日付 2011年2月21日
とき:2月19日(土)14時~20日(日)16時30分
ところ:倉敷労働会館
19日プレ企画の概要:
2月19日はプレ企画として、音楽ドキュメンタリー「カンタ!ティモール」が上映されました。東ティモールという小さな国は古くから他国の侵略に翻弄され、第二次世界大戦では日本軍に占領された歴史があります。東ティモールでは戦後、独立に向けた動きがありますが、併合を求める隣国インドネシアがそれを阻みます。そこにはインドネシア政府によるティモール人の殺戮、兵士による女性へのレイプ、集会を禁じて葬儀さえさせないインドネシア政府の酷くも暗い支配が続きます。そこには、ODAとして日本からくるお金とアメリカの武器援助があり、石油という地下資源を狙ってお金を出す日本政府のむごさ。国際的な批判をよそに支配を続けるインドネシア政府と無抵抗で闘った人々の言葉と姿が映し出されます。同じ日本人として間接的な加害の責任さえ感じます。
広田奈津子監督が青年アレックスの歌を聴いて始まった旅は、東ティモールの人々の独立に対する情熱と、揺るぎない大地から生まれた絆と願い、そしてアレックスの音楽が人々の生活を通して溢れるように流れてきました。暖かいまなざしと人間愛に満ちた歌と音楽が延々と続きます。彼らは8年前に独立するまで、インドネシア政府と非暴力で闘ってきました。捕まえたインドネシアの兵士に「罪のない人を殺すな。誤りを認め、自国の兄弟に惨状を知らせるよう」に言いました。その兵士たちを無傷で返しました。拷問をすることもなく、すべてを許すと。広田監督は「どうして東ティモールの人々は自分達を殺し、レイプしたインドネシア人許せるのか?」と問いかけます。神がかり的な人々と、大地への絆は観るものを圧倒します。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 学習・宣伝・組織, 平和, 県民運動
とき:2011年2月18日(金)18時~19時30分
ところ:勤労者福祉センター4階第2会議室
概要:
岡山県労働組合会議は2月22日、春闘の重要な位置づけとして県政学習会を勤労者福祉センターで行い、22名が参加しました。この学習会は4月10日が統一地方選挙の投票日であり、組合員への県政の情報提供を目的としたもので、県民本位の議会や地方自治を考えて行く上で貴重な手掛かりとなることを前提に、春闘方針に基づいて開催されました。講師には日本共産党の武田英夫県議を迎えました。武田県議は今期で退任を表明されていますが、県議会でも県民の立場に立って発言され、県民の利益のために惜しみない努力をされる議員として良く知られています。最近は民主党政権の下で、県政のゆがみを正そうと奮闘され、「地方議会を民主党の出先機関とする考え方は憲法違反であり、議会制民主主義を壊すもの」とする発言には、普段は共産党との意見の違いはあるが、石井知事や自民党からも同意の声が上がっていると聞きます。
国からの基金についての質問など、関心の高い学習会でした。
0 Comments | Posted by kiyoshi in 学習・宣伝・組織, 県民運動