月別 2017年6月
とき:2017年6月9日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支店周辺
久々に22人の参加となりました。今年の夏は暑くなりそうな気配です。関西電力は高浜原発3号機を再稼働させましたが、4年ぶりに原発が動く夏になるそうです。夏のピーク電力が余る傾向にある電力需要ですが、なんと今年の供給余力は8.1%となるそうです。これには再稼働の電力は入っていません。3%の余力があれば十分だと政府も言っています。このまま再稼働を続けることは電力損を生じさせるだけです。
さすがの規制委員会も呆れて苦言を呈するのも嫌になっているのが日本原子力研究開発機構だ。茨城県大洗市でウランとプルトニウムが入った保管容器から放射性物質が漏れて作業員5人が被ばくしている。この問題で、機構は袋が破れることは想定していなかったとしているが、あきれてものが言えない。それは規制委員会も同じだろう。50代の男性の肺から2万2千ベクトルものプルトニウムが検出されている。暫定値で1年間に1.2シーベルトと言うのですから大きな値です。時間に換算すると0.136ミリシーベルトだ。この値が無茶苦茶高いとは言えないが、プルトニウムが出すアルファー線は組織を破壊するため、がんになることは避けられないと思う。また、家族の方も近寄ることができず、長期間の半減期を持つプルトニウムの被爆は精神的にも辛いと思う。全く管理のずさんさには驚かされる。人的ミスの域を超えていないだろうか?どんなに大丈夫と思っても、原発の危険性は人間の中に潜んでいると思います。
今日は牛若丸の替え歌を謳いました。「伊方の原発どこにある/愛媛の西に細長く/半島その名は佐多岬/ふもとに陣取る危険物」と歌い行進しました。
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とき:2017年6月8日(木)18時~
ところ:岡山駅西口さんすて
6月8日(木)、共謀罪阻止宣伝。12人が参加しました。今日のサンステは学会から帰る人たちで溢れていました。安倍政権は加計学園問題で追い詰められています。国民の70%以上が説明できていないと答えているわけです。前川前事務次官だけでなく、現職の文科省職員までがTVのインタビューにメールと文書の存在を証言するまでに至ってきたこの問題に象徴されるように共謀罪の宣伝も潮目が変わってきたように思います。
今日の署名数はなんと57筆。いつもの2倍~3倍の署名をいただきました。安倍首相のあまりにも傲慢、隠ぺい体質に敏感な反応をする人たちが出てきたと感じました。チラシも1000枚近く配布できました。確実に政権を追い詰めています。若い男性2人組は「メールやラインも監視される」という看板を見て、「それはどういうこと?」と質問してきました。「犯罪は結果責任だが、考えたこと、準備していること、話し合ったことを証拠としてつかもうとしたら、すべての国民の行動を監視しないとわからないでしょう」と話すと、「それはだめだ」と2人とも署名をしてくれました。「あまりにもひどい」とい人もいました。今日の宣伝は元気が出ました。
この勢いで10日に行われる弁護士会の集会とデモ行進を成功させたいと思います。
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とき:2017年6月7日(水)
ところ:岡山労働局、広島県庁、広島労働局
6月7日(水)、中国ブロック最賃キャラバンは岡山労働局、広島県庁、広島労働局の要請行動を6日に続いて行いました。
岡山労働局では甲斐利典賃金室長と山路元博指導官に対応していただきました。私たちは中国5県の議長・事務局長に加えて生協労組のパート部会からの参加も含めて10人が要請を行いました。
広島の門田事務局長は広島の最賃リーフレットを使って20代の単身世帯が普通に暮らすだけでも男性で22万円/月、女性で21万円/月が必要であり、時給に換算すると1400円/時前後の賃金が必要だと説明しました。また、政府自身が結婚の壁とする年収300万円未満で働く人は全労働者の6割に達すると強調しました。最賃リーフレットでは2人母子世帯、4人世帯、高齢世帯などに分けて生計費を明らかにしています。到底、今の最低賃金では追いつけない生計費だということが一目瞭然にわかります。この調査は広島県労連が2015年に実施した455ケースについて分析した結果から得られたもので、説得力のあるデータです。
島根県労連の池場事務局長は県の人口流出について、賃金が低いと県外の高い自治体に流出する。東京都比べても216円の差があり、広島県との比較でも75円の差であることを説明して、中央最賃に引きずられた最賃額は差別的なランクの結果であり、その答申額では格差を広げる一方であり、全国一律最賃制にすべきと訴えました。
