月別 2016年6月
と き:2016年6月29日(水)19:00~
ところ:城下地下広場
概 要
ピースキャンドル実行委員会主催による「岡山大空襲から71年~犠牲者2000人へとどけ!ピースキャンドル~」が今年も開催されました。雨天のため城下地下広場での開催となりましたが、50人を超える人が参加しました。
犠牲者2000人を表す折り鶴
1945年6月29日午前2時43分、岡山はB-29による空襲に襲われ、約9万5千発もの焼夷弾が落とされました。少なくとも1,737人が亡くなり、多くの人がやけどを負いました。アメリカ軍の報告によると、当時の市街地の内63%が焼失したとされています。ピースキャンドルはこの岡山大空襲の記憶を風化させないことを目的にしています。
まず、岡山大空襲の実態を知ってもらうために葛原一也さんによる空襲紙芝居の上演がありました。紙芝居では普通の生活をしていた普通の市民が空襲に襲われ、子どもからお年寄りまで犠牲になったこと。戦争という悲劇がもたらした災禍を物語っていました。
その後、元教員の松谷恭子さん(82)の空襲体験を聴きました。「空襲だ!と言われて大慌てで逃げた。岡山の様子は辺り一面真っ赤で、ものすご爆音で怖かったのを覚えている。明け方には黒い雨が降り、雨の中を歩いて逃げていた、辺りには死体があったのも鮮明に覚えている。私が空襲体験を話すのは、二度とこのようなことが繰り返されて欲しくないからだ」と参加者に訴えかけました。
チームものものによるミニライブ♪
みんなでピースサイン♬
午後8時、ろうそくに点火。ピースマークが浮かび上がる中、参加者が一人ひとりが手に持ったろうそくに点火し合うキャンドルリレーが行われ、黙とうを奉げました。
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と き:2016年6月29日(水)12:15~
ところ:岡山駅西口さんすて前
概 要
JAL不当開校撤回を求めて街頭宣伝を行いました。選挙期間中であることから、メガホンでの訴えとなりました。激しい雨が降る中5人が参加し、チラシ300枚を配布しました。
マイクをとったのは伊原事務局長で、「ベテランの解雇は空の安全にとって大切だ。当時の稲盛会長が安全は二の次で儲けが1番と発言している。利用者の立場からしたらこれは由々しき事だ。こうした経営体質に対してモノを言う労働者を狙い撃ちにした解雇が行われたのだ」と訴えました。
そもそも解雇にいた経った直接の原因は放漫経営にあります。役員は経営破綻の責任をとっておらず、解雇の必要性がなかったことを認めながらも職場復帰させないことは異常です。JALはベテラン職員を大幅に減少したため、飛行機の整備が充分に行き届かず、トラブルが絶えません。空の安全を守るためにも解雇された職員の職場復帰を求めます。
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と き:2016年6月28日(火)11:20~
ところ:三光荘
概 要
岡山県労働組合会議は全労連中国ブロック最賃キャラバンにとりくみ、岡山県を訪問しました。5月31日~6月2日の間で島根県、鳥取県、岡山労働局、広島県、山口県を回り、本日で全行程を終了しました。
岡山県への要請項目は、①地域間格差をなくすこと ②中小企業支援の実施 ③公契約条例の制定 ④全国一律最低賃金制度を創設することの以上4点です。私たちは、日本全国どこで生活しても必要な生活費は変わらないことを説明し、最低賃金735円ではまともな生活がいとなめないことを説明しました。
県内の最低賃金735円を月給にすると129,360円(735円×8時間×22日)となり、社会保険料等を差し引くと10万円程度しか残りません。また、岡山県と広島県の最低賃金を比較すると34円の差となり、日給換算すると、272円。月収にして5,984円の差が生じます。兵庫県と比較すると、59円の差があり、日給換算すると472円の差。月収で10,384円の差が生じています。最低賃金の地域間格差は毎年広がっており、労働力人口の流出の要因となっていることも訴えました。
