岡山県労働組合会議

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連想分類語  母親大会

とき:2014年6月29日(日)10時~16時

ところ:灘崎文化センター・公民館

6月29日(日)岡山県母親大会が灘崎文化センター・灘崎公民館で開かれました。午前中は「街づくり、秘密保護法廃止運動、TPP、原発ゼロ、深山公園ウォッチング」など7つの分科会と2つの見学分科会に分かれて交流。午後からは沢山美果子(岡山大学客員研究員)さんが「自分らしく生きるために」をテーマに講演。続いて運動交流のセッションでは消費税増税に反対する母親運動や高校の先生による「知事の教育介入寸劇」、「倉敷民商への弾圧事件支援の呼びかけ」が行われ、母親運動の幅の広い取り組みが紹介されました。

      大会決議の確認

県労会議は午前中の分科会で科学者会議の榊原精さんと共同で「原発ゼロに、自然エネルギーへの道」分科会を担当しました。金曜アクションの紹介をするなど、一緒に替え歌を歌って交流しました。参加者からは美咲町の「いしんホーム」が休耕田や棚田に太陽光パネルを設置するように進めるが、費用は一切個人負担で償却できないシステムを高齢者に押し付けている、などの報告がされ、自然エネルギーの普及を儲けに利用しようとする業者の存在が浮き彫りになりました。

   原発ゼロ分科会

沢山美果子さの講演では、故郷でもある福島の避難者や子ども達を通して「命に対する親の子への伝え方はそれぞれだが、ひとつしかない命を掛け替えのないものとして育もうとする心は母親大会の精神に脈々と生きている」として、2つの絵本の話を紹介しました。「命が子どもに引きつがえる事やその伝え方で子どもたちは素晴らしく輝く」と話し、戦争への動きが活発化する中で、子どもを守ろうとする母親運動を励ましました。先生はその中で、自分の言葉で伝えることの大切さを強調しました。

大会には430名が参加するなど今年も盛りあった大会となりました。

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と き:2013年10月13日(日)10時~16時

ところ:ライフパーク倉敷

 第47回岡山県母親大会が10月13日、倉敷市で開かれました。午前中は原発や憲法、親子遊びなど14の分会会に分かれて話し合い、午後からは連島中学校による筝曲演奏に続き、親子遊びの教師や幼児教育の専門家として活動をしている熊丸みつ子さんの記念講演が行われました。

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連島中学校の筝曲演奏

実行委員長の河重寛子さん

 熊丸みつ子さんは、「今を生きる子ども達へ伝えたい」と題して、450人の参加者を前に子育てに勇気と元気、笑顔のメッセージを送りました。熊丸さんは、「今を生きる子ども達に笑顔は精神安定剤だと伝えたい。毎日いらいらする子育て、言うことを聞かない子どもにいらいらしていませんか?」と参加者に問いかけ、「いらいらしている人手を上げて」と声を掛けると会場から一斉に手が上がりました。すると先生は「順調です。それでいいのです。子どもは大人をいらいらさせます。なぜなら言うことを聞かないからです」というと会場は爆笑の渦。「皆さん、なんでも親の言うことを聞く子どもなんていません。毎日子どもを叱っています。それでいいのです。子どもは関わった数だけ返してくれる。いけないことをいろんな形で教えていくことが大切。人は貰ったものしか返せないのです。何度も抱きしめて、親だけでなくおじいちゃんもおばあちゃんも、近所の人もすべての人が子育てにかかわって欲しい」と熱っぽく語りました。

お元気な熊丸みつ子先生

「イライラする人手を挙げて」って、何度も尋ねられた。

とはいっても先生は早口。しかも機関銃のようにしゃべります。大阪の芸人、上沼恵美子さんみたいでした。それでもよく分かります。聞きやすく、話がやさしいからです。また、先生は、「子どもは幸せになるために生まれてきた。関わっただけ子どもは幸せになる。伝えてもらってない事は伝えないのが子ども。煩わしいと思う時もあるでしょう。でも、煩わしさは信頼の証。子育ての結果が出るのは20年後。あなたの笑顔を子どもに見せてあげて下さい。その笑顔には人生が込められているのですよ」とやさしく、力強く話し、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。

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と き:2012年7月15日(日)10:00~

ところ:就実大学

概 要:

 岡山県も梅雨明けをし、毎日青空が広がっています。恵まれた天候のなか岡山県母親大会が開催されました。講師に有森裕子さんを招き、県内各地から650人が参加しました。

  

午前中は13の分科会が用意され、第一分科会の「本音で語ろう、若者のしゃべり場―教育、仕事、恋愛、仕事―」では弓田盛樹さん(県労会議)、谷口朋美さん(ピースピースおかやま)の二人が問題提起を行いました。

弓田盛樹さんは、「岡山県内にも原発がないと電力が不足するという人がいる。しかし、岡山県には原子力発電による電力は一切供給されていない。学校教育などの学びの公正・公平さが失われている」と教育について話し、「国内総生産(GDP)は人の幸せとは無関係だ。どんなに富や社会的地位を得ても人は1人では生きていけない。何のために働くのかを改めて考えるべき」としました。

