岡山県労働組合会議

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と き:2012年7月20日(金)9:00~

ところ:岡山市内~早島庁町内

概 要:

 

岡山市からのペナントを受け取る伊原事務局長

 岡山県内行進5日目は岡山市役所―早島町役場間を行進しました。大変蒸し暑い中での行進となりましたが、行進団一同元気に歩ききりました。

 岡山市役所前で出発式が行われ、花田雅行さん(県労会議議長)があいさつを行い、「7月15日に高梁市で〝夏の雲″という原爆で苦しんだ子どもたちの詩を綴った朗読劇が行われた。原爆の被害にあった子どもたちの写真を見ると心が痛む。世界平和のためにがんばろう」と話しました。

 元気っ子保育園の子どもたちも途中から行進に加わり、「核兵器をなくそう!」「原発反対!」「平和が大好き!」とコールしながら歩きました。車から手を振って行進を応援してくれる人もいました。また、青年が交代しながら平和への思いを歩きながら訴えました。平和行進に加わる子どもたちのためにも、一刻でも早く核兵器をなくしたいと青年たちは決意を固めていました。

 参加者からの感想は「園児たちの参加に励まされ、楽しい行進になった」「保育園児に癒され元気をもらえる。応援してくれ人に感謝しています」などがあります。

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と き:2012年7月19日(木)9:30~

ところ:岡山市内

概 要:

 

 岡山県内行進4日目は岡山県庁―岡山市役所間を行進しました。岡山県庁前で行われた出発式では岡山県総務学事課・福田課長があいさつを行い、「核兵器廃絶を願う皆さんの行動は意義深いもの。今なお2万発もの核兵器がありなくさないといけない。平和の大切さを認識している」と行進団を激励しました。氏平みほ子県会議員は、「核兵器なくす共同の輪を広げるために平和行進をがんばってもらいたい」と行進団にエールを送りました。

 

 午前中は岡山市内の中心商店街を元気に行進。〝平和七夕まつり″の折鶴が飾られた下を「核兵器をなくしましょう」「原発はいりません」とアピールしながら行進しました。行進団は途中、岡山空襲資料館に立ち寄りました。丸山亀雄さん(岡山空襲平和資料館館長)は、「私は67年前の空襲を実際に経験した。こんなことは2度と起こってはいけない。平和な世界を求める平和行進を応援している」と平和への願いと、平和行進への期待を話しました

 

 岡山市役所到着後、集結集会が行われ、県内通行進者の氏平長親さんは、「40年前の1975年に製作された映画『歩く』に当時の私の姿が映っている。全国通し行進者のみなさんと一緒に歩いていると昔のことを思い出し、懐かしい気持ちだ」と話しました。

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と き:2012年7月16日(月)12:15~

ところ:東京・代々木公園

概 要:

 3.11東日本大震災による福島原発事故以降、脱原発を求める世論は広まり続けています。首相官邸前での抗議行動は回数を重ねるたびに参加者は増加し、原発再稼働を強行する野田政権を追い詰めています。東京・代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」は全国から17万人が参加し、日本で開催された集会では最大級のものとなりました。岡山県からは岡山県民医連、医療生協労組の仲間など約80人が集会に参加しました。 開会1時間前、会場は早くも参加者で埋め尽くされ、原発反対!」「野田はノーだ!」などのプラカード、太鼓などの鳴り物、「原発いらない!」の声が会場には響いていました。

会場内の様子。

 メインステージでは内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さんら9人の呼びかけ人があいさつを行いました。大江健三郎さんは、「昨年来の1000万人署名などの原発反対運動の高まりの中この運動は勝つと確信した。しかし、大飯の原発再稼働を許してしまった。これは私たちが侮辱されているということだ。しっかりやり抜こう」と強調。また、落合恵子さんも、「原発はいりません。再稼働もいりません」と、再稼動を容認した野田首相を厳しく批判しています。フライングダッチマンによる脱原発ライブが行われました。第2ステージでは制服向上委員会によるライブ、スイシンジャーによるトークなどが行われ、参加者一同「原発ゼロ」の思いを新たにしました。

