岡山県労働組合会議

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連想分類語  地域経済

と き:2016年6月21日(火)12:15~

ところ:岡山駅西口

概 要

 

パート・臨時労組連絡会は定例の街頭宣伝を行いました。本日の行動には10人が参加し21筆の署名を集めました。

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マイクをとったのは弓田さん(県労会議事務局次長)で、「735円ではまともな暮らしができないことは明らかだ。今ファスト・ファッションが人権問題として国際社会で問題視されている。しかし、賃金が低いがためにまっとうな価格で適正な商品を買うことができない。低すぎる最低賃金は日本だけでなく、途上国の労働者などより弱い立場の人たちに負担を負わせることになる。最低賃金を全国一律で1000円以上に引き上げることがグローバル時代をいく抜くカギだ」と訴えました。

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最低賃金の最低とは、「最低でもこれだけはなければ困る」という意味での最低です。しかし、今の最低賃金は低すぎるために、その本来の目的を果たせていません。今回の最賃体験にとりくみ、では最低賃金の水準では生活が成り立たないのだということを実証しました。

最低賃金735円を月給にすると129,360円(735円×8時間×22日)となり、社会保険料等を差し引くと10万円程度しか残りません。岡山市の標準生計費は110,790円(2015年4月)となっていますが、住居関係費は43,390円と高額です。最低賃金水準ではこれだけの家賃支払いは不可能です。つまり、最低賃金では標準以下の生活にならざるを得ないということです。

今回体験者の中には、1万6千円、2万4千円、3万9千円の残金を残して体験期間を終了した人がいます。しかし、食事はパン、カップラーメンや値引き商品、また人から食材をもらったり、御馳走してもらうことで賄っていました。その他の出費がなかったことからも職場と自宅の往復のみの生活になっています。こうでもしなければ最賃で生活していくことはできないということです。

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最賃では文化的な生活はおろか、栄養バランスを考慮した食生活ができないことから、健康面でもリスクは高くなります。情事例では1万円以上の残金を計上していますが、ひとたび病気になり通院することになれば生活は破綻します。

そして、最低賃金を引き上げ、まともな雇用を実現させることの訴えは正論ですが、実際に最賃水準の生活をしている人にはそのようなことを考えるゆとりが失われています。人一人が生きていくには最低でもこれくらいは必要という「生計費原則」に基づいた最低賃金を求めます。

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とき:2014年3月16日(日)10時~

ところ:勤労者福祉センター

  3月16日(日)、「住民の力を発揮する地域をどう創っていくのか」をテーマに岡山県地方自治研究集会が開かれ135名が参加しました。集会では実行委員長の岡田雅夫さんが、「地域とは何か?議会任せでは自治は育たない。活性化もしない。自治の担い手をどう創生するのか?みんなで考えよう」と挨拶。花田事務局長が情勢を基調とした報告を行い、研究集会のテーマの沿った分科会の内容にも触れながら、「学び・語り合い私たち街を考えよう」と訴えました。

 オープニングでちくわ笛を披露する住宅さん

 記念講演では「1人ひとりが輝く地域再生」と題して岡田知弘さん(京都大学)が、「東日本大震災・福島第1原発事故から何を学ぶのか?地域の経済や社会を破壊しているものがグローバル化と構図改革にあること、地域を豊かにするためには地域内の経済循環が必要であり、大型公共事業や大手資本の誘致では地域が疲弊するだけ」など、多面的な経済論を展開しました。その中でも「地域経済の持続的発展のカギは中小企業が握っている。岡山県は99.9%が中小企業であり、そこに自治体の役割がある」と話しました。

    岡田雅夫実行委員長

   花田事務局長の基調報告

 講演後は昼食を挟んで、地域再生をテーマに3つの分科会に分かれて交流しました。第2分科会「自らの力で切り拓く3.11後の社会」ではシンポジウム形式で、①公民館活動としての「多国籍防災会議」の取り組み、②水島財団による環境学習で、「人とまちと未来をつくる」をテーマとした地域協働推進事業、③震災避難者が地域の住民と結びつき、震災の経験を広げながら地域に溶け込もうとする「紡ぐ・つながる・みんなの輪~つむぐる」の活動報告、④岡山市職員からは今年の10月に開催される「ESD推進のための公民館―CLC国際会議~地域で学び、共につくる可能な社会~」についての説明と参加の呼び掛けが行われました。

   岡田知弘京都大学教授

 どの報告も情報共有、繋がり話し合い事、経験を共有し合う事や顔が見える人間関係の交流が大切であり、震災の経験を広げる活動に地域活性の力があることも実感させられるものでした。ESDの取り組みから、「おかしいと言える人の集団づくり、地域づくり」が持続性のある力として地域に活力をもたらすことも学びながら感想交流がなされました。

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