座込み現場に近付きたがらない住民は多い。米軍基地があることで住民生活が分断されていると感じる」と話してくれました。

 その後、辺野古座り込みテントを訪れました。辺野古では「平和丸」という漁船にのり海上調査を行いました。キャンプ・シュワープがすぐ近くにあり、周辺にはフェンスが張り巡らされていました。フェンスを設置する際に海岸先を埋め立てたため、フェンスを境にして、1メートルばかりの高低差がありました。これは、「埋め立てによって潮の流れが変わったためだと」現地の人は説明しました。フェンスを作っただけでも潮の流れが変わり地形が大きく変わるのだとしたら、基地を作った場合の影響は計り知れません。

平和丸に乗り込む参加者たち(^_^)/

フェンスにかけてある旗を破り捨てる右翼グループがいるそうです(-“-)

 最終日は普天間基地を訪問し、オスプレイを目視し、基地入口でシュプレヒコールを行いました。オスプレイはアイドリングをしているだけでもすごい風圧で、轟音をたてていました。オスプレイのみならず、基地周辺では米軍ヘリが多数行き来していました。

 沖縄の問題は沖縄だけの問題ではありません。本土にいる私たちも沖縄県民と連帯して、抗議の声を上げていかないと何の解決にもなりません。そんなことを考えさせられる集会でした。

報告者:弓田盛樹

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とき:2013年10月22日12時~13時

ところ:岡山駅西口さんすて前

 軍縮週間に合わせて、岡山県原水協は10月22日、岡山駅さんすて前でアピール署名に取り組みました。署名には17名が参加して73筆の署名を集めました。横断幕を掲げ、署名をお願いすると早速、若い女性が「核兵器はなくしてほしい」と署名をしてくれました。さんすて前では旅行中も年配グループの方も移動通路となっており、足を止めて署名をしてくれる場面が多く、元気の出る署名活動となりました。

10月24日から国連軍縮週間となり、世界から核兵器をなくそうと大きな世論が巻き起こっています。平井事務局長は、「今月7日から始まった議論では、世界の政府代表が核兵器の非人道性を指摘して、禁止条約の交渉開始を訴えています。核兵器なくせの声を国連に届けましょう。被爆国日本の決意を示そうではありませんか」と呼びかけました。21日の国連総会第1委員会では、核兵器の不使用と廃絶への決意を宣言する「核兵器の人道的結末に関する共同声明」発表され、125カ国が参加しました。これまで、一連の声明を拒否していた日本もはじめて参加しました。

署名してくれた人に声を掛けると、中学の男子学生は「広島で原爆の怖さを知った。核兵器はなくすべき」と話し、強い関心を示しました。

*国連軍縮週間とは*

1978年5月、国連ははじめて軍縮特別総会を開きました。総会は、非同盟諸国などの努力、全世界の反核・平和の世論に支えられ、核兵器廃絶と全面核軍縮をめざすことを決めて、成功のうちに終わりました。その中で、「永遠の平和と安全は、兵器を貯め込んでつくることはできないし、核兵器のバランスなどで保つことはできない」とはっきり示され、軍縮のための世界の世論を集めることの重要性が訴えられました。同時に、国連ができた日である10月24日から一週間を「軍縮週間」と決めました。

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