岡山県からの回答では、中央審議会での議論を経て岡山地方最低賃金審議会で適切な議論がされているとのことでした。しかし、最低賃金引き上げに直接関与する専門部会は非公開とされており、どのような議論が行われているのか知ることはできません。傍聴人数も5人に限られています。また、審議会の委員には毎回特定の労働組合が推薦する人物が選ばれており、私たちの推薦する人物は排除され続けています。こうした実情から公正な審議がされているとは言えません。県としても審議会のあり方、最低賃金のあり方について考え、労働局に要請するよう申し入れしました。
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6.18おかやまいっぽん&市民連合トーク集
とき:6月18日(土)14時30分~
ところ:岡山市市民文化ホール
おかやまいっぽんの会は22日の参議院選挙の公示を前に中央の市民連合と黒石健太郎さんをメインにトーク集会を開きました。
この集会には400人が参加して野党候補の勝利と戦争阻止の参議院選挙に向けて決意を固めあいました。
集会にはおかやま弁護士会の吉岡先生、総がかり実行委員会から伊原県労会議事務局長、共産党の松田副委員長、社民党の武本さんなど多彩な顔ぶれが参加して運動を交流、統一候補の勝利向けて決意を語りました。
山口二郎氏とシールズ関西の塩田さんの発言を紹介
山口二郎氏のトーク
岡山で生まれた。故郷で統一候補が誕生したことを嬉しく思っている。昨年9月に市民連合を立ち上げた。改憲勢力を伸ばしてはならないという思いでやってきた。全国で統一候補と政策協定を結んで選挙に関わってきた。統一候補が誕生したのは市民の運動があったからだ。市民はこれまで選挙と言えば政党の政策メニューを選ぶ形で受け身だった。しかし、今回の選挙では2~3歩踏み出してメニューをつくるところから政党の政策に影響を与えてきた。それは安保法反対の運動に源がある。安保法制に反対してきた私たちには財産となった。」政党の目的は違う。そんなに簡単には本位はなれない。例えば、車の会社が違っていろんな車をつくっているが同じ車をつくるということにはならない。無理を乗り越えたのは市民の力だ。自分たちの票をどう伸ばすのかが問われている。
4月に衆議院北海道5区の補欠選挙があった。池田まき候補は自公の候補に肉薄する善戦をした。当初は誰も予想していなかった。結果を見ると自衛隊のある街以外では勝っていた。政党同士の協力と、世論と市民の力が大きな成果を生んだ。池田まきさんは30年前の北大の頃の自分の教え子だった。その関係もあって4回ほど応援に入った。シールズも入って支援した。野党結集の力は大きい。野党のまとまりで先が見えてくる。負けたが勝とうとするとちょっとやそっとでは勝てないことも示した。力不足を痛感した。北海道5区は自衛隊の街だ。自民党の牙城だ。鈴木宗男が鞍替えしたのも大きい。不利な状況で2か月間の闘いだった。地域の人たちも動いた12000票差で負けた。自公の壁は厚い。善戦して2+1が3.5くらいにはなった。しかし負けた。問題は投票率を上げることだ。その気になればやれる。57%くらいの投票率だったが、60%を超えれば勝てたのではないかと思う。出口地調査では無党派層が7対3で野党統一候補に入れている。なんとなくおかしいと思っている人たちが動けば勝負を決する。戦後民主主義の天下分け目の闘いだ。特定秘密保護法と安保法制法は確実に戦争のできる国に変えようとしている。戦争ができる国の特徴は政府が真実を隠すということだ。その兆候は伊勢志摩サミットで消費税増税先送りの理由にしようと、独りよがりなことを言って諸外国の首脳にばかにされた。仕方ないので「新しい判断だ」として消費税増税を先送りした。これは公約違反だがそれを批判するマスコミはない。報道させないように圧力をかけている。事実を覆い隠している。もう一つは政府と国民の関係が逆転することだ。平和な国は人々の幸せをつくることだ。彼らは国民を国家のために尽くす道具にしようとしている。政治への絶望が見える。日本社会が嫌な感じになっている。個人の多様性が失われようとしている。道徳まで点数化される教育は成績評価にもつながる。権力が個人におせっかいをしようとしている。だから、女性に結婚しろ、子どもを産め、活躍しろという。自分たちの生活を良くするためじゃなく、国のために道具として使われようとしている。自民党の憲法草案はそういう内容だ。今止めなければ止められない。子どもの頃、「お父さんは何故戦争に反対しなかったのか?」と聞いたことがあるが、言えないのが過去であり、報道規制もされる。今度の選挙は日本の民主主義にとってポイントリターンとなる。大変な難事業だ。岡山から黒石さんを送りだし、人間の尊厳を守る運動を進めよう。