岡山の仲間(*^_^*)

13時30分から順次パレードがスタートし、「原発再稼働反対!」とコールしながら行進しました。行進団とすれ違う車の中には「脱原発・NO NUKES」などのプラカードを向けて応援してくれる人もおり、「原発ゼロ」を求める運動が大きく広がっているのだと感じることができます。「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ文では、①停止した原子力発電所は運転再開せず、廃炉にする。建設中の原発と建設計画は中止する②もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」と再処理工場の運転を断念し、すみやかに破棄する③省エネ、持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策に早急に転換することの3点が要請項目とされました。

みんなで「原発反対!」(^_^)/

 原発再稼働を巡って日本が確実に変わりつつあることを実感します。今回の集会は全国から17万人が集まり大きく成功しました。マスコミや新聞各社は集会の報道を控えつつも、集会を取り上げざるをえなくなりました。しかし、読売新聞にいたっては「原発再稼働が遅れており、電力不足は避けられない」と報道しており原発推進派からの攻撃はいまだに根強くあります。全国の仲間と立場の違いを越えて連帯の輪を強めていきましょう。

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と き:2012年7月15日(日)10:00~

ところ:就実大学

概 要:

 岡山県も梅雨明けをし、毎日青空が広がっています。恵まれた天候のなか岡山県母親大会が開催されました。講師に有森裕子さんを招き、県内各地から650人が参加しました。

  

午前中は13の分科会が用意され、第一分科会の「本音で語ろう、若者のしゃべり場―教育、仕事、恋愛、仕事―」では弓田盛樹さん(県労会議)、谷口朋美さん(ピースピースおかやま)の二人が問題提起を行いました。

弓田盛樹さんは、「岡山県内にも原発がないと電力が不足するという人がいる。しかし、岡山県には原子力発電による電力は一切供給されていない。学校教育などの学びの公正・公平さが失われている」と教育について話し、「国内総生産(GDP)は人の幸せとは無関係だ。どんなに富や社会的地位を得ても人は1人では生きていけない。何のために働くのかを改めて考えるべき」としました。

谷口朋美さんは、「ニュース番組で婚学を取り上げていた。現在、早稲田大学、九州大学、広島大学、九州産業大学などで『結婚学』『恋愛学』の講義が行われている。講義を受け持つ教授の話では若者に結婚に対して希望を持ってほしいという目的があるそうだ」と話しました。そして、「恋人、相方、パートナーと一緒にいるときは楽しい。頼りになるし甘えられる。しかし、一人ひとりにはそれぞれの現実の暮らしがある。いつも甘えて頼りにされることは苦痛。相手の身になって考えることが大切だ」と人はまず一人で生きていく力をもつことが、一人で生きる厳しさ、自由を味わうことが大切であるとまとめました。その後の討論では、恋愛・結婚の悩みを中心に話が進みました。

 13時から全大会が開催され、開会にあたり岡山県母親大会実行委員長の河重寛子さんは、「不況の中での消費税増税、原発事故による放射能汚染。心配なこと不安なこと腹の立つことが多い現実がある。そして、就職難、いじめ、突然の解雇など若者が将来に希望を持てない社会になっている。集まれば元気、話し合えば勇気を合言葉に誰でも気軽に参加できる話し合いの場が母親大会の原点だ。このことに確信をもっていのちと平和が大切にされる社会をめざして力を合わせよう」とあいさつしました。

来賓としてあいさつを行った川谷宗夫さん(県労会議副議長)は、「3年前に国民の期待を背負って誕生した民主党政権だが、消費税、TPP、原発、沖縄米軍基地問題をはじめに国民との公約を裏切り続けている。例えば、介護労働者の基本的賃金を月額4万円上げるとしていた。今現在その公約は守られていないどころか、今年4月から介護保険が改悪され、利用者の尊厳などは考えられていない施策が行われている。参加されたみなさんが平和・生活、民主主義の破壊を許さない運動に立ち上がってもらいたい」と話しました。

