月別 2017年1月
と き:2017年1月15日(日)14:00~
ところ:オルガビル
概 要
岡山県労働組合会議・青年部は第6回目となる定期大会を開催しました。役員を含め13人が参加し、すべての議案を満場一致で採択しました。
開会に先立って、谷口朋美さん(岡山県平和委員会・事務局長)を講師に招き学習会を行いました。「平和運動とわたし」というテーマで谷口さんが平和運動に携わるきっかけを話してもらいました。
谷口さんは、「今でこそ基地撤去、核兵器廃絶、安保破棄などの平和運動を一生懸命にしているが、初めのうちはそんなことには全く興味がなかった」とし、「『ミスター味っ子』というアニメを見て調理師になりたいと思うようになった。いつか自分のお店を持ちたいと思いながらも、岡山医療生活協同組合に調理師として就職した。家から近いという理由で、医療生協が何かも知らずに働いていた。1996年の7月、初めて平和行進に参加した。自分から出たいと言ったわけではなく、職場から行かされたため、まったく意味がわからなかった」とこれまでの歩みを振り返りました。
谷口さんに転機が訪れたのは1999年。岡山労働学校「社会と生き方を考える」教室に通い始めたときです。谷口さんはその時のことを、「同期の看護師さんに一緒に行かないとたまたま誘われた。ここで、ものの見方、考え方を学んだのだが、なぜか労働学校の運営員を任されることになった。それ以降、色々なものに誘われるようになり、2003年の3・1ビキニデー集会に参加した際に平和委員会に入会。この時点ではまだ活動はしておらず、平和新聞もロッカーに山積み状態だった」と若干恥ずかしそうに話し、「2005年に岡山で開催されたピースエッグに参加して以降、私は平和活動に積極的になった。3日間平和のことだけを考える企画で、最終日には参加者の顔立ちが違っていた。それぞれが信頼関係を作り成長を実感できる場だったと思う。こんな場を岡山でもつくりたいと思い、岡山県平和委員会で働き始めた」と出会いの中で成長できたことを語りました。
谷口さんは、「平和運動は一人では続かない。緩やかであってよく、基本点で一致できる仲間が必要だ。手が届く範囲での平和運動が大切で、仲間同士の連帯と運動が見えるようにすることが大切だと思っている。実際には、運動の成果はほとんど見えない。参加者が少なくてしんどい思いや不安を感じることもある。それでも、相談でき、励ましてくれる仲間がいれば違ってくる」と参加者に訴えました。
学習会終了後定期大会に移りました。全労連青年部から香月常任委員が来賓として出席されあいさつしました。香月さんは、「佐賀県労連青年部初めて行ったのはバレンタインのチョコづくり。最近の若者の傾向として、労働組合が何かがわかっていない人は多い。だからこそ、青年のしたいことをとりいれながら楽しく組織拡大をしていきたい。また、九州ブロックでは福岡に青年部があり、今年中には熊本にも青年部ができる予定。岡山は6回も大会をしている。負けないように私たちも奮闘していく」と述べました。
そして、内田部長が2016年度総括・2017年度活動方針を提案し、「2016年度は労働組合の意義・目的・役割を学び、可能性に確信をもって行動することと、仕事を越えた青年の交流を活性化することを目指して活動してきた。ほぼ毎月にわたって青年部会議や事前の三役会議を開催し、方針に沿った議論を行うことができた。一方、県労青年部が企画した学習会は次なる活動への結集には繋がっていない。その点は今後の課題だ」とし、2017年度方針について、「青年部役員自身が県労青年部や各労組青年部に参加することが難しくなっている。そのことは県労青年部の活動はもとより各青年部との連携に支障をきたす一因となっている。個々の事情に寄り添った対応を行い、県労青年部だけでなく産別労組青年部の活性化を図っていく」と提案しました。
提案された議案は満場一致で採択され、定期大会は終了しました。
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とき:2017年1月15日(日)12時15分~
ところ:岡山駅西口サンステ
岡山県労働組合会議は全労連の提起に応えて、1月15日(日)、岡山駅西口サンステで最賃統一宣伝を行いました。宣伝には5人が参加して、署名を20筆集めました。