シールズ関西の塩田さんのトーク
神戸に住んでいるが岡山は近い。会場は明るさがある。選挙は勝たないといけない。昨年安保法制が成立、その後の運動でいつも言われるのは政治も社会も変わらないと。しかし、よく考えてほしい。かつて選挙権は一部の人にしか与えられてなかった。その後は国民にも与えられたが女性にはなかった。女性の選挙権獲得の運動が始まった。だから選挙権がある。ヘイトスピーチも規制させた。短期間に法律ができ中止に追い込んだ。市民が動けば確実に社会は変わる。みんなが立ち上がれば黒人のキング牧師のように政治や社会を変えられる。
安倍政権は失敗した経済政策を重点にしている。選挙が終われば改憲を言い出す。歴史は示している。僕たちは未来と生活を絶対に渡さない。だからこそ行動しなければならない。市民が選挙に参加する。黒石さんが勝てば市民が勝つ。新しい人が運動に参加する。一番大切なことは友達に声を掛けること。岡山は政党と市民が一つになっている。勝ちに行きましょう。
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とき:2016年6月26日(日)17時∼
ところ:岡山医療生協コムコムホール
6月26日(日)、中区の決起集会に参加しました。黒石健太郎さん、植本完治さん、春名直章さん。素晴らしい候補者が3人勢ぞろい。演説会参加者も120人くらいでしょうか?会場いっぱいでした。元気出ますね。黒石さんは「憲法と平和を絶対に守る。まだ背中を追いかけている状況だ。野党共闘でここまで来た。さらに広げて勝たせてほしい」と訴えられました。素晴らしい気迫の訴えに会場は大きな拍手に包まれました。植本さんも「黒石さんの必勝と日本共産党が大きくすること、その力で戦争法を廃止させる決意。平和と命のかかった選挙で必ず勝利を」と呼びかけました。春名さんは時間も忘れて「天井知らずの支持拡大で勝利しよう」とこの間の情勢を報告。改憲を狙うアベ首相の正体や経済立て直しに向けた共産党の政策を力の限り訴えました。石井共産党県委員長も6月16日の市民と3党合意による街頭演説会の様子を紹介して、「いま大異変が起きている」と野党共闘が国民を励ましていると話しました。残り2週間。全力で奮闘する中区の皆さんは本当に元気です
☆ここで、さらに詳しく黒石さんのお話をご紹介します。
今回の選挙は歴史的にも初めてと言っていいと思う。改憲がテーマになっている。一昨日の新聞には改憲勢力が3分の2に迫る勢い?憲法を変えるのか?と見出しが躍っていた。アベ政権に憲法を変えさせるのか、議席を与えるのかどうかが問われている。戦後、こんな選挙はなかった。集団的自衛権の閣議決定、戦争法の成立。憲法9条を変えていいとなると日本はどんな国になるのか?その事を真剣に考える必要がある。地球の裏側まで自衛隊が戦争に出かける日が近づいている。そんなことは絶対にさせてはならない。そのためにも黒石健太郎を必ず勝たせてほしい。しかし、岡山は野党が結束して自民党を追いかけているもののまだ負けている。あと14日しかない。さらに自民党を追い詰め、運動を一段と盛り上げ、勝利して笑顔で再会したいと思う。
☆植本完治さんのお話
今度の選挙は負けられない。2つのことを決意している。第1は黒石健太郎さんを国会に送ること、第2は日本共産党が大きく躍進させることだ。昨年からの闘いで常に街頭に立って戦争法廃止を訴えて来た。野党共闘だけでなく大きな運動ができて来た。安倍政権は野党共闘を野合だと言っているが、憲法違反の法律を廃止する闘いは野合でもなんでもない。憲法あっての政策だ。日本原駐屯基地で長年働いていた元自衛隊員の方と話をする機会があったが、意見が一致して危機感は同じだと思った。彼は日本を守るために自衛隊に入った。戦争法は海外で戦争するためのものだと断言された。殺し殺される法律は絶対に認められない。社会保障の問題も問われている。麻生副総理は「90歳にもなって老後を心配している年寄りがいる。いつまで生きるつもりだ」と言った。絶対に許せない。今度の選挙は平和と命が掛った選挙だ。