 その後、有森裕子さんによる「一人ひとりが輝いて生きる明日のために」と題した記念講演が行われました。有森裕子さんは、「人間であるからこそあきらめる必要はない。人間は色々なことをつくり、変化を起こすことができる。絶対にこうでないといけないという単純な生き方をする生き物ではない。こうであってもこうできるかもしれないと思うときに学びがある。物事を一方からだけ考えるよりも、あらゆる方向から物事を見てあらゆる可能性を考えるべきだ。私自身がそう考えることができなかったら、今この場にはいない」と話しました。「私の考えの根本は母親の考えでもある。私たち人間の社会の基本は家庭だ、家の中の生活が基本になるということを言われ続けてきた。例を挙げると、幼稚園の時から当たり前のように、どんな状況でも手伝いをさせられていた。いま子どもたちが本来家の中で教えてもらうこと、見習う姿が変わってきている。現在、良くも悪くも両親が多忙化している。時代に合わせて子どもたちの置かれている状況は変化している。色々な面で協力することで、子どもの生活力を高めることが必要とされていると感じている」と自身の親元での生活を振り返りました。最後に、「人間であるがゆえに好きでもできないこともある。そして、いやなことでもどうしても頑張らなければいけないこともある。追い詰められてやっている時にこそ新しい発見をすることもある。ならば、好き・嫌いはできる・できないにつながらない。どうなるかわからないからこそ、どうにかできるかもしれないと考えて希望を持ってとりくめるのが人間だ。選ぶものに可能性があることが大切なのではない。選んだものに可能性を見出していくことの方が大切だ」とまとめました。

 機縁講演終了後は運動交流の時がもたれ、各分野で活躍している女性が登壇し、自分たちの活動を訴えました。

 集会最後に、「消費税増税、TPP、オスプレイ配備など国民の生活を脅かす様々な問題が山積する中で、岡山県母親大会は開催された。広範な人と手をつなぎ、平和で安心して暮らせる社会、人として大切にされる社会、子どもたちの目が輝き、笑顔あふれる社会の実現に向けてともに手をたずさえ運動を進めて行きましょう」と大会宣言が読み上げられました。また、消費税増税に反対する特別決議も読み上げられ、満場の拍手で採択されました。

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と き:2012年7月13日(金)12:15~

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

 曇り空が広がり、蒸し暑い日々が続いています。みなさん体調はいかがですか?さて、岡山県労働組合会議は最低賃金を1000円に引き上げることを求めて街頭宣伝と署名活動を行いました。本日の行動には11人が参加し、署名7筆を集めました。

「岡山県の最低賃金は現在685円だ。フルタイム就労しても月額10万円弱の賃金では低賃金の防止にはならい。そのため、労働者の4人に1人は年収200万円以下。平均賃金も減少している。最低賃金が低く設定されているために、正規社員の賃金をも低く抑える口実となっている」こう訴えたのは県労会議の伊原事務局長で、「最低賃金が生活保護水準を下回ったままであることは重大問題だ。最賃が生活保護水準を下回っていることをとらえて、生活保護費の引き下げを求める動きがある。最低賃金を引き上げることで生活保護に頼らない人を増やすことができる。〝低さ″を競い合う悪循環は国民の願いに反している」と最低賃金の引上げは貧困と格差の是正になることを伝えました。

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と き:2012年7月9日(月)12:15~

ところ:天満屋アリスの広場前

概 要:

 いよいよ7月らしい天気になってきました。憲法改悪反対岡山県共同センターは晴天の下で9人が参加し宣伝行動にとりくみました。本日集めた署名は16筆でした。

 マイクを握った県労会議の伊原事務局長は、「野田民主党政権は国民だけでなく、国会内からも強い反対があったにも関わらず、消費税増税法案を決定した。いま、格差と貧困が広がる中で、ただでさえ苦しい生活を余儀なくされている庶民の生活は大打撃を受けることになる。そして、7月になり大飯原発が再稼働してしまった。福島原発事故は未だに収束しておらず、除染も損害賠償も進んでいない中での原発再稼働だ。現に、毎週金曜日には首相官邸を包囲しての抗議行動が行われている。国民無視の強行政治は許すわけにはいかない」と話しました。最後に伊原事務局長は「憲法9条をめぐっても重大な情勢を迎えている。自民党などの改憲派は国防軍を明記する独自の改憲案を作成するなど、危険な動きを強めている。今必要なのは改憲論ではなく、国民の暮らしや営業、大震災・原発事故の被害からの復興など国民生活を守ること。アジアと世界の平和を築くために日本国憲法を活かすことだ」と力強く訴えました。

