岡山県労働組合会議

はい、岡山県労会議です。086-221-0133

日付 2011年5月15日

とき:2011年5月13日(金)18:30~

ところ:勤労者福祉センター4階第2会議室

概要:

岡山県労会議パート・臨時労働組合連絡会は最賃体験スタート集会を開催しました。講師には障害者の生活と権利を守る岡山県連絡協議会より吉野正一さんを迎えました。

開会のあいさつをする伊原事務局長

開会にあたって県労会議の伊原事務局長があいさつしました。伊原事務局長は「今東日本大震災の影響で賃上げどころではないという風潮があります。しかし、このような状況の中でも政府は最賃引き上げのため中小企業支援予算を組みました。その背景には私たちの粘り強い運動があります」と情勢を報告し、「最賃体験をすることでこれでは生活できないことがわかると思います。その経験を賃上げ運動に活かしましょう」と集会参加者に呼びかけました。                                    その後、吉野正一さんが〝人間発達には欠かせない働く権利を考える″と題して講演を行いました。吉野正一さんは、「国連は障害とは社会から負わされた生きることの困難性であり、完全にまたは部分的に社会生活ができないことと説明しています。しかし、日本では継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける者とされています。世界基準と比べると日本は大きく遅れています」と日本の状況を説明されました。

講師の吉野正一さん

障害者の就労問題について、「障害者の給与に対して生産効率が悪いという理由での減額支給、減額分保障がないという障害者差別がまかり通っています。また、福祉就労した障碍者に対して低い工賃であるにも関わらず、応益負担だとして施設利用料を負担させています。障害者の就労保証、最賃保障が全く確立できていません」と力強く訴えました。最後に吉野正一さんは、「健常者のみなさんが抱えている苦難を解決することが、私たち障害者の苦難を解決することになります」とし組合運動への期待感を表しました。最低賃金1000円を実現するため、県労会議は引き続いて運動を行います。                                                                                           

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