☆春名なおあきさんのお話
2期7年間にわたって衆議院議員を務め、命を守る最前線で闘ってきた。中国9県を駆け巡って、ふうてんの寅さんのようだけど、何処に行っても生活と暮らしの悲鳴を聞こえる。その地域で、平和の花を咲かせようと訴えて来た。9条バッチを付けている。これには様々な意味がある。憲法9条だけでなく、窮状、・・・など様々。比例代表選挙は死票がない。天井知らずの訴えで支持を広げよう。共産党は9名の比例候補の当選を目標にしているが上回れば植本さんの議席に繋がる。戦争法廃止、立憲主義を取り戻しましょう。
日本国民全てを不幸に陥れた戦争は絶対に繰り返させない。憲法9条は日本の誇り。次の世代にその誇りを引き継ぐ選挙にしよう。そのためにも戦争法を廃止に。安倍首相は自分が憲法に縛られている自覚がない。憲法を変えると明言している。国民の6割以上が反対している改憲の公約を隠そうとしているのも安倍首相。安倍首相はテレビの討論会で志位委員長に「9条に手をつけないと明言できるのか?」と迫られ、回答を避けた。小池晃書記局長が他の自民党の議員に聞くと、「国防軍をつくる」と言っている。ばれている。それだけじゃない緊急事態条項を憲法に入れて、国民を公益に従わせようとしている。沖縄の新基地建設も異常事態。野党共闘ができてなければ国を守れない。安倍首相は日米同盟を血の同盟と言っている。集団的自衛権の行使は憲法上許されない。憲法が邪魔なんのです。安倍首相はこれまで経済が大切と言って多数を得ると秘密保護法を強行成立、また消費税増税を延期して戦争法を成立させた。同じ手は通じない。3度目の正直という言葉がある。安倍首相はアベノミクスについて「この道しかない、この道を力強く」と言うがこの道は行き止まりだ。EUの英国離脱は投機マネーに依存する経済では土台が弱いことを物語っている。安倍首相は株価を上げるために年金財政をつぎ込んできた。こんなでたらめなアベノミクスにはさよならするしかない。税金の集め方を変え、富裕層と大企業に応分の負担を求める。タックスヘイブンに富裕層と大企業がお金を預けている。ここは法人税と所得税がゼロだ。ユニクロの柳井社長は19600億円も預けている。こうした富裕層から税金逃れを許さない仕組みに変えることが必要だ。そうすれば消費税に頼らなくて済む。社会保障へも道が開ける。
保育園の保育士の給与を5万円上げるのに120億円の財源が必要だが、これはオスプレイ1機分だ。できないはずはない。税金は米軍のためではなく若者と保育のために使おう。香川の選挙の応援に行ったが野党共闘の力が大きくなっている。声をかければ支持は広がる。健ちゃん、完ちゃん、春ちゃんの3人トリオで頑張る。勝利の美味しい酒を飲みましょう。
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黒石健太郎出陣式6月22日(水)9時∼
6月22日、いよいよ参議院選挙の火ぶたが切られました。黒石健太郎出陣式はイオン北側で行われ、雨の中、150人が参加しました。
地元民主党柚木、津村国会議員をはじめ、江田五月参議院議員も。共産党、社民党、おかやまいっぽんの代表も参加して野党共闘をアピール。連合会長・金澤稔さ「江田五月・参院議員の路線を継続してくれる候補。健全な民主主義を取り戻すために支援する」と力強い応援の言葉を述べました。
黒石健太郎さんは「アベノミクスで経済はよくなったでしょうか。東京に住む一部の金持ちの人たちは株などで大儲けしているが、庶民の暮らしは向上していない。県内各地で演説し地元の方々ともお話しさせてもらった。その中で、景気がよくなり暮らし向きが向上したという話はなかった。私は全ての人が未来に希望を持て、誰もが活躍できる社会を実現したい。社会全体も、若者の10人に1人が失業、大学を出ても6人に1人が仕事に就けず、賃金水準も、年金も、退職金も、右肩下がり。これでは誰も活躍できないではないか。また、国防を考えれば日米同盟は重要だ。しかし、誰も憲法9条を無くし、際限なく戦争に突き進むようなことは望んでいない。自民党はまともな審議もなく安保関連法を強行採決した。マスコミや報道業界に圧力をかけるなど、言論を封殺している。おかしいことにはおかしいとはっきり言える政治が必要だ」と訴えました。