 署名を集めていたとき、「今の若者は甘い。戦時中は本当に苦労した。社会保障に頼っていてはだめだ」と高齢の方に言われました。しかし、今は戦時中ではないし、戦争という悲劇は二度と繰返してはならないことです。国民一人ひとりが本当に大切にされ、憲法が謳う人間らしいまとも暮らしと仕事が保障されなければいけません。

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と き:2012年7月6日(金)12:15~

ところ:岡山駅前ビックカメラ前

概 要:

 原水爆禁止岡山県・岡山市協議会は7月度の核兵器廃絶宣伝と署名活動にとりくみました。途中まで雨が降っていたため、蒸し暑い中での行動となりました。本日の宣伝には17人が参加し署名20筆を集めました。

 マイクを握った平井事務局長は、「広島と長崎が被爆した1945年8月からまもなく67年がたつ。核兵器と人類は共存できないとの被爆者の声が世界を大きく動かしています。8月の原水爆禁止世界大会へ被爆者の願いである『ふたたび被爆者をつくらない』『核兵器は一発残さず廃絶を』の願いをいっそう大きく結集しよう」と訴え、「2010年5月、世界189ヶ国の国々は核兵器のない世界をつくることに合意医しました。今年の世界大会は、核兵器禁止条約の交渉開始を求め、新たな飛躍をつくる場だ。いま、民主党政権は税と社会保障の一体改革、消費税増税、TPP参加交渉など国民のくらしを壊そうとする動きを強めている。また、原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を求める国民的な世論の高まりに反し、再稼働への動きをひたすら強めている。こうした中、国民的な怒りは高まり、噴出している。世界大会は、増税反対、社会保障の充実、原発ゼロ、自然エネルギーへの転換を求める人々との連帯の場として、討論と交流が行われる。ぜひ、私たちの運動に賛同ください」と話しました。

 いよいよ世界大会まで1ケ月となりました。核兵器禁止条約の交渉開始を求め、いのちとくらしを守る人々との連帯の場として世界大会を大きく成功させましょう。

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と き:2012年7月4日(火)7:45~

ところ:岡山駅ビックカメラ前

概 要:

 久しぶりの晴れ空の下、県労会議は定例の早朝宣伝を行いました。宣伝には5人が参加し、チラシ400枚を配布しました。

 マイクを握った伊原事務局長は、「国民の8割以上が原子力からの撤退を望み、東京では20万人規模の抗議運動が行われた。それにも関わらず、野田首相は大飯原発を再稼働させた。国民の声には一切聞く耳を持っていない。原発をなくしたら電力が不足して困るではないかという人もいると思う。しかし、島根原発で発電された電力は岡山県にはいっさい供給されていない。みなさんはこのことをどう考えますか?」と訴えました。オスプレイ配備の問題について、「アメリカ政府は沖縄県民、岩国市民、山口県民や国民の配備反対の声を無視し、オスプレイ配備を日本政府に通告した。日本政府はこれを受諾し、関係自治体へ押し付けようとしている。オスプレイはモロッコやアメリカ国内で墜落事故を起こし、その原因も解明されていない。このような危険なオスプレイを岩国に運び込み、組立、訓練し、沖縄普天間基地へ配備すること許せない」と怒りを込め話しました。

 原発再稼働、消費税増税、オスプレイ配備など野田首相のもとで国民感情を無視した悪政が行われています。財界・大企業いいなり、アメリカいいなりの政治に対して、私たち国民がキッパリとノーを突きつけましょう。

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と き:2012年6月29日(金)19:00~

ところ:岡山市・禁酒会館

概 要:

 