谷口朋美さんは、「ニュース番組で婚学を取り上げていた。現在、早稲田大学、九州大学、広島大学、九州産業大学などで『結婚学』『恋愛学』の講義が行われている。講義を受け持つ教授の話では若者に結婚に対して希望を持ってほしいという目的があるそうだ」と話しました。そして、「恋人、相方、パートナーと一緒にいるときは楽しい。頼りになるし甘えられる。しかし、一人ひとりにはそれぞれの現実の暮らしがある。いつも甘えて頼りにされることは苦痛。相手の身になって考えることが大切だ」と人はまず一人で生きていく力をもつことが、一人で生きる厳しさ、自由を味わうことが大切であるとまとめました。その後の討論では、恋愛・結婚の悩みを中心に話が進みました。

 13時から全大会が開催され、開会にあたり岡山県母親大会実行委員長の河重寛子さんは、「不況の中での消費税増税、原発事故による放射能汚染。心配なこと不安なこと腹の立つことが多い現実がある。そして、就職難、いじめ、突然の解雇など若者が将来に希望を持てない社会になっている。集まれば元気、話し合えば勇気を合言葉に誰でも気軽に参加できる話し合いの場が母親大会の原点だ。このことに確信をもっていのちと平和が大切にされる社会をめざして力を合わせよう」とあいさつしました。

来賓としてあいさつを行った川谷宗夫さん(県労会議副議長)は、「3年前に国民の期待を背負って誕生した民主党政権だが、消費税、TPP、原発、沖縄米軍基地問題をはじめに国民との公約を裏切り続けている。例えば、介護労働者の基本的賃金を月額4万円上げるとしていた。今現在その公約は守られていないどころか、今年4月から介護保険が改悪され、利用者の尊厳などは考えられていない施策が行われている。参加されたみなさんが平和・生活、民主主義の破壊を許さない運動に立ち上がってもらいたい」と話しました。

 その後、有森裕子さんによる「一人ひとりが輝いて生きる明日のために」と題した記念講演が行われました。有森裕子さんは、「人間であるからこそあきらめる必要はない。人間は色々なことをつくり、変化を起こすことができる。絶対にこうでないといけないという単純な生き方をする生き物ではない。こうであってもこうできるかもしれないと思うときに学びがある。物事を一方からだけ考えるよりも、あらゆる方向から物事を見てあらゆる可能性を考えるべきだ。私自身がそう考えることができなかったら、今この場にはいない」と話しました。「私の考えの根本は母親の考えでもある。私たち人間の社会の基本は家庭だ、家の中の生活が基本になるということを言われ続けてきた。例を挙げると、幼稚園の時から当たり前のように、どんな状況でも手伝いをさせられていた。いま子どもたちが本来家の中で教えてもらうこと、見習う姿が変わってきている。現在、良くも悪くも両親が多忙化している。時代に合わせて子どもたちの置かれている状況は変化している。色々な面で協力することで、子どもの生活力を高めることが必要とされていると感じている」と自身の親元での生活を振り返りました。最後に、「人間であるがゆえに好きでもできないこともある。そして、いやなことでもどうしても頑張らなければいけないこともある。追い詰められてやっている時にこそ新しい発見をすることもある。ならば、好き・嫌いはできる・できないにつながらない。どうなるかわからないからこそ、どうにかできるかもしれないと考えて希望を持ってとりくめるのが人間だ。選ぶものに可能性があることが大切なのではない。選んだものに可能性を見出していくことの方が大切だ」とまとめました。

 機縁講演終了後は運動交流の時がもたれ、各分野で活躍している女性が登壇し、自分たちの活動を訴えました。

 集会最後に、「消費税増税、TPP、オスプレイ配備など国民の生活を脅かす様々な問題が山積する中で、岡山県母親大会は開催された。広範な人と手をつなぎ、平和で安心して暮らせる社会、人として大切にされる社会、子どもたちの目が輝き、笑顔あふれる社会の実現に向けてともに手をたずさえ運動を進めて行きましょう」と大会宣言が読み上げられました。また、消費税増税に反対する特別決議も読み上げられ、満場の拍手で採択されました。

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とき:2011年9月4日(日)13時~15時30分

ところ:玉野すこやかセンター

概要:

9月4日(日)、玉野・灘崎母親大会が玉野市すこやかセンターで開催されました。会場は参加者でいっぱいの約50人が集まりました。集会では十河育子会長が挨拶をした後、県労会議事の伊原事務局長が「原発事故とどう向き合うのか」というテーマで講演を行いました。大会では7月に広島で開催された第57回日本母親大会の参加報告がされ、最後のプログラムではアコーデオン伴奏による参加者全員の歌声が響きました。十河会長はその挨拶の中で、「前日の台風では玉野市も避難勧告が出され、冠水で苦労された方々もいる中で大会に参加していただき感謝している。7月3日には津山で岡山県母親大会が開かれ、玉野からもバス1台35人が参加した。日本母親大会には、のべ26名が参加をするなど力を入れてきた。1955年に世界母親大会が開かれ、子どもを核戦争から子ども達を守ろう、という呼び掛けに応えて、一度も欠かすことなく日本母親大会が開かれている。玉野・灘崎母親大会も1986年以来、欠かすことなく開催され、今年で26回を数える」と話されました。

挨拶をする十河育子会長

 講演では伊原事務局長が、「原発の構造を説明しながら、原発を誘致すると自治体行政は原発交付金頼みとなり、人権意識が薄らぎ、雇用対策も熱心で無くなる。多くの原発労働者が被曝をして癌で無くなっている」等の実態を詳しく説明しました。

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