黒石健太郎さんはこの時の気持ちをFacebookで次のように語っています。 「選挙戦初日は、感謝感動の1日。 私の地元、岡山市内からスタートし、駅前、表町、富山学区、備前、日生と回ってきた。 今年の一月に祖父を送った葬儀場の前を通過し、祖父が亡くなってすぐに出馬の記者会見を行ったことを思い出した。 祖父を支えてくださっていた日生の皆さんが100人近く出てきてくださっていた様子を見て、町政から国政へと思いを引き継がなくてはと改めて決意。 江田五月議員も、身辺整理を経て帰岡し、参議院選挙に。痩せてかすれた声での演説を聞きながら、本当に命をかけて引き継ごうとしてくださっている。出陣式の時には涙が出てきた。 そして、野党共闘を支えてくださったおかやまいっぽんと各党の皆さんの支えで、出陣式も盛大に取り組むことができた。 この参議院選挙は、みんなの思い・信頼の結晶だ。これを結果につなげなくて、何ができるんだ。今朝の新聞も含め、一面はいつも自民党の写真が掲載される。それでも、負けてはならない。こういった一人ひとりの思いをつむぎ、既得権益と戦っていくのが、野党から政権交代可能な社会を実現するための挑戦なんだと感じた。争点は、失敗した経済政策をどう立て直すか、憲法9条まで変えたいのか、信頼できる人は誰かだと思っている。だからこそ、負けられない戦い。残り17日、皆さんの力を貸してください」と訴えています。
7月2日は14時~岡山市民会館で個人演説会も開かれます。
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とき:2016年6月22日(水)12時15分∼
ところ:岡山市西口さんすて
岡山県安保破棄諸要求貫徹岡山県実行委員会は参議院選挙の初日となる6月22日、岡山駅西口で辺野古基地建設反対の署名に取り組みました。宣伝には7人が参加、署名は21筆の集約となりました。折しも選挙戦初日となり、共産党の宣伝隊とも重なりましたが、こちらに優先権があり暫く待ってもらいました。
弓田県労会議事務局次長がメガフォンで訴えました。選挙になると拡声器が使えず、止むを得ず肉声で訴えることになりました。「沖縄では二十歳になる女性が殺され死体を遺棄されるという痛ましい事件が起きた。これは米軍の元海兵隊員である軍属による男の犯行だが、沖縄ではここうした事件が多発している。綱紀粛正とか夜間の外出禁止令とか言っても20年前には少女暴行事件も起きた。またか?というよりも犯罪はいっこうに無くならない。この犯罪に終止符を打つことが必要だ。沖縄では6月19日に6万5千人の抗議集会が開かれ、沖縄の海兵隊撤去が決議された。同じ日本人としてこの事件に寄り添い、犯罪の温床になっている日米地位協定や米軍基地の撤去を求めていくことが重要だ。辺野古基地建設反対の署名に協力してほしい」と訴えました。
頷きながら通る人。署名をしながら「その通り」だと言う人。今日はいつになく署名が集まりました。しかし、これだけの事件が起きて、その問題に耳を貸さない人が多くいることも、犯罪を撲滅できない原因ではないか?と思ってしまうほど残念なことです。私たちももっと頑張らなければと感じた宣伝でした。
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と き:2016年6月21日(火)12:15~
ところ:岡山駅西口
概 要
パート・臨時労組連絡会は定例の街頭宣伝を行いました。本日の行動には10人が参加し21筆の署名を集めました。
マイクをとったのは弓田さん(県労会議事務局次長)で、「735円ではまともな暮らしができないことは明らかだ。今ファスト・ファッションが人権問題として国際社会で問題視されている。しかし、賃金が低いがためにまっとうな価格で適正な商品を買うことができない。低すぎる最低賃金は日本だけでなく、途上国の労働者などより弱い立場の人たちに負担を負わせることになる。最低賃金を全国一律で1000円以上に引き上げることがグローバル時代をいく抜くカギだ」と訴えました。
最低賃金の最低とは、「最低でもこれだけはなければ困る」という意味での最低です。しかし、今の最低賃金は低すぎるために、その本来の目的を果たせていません。今回の最賃体験にとりくみ、では最低賃金の水準では生活が成り立たないのだということを実証しました。