労働局の回答では、最賃額は中央最賃を目安に最低賃金が統計などのデータを事務方として提供している。審議会が決めるもので、格差があることは承知しているが地方の状況を踏まえて出された結果だと説明し、要請は審議会に伝えるとしました。
要請団は審議会に推薦した委員が毎回選外になっていることを指摘して、「恣意的判断」がされているとしか考えられないことや、不服審査のやり方が審査請求に変わったことで名簿を公開することが重要だと求めました。また、専門部の委員会が傍聴できない中で、委員会の公正さが確認できるシステムにすべきだと主張しました。
最賃の引き上げを支援する助成としての業務改善助成金の活用では20件と説明を受けました。ちなみに鳥取は11件と聞いています。広島26件でした。
広島労働局の回答も同じようなものでしたが、審議会委員の名簿について山口県労連から委員の名簿は初回の委員会以前(5月)にいただいており、必ずしも事前公開に支障をきたしていないと公開を求めました。今年度から不服審査請求ができない関係もあり、新設された審査請求は直接に当該の労働局に出すものであり、意見陳述の必要性についても強調しました。今回の訪問で、広島労働局の船本室長は「最賃額の決定は本来、世間相場を容認する場ではなく、生活や賃金の生計費原則に基づいて引き上げを検討するものでなければならないと考えるがどうか?」という質問に対して、「労働者は最賃額によって守られている」との考えを明らかにしました。結局、最賃額の2面性は立場によって主張の違いを鮮明にした形になりました。
県との懇談は多岐にわたりますが、県として審議会に意見をあげていただくことが労働者の願い実現の後押しになるのではないと訴えました。
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とき:2017年6月6日
ところ:島根県&労働局、鳥取県&労働局、
6月6日(火)から全労連中国ブロック最賃キャラバンが始まりました。島根県、鳥取県の労働局と県庁を訪ね、中国5県の議長、事務局長が要請行動を行いました。要請は①最賃額を今すぐ1000円にすること、県は審議会に意見をあげてほしい、②賃金審議会は公開・公正の原則を貫き、審議会委員の選考にあたっても差別的選任をしないこと、県は最賃額が引き上げられるように中小企業の支援をすること、③労働局と県は差別的な最賃ランク制を止めて全国一律の最賃制度創設するようを国に求めること、県は公契約条例を制定して賃金の下限設定を制度化すること、④最審議会は地域ランクを基準とする最賃制度の差別的影響が広がっていることを認識し、その解消のために、中央最賃額に引きずられることなく地方最賃審議会の役割を果たすこと、県は最賃額が地方に与える影響や若者の定着、人口増につながる施策を講じることなどの要請を行いました。
どの労働局や県でも誠実に対応いただいたが、私たちの要求を実現するような言葉はいただけなかった。特徴は、県は労働局や国には要請することなく、県独自の地域振興策を図って、企業が企業内の最賃額を引き上げられるような援助していることが一般的と思われました。このことが顕著だったのは島根県が最賃意見書を国に挙げていること、鳥取県は非正規から正規への1万人を目標とした転換施策で5800人の実増で効果を上げていることが分かりました。また、奨学金の助成制度(年間180枠)で1/4~1/2を助成する制度や県独自のハローワークで雇用の増進に努めるなどの取り組みが際立ちました。中小企業への支援策は様々でした。展示会への支援や補助金制度が紹介され、鳥取県では公契約条例県(全国5県)の研究をしていることも明らかとなりました。この問題で島根県も同様の検討をしているが、制定権の経験が短く十分な検討に至っていないこともわかりました。
労働局の対応は2県とも同じようなもので、私たちの意見は審議会でも出されていると回答しました。県労連の審議会委員の推薦候補の除外や審議会の議論について、その審議の内容はやはり明らかにされずじまいでした。鳥取労働局の業務改善助成金の利用企業の数が11件と少ないことについて、担当者も複雑な顔をされていました。鳥取では他県と比べて、審議会資料の配布や審議会委員の選外については早くから県労連へも連絡がされています。しかし、選ばれることのない実態に変わりはありません。
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と き:2017年6月3日(土)~4日(日)
ところ:倉敷市
概 要
6月3日(土)~4日(日)、労働者学習協会の呼びかけで学習運動中国ブロック研修会が開催されました。中国5県から20人が参加し、また来たい思える学習会をつくるにはどうしたらいいのかを語り合いました。
