日付 2012年7月18日
と き:2012年7月16日(月)12時~12時30分
ところ:備前市寒河~備前市
7月16日、梅雨も明けようとする炎天下の正午、日生町寒河のバス亭前の空き地には兵庫県と岡山県の平和行進団250人がつどいました。
岡山県を代表して、河重寛子さんが挨拶
岡山県代表団の河重寛子さんは引き継ぎ集会のあいさつの中で、「世界から原爆と原発をなくそうと多くの市民が声を上げ始めました。7月15日に県母親大会が開かれ650名が参加する中で、記念講演に招いたマラソンランナーの有森裕子さんがアピール署名にサインをしてくれた」と報告しました。
全国通し行進者の山口さん
全国通し行進者の皆さん
竹田さん
渡辺さん
また、40年前の1975年に製作された映画「歩く」が2007年「被爆者の声をうけつぐ映画祭」にて上映され、その後DVDとなって多くの方が観賞しましたが、その時ディレクターとして活躍されたのが山口逸郎さん(80歳)でした。今回、通し行進者として平和行進の先頭に立たれ、「映画人として行進に参加できことは感無量だ」と涙ながらに話されました。今年の全国通し行進者は、山口さんのほかに、渡辺正郎さん(横田基地の撤去を求める西多摩の会、64歳)と竹田昭彦さん(71歳)です。
氏平さん
県内通し行進者の氏平長親さん(65歳)は、「50年間の民青・共産党の専従生活の中で通し行進は念願だった。広島・長崎・福島・ビキニに思いを寄せて皆さんと一緒に頑張りたい。記録映画に当時の自分の姿が映し出されていた。今回、製作者の山口さんと一緒に歩ける事になり楽しみにしている」と決意を語りました。
岡山県内行進の出発です
引き継ぎ集会を終えると、早速、岡山県行進団120名は備前市役所までの4時間30分間、シュプレヒコールをしながら歩き通しました。
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と き:2012年7月16日(月)12:15~
ところ:東京・代々木公園
概 要:
3.11東日本大震災による福島原発事故以降、脱原発を求める世論は広まり続けています。首相官邸前での抗議行動は回数を重ねるたびに参加者は増加し、原発再稼働を強行する野田政権を追い詰めています。東京・代々木公園で開催された「さようなら原発10万人集会」は全国から17万人が参加し、日本で開催された集会では最大級のものとなりました。岡山県からは岡山県民医連、医療生協労組の仲間など約80人が集会に参加しました。 開会1時間前、会場は早くも参加者で埋め尽くされ、原発反対!」「野田はノーだ!」などのプラカード、太鼓などの鳴り物、「原発いらない!」の声が会場には響いていました。
会場内の様子。
メインステージでは内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さんら9人の呼びかけ人があいさつを行いました。大江健三郎さんは、「昨年来の1000万人署名などの原発反対運動の高まりの中この運動は勝つと確信した。しかし、大飯の原発再稼働を許してしまった。これは私たちが侮辱されているということだ。しっかりやり抜こう」と強調。また、落合恵子さんも、「原発はいりません。再稼働もいりません」と、再稼動を容認した野田首相を厳しく批判しています。フライングダッチマンによる脱原発ライブが行われました。第2ステージでは制服向上委員会によるライブ、スイシンジャーによるトークなどが行われ、参加者一同「原発ゼロ」の思いを新たにしました。
岡山の仲間(*^_^*)
13時30分から順次パレードがスタートし、「原発再稼働反対!」とコールしながら行進しました。行進団とすれ違う車の中には「脱原発・NO NUKES」などのプラカードを向けて応援してくれる人もおり、「原発ゼロ」を求める運動が大きく広がっているのだと感じることができます。「さようなら原発10万人集会」への呼びかけ文では、①停止した原子力発電所は運転再開せず、廃炉にする。建設中の原発と建設計画は中止する②もっとも危険なプルトニウムを利用する、高速増殖炉「もんじゅ」と再処理工場の運転を断念し、すみやかに破棄する③省エネ、持続可能な自然エネルギーを中心に据えた、エネルギー政策に早急に転換することの3点が要請項目とされました。
みんなで「原発反対!」(^_^)/
原発再稼働を巡って日本が確実に変わりつつあることを実感します。今回の集会は全国から17万人が集まり大きく成功しました。マスコミや新聞各社は集会の報道を控えつつも、集会を取り上げざるをえなくなりました。しかし、読売新聞にいたっては「原発再稼働が遅れており、電力不足は避けられない」と報道しており原発推進派からの攻撃はいまだに根強くあります。全国の仲間と立場の違いを越えて連帯の輪を強めていきましょう。
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と き:2012年7月15日(日)14時~
ところ:高梁市文化交流集会
7月15日(日)「夏の雲は忘れない」高梁公演実行委員会による、原爆被爆者の詩で構成された朗読劇が高梁市文化交流館で開かれました。「夏の会」の女優達(大原ますみ、高田敏江、寺田路恵、日色ともゑ、柳川慶子、渡辺美佐子)と地元高梁城南高校の生徒5名が舞台に立ちました。この朗読劇は、1945年に広島・長崎に投下された原爆によって、一瞬の内に町と父母兄弟と家を焼かれ、生き残りながらも耐えがたい苦しみの中で書き綴った被ばく者の詩を朗読し、忘れないために「語り継ごう」とするもので、高梁市での公演は初めての取り組みとなります。
思いはただ一つ「原爆はなくしたい」と語る実行委員長の靍理恵子さん
岡山市での公演も含めて今回で3回目となった高梁公演には会場いっぱいの250人が詰めかけました。その悲惨さと痛みとこの世の地獄むき出しのかつての生から発せられた言葉の数々。まだ幼かった時の壮絶で生き地獄としか言いようがない様子が、女優たちの朗読によって再現されました。前作と比べて、演出に工夫があり迫力を増して、鬼気迫る嘆きや悲しみ、無念さがほとばしるようでした。演出を手掛けた城田美樹さんが、パンフレットの中で「想像する勇気を」としたテーマで次のように書いています。「灯篭に火入れをする時の、祈るような気持ちで言葉に火をともし、私たちは勇気をもって語り継いでいきます」と。公演後は観客と女優さんたちとの交流会が行われ、高校生たちも貴重な経験に心を弾ませて公演の成功を喜びあいました。
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