最低賃金735円を月給にすると129,360円(735円×8時間×22日)となり、社会保険料等を差し引くと10万円程度しか残りません。岡山市の標準生計費は110,790円(2015年4月)となっていますが、住居関係費は43,390円と高額です。最低賃金水準ではこれだけの家賃支払いは不可能です。つまり、最低賃金では標準以下の生活にならざるを得ないということです。
今回体験者の中には、1万6千円、2万4千円、3万9千円の残金を残して体験期間を終了した人がいます。しかし、食事はパン、カップラーメンや値引き商品、また人から食材をもらったり、御馳走してもらうことで賄っていました。その他の出費がなかったことからも職場と自宅の往復のみの生活になっています。こうでもしなければ最賃で生活していくことはできないということです。
最賃では文化的な生活はおろか、栄養バランスを考慮した食生活ができないことから、健康面でもリスクは高くなります。情事例では1万円以上の残金を計上していますが、ひとたび病気になり通院することになれば生活は破綻します。
そして、最低賃金を引き上げ、まともな雇用を実現させることの訴えは正論ですが、実際に最賃水準の生活をしている人にはそのようなことを考えるゆとりが失われています。人一人が生きていくには最低でもこれくらいは必要という「生計費原則」に基づいた最低賃金を求めます。
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とき:2016年6月16日(木)16時10分∼16時40分
ところ:岡山駅西口全日空ホテル前
岡山県労会議はこれまで政党の動きを紹介することはありませんでしたが、6月14日の統一候補であり黒石健太郎さんの支持・支援決議を契機に統一候補としての動きに限ってブログでも紹介することにしました。
以下、6月16日の3野党合同演説会の紹介です。
6月16日(木)、16時10分から野党3党合同の街頭演説会が岡山駅西口全日空ホテル前で開かれました。右翼の騒音にも等しいヤジと怒号の中、野党統一候補の黒石健太郎さん、日本共産党の志位委員長、民進党の安住淳国対委員長、社民党の吉川元政審会長が訴えました。司会は民進党岡山県議の高原さんと森脇さんがリレーでそれぞれの代表を紹介する形ではじまり、駅周辺には雨の中、1000人(主催者発表)が野党共闘の発展を願い、珍しい演説会を一目見ようと集まりました。
駅周辺を往来する人も、何が始まっているのか?と立ち止まる人や「共産党の志位か?」と話し合いながら歩く人、人をかき分けて前に出る人など様々でした。連合の呼びかけで参加したという女性は「共産党の話は分かりやすいですね」と笑顔で話していました。
演説に聞き入る人達は笑いに包まれ、時には大きな掛け声とともに拍手で応え、躍動感あふれる演説会に右翼の妨害も気にならないほどでした・
民進党の安住政審会長は「12年からの国政選挙でアベノミクスを争点にしながら、実際にやったことは特定秘密保護法の制定だ。集団的自衛権は争点にもなってなかった。消費税を上げないと言って選挙をしたはずです。戦争法が個別的自衛権と違うのは他国のために戦争をする事だ。これまで集団的自衛権は行使できないと言って来たものがどうして安倍政権になったらできるのか?おかしい。選挙で安倍政権を倒そう。アベノミクスは結婚式のワイングラスタワーのお酒のように、その儲けのしずくが庶民にやがて滴り落ちてくるというが、落ちてこない。途中で止まって、お金持ち、企業、豊かな人の所で止まっている。おこぼれが来たという人は聞かない。格差が広がっている。地方で子どもを良い学校にやるのは大変だ。舛添は観念したが、早く幕引きしないと彼を推薦した自民党は参議院選挙が怖いからだ。参議院選挙では野党が伸びないと国民は再び苦しい目に会う。製造責任は国民に帰ってくる。政治を変えるためには選挙が一番。江田五月さんの後継者・黒石健太郎さんを必ず国会に送って欲しい。安倍首相が野党共闘を攻撃しているのは私たちが怖いからだ」と力強く訴えました。