初日の問題提起を行ったのは、岡山県学習協の長久啓太さんです。長久さんは、「学習会には人がなかなか来ないのは、いろんな壁があるからだ。主催者が行きたい学習会、魅力ある学びの場をつくるしかない。その工夫や努力に終わりはない」と言い切ります。魅力ある学びの場を作るために必要なこととして、時間配分を組み立てること。いすや机の配置など空間づくりに気を配ること。参加者の関心・力量を見極めること。講師との打ち合わせをすることを上げました。最も大切なこととして、「参加者は色々な壁を乗り越えて参加してくれている。根底には参加者への経緯がないといけない」としました。
2日目は、島根県学習協の吉儀和平さんが「オルガナイザーとは何か」というテーマで問題提起を行いました。吉儀さんは「お芝居をつくるには何が必要か」「選挙をたたかうにはどのような準備が必要か」など具体例を交えて話しました。「学習会を企画するのも、演劇や選挙と同じで、いろんな役割がある。しかし、こうした役割は目に見えない。参加しているだけでは見えてこない裏方・水面下の数々の仕事がある」と人と人をつなぐことチームをつくることの大切さを縦横に語りました。
グループ討論では、「具体的に役割を考えることで、どういう役割を誰にふるのか、自分は何にむいているのか、考えることが大切」「人の役割を考える、見極めることは自分を見つめることにもなる」「学びに来る人自身のためになる場にしなければならないと思う」などの意見が交わされました。
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とき:2017年6月4日(日)13時30分~
ところ:民主会館2階会議室
6月4日(日)人権21の総会です。約25人の参加で無事終了です。今日は総会の記念講演として赤磐の杉山ロクさんのお話を聞きました。杉山さんは非常に熱い方です。沖縄高江や辺野古の闘いに時折参加され、テント村に入って住民の方々と寝泊まりしながら基地建設阻止のために闘っている方です。総がかり行動にもよく参加をいただいています。総がかり行動は独自の運動をしながら頑張っている方とお友達になれるところが魅力ですが、そのロクさんが体験談を語り、沖縄の闘いへの参加を訴えました。
杉山さんは多分、ヤンバルの魅力を知っている本土でも数少ない抵抗運動の勇士だと思います。杉山さんは高江の工事は3~6月は雨期でされないそうです。昨年7月から安倍政権は工事の遅れを取り戻そうと普段なら15台程度のトラックを70~80台投入して工事を急いだ。住民は座り込み、道路通行妨害など様々な戦術で工事阻止に身体を張った。機動隊は沖縄だけでなく、本土からも動員され700人から800人に膨れ上がった。杉山さんが沖縄に行かれた時も警察の検問が厳しくて、長時間、待機させられた。その間にトラックが入るそうだ。トラックが来たら警官も立ち去ってしまう異常な状態だが、キャンプに向かうとゲート前に座り込んだと話しました。本土から来た人たちは警官に対しても汚い声で罵声を浴びせるそうですが、現地の方たちは「警官も沖縄の子どもたちだから汚い言葉で罵らないで」と言うそうです。現地に着くと言われたことは「非暴力、非服従、直接行動」であり、沖縄県民の闘いの歴史が生みだした戦法です。直接行動は座り込みや自家用車による妨害、身体を張ってのトラック停止行動などです。
テント村では毎日5時に起床、9時消灯だが高江の闇夜から聞こえる鳥やカエルの声はうるさいくらいで、ハブも来るそうです。そのために残飯を捨てるとネズミが現れ、それを狙ってハブも出てくるそうです。豊かな自然の森もオスプレイが来たことで終わるだろうと言われています。朝はおにぎりづくり。那覇から来た人たちのための食事を準備し、山に入るグループの昼飯になります。山に入るのは違法な伐採作業に抗議するためで、チェンソーの前に立ちはだかる危険な行動。みんな良く泣く。10年位座り込んでいるお爺やお婆も。何故かは言われませんでしたが、悔しいからでしょうね。沖縄県民は米軍や政府からお金をもらっているのに、なぜ抗議するの?と聞く人がいるが、誰も好き好んで自ら土地を差し出した人はいない、と答えは同じ。県民の心です。
抗議行動は危険。警官や機動隊員のごぼう抜くはゴム手袋で強引にやられ、腕はあざだらけ、あばらには膝を強く当てられそれだけで死ぬ思いだ。土人発言など彼らの言葉と身体への暴力は見えないところで激しい。こちらが身体に触ろうものなら即刻逮捕で、勾留期間も長い。唯一の武器はカメラで、それは彼らも同じ。カメラを向けると暴力を辞める。
県外から来た人たちはマスクやサングラスで顔が見えないようにしている。暴力警官一覧表をつくってからは彼らも同じ格好をするようになったそうです。
岡山の人たちに伝えてほしいと言われたことは「座り込みに参加してほしい」との訴えでした。さらに、男はグループで、女は一人で来るのが沖縄のテント村です。杉山さんの淡々とした語りの中に、沖縄の苦しみが伝わってきました。