パート・臨時部会の事務局長をしている弓田さんが訴えを行いました。「岡山県の最低賃金は時間給で757円。広島と比べても36円安い。東京は932円だ。私たちは当面、1000円にすべきと主張しているが、それでも月に17万円程度だ。最賃では12~3万円程度だが、これではまともな生活はできない。日本の労働者の内、4割が非正規労働者だ。こんな低賃金では結婚して子どもも産み育てることはできない。賃金は生活給与だ。労働の成果ではない。裁量労働や同一労働同一賃金という働き方で、長時間残業を押し付ける政策が浮き彫りになっている。これでは過労死が蔓延する。賃金を上げて経済を活性化させよう」と訴えました。
署名をしてくれた人の中には「若い人がかわいそう」「賃金を上げてほしい」などの声が聞かれました。中には月の賃金が9万円~10万円の人もいました。その人は「もう仕事を止めたい」と話しました。4人組の若い子に「岡山の最低賃金は757円です。知っていますか?」と問いかけると、「え~!、低すぎ~」と驚いていました。
2月は地域総行動でさらに運動を広げます。今年は昨年に続き、さらなる引き上げを実現する年になるよう、頑張ります。
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とき:2017年1月15日(土)11時~
ところ:岡山駅西口さんすて
1月15日(日)、市民連合おかやまいっぽんは総選挙が取りざたされる中、新春宣伝に取り組みました。雪が舞い、冷たい風が吹く岡山駅西口サンステでしたが宣伝には17人が参加しました。事務局の伊東さんや赤松さん、共同代表の榊原さん、ママの会の池橋さん、大学生の島内さん、そして岡山弁護士会の元会長でもあった吉岡先生がアピールを行い、最後は吉岡先生のギターで「戦争を知らない子どもたち」を歌いました。年配の男性が「頑張って」と声を掛けてくれ、「衆議院選挙ありそうだね」と話しかける人もいました。島内君は友達や恋人も応援に来て、誇らしげに頷き、笑顔で訴えを聞いていました。
榊原さんは「参議院選挙では野党の比例票を1.36倍に伸ばしていただいた。衆議院選挙が近いと思うが、今度は議席に結び付く野党共闘を実現したい。運動の柱に戦争法や集団的自衛権の廃止を掲げている。南スーダンに派遣されている自衛隊が駆けつけ警護を付与された。いつ戦争が起きてもおかしくない。改憲させない県民世論で政治を変えよう」と訴えました。
大学生の島内君は介護の経験から「人が暮らす社会は対等でなければならない。ひとり一人が大切にされることこそ政治の責任だ。高飛車な政権党の政策がまかり通る社会ではいけない。野党共闘は多様な意見を大切にして、一つにまとまり、政治を変える運動だ。自分はそこに共感した。応援したい」と発言。
ママの会の池橋さんは「一昨年、戦争法が強引に成立した。誰の子も殺させないというママの会の訴えに共感して運動に参加した。相模原市の障害者施設の殺人事件で、障害者の命が軽んじられる発言を聞くが、殺人が許されていいはずがない。ナチスドイツも障害者を最初に殺した。一人一人が大切にされてこそ幸せな社会であり、戦争法とは相いれない。お正月に世界の片隅でというアニメ映画を見た。ささやかな幸せが戦争で破壊される映画だが、事実を知り、想像し、意見を言い合える社会にしたい」と述べました。
弁護士の吉岡さんは「弁護士会の会長をしている時に戦争法が成立した。これは憲法違反だ。自分は人権と社会的正義を守りたい。正義とは何かと問われるが、それは憲法的価値の実現だ。憲法に違反する政治や法律は全国の弁護士会を挙げて反対している。したがって、違憲訴訟に取り組んでいる。一緒に裁判を闘いましょう」と話し、ギターで「戦争を知らない子どもたち」を歌い、みんなで声を挙げました。
元気の出る年明け宣伝でした。次回は28日(土)です。
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と き:2017年1月14日(土)10時~12時
ところ:国際交流センター地下1階
1月14日(土)、いの健センターは国際交流センターで総会を開きました。総会後は県労会議による健康講座が開かれ社会医学研究センターの佐々木昭三氏が「働き方改革といのちと健康を守る働くルールづくり」をテーマに講演を行いました。