日本共産党の志位委員長は「定数1を争う選挙。黒石さんを必ず国会へと応援に駆け付けた。国政選挙で他党の候補者を応援するのは初めてのこと。戦争法が成立して今度ばかりは今までの方針じゃダメだと決めた。安倍総理はあまりにも危険。憲法・立憲主義を壊す政権は日本を無法地帯にする。選挙に勝って、一つにまとまらなければいけない。みんなで力を合わせて勝とうではありませんか?しかし、勝つのは容易ではない。1+1が2ではなく、3にも4にもなって、全国32の小選挙区で勝利しよう。その為には黒石健太郎さんに勝ってもらわなければ。安保法制の廃止、民主主義と立憲主義を取り戻す。集団的自衛権というのは自衛という言葉こそ入っているが、実は同盟国と一緒に闘うことだ。アメリカ相手に戦争を仕掛ける国がどこにあるのか?イラク戦争でもベトナム戦争でもアメリカの無法な戦争に若者が駆り出されてきた。安保法制はきっぱりと廃止するしかない。もう一つ、アベノミクスはもう止めよう。トリクルダウンは企業を設けさせただけだ。庶民にお金が回ってくると3年半言い続けたのが安倍首相。ちっとも来ない。安倍首相は大事な数字を誤魔化している。働く人の賃金は5年も連続でマイナス。個人消費も2年連続で減っている。アベノミクスの失敗は明らかだ。しかし、安倍首相は絶対に失敗を認めない。今度の選挙でアベノミクスのエンジンを吹かすと言っているが、欠陥者のエンジンを吹かすと日本経済はダメになる。リコールしてスクラップ工場に送ろうではありませんか?
安倍首相は野党共闘を批判しているが、野党も政策協定が豊かになっている。その第1は格差と貧困をなくす、長時間労働の軽減、最賃引き上げ、原発反対、給付制の奨学金の実現、介護、保育被災者生活再建支援法など共通政策として確認している。その実現のためにも黒石健太郎さんを国会に送りだしてほしい。野党合意の大きな第2ポイントはTPPの合意・協定に反対することだ。岡山の農業・経済を守るためにも黒石さんを必ず国会へ。自民党も賛成したTPP国会決議は重要品目の除外だった。しかし協定の内容は国会で明らかにされず黒塗りの資料しか出されなかった。重要5項目も3割しか守れていない。これで聖域を守ったなど良くも言えたものだ。第3の野党合意は安倍政権の下では憲法改正は許さないと合意している。安倍首相は今度の選挙で憲法のけの字も言わない。憲法改悪、9条2項の削除、国防軍の創設、緊急事態法の創設は憲法が憲法でなくなってしまう。憲法で国民を縛ろうというのが安倍首相の狙いだ。自公を少数に追いやって安倍政権を退陣させようではありませんか?そうすればもうあの顔を見なくて済む」と笑いを誘いました。
大きな声援と拍手に包まれてマイクを握った黒石健太郎さんは「言論統制と闘う。自民党がやっているのは何だ。街頭演説の妨害は許せない。民主主義と立憲主義のまもるためにも絶対に勝つ。戦前から表町で商売をしてきた祖父は空襲でB29がやって来て岡山市中心街は焼け野原となり、商品も財産も全て失った。この思いを胸に手を上げて来た。集団的自衛権行使容認と戦争法を絶対に廃止する。国民の過半数が反対している。この世論が通じないのが自民党政権。メディアに対する圧力で古館さんや国谷キャスターが放送界を去った。報道の自由は民主主義の根幹だ。今度の選挙、民主党だけでは厳しい。立候補依頼、一歩ずつ進んできた。厳しい闘いだ。今日は大きなうねりを加速させてもらった。安倍政権に必ず歯止めをかけたい」と訴えるとますます大きな声援が上がり、演説会は頂点に達しました。
最後の登場した社民党の古川元さんは、「黒石候補必勝のために来た。32の小選挙区で野党共闘ができた。安倍政権は大いに焦って野党共闘を批判している。安倍首相は民進党に共産党がもれなくついてくると言うが、社民党も付いてくるんです、生活の党も市民連合がついてくるんです。自信をもって黒石さん必勝のために闘おう。社民党も力を合わせます。憲法も法律も無視をする政権が安倍政権だ。沖縄の辺野古問題で、その取り消しをした翁長知事に対して、行政不服審査請求をしたのが安倍政権だ。この審査請求は個人や企業が国に対してするものだが、それを無視して国が国に対して審査請求をしたものだ。国に有利な判断が出るのは当たり前。理事国会もそうです。憲法53条を無視して臨時国会を開かなかった。安倍政権は憲法には期限までは書いてないと開き直った。これで近代国家と言えますか?2014年の総選挙で集団的自衛権のしの字もなかった。これが安倍政権だ。アベノミクスを吹かすと言うが吹かすと言うのはでたらめを吹かすという意味もある。そういう意味では、吹かしてんじゃねーよ安倍総理と言いたい」と勢いよく安倍政権を批判しました。宣伝カーの上には、おかやまいっぽんの宮本龍門さん、民進党・柚木衆議院議員、共産党県委員長石井ひとみさん、社民党・武本恒夫幹事長が登壇してお互いに手を取り、大きく上げて聴衆の声援に応えました。岡山駅にこれだけの人が詰めかけるのは珍しいことであり、岡山の雰囲気を一変させるインパクトのある演説会でした。