 67年前の6月29日、米軍機B29により焼夷弾が投下され岡山市街は一瞬にして猛火に包まれ、市街地の中心部80%が焼き尽くされました。空襲により2000人の尊いいのちが奪われました。岡山ピースキャンドル実行委員会は、毎年6月29日に犠牲者への追悼の意を込めたピースキャンドルを開催しています。今年のピースキャンドルには35人が参加し、参加者一同67年前のできごとに思いを寄せました。

 開催にあたり弓田盛樹さん(県労会議)が、「このピースキャンドルは若い世代をはじめ、岡山で空襲があったことを知らない世代にも67年前の岡山空襲を伝えていきたいとの思いから始まり、今年で7回目を迎えた。岡山でも空襲があったということをみんなで学び、考え、語り継いでいこう」と開催趣旨を説明しました。 その後、空襲紙芝居が行われました。紙芝居は実体験に基づいて作成されたもので、非常に完成度の高い内容になっていました。

 紙芝居の後、丸山亀雄さん(岡山空襲平和資料館館長)により空襲体験を話してもらいました。丸山亀雄さんは、「岡山空襲で使用された爆弾は焼夷弾で、普通の爆弾とは違う。焼夷弾は中に油のようなものが入っており、爆発とともにどの油が拡散する仕組みになっている。非常に高温で、じわじわと燃えるという特徴がある。人体に付着したら苦しみもがきながら全身が真っ黒になる。非常に残虐なものだ」と話し、当時のことを思い出すのはこれ以上つらくてできないと体験談は終わりました。

 その後、参加者全員でキャンドルに火を灯し、黙祷を捧げました。

そして、「灯したキャンドルは追悼の意味とこれから平和な未来をつくろうとの意味も込められています。もう一度、周りの明かりを見ながら、一人ひとりにできることを考えてみましょう。平和な世界をつくるために」と集会アピールが読み上げられました。

 最後に、参加者全員で「戦争を知らない子供たち」を歌いながらピースキャンドルは幕を閉じました。

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と き:2012年6月28日(木)18:30~

ところ:勤労者福祉センター4F

概 要:

  第83期岡山労働学校の第7講義が開講されました。青年を中心に13人が出席しました。今回の講義は「失業しても幸せでいられる国?―フランスが教えてくれること」とうテーマで長久啓太さん(県学習協事務局長)が講壇に立ちました。

 長久啓太さんはまず、「フランスでは週35時間労働制が確立している。週の実労働時間は管理職も含め37~38時間。年間最低30日の有給休暇があり、7~9月のフランスでは仕事をしている人が激減する。フランスの最低賃金は1,132円。月額だと171,730円になる」と日本とは大きく違うフランスの姿を紹介しました。フランス人の仕事に対する姿勢に対して、「フランスの労働者はオンとオフの切り替えがしっかりしている。仕事中はものすごく働き、労働密度は高い。そして、仕事を終えたら、職場の人とは付き合わない。フランス人の文化ではいちばん大切なのは家族」と話し、「日本の職場の人間関係の背景には格差がある。正規と非正規の格差など、成果や業績で評価され、労働者は分断されている。フランスにもパート労働は存在するが、単に時間が短いだけで、賃金をはじめ諸権利は同等に保障されている」と日本の状況がどれだけ遅れているかを訴えました。

 フランスでは人間らしいまともな生活を送ることができるように制度上保障されています。また、フランスでは頻繁にデモが行われています。長久啓太さんは、「フランスは人権意識の非常に高い国で自己主張する国といえる。仲間同士で徹底的に討論し、たたかう国民性がある」と話し、フランスでは小学校から労働組合をはじめとする諸権利について授業で取り扱われることを紹介しました。長久啓太さんは最後に、「フランスは天国ではないが、私たち日本人が学ぶべき点はたくさんある」とまとめました。

 フランスの労働組合組織率は10%程度です。しかし、社会的信頼は厚く、大きな影響力があります。そしてなにより、フランスの労働者がデモやストライキに参加できるのは時間的に豊かだからです。自然、食、住まい、ファッション、音楽、会話、読書・・・生活全般を味わい深いものにするためにはゆとりが大切なのではないでしょうか。

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