総会では藤田事務局長が過労死や労働災害の状況を報告しましたが、「大企業の経常利益が40兆円、内部留保が315兆円と莫大な利益をため込む一方で、労働者の実質賃金は10年間で9.4%も下がり、長時間労働が蔓延して過労死や過労自殺は高い水準のままだ」として、数値を示しました。それによると2015年に「心の病」を患って労災申請した人は全国で1515人(県21人)、過去最多になったこと、支給決定も427件(うち自殺96件、県21件、自殺4件)となっています。全国の労働局が2015年に受けた労働相談は「いじめ・嫌がらせ」の相談が3年連続トップ(22.4%)だったと話しました。健康状態を示す定期健診の結果では「2015年の有所見率は全国で53.6%、県は52.1%と高い数値を示し、健康診断未実施違反はパート労働者50人未満で4割を超えている」と深刻な健康不安の実態を報告しました。
討論では高教組や県医労連の仲間が長時間労働や夜勤労働に実態について報告し、その改善が急務だと訴えました。
この間、センターや地域労組が掴んで労働実態では、おかやま積載運輸という会社が長時間残業をさせながら残業代を払わず、労働審判で支払わせたが、賃金明細には多額の残業代を支払っているかのように装っていたことを明らかにした事例が報告されました。また、パチンコの景品交換労働者は突然解雇を言い渡されたが、月160時間にも及ぶ残業をさせながら、請負契約を装い、雇用保険も払っていなかったことが分かりました。労働局は当初、経営側の言い分を鵜呑みにしていて、「雇用契約はなかった」とするなど労働者の味方になっていない労働行政の実態が告発されました。
総会後の学習会では、佐々木氏が「新自由主義政策の下で労働者の長時間残業や健康被害が深刻になっている。野党共闘が実現し、36協定の見直しや過労死を出さない時間規制、労働と労働のインターバル、裁量労働制の適応拡大を許さない闘いが始まった。今度の衆議院選挙はこれからの労働行政を労働者の要求を反映させる大きな節目となる。政治的にも闘うことが労働者の健康被害を無くす力だ」と力説しました。
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とき:2017年1月11日(水)13時~
公契約キャラバン9日目 奈義町
出生率2.81で人口増対策をしているが実際には人口減であり高齢者の自然減が大きい。出生率は2.6を維持しないと6000人の人口は維持できないと考えている。専業の課が多いが地域協力隊は4人いる。後継者として残ってくれるかどうかはわからない。自衛隊の人にも保育などの対策で、津山市などに居を構えるよりは暮らしやすいまちづくりで定住してもらえるよう対策をしている。地域の商店も限られているが自衛隊員からの利用で維持できているが長期にみると疲弊が目立つ。
幼稚園も3歳までで、3催場は保育園にあずけている。幼稚園は午後から学童で18時まで運営されている。
公契約業者は自治体内に6社あり、県の基準でBランクは1社。28年に1社が廃業した。
(この写真は、奈義町に行く途中にある吉井町にある池田長政公の出城から見た街の風景です)
指名入札が基本だが公契連モデルの採用で最低制限価格も上がった。一般管理費も上げており、10%の財政増となった。積算能力も上がってきており、ほぼ予定価格通りの入札競争となっている。指定管理は管理能力のある団体に任せるようにして、自治体の仕事を請け負ってもらいつながりを太く保ちながら、自治体職員の給与改善につながるように工夫している。財源が乏しい中、やりくりは避けられない。自治体内には蕎麦で有名な店や木工家具店もあるが地域活性化に結び付くほどの力はない。
など苦労話をお聞きした。
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とき:2017年1月10日(火)10時早島、14時岡山市
公契約キャラバン8日目 早島町・岡山市を訪問 伊原・鷲尾・弓田が担当しました。
○早島町
早島町の人口は高齢化で減少傾向にある。ただ、保育園は増えており、成人も昨年比で120人増えた。保育士の確保が課題だが、昨年、若宮幼稚園を廃園にして民間保育園にした。定数には至っていないが待機児童はいる。これは年齢に対応した保育士の定数が足らないためだ。