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参議院選挙の統一候補への対応
はじめに
岡山県労働組合会議は6月14日(火)の第10回常任幹事会で6月22日~7月10日で闘われる参議院選挙に際して、統一候補者である「黒石健太郎さん」の支持を決定し、議論を呼びかけることにしました。支持は押し付けるものではありません。これまでも県労会議は政党支持自由の立場から、特定の候補者を支持・支援する方針を取ったことはありません。しかし、今回の参議院選挙では解釈改憲によって、戦争法という憲法違反の法律が暴力的に成立させられたことを踏まえ、自公政権にこれ以上の暴走を許させない運動と選挙への対応が必要と判断しました。
1.何故、支持を呼び掛けるのでしょうか?
現在、岡山県では自公の候補者に対抗する野党の統一候補が誕生して、「戦争法廃止、集団的自衛権行使容認の撤回」の公約を掲げて闘っています。この候補者を支援することは、今後の憲法改悪、国民の基本的人権の侵害を許さない闘いに繋がると考えています。それでも、すでに特定政党への支持を決めている組合員はいると思います。あるいは個人の候補者選択は自由であり個別の権利として、誰からも強制されることはないと考えるのは当たり前のことです。その組合員も含めて、差し迫った選挙の意義を話し合い、憲法破壊を許さない国民の選択はどうあるべきかを自分判断することが重要だと考えています。
選挙の自由は労働組合が何もしないということではありません。これまでにも政治判断の材料として、各党のマニフェストに基づいて比較表を作成してきました。或いは各政党の実際の政治的態度なども星取表にしてきました。こうした材料を元に判断してもらい、後は自主的判断に委ねて来ました。従って、投票に行く人、行かない人がいても取り立てて組合として選挙運動などはしてきませんでした。
それは投票行動を促すということではなく、一方的な情報提供に過ぎなかったとも言えます。これまではそれで良かったのかも分かりません。憲法が壊されることはなかったからです。
憲法が壊されれば、基本的人権は奪われ、労働組合の存在さえ危うくなります。
2.労働組合と政党との関係
労働組合は3つの原則に基づいて活動します。そのは①要求に基づく団結、②資本からの独立、③政党からの独立です。「政党からの独立」とは、組合員の政党支持の自由と、政治活動の自由を守り保障することです。
労働組合は政党とは協力共同の関係にあります。つまり、要求の一致に基づいて行動を共にします。
こうした原則を堅持しつつ、今度の選挙では、政党と一緒に立憲主義を守り戦争法を廃止するために共同の闘いを進めます。その政党は特定の政党ではなく、野党が共闘する統一候補です。この統一候補の後ろには県内すべての野党の皆さん、立憲主義を取り戻そうとする多くの市民がいます。この闘いは選挙というこれまでやったことのない運動として総がかり的に進められます。
県労会議が黒石健太郎さんの支持を決めることは、県労会議の方針やこれまでの運動からも当然の帰結であり、労働組合の基本原則からも矛盾するものではありません。
ご承知の通り、県労会議は安倍政権に対して「憲法を守れ、戦争は許さない」という運動を政党や多くの民主団体、一般市民の皆さんと進めてきました。その運動は今度の選挙で統一候補という形で結実して、再び一緒に選挙を闘うことになります。まさに、政党と市民、労働組合が一体となった国民的闘いです。
民主主義と憲法のために、私たちの権利を守って、ファシズムの到来を許さないためにもご一緒に闘いましょう。
以上。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 総がかり行動, 黒石健太郎