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とき:2017年6月3日(土)12時30分~
ところ:岡山駅東口マツキヨ前
6月3日(土)、アベ政治を許さないプラスター行動を行いました。50人の参加で、加計学園や共謀罪に対する政権の姿勢を批判し、市民が一緒になって、認識を共有して安倍政権に批判を集中させることの大切さを訴えました。加計学園問題は岡山県に暮らしている私たちはその真相を知り、政府の不正を許さない声を上げる立場にあります。
一国の首相と学校法人の疑惑は文書や証言者、メールまで出てきていることにどう考えているのでしょうか。本当ならこの疑惑に正面から立ち向かい、違うというのであればその疑惑を晴らし、国民に説明する責任があります。にもかかわらず、「知らぬ、存ぜぬ」を決め込んでいるのが安倍政権とその取り巻きです。前川さんと言う前事務次官が証言されています。週刊誌で、テレビの報道ステーションでも取り上げられました。国会の証人喚問を受けてもいいとまで言われています。政権に対して、真っ向から「不正を示す文書がある」と言っているのですからこれを明らかにする責任があると思います。
前川さんは、国民には知る権利があると言われています。出なければ政権の判断を誤るからだと話されました。一見、国民の敵のように思われ、天下りを姑息にも続け、隠していた文科省です。その文科省を誰かが責任をとる必要があると、惜しまれながら辞職された前川さんだからこそ言える言葉とも取れます。これに対して、安倍首相は「疑いがあるならなぜ?現職の時に聞かなかったのか」と反論していますが、常識的に考えてもそんなことができるはずがない。直属の上司が「内閣府の最高レベルがやれと言っている」とまで言われて、それを飛び越えて真意を確認するなど民間企業にお勤めの方なら誰しもわかることです。公務委員ならばなおさらでしょう。また、菅官房長官は連綿と職にしがみついて、出会い系バーに出入りしていた人物のたわごと」などと、本当なら恋々と言わなければいけない文字さえ読めず、それこそたわごとを述べた。出会い系バーの問題ではその後、「前川さんに救われた。手を握られたこともない。今あるのは前川さんのおかげ」などのまじめな人物像が浮かび上がり、菅官房長官のねらい狙いは見事に外れている。いずれにしても、安倍政権のやっていることは「明らかに醜い」「横暴」「政治の私物化」といった言葉がよく合う状況にあります。私たちの運動がさらに広がり、政権の支持率も下がり、安倍一強政治、公私混同政治を終わらせることできるようにと願っています。
この問題を放置すると、共謀罪はすんなりと参議院で強行されてしまうと考えています。市民の皆さんと一緒に政治と向き合っていきたいと思います。
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2017年6月2日(金)12時15分~
ところ:中国電力岡山支店周辺
6月2日(金)、金曜イレブンアクション。暑い日差しの中でも時折涼しい風が気持ちのいい6月の最初のアクションでした。19人が参加をして、替え歌を謳いながらのデモ行進でした。先週は出張で参加できませんでしたが、今日で236回目となりました。
「米スリーマイル島原発、廃炉へ 競争力失い、採算悪化」というニュースが出ていました。1979年に炉心溶融事故を起こし廃炉になった2号機とともに、早期廃炉になるそうです。1号機は天然ガス価格の低下などから電力市場での競争力を失い、採算が悪化。2034年までの運転許可を得ているが、2020年6月以降の販売枠を得られない状態だったとされます。スリーマイル島原発は74年運転開始。同社の従業員675人が働くほか、現地契約の労働者1500人も関連の仕事に従事している。州政府に納める資産税は年100万ドル(約1億1千万円)以上という歴史を持つ原発ですが、事故に加えて採算性が問われる状況です。東芝が破たんした原因も同じです。それにもかかわらず、日本の原発を国民負担で維持しようなどとは国民を馬鹿にしているとしか思えません。
さらに、6月1日のニュースでは東電「再生エネ100%」電気販売へ、水力活用、大手初というのですから、うさん臭さが鼻につきます。新プラン「アクアエナジー100」は水力発電の電気だけを販売すると言います。これまではどうしていたのでしょうか?2割も高い電気を首都圏と静岡県に売って、送電には火力や原発の電気も一緒に送ることはイメージ電力にならないのでしょうか?水力などの電気代は高くつくというイメージを国民に持たせようという意図が見えるような気がします。
今日は「むすんでひらいて」の替え歌で「諦めないで未来を見つめ/声を出して胸張って/廃炉を迫れ/こぶし上げて/子どもの命を守れ/諦めないで未来を見つめ/原発止めろ 今すぐに」と歌いました。
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