退職時の補充はしているが非正規の職員を正規にしているわけではない。
非正規の賃金について、昨年一時金を年俸に含むようにして月例給与を上げた。給与改善がされたように見えるが実際には年収は同じだ。
保育士の賃金は上げる必要があると感じている。
町内の建設会社は6社で指名入札を行っている。昨年、総合評価を実施したが結局、価格で落札した。業者に負担をかけたが質の面での改善が必要と考えているが、担当課だけでは勝手に変えられない悩みもある。
落札が不調になった原因が定かではないが、工期が足りなかったと思われる。
- トイレの改修工事、②学校の間仕切りなど。
最低制限価格は公契連モデルに基づいて上げているが非公開。ただ、総合評価については、業者の負担も考えて、一般の最低制限価格0.7から上げた。
○岡山市
非正規職員の給与については民間の引き上げもあって整合性を図る必要がある。人勧の引き上げも追い風になっているが、底上げに見合った対応は必要と思う
公契約の於ける公契連モデルは採用している。予定価格の公表は以前から事後公表となっているため、入札価格も接近している。低入札調査制度(7千万円以下)では、予定価格を下回っていても資格有りと判断するケースはある。最低制限価格(一億円以上)を下回った場合は失格となる。
公契連モデルが指摘して一般管理費を上げている。国は手入札制度で管理費を上げるように言っているのは一定の割合で調整するように考えているのではないか?岡山市では管理費は上げたが必要額は分からない。
この部分は岡山市が管理費について日頃からどう考えているのかを知りたかったが、国の解釈を推定するにとどまりました。
鳥取県の下請け条例は元請け有利というよりも下請けが把握しやすい制度と思う。大手は不利な制度ともとれる。なぜなら、地元業者とのつながりのない大手が参入すると現場を見てくれる業者との連携が困難になるとも予想される。個人請負や従来なら下請けに入っていた業者が2次下請けに入ることで、元受けの責任は明確になると考えられるとの評価だった。総合評価について価格の占める割合が高いのではないか?と質問しましたが総合評価も種類・レベルがありやり方も違う。岡山市では金額面の評価は高いが質の差で落札したケースもあり一概に言えないとしました。技術評価の割合を上げると入札期間が長くなる面もあると知りました。岡山市のように大きくなると具体例で話をすることが難しく、当然、担当課も慎重ですからこちらの力量が試されます。
今後は岡山市や倉敷市、その他の中規模の自治体、小規模の自治体と区別しながら検討を進める必要がありそうです。
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とき:2017年1月3日(日)13時~13時30分
ところ:岡山駅東口マツキヨ前
1月3日、新春アベ政治を許さないプラスター行動に50人が参加しました。始まる30分前から次々にご挨拶です。いつもの顔ぶれに心強くも和やかさも感じられる行動でした。今日は共産党の垣内京美さんが参加されましたので訴えをお願いしました。
垣内さんは、「新年おめでとうございます。南スーダンには自衛隊が駆けつけ警護を付与されて派遣されているが、そこは今も戦闘が絶えない地域です。憲法9条を持つ日本が行くところではない。アメリカ言いなりになって改憲をはじめ、国民の生活を破壊するアベ政治に終止符を打つ年にしましょう」と1年の抱負を語りました。
総選挙も否定できない情勢ですが、昨年はTPP、年金カット法、カジノ法など国民生活を破壊する法律が矢継ぎ早に成立しました。このままの政治が続けばさらなる悪法の成立が待っています。アベ首相が否定している総選挙は必ず行われます。彼は国民に対しては嘘を、アメリカに対しては忠誠を尽くす人です。幸いにも全国で市民連合は政党間の選挙協力を後押ししています。政党間ではそのための具体的な話も進行しています。国民の結束とひるまない安倍政権への批判を続ける限り、必ず希望は見えてきます。
2017年の年頭にあたって、私たちの決意をお伝えする宣伝となりました。
今年こそ、いい年にしましょう。
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